「そりゃあお前ェが悪りぃだろうが。」
「親父!!!」
「ガタガタうるせぇよ。ティーチ。お前ぇ、親父の言うことに反発すんのか?」
親父と呼ばれたティーチより更に巨体の筋骨隆々の男がティーチを睨む。
エドワード・ニューゲート。
海賊王ロジャーが存命の時からの大海賊。
現在既に十隊の海賊団を組織し、尚且つ傘下の海賊団が20。
グラグラの実の地震を操りし天災級の指名手配犯。
現在、もっとも海賊王に近いとされる男。
「しかしよぃ、親父。いくらティーチとはいえ、コイツをここまでボコボコに出来る実力なんて、かなりヤバイやつだよい。ティーチの実力はともかく、こいつのタフさは目を見張るものがある。それを一方的に攻撃できるなんてよい。」
白ひげの横で酒を飲むマルコが今日、会った男についての警戒度を白ひげに諭す。
「グララララ!!しかも、ティーチ。お前ェが言うには覇王色持ちだってな。何が目的でこんな前半の海に来たのかしらねぇが確かにここじゃ不相応か!ソイツァ名はなんて?」
「知らねぇよい。聞く前に行っちまったよい。」
マルコが首を振ると横から声がかかる。
「そりゃあ、恐らくテゾーロってやつかもしれねぇぜ。親父。
俺はさっき酒場で少しそいつと話した。」
サッチが白ひげに、恐らくだがテゾーロの名を告げる。
「まあ、間違いねぇと思うがな。ソイツは覇王色持ちだろ?俺が酒場であったやつも覇王色持ちだったぜ。しかもアレは恐らく親父と同じくらいの覇王色だと思うぜ。」
そう言うとサッチは手に持った酒をグイッとあおった。
「グラララ!それは面白いじゃねぇか!で、ソイツァどこに行ったんだ?」
「そうだ!!そのテゾーロってやつサッチに聞けば居場所分かるって行ってたよい!」
「ん?あいつか。恐らくこの島の端。変わり者。あのモンブラン・クリケットに会いに行ったはずだぜ。」
サッチはテゾーロの居場所を彼らに伝える白ひげは「グララララ!」と笑った。
「あの嘘つきノーランドの子孫か!グララララ。ソイツに目をつけるとは面白い。サッチ、お前ェが誘導したんだろ?」
白ひげの言葉にサッチはニヤリと笑い一言白ひげに伝える。
「ただの善意だ。あいつはきっと面白い男になる。連れの嬢ちゃんたちもな。」
「グララララ!!お前ェがそこまで評価する奴ァ久しぶりじゃねぇーか!なら、いっぺん挨拶に行かねぇとな!!お前ぇら!!!準備しろ!出航だァッ!!」
「「「応ッ!!」」」
白ひげの声に船員が慌ただしく動き出す。
「グララララ!面白ぇことになりそうだ!グラララ!!!」
場面は少し遡り、ゴールデン・ウルフ号。船医室。
現在金狼の海賊団(もっとも内訳はテゾーロ、モネ、シュガーに現在包帯を巻かれ寝ているピットとポチの4人と一匹だが)はその船医室に全員が集まっている。
ポチは胴体を綺麗に包帯が巻かれており表情も現在は優れスヤスヤと寝ている。
テゾーロが室内に入った当初起き上がろうとしたが、彼がポチの首もとに手を入れ撫でると安心したのか、その場で眠りにつく。
綺麗に包帯が巻かれたポチとは対照的にピットは乱暴とは言えないがとりあえず適当に包帯巻いておけばなんとかなるやろ!って勢いでぐるぐる巻きにされちょっとしたミイラが完成していた。
「あれは、シュガーが?」
テゾーロは隣にいたモネに小声で声をかける。
