七武海 黄金のテゾーロ   作:たんばりん

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少し早いけど投稿します。


出来れば7話も今日中に投稿したいだすが、いけるかなー?笑


それにしてもゴールドアーマーは、皆さん恐らくお察しだと思いますが・・・。ゴニョゴニョ種類あります。ゴニョゴニョ。

恐らくお察しの通りだと思いますが…よろしくお願いします笑


第6話 奴隷達の狼煙

 

 

「あ!!テゾーロ!無事だったんだねー!」

 

テゾーロが港に近づいた時、彼に気がついたシュガーが拿捕した軍艦の船上から彼に向かって大きく手を振った。

 

 

彼女の声で、船上にいた全ての奴隷が彼に目を向ける。

 

皆彼を見つけると思い思いの声をあげ彼を歓待した。

 

 

シュガーがデッキの上から梯子を垂らしテゾーロを迎え入れると、彼らの歓待の叫びは一際大きくなった。

 

 

「英雄の!!英雄の帰還だ!」

 

 

「ありがとう!テゾーロ!」

 

 

「テゾーロ様ッ!」

 

 

彼が船上まで登りその姿をを表すと皆が一斉に彼の元へ駆け寄りテゾーロを囲う。

 

 

しかし、そんな歓待ムードをテゾーロは

「時間がない。」といってすぐさま全員に出航準備を言い渡した。

 

出航準備自体は奴隷の2割が海賊上がりであった為すぐさま完了するとテゾーロは皆を代表して言った。

 

 

「お前ら!出航だ!!このままこの地から飛び降りるぞ!」

 

 

 

「「「「「応ッ!」」」」

 

 

「ん?飛び降りる?」

 

 

船は徐々にそのスピードを上げマリージョアの港を離れると赤い土の大地(レッドライン)の端を目指し航行していく。

 

「ねぇ、飛び降りるとは?、まさかレッドラインの端からこの船で飛び降りるってわけじゃないでしょうね?」

 

モネがテゾーロに疑問を問いかけるとテゾーロは真顔で

「いや、この船で飛ぶ。」

 

とだけ伝えると、最初はテゾーロの事を信じ、あまり深く考えず出航した他の奴隷隊から声が上がる。

 

 

 

「「ええぇ〜!?!」」

 

 

「ちょ、ちょっとテゾーロ!飛ぶってどうやって!?」

 

 

 

「時期に分かる。いけ!!そのまま突っ切れ!!!!」

 

 

軍艦はマリージョアの端を目指し、進む。帆で最大限の風を掴み。いまさら止まれない速度で。

 

「「「「死ぬぅぅぅぅ!!!」」」

 

 

心ではテゾーロを信じると決めた一行も身体は正直であり、彼らがレッドライン。マリージョアが地に堕ちるため飛び出したあと、

内臓が浮き、なんとも表現できない浮遊感が彼らを一瞬襲ったが、その浮遊感はすぐさま消失し、

 

船が堕ちることによって変わる景色も緩やかになっていく。

 

 

黄金飛袋(パラシュート)

 

 

テゾーロは軍艦が聖地から海へと堕ちる時しばしジェットコースターのような浮遊感を楽しむと己の指輪の金を薄く薄く伸ばし、船の上を覆う様に広げて、四隅に触手のように黄金を伸ばし軍艦に固定して。

 

 

 

 

「「「えぇ〜!!!!」」」

 

 

ハンコック、モネ、シュガー含め、奴隷達全員がエネルのあの驚き顔のように驚愕しテゾーロを見ていたが、

彼は彼で

(シュガーの驚き顔やっぱエネル顔だったんだな)

 

などと思っていた。

 

 

 

 

 

 

風は幸いに良好でなんら吹き荒れることなく彼らをゆっくりと流し空から落ちていく。

 

 

驚愕から冷めた一同は再びテゾーロを賞賛し始めるが、テゾーロの顔は一向に冴えないままだった。

 

 

 

「どうしたのですか?テゾーロ」

 

 

ハンコックが代表してテゾーロに問いかけた。

 

 

モネも、シュガーもプルートも感じていたテゾーロの表情に対する不安。

 

 

それは奇しくも正解だった。

 

 

 

「恐らくこの軍艦が海に着水するまでにもう少し時間が掛かると思う。

 

そこで今のうちに俺たちとこれから先も行動するのか、それとも自分たちの家族の元へ帰るのか。みんな決めて欲しい。

 

悪いが家族の元へ帰る連中にはある程度の金を渡す。

 

地上に着いた後港を探してそこから各自、自分たちだけで行って欲しいんだ。

 

