しばらくすごろくゲームが進み、ゲームも終盤。指令の内容は徐々に過激なものになっていき、ついに事件が起こる。
ココアがサイコロを投げた。そして駒を進める。マス目に指令が書かれている。
「指令だね!『右隣の人に顔をスリスリ』だって悠くん!」
「なんてこった——」
ココアが悠に顔をスリスリさせると、悠は「やめろぉぉ!」と引き剥がす。
そして悠がサイコロを投げる。駒を進めていくと「カードを1枚引く」と指令が書いてある。
悠はカードを引こうとするが、ココアがそれを止める。
「お姉ちゃんが引いてあげる〜!」
「ああ、その方がいいかも——プレッシャーがすごくて俺には引けない」
ココアがカードを1枚引いて内容を読む。
「えーっと——ヴェアアアア!!」
「どうした!」
「あ、あのね、悠くん……『右隣の人の胸を揉む』って書いてあるよー!!」
「なん……だと……」
右隣の方を見ると、驚きのあまり開いた口が閉じないチノの姿が。
「——ダメだダメだ!それはまずい!なあチノ?」
「え——わ、私はいいですが、その——触っても何の面白みもありませんよ……」
チノが自分の胸を押さえながら悲しそうにつぶやく。
「そ、そんなことないわチノちゃん!
シャロが慌ててチノを慰める。心なしが目が渦巻いているような気がする。
「そうだぞチノ!俺は大きさで判断しない男だからな——って、そうじゃなくて!チノには綺麗な心のままでいてほしい!!」
悠はそう叫んで罰ゲームのためにもう一度サイコロを振る。
「悠……お前からそんな言葉が出てくるとは……」
そして悠の罰ゲームは次の人の番が終わるまで逆立ち。
「チ、チノ!早くサイコロを——」
「は、はい!」
そして、また悠の番で事件が起こる。
「今度の指令は『メンバーの中で2人指名して告白させる』か。どうしようかな〜」
悠がにやけた顔でリゼとシャロの顔を見ると、2人は「私たちを指名するつもりか!!」と叫ぶ。
「この2人のための指令だわ!」
「だよな、千夜ならそういうと思ったぜ。よし、リゼがシャロに告白ってことで」
「うそだああああ!!!」
リゼが頭を抱えて悲鳴をあげる。顔が破裂しそうなほど赤い。
「だ、大丈夫です先輩!この指令をパスして2人で罰ゲームを受けましょう!」
「だが——どんな罰ゲームがあるかわからない……シャロが嫌じゃないなら私は言うぞ……」
「嫌じゃありません!——もう、これなしじゃこのゲームやってられないわ!」
シャロがそう言ってカバンからコーヒーの缶を出して、栓を開けた。
「シャロ——その、わ、私は、お前のことが——その——」
「頑張ってリゼちゃん!」
ココアが楽しそうにリゼを励ます。
「お前のことが——好きだ!」
「私も大好きですしぇんぱい〜!!!」
「あら、両思い?」
「すごろくでカップル成立だね〜!」
千夜とココアの発言にリゼが恥ずかしさのあまりクッションに顔を埋めた。
そして、ココアがあと3マスでクリアというところまできた。ちなみに2位はシャロで3位は悠だ。
ココアがサイコロを投げる。3以上が出ればクリアだ。
「あー!2が出ちゃったよ〜……」
「指令は『次の番まで右隣の人と抱き合う』か——って嘘だろ!?」
ココアの指令を読み上げる悠は、指令の内容に悲鳴をあげる。
「悠くんを徹底的にもふもふするよ〜!」
「ココア!やめろ!!」
「ん〜もふもふ〜!」
悠が暑さと恥ずかしさでダウンしたため、次はチノがサイコロを振ることに。
「指令は『左隣の人に膝枕』ですね」
「悠くん、大人気ね」
「ココアのせいで肝心な時に倒れてるけどな〜」
千夜とリゼの視線の先にはダウンした悠の姿が。ココアは勝ち誇った顔。
「仕方ないですね。寝てるのでバレないでしょう」
チノがそう言って悠の頭を膝に乗せる。
結局、すごろくゲームは2位だったシャロが一気にゴールして勝利。
順位は1位シャロ、2位ココア、3位悠の逆転勝ち。
「惜しかったなぁ〜!」
「次は負けないわよココアちゃん!」
「次があるのか!?」
千夜の次回予告にリゼがツッコミを入れる。次があってたまるか。
悠が目を覚ますと、チノの顔が見える。
「——ん、チノ?」
「——はっ!」
チノが驚いた様子で下を向く。顔が近い。
「ち、違うんです!これは指令で——でも、寝てるからさっさとおろすのもアレかと思って——」
「そうなのか!?なんだよ、起きて満喫すればよかった!」
悠が後悔すると、チノの顔がより一層赤くなる。
「変なこと言わないでください!起きたんなら早くどいてください!」
「いや、このままもう一回寝る……」
「寝なくていいです!」
「相変わらずの2人ね」
「いいな〜私もチノちゃんに膝枕して欲しかった……」
千夜とココアが、悠を起こそうとするチノと、膝枕を満喫する悠を見てつぶやいた。
カオスな回になってしまった……。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート