長い長い夏休みも今日で終わり、明日から新学期に突入する。
「チノ、宿題終わったか?」
「終わってます。ココアさんみたいにサボっていませんので」
「助けて〜!」
ココアがすっかり宿題をやるのを忘れたようで、大慌てで問題を解き始める。
その光景を呆れた様子でチノと悠が見る。
「計画的にやらないからそうなるんだぞ」
「お説教は後で!手伝ってよ〜!」
「と、言っても私高校の宿題なんてわかりませんよ」
ココアがチノにすがりつくが、チノはあっさり却下する。
そしてココアは悠に目線を移す。
「————」
「いや、そんな捨て犬みたいな目をされても」
じっと見つめてくるココアに悠は「はぁ〜」と息を吐いて
「わかったよ、少しだけだぞ」
「わーい!ありがとー!」
ココアの宿題を手伝う羽目になってしまった。
「悠さんにココアさん、コーヒー淹れてきました」
チノがそう言ってココアの部屋に入る。そして消耗しきった2人を見て驚く。
「ど、どうしたんですか?しっかりしてください!」
「お、終わらない——」
悠がかろうじてチノの質問に答える。ココアは完全にダウンしてしまった。
そう、先ほどからずっと宿題を進めているのだが、一向に終わらないのだ。
「ココア、どんだけ溜めてたんだ……」
悠が聞くが、ココアからの返事はない。しばらくして、またココアの部屋の扉が開く。
「ココアちゃん!宿題終わった!?」
千夜とシャロだ。千夜も宿題が終わっていないみたいだが、まさかシャロも終わっていないのか——?
「見ての通りだ、俺もさっきから手伝ってるんだが、もう体力の限界だ」
「終わってるところでいいから、教えて欲しいんだけど……」
千夜がそういうと、ココアがバタッと起き上がる。
「わーい!宿題終わったあー!」
どうやら夢の中で宿題を進めていたようだ。ココアはすぐに現実に戻ってくる。
「あれ?頑張ってやったのに終わってない!?」
「寝ぼけてます」
「まあ、ココアちゃんらしいわね」
「しょうがないわね、私も教えてあげるからさっさと終わらせましょ」
結局、みんなで宿題を進めることに。チノも予習するといって参加した。
「ココア、頑張れ、これが終わったらお前の大好きな数学だ!」
「うぅ……文系は本当に無理……」
「ココアちゃん、しっかり!」
大嫌いな国語の宿題も終盤戦だが、ココアはもう死にかけだ。そんなココアを悠と千夜が励ます。
——だがシャロはというと。
「ココア!ここも間違ってる!」
「シャロちゃんがリゼちゃん以上に鬼教官だよー!!」
「こっちも違う!もうこの範囲全部やり直し!!」
容赦ないシャロの発言にココアが悲鳴をあげる。
「お、終わったぁ——今度こそ終わった——」
「ああ、お疲れ」
全ての宿題を終わらせ、ベッドに倒れこむココア。
千夜の方も終わったようで、一息ついている。そして——
「やっと終わったわね——。特製のお茶を持ってきたの。みんなで飲みましょ?」
千夜がお茶を一同に差し出す。——嫌な予感がする。そう思いながらも口に入れる。
「この中に一つだけ青汁が入ってまーす!」
千夜がそういうと、一同が一斉にお茶を吹き出す。
が、ハズレを引いたのは千夜だった。
「うっ!」
「自滅した!!」
そして翌朝。
「行ってきます」
「ああ、気をつけて」
「またねー!」
ココアとチノを見送るが、しばらくしてココアだけが戻ってくる。
「ヴェアアアア!!宿題持って行くの忘れちゃったああ!!このままじゃ遅刻しちゃうよ〜!!」
「自業自得だろ。早く持っていけよ」
「うわーん!悠くん!私のティッピーで学校まで送ってくれる?」
「仕方ないやつめ——って、『私のティッピー』ってすごいワードだな!」
やれやれと、ココアがこの前購入した自転車に乗って、ココアを後ろに乗せると、悠はココアの高校へと向かった。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート