七武海 黄金のテゾーロ   作:たんばりん

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第21話 ジャヤという島

「着いたあああああああ!!!ゲロロロロロ!!」

「ちょっと!!こんなとこだ吐かないでよ!!気持ち悪い。死ねば?」

「あぁ、シュガーお姉様の罵詈雑言♡すて・・・オロロロロロロロ!」

現在テゾーロ一行はやっと目的地であるジャヤに到着していた。

距離はそこまで遠くはなかった。

ウォーターセブンから出航して2週間。

襲撃してくる海賊を返り討ちにして10回。

トムの懸念は完全に当たっていたが、それらは難なくテゾーロ達は打ち払いここ、ジャヤへ着いていた。

(もっと)もピットは常に船酔いしておりほとんど役に立っては居なかったが。

「しかし、治安が悪いわね。ここは。」

甲板から港を見下ろしモネが呟く。

港にはガラの悪い男たち。身なりだけでわかる。海賊達がこちらの船を品定めをするべく無遠慮な視線を送る。

きっとここでも一波乱、一悶着が起こるだろうことにテゾーロは内心ワクワクしていた。

ここまでの道中で海賊から金銀財宝を奪うこと幾数回。その小金稼ぎは既に立派な資金になりつつある。金はいくらあっても足りないのだ。

「とりあえずどうせだしな、ここで情報を集めつつ観光でもするか!」

「応っ!」

テゾーロの声に一同が賛成の声をあげた。

「とりあえず留守番役はピットでいいんじゃないかしら?」

モネがピットの様子をみてテゾーロ達に提案する。

確かに現在ピットは船がやっと港に停泊したことに安堵の声を出したが、今も船酔いでオロオロと海へ嘔吐している。

「そうだな。それと一応ポチも留守番頼めるか?」

「ワンッ!」

テゾーロはポチの頭を撫で3人へ情報収集のため港へと歩を進める。

「じゃあ、まずは酒場だな。情報収集は酒場だと相場が決まっている。」

テゾーロは意気揚々と先頭を歩き、その様子を見た姉妹がテゾーロの珍しいテンションの上がり具合に微笑んだ。

 

 

「空島だぁ?ギャハハハハハハハ!!!!!」テゾーロの問いに酒場が爆笑を包み込む。

「バカかよ!おめぇ!良い歳して空島なんて伝説信じてんのかよ!!!」

「ギャハハハハハハハ!子守しながら海賊業で行き先は空島だってよ!!!もう少し現実見ろや。お坊ちゃん!」

「違いねぇ!ガハハハ!!!」

酒場の男達が口々にテゾーロ達を笑う。

内心テゾーロは(おーっとこの流れ漫画で見たぞ。夢を笑われてルフィは喧嘩を買わなかったな。)

「うるせぇ。」ドンッ!!!

テゾーロが覇王色の覇気を発動すると酒場の男達が1人を除いて全員が気絶した。

「まぁ、笑うってことは知らねーってことだろ。それに誰も喧嘩を買わないなんて言ってねぇぞ。」

テゾーロは身近に倒れた奴の髪を無理やり引っ張り顔を上げさす。

全員が泡を吹いており髪を乱暴に引っ張っても反応することはない。

「テゾーロ。こいつら殺していい?」

シュガーが額に青筋を浮かべテゾーロに許可を求める。どうやら、子守=自分が子供だとでも思ったのだろう。

「放っておけ、こんな雑魚ども。」

テゾーロの言葉にシュガーは「分かった」と一言だけ言うと身近に倒れている男の顔面を蹴飛ばす。

(あ、だめだ。コイツァ聞いてねぇわ。)

テゾーロがシュガーのその様子を見て思いつつモネを見るとモネはそんなシュガーを見つめていた。

その目は別にシュガーを咎めること意思はなく。ただ妹を見守る慈愛に満ちた目つきだ。

 

「おぃおぃ。兄ちゃん。覇王色の覇気なんて使えるんか。こんな偉大なる航路(グランドライン)の前半側で会えるなんて、お兄ちゃん何者だ?」

先程から一人、カウンターで酒を飲んで、テゾーロの覇王色にも耐えきった髪型が特徴的な男が椅子を後ろに回しテゾーロに話しかける。

(まぢかよ。)