 

それで、もし俺と、共に残ると決めた奴らはそのあと無人島を探してそこでしばらく身を隠し生活をしようと思う。

 

急でわりぃがお前ら今決めてくれ。

 

 

モネ、シュガー。お前たちは俺と来てくれ。お前らの力は必ず必要になる。共に世界を変えよう。

 

 

他の奴らは自由にしてくれてもいい。

 

 

ただ俺と共に来る選択をした奴らは世界といつか戦うことになると思う。

 

全員が全員戦闘員に!というわけではない。ただ気持ちは、心は!世界と!天竜人と戦うんだという気持ちでいて欲しい。

 

それを今決めろというのは申し訳ねぇと思うが、この通りだ。」

 

 

テゾーロはそう言うと、彼らに向かって頭を下げた。

 

「うん!私も、モネもテゾーロに着いていくよ!今更だしね!」

 

 

「そうですね。ここまで来たら戦いましょう。」

 

 

真っ先に同意の声をあげたのはシュガーとモネだった。これはテゾーロはある程度予想していた。

 

 

奴隷だった時、お互いの身の上話をしたことがあったら彼女たちに身寄りはいないということだった。

 

故にテゾーロの元へ姉妹が来るのはなんら不思議でも無い。

 

 

 

しかし、その後はテゾーロの予想とは多いに違っていてた。

 

 

 

軍艦に乗り込んでいた奴隷2000人そのほとんどがテゾーロと共に行く事をその場で決断し、賛成の声をあげる。

 

 

家族の元へ戻ることを選んだのはその内1割も居なかった。

 

 

その中には当然のようにプルートも、ハンコック達ゴルゴン姉妹も含まれていた。

 

 

 

「今更、わたし達だけでは生きて行くのは何かと不安ですし、テゾーロに着いて行きます。」

 

 

ハンコックがゴルゴン姉妹を代表してテゾーロにそう声をかけるがそこでテゾーロは待ったを掛けた。

 

 

「ハンコック。お前たち姉妹には悪いがお前らはここで降りてもらう。」

 

テゾーロの淡々とした解答にハンコックは驚く。

 

 

「何故ですか!?他の者たちがよくて何故わたし達は!?」

 

 

 

「お前ら三姉妹にはやってもらいたい頼みがある。

 

 

恐らく今俺たちはマリージョアの入り口から飛び降りている。

 

つまりは、俺の予想が正しければこれから一番先に向かう港はシャボンディ諸島と言われるマングローブの集合体で出来た島だと思う。

お前達はそこでレイリーという男を探して欲しい。

 

レイリーからニョン婆と言われる老婆を紹介してもらい女人島に潜入しそこで皇帝になって欲しい。

 

 

何、皇帝と言うがハンコック。お前なら大丈夫な…はずだ。

 

そこで俺の声がかかるまで戦力を整えて欲しい。

 

 

これはお前にしか頼めない。お前たち姉妹でしか成し遂げれない非常に難しい任務なのだ。

 

頼む。」

 

 

 

 

「なっ!!!!!そ、そそそそ、そこまで言われるなら仕方ありません!このボア・ハンコック。見事貴方の期待に応えましょう!」

 

 

 

((((チョレーっ!)))

 

 

 

 

一同がなんだこのチョロインはとは思ったが誰も口にしなかった。

 

 

テゾーロはテゾーロで

 

(あぶねー!!ハンコックが女人島の皇帝にならないと話読めねえし、上手く行って良かったが、これは御都合主義という奴か?)

 

 

と思っていた。

 

 

 

断言しよう。御都合主義である。と。

 

 

 

 

 

 

しばし時を置き、テゾーロと共に無人島に行く者。

 

シャボンディ諸島に行く者が、甲板の上でグループ分けされ一同はシャボンディ諸島付近の海域を目指し、ゆっくりと海へ近づく。

 

 

皆が思い思いに別れを惜しみ話し合ってる時テゾーロは、共に残ることを選択した脚長族のプルートと巨人族のバルディッシュをそばに呼び、

 

金色をした黄金のリュックサックから悪魔の実を二つ取り出し、彼らに渡す。

 

 

 

 

 

「お前らが、共に残ってくれて嬉しく思う。巨人族のバルディッシュ。それと・・・脚長君。君はだれだ?」

 

 

「プルートだ!!!」

 

 

 

「あぁ、そうそうプルート。君は数多くの彼らを率いてこの軍艦の拿捕に率先して協力してくれたと思う。

 

 