「えぇ。なんだかんだ言って一番気にかけてるのはあの子だからね。」
モネもテゾーロに対しシュガーに聞こえないように小声で話す。
目の前のシュガーは既に看病に飽きたのか、ソファに腰掛け眠っている。
「後でちゃんと手当頼む。」 テゾーロがモネにそう言うと彼女は頷いた。
「さてと。ピット。大丈夫か?」
テゾーロはピットのベッドの横に移動し、彼の頭を撫でる。
「テ、テゾーロさん。あのクソジジイ必ずブチ殺す。」
「あぁ。大丈夫そうだな。とりあえず今からちょっと出航する。お前はお土産でも食って体力付けろ。必ず再戦させてやるから。」
「あ、お土産はもうシュガーが全部食べちゃったわよ?慣れない看病して疲れたみたい。」
「まぢか!!!!僕のは!?!?まぢか!!!でもこれも放置プレイ♡!こんなケガ人の僕の食料を食べる新手のSプレイですね!シュガーお姉様!!」
よかった。どうやら、いつも通りだと安心するモネとテゾーロ。
「まあ、そこまでお前を傷つけたのはティーチって言うやつだけどな。」
テゾーロはピットに襲撃の犯人の名を告げるとピットは思い出した!と言わんばかりの顔をした。
「そうだ!!!とりあえずあのクソ親父必ずぶち殺す!!はじめに歯全部折ってやって指も一本一本へし折ってやる!!くそ!!!クソが!!クソがああああああ!!!!」
よっぽどティーチにやられたことが悔しいのかその後もピットの罵倒は続くが、聞くに耐えない言葉の連続であったためテゾーロは船医室を出て管制室へと向かう。
目指すは島の端。モンブラン・クリケットに会う。その後は白ひげにでも挨拶に行くか。
今後のことを考えるとワクワクしてきてしまうテゾーロはその興奮を隠す為か高速で船を起動させた。
「なんだテメェ?」
現在テゾーロは島の端、変わり者が住む場所と言われるところに船を停め、突き上げる海流で半分にされた家の前で絡まれていた。
(まあ、当然変わり者って言やぁ、モンブラン・クリケットしかおらんよな。)と内心思うテゾーロであった。
「俺はテゾーロ。一応海賊をやってる。」
「誰かなんて聞いてねぇ。何しに来やがったんだって聞いてんだ馬鹿野郎。」
クリケットはテゾーロに対し独特の構えを取り戦闘態勢を整える。
「おいおい、別に俺はアンタと喧嘩するために来たわけじゃねぇよ。単純に
テゾーロはクリケットに対し戦闘の意思はなくその目的を伝えるが未だに構えをとったままのクリケット。
「突き上げる海流の発生パターン?そんなもの教えて俺になんの得がある?」
クリケットがジリジリとすり足でテゾーロの距離を詰めながら言った。
「得か。それなら教えてくれたら俺が空島で、シャンドラの灯を灯してやるよ。」
テゾーロも彼との距離を詰めるべく歩を進める。
「テメェ、何者だ?空に島があるなんて信じてんのか?そんな馬鹿みてぇなおとぎ話を。」
「おとぎ話?誰も空に島が無いなんて証明できたこと無い話だぞ?おとぎ話と断じるには早ェだろ。
アンタには迷惑はかけねぇよ。そこらへんにいる若造が突き上げる海流の乗って空を飛びたいって言ってるだけだ。
それに万が一上手くいけばその伝説が本当にあったことの証明になる。だから教えてくれ。」
「ガハハハハ!!テメェは全く何者だ!!まあ良いだろう。こっちに来な。」
クリケットはそう言うと海岸へと歩を進めテゾーロもそれに従う。