テゾーロはその人物の顔を見て驚愕する。

独特の茶色いリーゼント。どこか制服感漂うコック服のような服に腰には剣を差している。

原作でも2、3度しか登場したことがない人物。白ひげ海賊団4番隊隊長サッチである。

「アンタも空島のこと笑うか?」

テゾーロは内心の同様を周囲に悟られないように平静を務めサッチと思わしき男に問う。

「いいや。俺は笑わねぇよ。行けるといいな。」

男はテゾーロの意見に人懐っこい笑顔を浮かべ、カウンターの横の席に手を指す。

「良かったら座りな。俺がなんか作ってやるからいろいろアンタ達の事聞かせてくれねぇか。興味が湧いた。」

テゾーロは彼の言葉に甘えてカウンターに座るのを確認すると男は「よっ。」と言ってカウンターを飛び越えマスター側に移動した。

「それじゃあ、まずレディたちから注文を。」

男がシュガーとモネに「何が食べたい?」と聞く。

「私はなんでもいいわ。任せる。」

「・・・オムライス。」

ズキューーーン!!(モネの心臓がシュガーの可愛さに撃ち抜かれた音である)

「あいよ。任せてくれ!それでそこの兄ちゃんはどうするよ?」

「俺もアンタに任せるよ。」

テゾーロの言葉に男は頷きおもむろに料理を始める。

「ところでアンタはこの店の店主か?手際良いように感じるが。」

テゾーロが対面に立ち、シュガーのオムライスを作る為だろうか。卵を溶いでいる男に尋ねる。

「いや、俺は海賊船でコックをしてる。尤も、この島は海賊の島とも言えるしここの店主はお前が気絶させちまっただろ?」

男は彼の足元で泡を吹いて寝転がる店主らしき人物を顎でクイッと指す。

「ところでオタクら何者だい?

グランドラインの前半に覇王色の覇気を自在に操る男に美少女が2人。

いささか、前半の海には相応しくないように俺は感じるが。」

男の料理の手際は非常に良い、会話しながらでもその手は止まらず、絶えず流麗に動く。

「何者と言われてもな。

俺はテゾーロ。こっちがモネにシュガーだ。一応海賊をしている。」

テゾーロが二人を紹介すると男が、

「テゾーロに、モネにシュガーちゃんね。

シュガーちゃん、ちょっと待っててね。今作ってるから。」

とまるで子供をあやすように彼女に声をかける。

「いいから、早く作って。」

一瞬、テゾーロとモネはシュガーが怒るかと思ったが、現在の彼女は怒るよりも食い気の方が強いらしい。

スプーンを握りしめ、彼の手つきを若干キラキラとした目で見ながらオムライスを待つ。

「オッケー。オッケー!それならこれで完成だッ!」

男がフライパンで三つのオムレツを作りそれぞれを宙へと放る。

そして、その落下地点に炒めたケチャップライスを置きオムレツをキャッチした。

オムレツはケチャップライスにぶつかった瞬間、その楕円形の形を崩し半熟のオムライスの出来上がりだ。

「うわぁ〜!!!」

シュガーが目を星にさせ驚いていた。

「おまかせって全部オムライスかよ。」

テゾーロが苦笑いを浮かべ男を見ながら呟くと男は「手間は少ない方がいいだろ。」と笑みを浮かべそれぞれの皿を目の前に置いていく。

「まあ、食べてくれ。俺特製のオムライスだ。味は保証する。」

「なら、いただきます。」

「いただきます。」

「いただきま・・・した!!おかわり!」

「いや、早ぇよ!!!!」

シュガーがいただきますと同時にそのオムライスを口に掻き込み瞬時に平らげ、思わず男は彼女に突っ込む。

シュガーの口はいたるところにオムライスのカケラが付いてるのを見て、モネはポケットからハンカチを取り出し彼女の口をそっと拭った。

「オッケー!オッケー!なら次はハンバーグでも作ってやるか!」

しかし、瞬時に平らげた様を見てご満悦なのか、男は微笑み店の冷蔵庫からミンチ肉を取り出しコネ始めた。

「んで、アンタの名前は?」

テゾーロはスプーンを手に持ちオムライスを口に運ぶ前に男に尋ねた。

「あぁ。俺はサッ「ウマッ!!!!!!!!!・・・聞けよ!!!いや、嬉しいけども!!」

男が名乗り終える前にテゾーロはオムライスを口に運び思わず感想が口から漏れる。

「いや、美味いってもんじゃねぇ!美味すぎるぞ!!これ!!」

テゾーロがオムライスの感想を述べると横にいたシュガーは首を激しく上下させその美味しさに同感し、モネも「ほんとに。美味しいわね。手順は普通だったのに。」と言葉を述べる。