これは悪魔の実だ。

すでに俺や、モネ、シュガーは食べているし、シャボンディ諸島で離れるゴルゴン姉妹もまた全員能力者だ。

 

 

これをお前らに渡すのは他でも無い。悪いが食ってくれ。

 

これが何の悪魔の実かは正直俺も分からない。悪魔の実図鑑がここに無いからな。

 

ただこれを食って弱くなることは絶対に無い。

 

 

これから先お前らの力が必要になる。だから「テゾーロさんのこれから先やりたいことって言うのは何なんだ?」」

 

 

 

プルートはテゾーロが話している「世界との戦い」を未だに深く理解してなかった。

 

それはバルディッシュでもあり、この甲板に居るほとんど全員でもあった。

 

 

ただ、彼らには帰る場所など既になく、

 

 

今回この襲撃事件を起こした張本人。彼らにとっては大英雄ギルド・テゾーロを信じて残ることを決意した者たち。

 

世界とどのように戦うのか、気にならないと言えば嘘になる。

 

 

皆がプルートの言葉で一斉にテゾーロを見つめ彼の言葉を待った。

 

 

 

 

 

 

「なあに。簡単なことさ。

 

いつか俺は、いや俺たちは世界に革命をもたらし、天竜人を全員滅亡させる。

 

いや、もしかしたら滅亡ではなく天竜人の地位を消滅させるというのが正しいかもしれん。」

 

 

 

「そ、それは・・・。」

 

 

 

誰もが思わず「それは無理ではないか」と思った。

 

しかしテゾーロの言葉はまだ続く。

 

 

 

「天竜人という地位をなくし、奴隷という制度も。

 

そして、種族差別を無くし皆が平等な世界を創る。

 

それが俺の夢だ。」

 

 

((えっ!?そうだったの!?天竜人殺すだけじゃないのっ!?))とモネとシュガーが思ったがそこは空気を読んで黙る。

 

 

「無理だ!!そんなの出来るわけねぇ!」

 

 

元奴隷達のだれかが口にする。

 

 

 

「そうだ!人間はもともと平等じゃねぇんだ!」

 

 

 

声を荒げた奴隷は数はそう多くはない。

 

 

他の皆は口を閉じ、その行く末を見守る。

 

しかし誰もが口にしないながらも思う。

 

 

そんなのは無理だ。

 

 

出来るはずがない。 と。

 

 

 

「出来るわけねぇって言って何故そう思う?

 

出来ねぇ。出来ねぇと口にし、何もせずただ政府の奴らに捕まりまた奴隷に戻るのをお前らは望んでいるのか?

 

 

違ぇだろ。俺たちはもう奴隷じゃねぇ。

ゴミじゃねぇ。

虫ケラでもねぇ。

 

笑うことも許されず、テメェの意見を語らず時が経つのをジッと待つ。

 

もうそんな生き方には戻りたくねぇだろ!

 

思い出せ!あの日々を!

理解しろ!家族の居ない俺たちに残された道はないと!

信じろ!お前らが英雄と慕うこの俺を!

 

 

 

俺が!!俺たちが!!

 

必ずこの腐った世の中に終止符を打つ!

 

 

てめぇら!一度俺について来ると決めたならもう迷うな!!

 

 

他人を信じれねぇって言うなら俺が家族になってやる!

 

1人が恐ぇなら俺が守ってやる!

 

 

強くなりてぇなら俺が強くしてやる!

 

 

 

もう天竜人共の機嫌を伺う必要もねぇ!

 

 

いいか!!俺たちはもう奴隷じゃねぇんだ!!

 

 

 

今日から俺たちは自由だ!誰にも縛られれず、誰からも指図されない。

 

お前ら!!!勝鬨をあげろ!!!

 

俺たちはもう!自由なんだっ!!!!!!!」

 

 

 

 

「「「「「「オオオオオオオオオオオオオォォォォ!!!!!!!!」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らの叫びが、未だ空中を浮遊する船から木霊する。

 

 

 

空が、

 

 

大気が、

 

 

船が、

 

 

 

 

 

 

 

 

全てが揺れるように凄まじい音量で放たれた彼らの勝鬨は世界に轟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリージョア襲撃事件と後に呼ばれ、その戦いで解放された奴隷、総勢2600人余り。

 

 

その他、戦闘により死亡した奴隷1600人 海兵250人。

 

 

 

 

 

ここから、テゾーロの。

 

 

 

いやギルド・テゾーロファミリーの復讐が始まる。

 

 

 

 

 

 

そして船は粛々と海へと緩やかに落ちていった。

 

 




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