やがて海岸で止まるとクリケットは南を指さした。
「俺の勘だが突き上げる海流には確かにパターンがある!だがそれがどうしてそのパターンなのかはまだ解明できていない。それに空島があるとすればそれは積帝雲の上だと俺は思う!」
「まあ、まず間違いねぇだろうよ。他の雲ならきっと落ちるだろう。」
テゾーロがクリケットの意見に賛同する。もっとも賛同するもなにもテゾーロは知っているのだが。
「あぁ。それでだ。恐らくだが明日海は荒れる。そして空も荒れる。これは突き上げる海流と積帝雲が近づいている前兆だと思う!そして恐らくだが明日の突き上げる海流はここから南に真っすぐ行った4㎞進んだポイントで発生するはずだ。そして丁度その時真上には積帝雲も来ているだろう。」
「全く、整えられたようなタイミングね。」
シュガーがボソリとつぶやく。
確かにその通りだとテゾーロも思う。
まるでどこかの原作主人公ではないか。しかし今更それを気にしても仕方ない。ウォーターセブンで大口を切ってしまったからにはもう止まれないのだ。
「全くね。」
モネもテゾーロやシュガーと同じことを思ったのだろう。同意とばかりに頷く。
「そこでだ、いまからでもサウスバードを捕まえてくる必要がある。ん?おいおい。なんかとんでもなくデケェ船がこっちに来るぞ?」
クリケットが指で輪っかを作りそれを海に向けて覗き込む。
テゾーロもそれを習い海へと目を向ける。
「あぁ。恐らく俺の客だ。モネ、いますぐ船に戻ってピットとポチを起こせ。喧嘩だ。」
テゾーロはニヤリと笑いここに近づく船をもう一度みる。
間違いない。あれはモビーディック号。白ひげ海賊団の海賊船だ。
「オメェがテゾーロか。
「ティーチ?誰だそれ?あの歯抜け野郎のことか?」
「お前が殴ったからだろうが!!!みろよ!俺の歯を!!!もう奥歯しか残ってねぇじゃねえか!!!!」
現在テゾーロは海岸に停まるモビーディック号の船首に立つ白ひげほか隊長格とティーチを見上げている。もちろんそこには四番隊船長のサッチもいた。
テゾーロの他にもモネとシュガー、ポチとピット加えてクリケットもいるが。
「かえって、2枚目になったんだ。感謝してくれ。」
テゾーロの言葉に金狼海賊団はクスクスと笑う。
「小僧!!!いくらティーチが悪いと言ってもこいつは俺の息子だ!息子をここまでされて俺は黙っちゃいねぇぞ!!」
白ひげが船首から覇王色の覇気をのせて恫喝する。
クリケットはその覇気にあてたれ若干たじろぐも、テゾーロ達は何食わぬ顔で白ひげを見る。
(クリケットすげぇ。耐えた!!!)
テゾーロは内心思うが顔には出さない。
「あっそ。だから?」
シュガーが、大きな声ではないが白ひげに答える。その顔は心底どうでもいいような表情をしている。
「小娘に言ってんじゃねぇよ!オメェは引っ込んでな!」
「あ゛ぁ?!」
(やっちまった。)
白ひげが地雷を踏見込んだ瞬間モネとテゾーロは頭を抱えた。
(これで平和的解決は無理だな)と二人が思った瞬間には時すでに遅し、シュガーが横にいたピットの首元を掴み白ひげに向かって全速力で投げつける。
「えっ!?えぇぇぇーーー!!!!?!?」
ピットが驚きの声を上げるが既に彼は空の人となりミサイルが如く白ひげに向かい飛翔する。
「こうなっちまったら仕方ねぇ!!!おっさんが誰か知らねぇが死ねぇ!!!!