「それはな。俺の愛情が詰まってるからだ。料理は愛情だ。」

男は胸を張りドヤ顔をするが、その肉をコネる手は止まることはない。

「それで、サッ?さんて言ったか?」

「いや!サッチだわ!!!」

テゾーロのボケにサッチと名乗った男は突っ込む。

「サッチ!わたし達の仲間になって!」

珍しくテンションが爆上がりのシュガーがサッチを勧誘するが、サッチは首を横に振った。

「わりぃな。シュガーちゃん。俺は既に海賊の船に乗ってる。白ひげ海賊団って言うんだ。お前たちも知ってるだろ?」

サッチは手に持ったハンバーグをフライパンで焼き始め、彼らを見る。

「知らないわ。」

「知らない。」

「知らねぇな。」

3人が順にサッチに伝える。テゾーロはあくまで空気を読んだだけだが。

「知らねぇのかよ!!いや、いま海賊王に一番近いと呼ばれている男だぜ?!白ひげは!俺はその海賊団の4番隊隊長兼コックなんだが・・・。ホントに知らねぇのか?」

サッチは驚きで目を見開き彼らを見る。

「知らないわ。それにわたし達はついこの間海賊になっただけだし。」

モネが代表して答える。

「それに、わたし海賊王とか興味ないし。」

それにシュガーが代表して答えるが、それについてはテゾーロも同意見である。

別に海賊王になりたくて海賊になったわけではない。いつか天竜人を根絶やしにすることが目標であのジョリーロジャーを船に掲げただけだ。

「海賊王に興味ないのに海賊になったのか?なんで?」

サッチは3人に問う。

「いろいろ。」

それをシュガーが答えて暗にその話を終わらせる。

「まあ、それぞれ事情があるか。わりぃな。変に詮索するような真似して。

ほらよ。ハンバーグだ。」

サッチは焼き終えたハンバーグを各自の皿に盛り彼らに謝った。

「いただきます!」

シュガーがすぐさまそれを平らげ美味しさに顔を綻ばせる。

それを見たテゾーロとモネもハンバーグを一口切り口に運んだ。

「これもめちゃくちゃ美味いな。サッチ。俺たちの仲間になれよ。」

テゾーロもあまりの料理の上手さに彼を勧誘するがサッチは「だから無理だって。」と苦笑いを浮かべ誘いを断った。

 

