「実はね、フルールが怪盗ラパンとコラボ中で子供の来客が増えたんだけど——」
シャロがココアと悠に悩み事を話す。どうもシャロは子供受けがイマイチで、別キャラに人気を奪われてしまい落ち込んでいるようだ。
「それで、子供受けがいいココアを偵察しようと」
「普通にしてるだけなんだけどなー……」
「心の中に土足で入り込んで馴染めるその才能が羨ましい……」
ココアの言葉にシャロがそうつぶやくと、ココアはシャロの手を握っていう。
「私はお話をするのが好きなだけだよー!」
「それも立派な才能だろ」
「人の心を盗む怪盗ココアだわ!」
「——2人とも、私をこんなに褒めるなんて——何か企んでるの?」
ココアを褒めるシャロと悠にココアが震える。——素直に感心しているのだが。
するとココアは、バイト終わりにみんなを集めて「怪盗ラパン」の鑑賞会をやることに。
「とりあえず録画したのを見ようよー!」
「私、初めてみるんだけど大丈夫かな」
不安がるリゼに悠は「心配するな」となだめる。シャロも最近少し見始めたぐらいだという。
ココアが録画したものを再生し始める。
『——あれは、冬の夜だった。雪が積もる丑三つ時に……』
「怪盗ラパンってホラー番組だったのか!?」
「ココアさん、違うの再生してます。それは私が怪談話を鍛えるために録画したやつです」
明らかに違う番組なのだが、ココアはチノに指摘されて初めて「あれ?」と気がつくと、やっと「怪盗ラパン」を再生した。
「警部の顔芸面白すぎ」
悠が大笑いして腹を抱えると、ココアも「いつ見ても最高だよね〜」と笑いながら同意する。
「面白いわね〜」
「千夜もハマってるのか……」
「この話は何度見ても感動します」
何やら隣から泣き声が聞こえるのでそちらを向くと、シャロが泣いている。リゼも心なしか涙をこらえているように見える。
「警部にこんな過去が……」
「泣いてない!泣いてないぞ!」
「私も奥さんと息子さんを大事にします……!!」
「スタッフロールも見よう」
「めっちゃハマってる上に感情移入してる!?」
盛り上がるリゼとシャロに悠がツッコミを入れる。スタッフロールの最後、原作の作者名が表示された。——「青山ブルーマウンテン」
「この人どこにでもいるな!」
悠のツッコミは絶えない。シャロはノートに怪盗ラパンの特徴を書きながら言う。
「こうしてみると、ラパンのことがよくわかるわね。考えてみると決めポーズがあまり似てなかったかも……」
ラパンについて一生懸命に調べるシャロに、チノは「そこまで頑張らなくても……」と心配するが、シャロは「ううん!」と否定する。
「絶対、みんなを喜ばせてみせるわ!」
「シャロ……」
「こうなったシャロちゃんは止められないわね。昔からずっと頑張り屋さんだもの」
繰り返しラパンの決めポーズシーンを見て勉強するシャロに悠と千夜が言う。
「わかったわ!決めポーズのとき、肘の角度は60度!手の位置はこうね!」
「「細かすぎる!!」」
「『盗めないものはないのよ』の前にワンテンポ置くとそれっぽいな!」
「「リゼ(ちゃん)まで!?」」
真剣なシャロとリゼにココアと悠がハモる。
「この2人についていけないから、私たちはトランプでもしましょうか」
千夜がそう言って棚からトランプを出してくる。適当にババ抜きを始めるが——千夜が手を滑らせてトランプを落とす。
シャロはそれを拾って
「『ロイヤルフラッシュアタック』の技を決めるとき!手首はこうスナップを効かせる!」
と叫び、千夜が落としたカードを投げるとティッピーに激突。
「ティッピー!」
攻撃を食らったティッピーを見てチノも叫ぶ。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート