七武海 黄金のテゾーロ   作:たんばりん

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こんにちわ。

パソコン買いました!

よってこれからは徐々に文字数が多くなると思います。


あと、いつも誤字報告ありがとうございます。
それと活動報告もしくは感想欄に

こんな感じの必殺技を使ってほしいとかあればコメントくださいね!待ってます←


第8話 動き出す世界

 

 

 

 

テゾーロ達の記憶が消失し、しばらく時が経った同日、現在センゴクは海軍の最高責任者コング元帥と共に現在五老星と今回のことについての会議を行っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは貴様ら大将、中将の2人は多少の奴隷を捕まえただけで首謀者足り得る輩には遭遇しなかったのだな?」

 

 

五老星の内の1人がセンゴクに対して問う。

 

 

「はっ!私とガープ中将はマリージョアに上陸後すぐさま首謀者の捜索に取りかかりましたが、首謀者のような輩とは遭遇しませんでした!」

 

 

「では、ボルサリーノが遭遇したフィッシャータイガーなる魚人が恐らく今回の首謀者ということになるのでは?」

 

 

「しかし、其奴はマリージョアの東側でボルサリーノと遭遇したと報告書に書いてある。

同時に荷物などは何もなく身1つであったともここに記されておる。誰が陽樹イブから悪魔の実を多数奪ったのだ?」

 

「そのフィッシャータイガーがなにかの能力者だとは考えられんかね?」

 

 

「だが、ボルサリーノと遭遇した時、何か能力を使った節は無いとされているぞ」

 

 

 

「敢えて使わなかったのかも知れん。

このような襲撃を起こす者だ。いくらか頭は切れるのではないか?」

 

 

「しかし、今回のこの事件何やら不確定な要素が多すぎる。

記録では天竜人が所有していた奴隷は総勢5000は下らなぬ。

しかしその内約2000人はあくまで記録だけ残っているだけであり、彼らに聞いてもそのような者など知らぬの一点張りだ。

まあ、彼らが非合法な方法で殺してその事を隠しておるかも知れんが・・・。」

 

 

「彼らに合法も非合法も無かろう。

ただここでの問題はその首謀者足り得るフィッシャータイガーを接敵しながらも取り逃がし、悪魔の実を強奪された事。

加えて聖地を多少なりとも燃やした者を殺すことも捕まえることも出来なかった事であろう。」

 

 

「うむ。それはそうだ。」

 

 

「コングよ。そのフィッシャータイガーなる魚人に5億の懸賞金を掛けよ。」

 

 

「5億ッ!?初頭手配で5億ですか!?」

 

 

センゴクが目を見開き詰め寄るが、すぐさまそまをコング元帥が手で制した。

 

 

「分かりました。必ずや我々海軍がその魚人を捕まえましょう。」

 

 

「二度目は無いと思えよ。小僧共。

奴隷の解放、悪魔の実の強奪。マリージョアへの襲撃。必ずその大罪人を捕らえよ。」

 

「「はっ!!!」」

 

「もう良い。お前らは下がれ。」

 

五老星の1人が彼らにシッシッと手を振るが、彼らはそれに対して何も思うことはないのか、その場で敬礼して部屋から退出した。

 

 

 

 

「しかし、悪魔の実20個とはマズイな。」

 

「あぁ。それが一番厄介だ。

もしあの悪魔の実が賊などに渡れば・・・。」

 

「間違いなく、世界は終わるだろうな。カッカッカ。腕がなるわい。」

 

「脳筋が。しかし本当にあるのか?あのような能力が存在するとは些か信じれんが。」

 

「ある筈だ。昔の伝承にもちゃんと記されておる。

しかしそれが陽樹イブにあったとは俄かに考えられんがな。

ここ100年は天竜人が血眼に探し奴隷達で実験したがその実を食べたとされる者は確認されなかったしのぅ。」

 

「まあ、もし彼奴がその悪魔の実を奪ったというなら何が何でも取り替えさなければならないだろうな。」

 

 

彼らの不吉な会議はその後もしばらく続いた。

 

 

 

「全く。ヒヤヒヤしたわい。お前は一体何をマリージョアで見たのだ?

俺にはお前とガープが喧嘩してガープがお前を気絶させたというのが些か納得出来ん。

なにかしらがありガープの奴はそうせざるを得なかったのではないか?

奴も馬鹿に素直ではあるが、ただ本当の馬鹿ではないと俺は思うんだがな。」

 

「いや、奴は本当にただの馬鹿ですよ。」

センゴクはすかさずそれを否定した。

 

「今回の事件は全面的に私が悪いとは言え、なにも私を気絶させるまで殴ったガープにも責任が無かったとは言い切れません。」

 

「それが俺には解せんのだ。センゴクよ。貴様ともあろうものが任務中にガープに喧嘩を売るとは。」

 

「そこは申し訳ありません。今となっては何故あそこでガープを殴ろうと思ったのか私にも分かりませんが。」

 

「まあ、良い。とりあえずはフィッシャータイガーという魚人をなんとしても捕らえることだ。奴を捕まえ自白させれば全てと言えないまでも凡そは分かるだろう。

センゴク期待しているぞ。」

 

「はっ!かしこまりました。」

 

 

こうしてフィッシャータイガーは初頭手配でありながらも、聖地から奴隷を解放したこと、悪魔の実を多数強奪したこと、マリージョアを襲撃したことが加味され5億ベリーの懸賞金が掛けられた。

これは初頭手配上過去最高額であり、世界はフィッシャータイガーの捕獲に向けて動き始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は変わりシャボンディ諸島。

 

 

「姉さま。これからどうしよう?」

 

先頭を歩くハンコックにマリーゴールドは声を掛ける。

 

現在彼女たちはシャボンディ諸島を目的もなく彷徨っていた。

しかし、海軍や世界政府に見つかるのを恐れ路地を進み彼女らが現在いる場所は13番街。いわゆる無法地帯といわれ、海賊や荒くれもの跋扈する賭博場近辺であった。

 

「わからないわ。ただ一刻も早く身を隠せる場所を探しましょう。

服装もどうにかしたいわね。「ちょっとお姉さん方、私と少しお茶でもしないかい?」

 

ハンコックの会話を遮り声を掛けてきた初老の男性。長髪の髪はすべて白に染まり一層老けて見えなくもないが上半身を白いシャツだけ羽織、ボタンが全開であるが故にそこから垣間見える腹筋、及び胸筋はえらく発達しており、なにより彼の眼光にいまだ衰えを感じさせない鋭い決意を宿しているような力を感じる男性であった。

 

「・・・・。」

 

ハンコックは声を掛けられた相手に目をやり一瞬言葉を失い、思考を切り替えどのように対処すべきか思案していたが、彼は一瞬の沈黙を困惑と捉えすぐさま言葉が繋ぐ。

 

「なに、怪しいものではない。

ただのナンパだよ。私はよくここらを出入りしている者なのだが、君たちはどうやらよそ者と見える。ここは無法地帯と言われ荒くれものたち蔓延る地域だ。

少し心配になってね。

君たちのように美しい者たちならなんでも相談に乗りたいと思ってしまったのだよ。それに賭けで大勝ちして気分もいいしね。

ここじゃあ、なんだ。場所を変えて話さないか?」

 

「どうしよう?姉さま。」

サンダーソニアがハンコックに尋ねる。

 

彼女もまた今考えている途中であるが一向に正解だと思える答えは見つかっていない。

しかし、いままで天竜人にひどい目に合わされてきたのだ。なにか騒ぎを起こすのはマズイと思いハンコックは断ろうと口を開こうとしたとき、目の前の男は、

「訳ありだろう。来なさい。悪いようにはしない。それにその服の替えにいくらか考えがある。」

とだけ伝え、その場から踵を返し彼女らに背を向けるようにして進む。

 