「それで、あんたら空島へ行きてぇんだってな。」

サッチがカウンターから身を乗り出しテゾーロの顔を見つめる。

「あぁ。ジャヤから突き上げる海流(ノックアップストリーム)に乗って行こうかと思っている。」

「急ぐのか?」

「分かるか?」

「あぁ。大抵の奴はそれを選ばずもう一つのルートで空島に向かう。

それに突き上げる海流で空島に行こうなんて博打も良いところだ。」

サッチはニヤリと笑う。

「まあ、決めたことだ。それに恐らくそれが一番早いだろ?」

「まあ、あんたらがどっから来たか詮索はしないが、たしかにジャヤからなら明らかに突き上げる海流が一番早いわな。」

「何か情報を知らねぇか?突き上げる海流を研究している奴とか?」

「まあ、俺らもつい先日この島に着いたばかりだ。でもこの前酒場で面白い噂を聞いた。

どうやらこの島の端に変わり者がいるらしい。そいつはどうやら黄金都市を探していると聞く。」

サッチがニヤリと笑う。

彼も恐らくテゾーロ達の狙いが分かったのだろう。空島に行く奴は大体が冒険を目指すか、はたまた目指すのは黄金だ。

「なるほど。ならそいつに会えば多少は分かるかもしれねぇな。ありがとさん。サッチ。俺らはもう行くわ。」

テゾーロ達はサッチに礼を言うと席を立つ。

「サッチ。気が変わったら私たちの船に来て。歓迎する。」

シュガーが淡々とサッチに話しかける。

「だから無理だって。それにな俺たちは白ひげの旦那にある種、惚れてんだ。お前らこそ、俺の飯食いたきゃぁ白ひげ海賊団に入れよ!歓迎するぜ?」

サッチが逆にテゾーロたちを勧誘するもそれはテゾーロが首を横に振り断った。

「わりぃけど今は誰の下にもつくつもりはねぇんだ。悪ぃな。」

「気にすんな。そうだろうと思ったし、言ってみただけさ。」

サッチは手をヒラヒラとさせる。

「それと美味い飯ありがとな!また食わせてくれよ。」

「また会った時にでも食わせてやるよ。」

お互い笑い合い握手をガッシリとし感謝を告げた。

「あ、それと白ひげ海賊団にケンカなんて売るんじゃねぇぞ?」

サッチがニヤリと笑うが、それについてはテゾーロは(フラグか?)と考えたがすぐに切り替え「気をつける。」とだけ伝えて彼らは酒場を後にした。

「テゾーロ。ポチとピットにお土産買っていく。」

酒場を後にし港に戻る道すがら屋台を見つけたシュガーがテゾーロの服を掴み屋台を指差す。

「あぁ。そう言えば忘れてたな。好きに買ってこい。シュガーの分も買った来ていいぞ。」

テゾーロはシュガーに10000ベリーほどを渡しそれを受け取ったシュガーは小走りで屋台へと走る。

「なんだかんだ言ってあの子も優しいわね。」

モネがシュガーの後ろ姿を微笑ましく見つめ笑う。

「まあな。しかしたまにシュガーは本当にモネと同い年か疑問に思う時があるがな。」

「テゾーロ。それは絶対にシュガーの前で言っちゃダメよ?」

モネが彼の顔の前に指を一本、立て「メッ!」とテゾーロに注意する。

「あぁ。それはもちろん分かってる。」

テゾーロもそんなモネの行動に微笑む。

「まあ、もしかしたら身体が成長しないから精神も少しではあるけどそっちに影響されてしまうとかではないかしら?」

モネも「う〜ん。」と腕を組み考え込む。

「テゾーロ。ありがと。」

しばらく二人で悶々と考えていたらどうやら屋台での買い物を終えたのであろう。

シュガーは既に口にいくらかの食料を詰め込みモグモグとしながら両手にも沢山の食料を抱えている。

「おう。なら返ってピットの奴にも食わせるか。」

「ちょっとだけね。あとはわたしとポチの分も。」

シュガーの宣言にテゾーロは彼女の頭に手を置き微笑んだ。

 

 

「ゼハハハハハッ!にしてもさっきのうさぎ野郎無駄に強かったぜ!まあ、それ以上に沢山、黄金を蓄えたやがった!得したな!!ぜハハハハハ!」

テゾーロ達がゴールデン・ウルフ号に近づいてきた道中。目の前の巨体な男の話し声が耳に入った。

「流石ティーチさんだぜ!!いつか白ひげ海賊団の船長になる男!こんなとこでも運が良い!」

「ゼハハハハ!いつかな!いつか!それよりもとりあえずは今日はこれで酒も女も買うぞ!宴だァーッ!!!」

「「「イエェェーイ!!!」」」

ティーチと呼ばれた巨体な男が腕を一杯に抱えた財宝の一欠片を側にいた恐らく手下衆の者達に投げると彼らはそれに呼応するかのように雄叫びをあげる。

「モネ。シュガー。船に戻ってピットとポチを見てきてくれ。」

「えぇ。分かったわ。」

「分かった。」

テゾーロに向かって二人は頷き急いで船へと走る。

「おい。おっさん。」

「ゼハハハハハ!!!・・・ん?なんだお前?俺の金が欲しいのか?ゼハハハハハ!!悪りぃがヨソ当たってくれ!俺たちはこれから忙しい!なぁ!野郎共!!」

「「「応ッ!!」」」

テゾーロがティーチに話かけるがティーチはそれに顔だから向け、「これから酒場に行くんだ、忙しいからさったとどっか行け」と伝え港とは逆の方へと歩を進める。

「おい。今すぐ止まれ。」

テゾーロが覇王色の覇気を、酒場で出した覇気より3割増しぐらいの威圧をティーチら一行に放つ。

ドンッ!!!!

周囲の空気が突然冷たく、そして重たくなる。

ティーチを囲うようにいた取り巻きがその場で意識を刈り取り地面へと倒れた。

「おいおい、今日で2回も覇王色にあっちまったが、お前、あの狼とうさぎの仲間か?」

ティーチは後ろを振り向きテゾーロを視界に入れる。

「どうやら人違いじゃ無さそうだな。テメエ、ピットとポチに何をした?!?答えろ!」

テゾーロがティーチを射殺すと言わんばかりの殺気を覇王色に乗せて覇気を出す。

「グッ!?おいおい!!ここまでとは!!!お前バケモノか?!ゼハハ・・ッ!?」

ボキャッ!

さっきまでテゾーロを見ていたはずのティーチは瞬時にその場から姿を消したテゾーロに驚愕した次の瞬間テゾーロの右ストレートがティーチ頬に炸裂し、鈍い音を出す。

ティーチはそのまま後方に吹っ飛び地面を何度か転がりやがて仰向けで止まるがそれを待ってたかのようにテゾーロがすぐ様その距離を詰めティーチの胸元に座り込みもう一発覇気を纏い、更に能力で黄金に包まれた拳を振り下ろす。

黄金爆(ゴオン・ボンバ)ッ!!!」

ドガアアアアアアアンッ!!!