ピットがすぐさま切り替え腕を武装色で包み白ひげに向かい拳を放つ。
「邪魔だ!ハナッタレ!!!」
白ひげが手に持つ巨大な薙刀の側面でピットを打ち払った。
「ピギャッ!!!」
薙刀がピットの顔面に入り込みピットは再び空へと飛んだ。
「小僧共!全員で掛かって来やがれ!!俺ァが相手だ!!!!」
白ひげの今までにない大音量での咆哮を上げると島の森にいた鳥達が騒がしく鳴き空へと避難するべく飛び上がる。
「テゾーロ!あれ!!!」
そんな白ひげはなんのその、モネが飛び上がる鳥にサウスバードを目敏く見つけテゾーロに教える。
先ほど、クリケットが見せてくれた黄金の鳥の増加がすぐさま役に立つとは。テゾーロがニヤリと笑い飛び上がったサウスバードに向かって己の能力を発動する。
「
テゾーロの指輪にはめられた黄金がすぐさま鞭のような触手に変わりサウスバードへと伸びた。
「ジョー!ジョジョジョーーーーーー!!!!」
サウスバードが己の身の危険を悟ったのか声をあげるがその触手はやがてその鳥の足を掴みテゾーロの元へと引き寄せられる。
「はい。ありがとよ。オッサン。探す手間が省けた。」
テゾーロはサウスバードの足を手で掴むと、それをクリケットに渡し、「あんたは家でコイツと避難してくれ」と伝えるとクリケットも黙って頷きサウスバードを抱え家へと走る。
「小僧!!!舐めやがって!!!!!!」
白ひげがその様子を見て額に青筋を浮かべた。
「舐めてんのはどっちだ!?アンタの方だろ!全員だと!?ピット!!!いつまで飛んでやがる!あの歯抜け野郎をぶっ飛ばせ!!!」
テゾーロは未だ空を飛翔するピットに喝を入れる。
「ぶっ飛ばしたいけど止めてえええええ!!!」
「たくっ!世話が焼ける!!!」
テゾーロはその場から月歩を使い空を蹴り上げさらに黄金の触手を伸ばしピットを捕まえる。」
「ありがとうございます!テゾーロさん!」
ピットは触手に捕らわれながらテゾーロに礼を述べる。
「んじゃあ、もういっちょ行ってくれ。」
「ヘッ?!」
ピットが、情けない声を出すがテゾーロは既に投球フォームに移っており、おおよそであるがティーチに向かってピットを投げつけた。
「もう嫌。この一味。いくらドMでももう嫌あああああああ!!!!」
ピットが再び叫びながら今度はティーチに向かって飛翔する。
「おい!歯抜け!!!もう一度そいつと勝負しやがれ!!それで勝ったら許してやるよ!!!」
テゾーロがティーチに向かって挑発するとティーチも容易くそれに乗る。
「受けてヤラァっ!!!そんなゲロゲロ吐くしかねぇミンク族、もう一度ボコボコにしてやるぜ!ゼハハハハ!!!!」
ティーチがその出っ張った腹のベルトに差し込んだピストルを取り出し構える。
「おい。これクソデブ。どこ見てんだ?!あぁん?!」
飛翔するピットに向かって銃口を向けたティーチの後方に先程から飛んで来ていたウサギの声が聞こえた。
「ウサギ舐めんなや!!クソボケェェェェェ!!!!!」
ピットが彼の横腹目掛け渾身のストレートを放つ。その小さい背丈からは想像できない驚異的な一撃。
その拳はティーチの肉にめりこみ更にティーチの骨へとめり込む。芯に捉えた的確な狂拳。
ティーチはその衝撃に耐えられず、先程から立っていた船首から地面へと吹き飛ばされる。
「ほぅ。あのハナッタレども。海軍の月歩を使うか。グララララ。」
白ひげがピットが一瞬にして消えたトリックを解き明かし、「面白ぇ。」と呟く。
「サッチ。」
ピットが地面へと飛ぶティーチを追うためモビーディック号から飛び降りた時シュガーが頭上のサッチに声をかける。
「
サッチがその声に気が付きシュガーを見るとシュガーは冷たく笑いサッチを誘う。
彼は白ヒゲの顔を見ると白ヒゲが頷いたため、サッチは船首から飛び降りた。
「悪りぃがシュガーちゃん。親父の手前、あまり手加減は出来ねぇぜ。」
サッチは見事に海岸に着地すると己の腰に挿した剣を抜く。
「別にいい。私が勝ったら私たちの仲間になって。それでオムライスいっぱい作って。」
「いや、シュガーちゃんが勝っても仲間にはならねぇがこの喧嘩が終わったら飯ぐらい作ってやるよ。」
サッチはシュガーの言葉に苦笑いを浮かべ剣を構える。