「どうしよう。姉さま!?」

サンダーソニアは再びハンコックに尋ねるとハンコックは黙って頷き白髪の彼に付いていった。

 

 

そして一行は『シャッキー'sぼったくBAR』と書かれた看板が立つBARの前に立っていた。

 

「ここは私の知り合いがしているBARでね。現在の私の家でもある。来なさい。中で話そう。なに、君たちのようにお金も無さそうなものたちからぼったくるほど彼女も冷酷じゃない。そこで話を聞こうじゃないか。」

その男性はハンコックたちに伝え店の中に彼女たちを誘導する。

 

カランカラーン。

 

彼が入り口の扉を開いたことにより、玄関に掛けられた鈴が室内へと響く。

 

「あら、レイさん。お帰り。今日は勝てたの?あら?後ろのかわいい子たちは?」

 

「あぁ。シャッキー。珍しく勝てたよ。彼女たちは賭博場の近くにいたのでね。拾ってきたよ。訳ありのようだ。」

彼、レイさんと呼ばれた男はハンコックたちをシャッキーに紹介するように彼女の目線に被らないように横に移動した。

 

「そう。それじゃあお嬢さん達、こちらにいらっしゃい。ここは酒場。

お酒を飲みながら話しましょう。」

ハンコックたちに手招きをしカウンターの席を指さしそこに座るように指示し、

ハンコックたちも恐る恐るであるが小さな声で「失礼します?」とやや疑問符が付くような様子でカウンター席に腰掛ける。

 

「まずは自己紹介をしましょう。私はシャクヤク。まあ、お店の看板を見てくれてたら分かると思うけどほとんどの人がシャッキーて呼ぶわ。あなた達もそう呼んでくれるとうれしいわね。」

 

シャクヤクと名乗った女はフフフと微笑み彼女たちをしばし観察する。

三人とも若干、いやかなり小汚い恰好をしている。服の所々は破け素肌が露出し、体臭も若干ながら漂ってくる。

しかしそんな汚い彼女たちであるが、全員が美しくしかも体型も美しい。

とくに黒髪の恐らく年長者であろうか?いや姉妹であろうか?その彼女はなにか別格を思わせる程のオーラと言うべきか、美しさと言うべきかを感じる。

 

(レイさん。よくこんな子たちを連れて帰ってきたわね。下手すれば真っ先に人攫いにあっててもおかしくない容姿よ?)

シャッキーが連れてきた彼にむかって無言で目を向けると彼もシャッキーの視線に、その思いに気が付いたのか黙って頷いた。

 

「そしてあなた達をつれてきたあの人がレイさん。まあレイリーと名前なんだけど、私は何となくレイさんって呼んでるの。

それであなた達の名前は?」

 

シャッキーがハンコックにまず目を向け話しかける。

 

「わ、私はハンコック。ボア・ハンコックです。」

 

いまだ彼女達は混乱しているのか、それとも緊張しているのか、かなり固い表情をしており、リラックスどころではないといった様子であった。

 

「ハンコックね。それで左右のお二人さんは?」

 

「サンダーソニア」

「マリーゴールド」

 

彼女らもまた例外なく緊迫した表情で声も堅い。

 

「ハンコックちゃんにサンダーソニアちゃん、マリーゴールドちゃんね。よろしくね。そうだ!お腹減ってるでしょ?少し待っててね。なにか作って来るから。」

 

シャッキーはそんな彼女たちの緊張を少しでもほぐそうと料理を作りに厨房の中へと消えていった。

 

 

「あ、あの。レイリーさん?」

 

「レイリーで構わんよ。私もハンコックと呼ぶしな。」

 

ハンコックがレイリーに声を掛ける。

 

「あ、あのレイリー。どうしてあなたは私たちを連れてきたの?

私たち見るからに訳ありでしょ?なんで、ですか?」

ハンコックは心底気になっていたことをレイリーと名乗る彼に問いかけた。

 

彼女自身、レイリーについていく道中、己の身を、妹たちの身を案じていた。

しかしこのままあの場所で途方にくれるのは建設的でないし、なにより彼の瞳には天竜人のような汚れた感情はないように見えた。だからついてはきたが。連れて来られた場所は女性が営む酒場。

おそらく本当はナンパ目的ではなく親切心なのではないだろうか?と彼女は考えたがそれならば納得できないこともある。

 

何故助けようと声を掛けたのかである。

 

その疑問をハンコックのほかに2人の姉妹も思っており腑に落ちなかったというべきか、いままで長い間奴隷であり、人に優しくされたことが久しくなかったせいなのか。

彼女らは理由がわからなかった。

 

「簡単だよ。私は美人に弱いのだよ。」

しかし彼から帰ってきた言葉は予想をはるかに超えた理由だった。

 

「え?そ、それだけですか?」

 

ハンコックは詰め寄るが彼から返ってきた言葉は「そうだ。」という一言だけであった。

 

「こんな所に連れて来て早速すまないが、私はこれから人と会う約束があるのでね。

君たちはシャッキーが戻ってきたらちゃんと彼女のご飯を食べるんだよ。彼女の料理は世界一だから。」

そういうとレイリーはおもむろに席から立ちあがり店から出た。

 

「ね、姉さま・・・。」

 

「マリーゴールド。ここはもう腹を据えるしかないわ。とりあえずシャッキーさんがご飯を作ってくれているらしいし、それをいただいてから考えましょう。」

 

ハンコックはそう答えレイリーが去った扉に目を向ける。

 

「あら?レイさんは?」

 

シャッキーが料理を両手に持ってカウンターに戻った時レイリーが居ないのに気が付き3人に問いかけると

 

「レイリーはこれから約束があるって言って出ていきました。」

とだけハンコックは返事をし、彼女の両手にある料理から目が離せなくなる。

 

シャッキーの手に持つ二つの大皿には湯気が立ち込め、おいしそうな匂いが彼女たちの鼻腔を刺激する。

大皿からみえる料理はカラフルであり盛り付けもまた美しい。

 

「フフフ。あなた達よっぽどお腹空いてたのね。はい。シャッキーちゃん特性のクリームリゾットとビーフシチューよ。

あまり食べてこれなかったのかと思ってお腹に優しそうなものをつくったわ。」

 

コトリと音をたて大皿をカウンターに置き棚から皿とスプーンを人数分だしそれにとりわけ彼女たちの前に置く。

 

そして彼女らの前に料理が置かれると三姉妹はすぐさまその料理を口に掻き込む。

 

「あっつ!!!熱い!熱いよ!」

 

サンダーソニアがその熱さに思わず声をあげるがその手は止めない。

 

「そりゃあ熱いに決まってるじゃない。さっき作ったばかりなのよ?火傷しないように少し冷まして食べないと。」

 

シャッキーの注意もなんのその。

彼女たちは女性にあるまじきスピードで乱暴にそれらを口に運ぶ。

 

ハンコックたちの頬に涙が流れた。その頬はリスのように膨らみ口にたくさんのものを蓄えている頬を伝い涙が足に床に皿のなかに落ちようとも彼女たちは食事を辞めない。

 

やがてシャッキーも彼女たちを止めるのを辞め、彼女たちの顔を見る。

先ほどの美しさはうって変わり、今はまるでリスのように頬を膨らまし、零れ落ちる涙を拭おうともせずひたすら食事を続ける。

まるで温かい食べ物を、ちゃんとした食べ物を食べるのが初めてだというかのように頬張る彼女たちに微笑んだ。

 

「おかわりもあるから一杯食べなさい。」

 

 

シャッキーは彼女たちに話しかけ、次の料理をつくるため厨房へと去っていった。






今回で第一章は終わりです。

次回からは第二章が始まります。

今日中に挙げるのは難しいと思いますので明日になると思われます。

今後とも応援よろしくお願いします!
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