テゾーロの拳がティーチの口元に直撃し、そこから爆発発生する。

「おい。答えろ。」

ティーチの口元はその衝撃で何本か歯が飛ぶがテゾーロは御構い無しに彼の襟袖を掴み揺り起こす。

「オバエッ!おれざまがだれがばがっで「答えろよ。」ッ!!!!」

テゾーロが再びティーチの顔に拳を振り下ろし彼の顔で小爆発が起こる。

「ば、ばがっだ!!!ばがりまじた!!!だがらはなじで!はなじてくだ「早く。」」

更にもう一発。

ティーチの顔は至る所から血を流し、既に歯はある本数を数えた方が早くなっていた。

「み、びなとにどまるぶねがらおうごんをどりました!!!!ぞ、ぞのとき船番で体調わるしょうにじてだうさぎ野郎がはんごうじでぎたので返り討ちにじて狼も同じくお、俺が、いやわたじが返り討ちにじて黄金をどりまじた!!ずびばぜん!!!」

「あっそ。もういい。死ね。」

テゾーロが指輪の黄金を剣に変え、その切っ先をティーチに向け脳天を貫こうとし力を入れる。

「おいおい。兄ちゃん、辞めるよい。ソイツァ俺らの船の仲間だよい。」

テゾーロが力を込め剣をティーチの脳天に刺しこもうとした時彼の腕を掴み動かせまいとする存在が現れた。

「ば、バルゴ!!ダズゲテぐれ!!」

ティーチがその人物の名を告げ助けを求める。

「あ?なんだテメェ。邪魔するならテメェも殺すぞ?」

テゾーロはバルゴ(恐らくマルコだが)と呼ばれた男を睨み付けるが、マルコはどこ吹く風の態度でそれを受け流す。しかし、その手はテゾーロの腕をがっしりと捕まえこれ以上進ませないようにしていた。

「事情は分からないが、詳しく教えてくれよい。

うちのティーチが何かしたかよい?」

「詳しくはこの歯抜けに聞け。ただこいつは先に俺の仲間に手を出し、あまつさえうちの財宝を奪おうとしたやつだ。海賊が海賊の財宝狙って逆に返り討ちにあったとしても文句言えねぇだろ?」

テゾーロの言葉にマルコは黙って未だにテゾーロに押さえつけられ地面に寝転がるティーチを見る。

「ティーチ、ホントかよぃ。この兄ちゃんが言ってることは。」

「あぁ!ぼんどうだ!!だが!ごうなるとは思っていながった!!!」

「後から後悔しても遅ェよ。死んで詫びやがれ。」

テゾーロはティーチを抑えたいた手の指を立てティーチの胸元に指を指す。

指銃(シガン)。」

「あ゛ああああああああ!!!!!!」

その余りの痛みにティーチが声を上げる。

当然だ。テゾーロの指を5本が彼の胸元に現在第一関節まで挿入されている。

「だから落ち着けって言ってるよいッ!!!!」

テゾーロの変わらぬ態度に業を煮やしたマルコが彼に向けて蹴りを放つ。それ蹴りは脚に青色の炎を灯していた。

「チッ!!」

テゾーロは思わず舌打ちをしてティーチから離れその蹴りを交わす。

「まずは話し合いだよぃ!」

マルコはファイティングポーズ取ってテゾーロに怒鳴るが、テゾーロはこれ以上関わりあうべきでは無いと考えたのか「話すことはない。そこのクソ野郎にでも聞け。」とマルコに伝えるとその場から船へと歩き出す。

「あ、それとそこの財宝は全部返してもらうぞ。」

テゾーロが指をヒュイっと上に上げると地面に散らばっていた黄金が宙に浮かびそしてテゾーロの腕に吸い付き、やがてそれは金の腕輪に変わる。

 

「待つよい!!!まだ話は終わってないよい!」

マルコはテゾーロに向かって叫ぶと彼は「行き先はサッチって奴にでも聞け。文句があればいつでも相手になってやる。」とだけ言い残すとその後は全てマルコの問いを無視し、船へと歩く。

マルコも詳しくは一度ティーチに聞いてからと考え、テゾーロに対してこれ以上の深追いをやめ、ティーチを一度船に戻そうと彼を起こし、船へ向かう。

彼らの船長(父親)がいるモビーディック号へ。

 

 

 

 




フラグ早速回収ですね。 次回、白ひげ登場!!
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