シュガーもそれに呼応するようにサッチの元へと走り寄る。
「それで私の相手は誰かしら?」
モネは能力で腕を雪で翼へと変化させ空中へと飛び上がりモビーディック号を覗く。
「それなら俺が行くよい。」
船首から不死鳥へと変化させたマルコが飛び立ち空中でモネと相対する。
「ふふっ。お手柔らかにね。」
モネがマルコを見て優しく微笑む。
「美人には弱ぇんだがよい。」
それに対しマルコも苦笑いで応え、空中戦の火蓋が切って落とされる。
「おい!!!ハナッタレ!!」
各地で戦闘が始まり、白ヒゲがテゾーロを見下ろし叫ぶ。
「いいのか?俺の息子たちは強ェぞ?」
白ヒゲはニヤリと笑うがテゾーロも同じく笑った。
「わりぃけどよ。俺の家族も強ェんだわ。」
テゾーロが煙草に火を着け吹かしピットとティーチが戦闘を行っている場所を指さす。
そこには顔面血だらけになり地面に倒れているティーチとその顔に唾を吐きかけるピットの姿があった。
「こちとら病み上がりじゃなけりゃあテメエみてえなクソブタ肉達磨に負けるわけねぇだろ!!!クソが!!!!」
ピットは既に地面に倒れ意識がないティーチに向かって中指を突き立てる。
「さて、次!!!誰が相手してくれんだ!?あぁ!?」
ピットは上着のポケットからテゾーロから拝借した煙草を取り出し、テゾーロと同じように火を着けた。
「おい!!!!ジジイ!!次はテメエでもゲロオオオオオ!!!!!」
ピットが白ヒゲに威勢よく啖呵を切るが次の瞬間ピットは嘔吐してしまう。
そう。ピットは煙草が吸えないのである。
「おい。お前また吸えもしねぇのに俺の煙草くすねたのか?」
テゾーロがピットが手に持つ煙草を見つけピットに問う。
「ピィ~。ピュルルルル。」
ピットが口笛を吹きテゾーロとは違う、あらぬ方向を向いた。
「茶番はそこまでだ!ハナッタレども!!!ビスタ!相手してやれ!」
「ピット。気をつけろ。そいつ強ェぞ。」
テゾーロがビスタの登場にピットに注意を促すが、ピットとは地面に唾を吐く。
「どっちでも構わねぁよ、テゾーロさん。俺はただ目の前の敵をぶっ飛ばすだけだ。」
ほとんど普段の性格と真逆に感じるピットの姿にテゾーロは頭を抱える。
「これは、お初に。ウサギのミンクのボクちゃん。」
先ほどまで船首にいたビスタが気がつけばピットの前まで来ていた。
いや、気がつけばというのは語弊があるだろうか。テゾーロもピットも気がついてはいたがそれほど凄まじいスピードでピットとの距離を詰め現在ピットの真正面に立っている。
「早ぇな。」
ピットはぼそりと呟く。
「フフフ。ボクちゃんは獲物とか使わないのかい?私はこいつを使わせてもらうが。」
パンパンと両手で両腰に挿さる剣の持ち手を叩くビスタ。その表情はいくらか余裕の笑みを浮かべている。
「チィッ。ちょっと待ってな。オッサン。船に木刀忘れたから取ってくらぁ。」
ピットは己の忘れ物の存在を思い出しゴールデン・ウルフ号へと走る。
(いや、テメエの獲物忘れてんなよ。)
この場にいる一同が同じことを考えたが、テゾーロを始め全員が放っておくことにした。
「じゃあ、俺の相手はアンタってことでいいか?ジイさん。」
テゾーロはタバコを地面に捨て足でその火を消す。
「グララララ!テメエみてぇな小僧捻り潰してやるよ。グララララ!」
「あっそ。やれるものなら・・・
やってみな!!!!!」
ガキィィィン!!!
テゾーロがその場から跳躍し即座にその距離を詰め、能力で形成した黄金の
白ヒゲもそれに応えるように手に持つ薙刀で受け止めあたりに剣戟の音が響く。
「最初から全開でいくぞ!
そして、今ここに白ヒゲ海賊団と金狼海賊団の戦いのゴング、開戦の音を鳴り響かせた。
一方その頃、一人否、1匹その場に残されたポチはその場でアクビをしていた。
(放置ですね。)と思えど、それを主人に伝える手段はないため、留守番でもするか、と1匹船へと戻る。
金狼の海賊団は全員がマイペースなのであった。
ふぅーー。疲れた。
次回、シュガーVSサッチとピットVSビスタの予定ですが、内容次第によっては一話ずつのになるような気もしますが、、ご期待頂ければと思います。それでは!