「今日も静かだな」
「はい、ココアさんがいないので余計に静かです」
「リゼは部活の助っ人か」
「はい、遅れると連絡がありました」
静まり返ったラビットハウスに、チノと悠が虚しくカウンターに立つ。
「ココアはどうしたんだ?遅刻か?」
「多分そうでしょう。しょうがないココアさんです」
と、噂をすればココアがラビットハウスに慌てて駆け込んでくる。
「悠くん!大変だよー!!千夜ちゃんが——千夜ちゃんがー!!」
「どうした!熱中症で倒れたか!?」
「とにかく来て!緊急事態なの!」
「あ、ああ!チノ、すまんがしばらく店番頼む!」
「は、はい!」
ココアに腕を引っ張られたまま悠は走る。
しばらく走った先は河原だ。ここでバレーボールやココアの自転車の練習をした記憶が蘇る——。
「千夜!」
橋の上から河原を見てみると、千夜がタイヤを体に巻きつけたまま倒れている。
「千夜!おい!しっかりしろ!」
「ゆ、悠くん……私、もうだめ……」
「千夜!甘兎庵を世界進出させるんじゃないのか!」
「そうだよ千夜ちゃん!私を一人置いていかないでー!!」
瀕死の千夜に対して、必死に呼びかける悠とココア。
そしてココアが冷たい飲み物を持ってきて、千夜を落ち着かせる。
「ココア、何か心当たりあるか?」
「実はね——」
飲み物を飲んで体を冷却させる千夜の背中を支えながら、ココアが話し始める。
ココアの話によると、今日学校で体育があって、楽しく千夜と活動していたのだが、先生から突如「マラソン大会がありまーす!」と知らせを受けて、千夜が倒れてしまったようだ。
「マラソン大会か——あれは辛いよな〜」
「えーそうかな?この街を走り回るなんて気持ちいいだろうな〜」
マラソン大会があると聞いて盛り上がるココアを他所に、千夜から相談を受ける。
「私はココアちゃんと一緒にゴールしたいの。でもココアちゃんについていける体力がなくて——」
「そうだったのか、それで特訓を——」
「大丈夫!私が千夜ちゃんに合わせるよ!」
ココアが千夜の手を握ってそういうと、千夜はパッと顔が明るくなり、
「ありがとうっ……ココアちゃん——。じゃあ、一緒に当日休みましょうか!」
「「合わせるのそこ!?」」
千夜の発言にココアと悠がハモる。
そして、とりあえず今日は暑いからとココアは千夜を家まで送ることに。悠はラビットハウスへ帰ってきた。
ラビットハウスに入ると、部活の助っ人を終えたリゼも到着していた。
「千夜さん、どうでしたか?」
「ああ、マラソン大会の特訓でちょっとトラブルに遭ってな——」
チノが心配そうに尋ねてくるが、リゼは「マラソン大会か〜」と目をキラキラさせる。
「なあ悠、明日から私と早朝ランニングしないか!?」
「いきなりだな——いいぞ!俺も体力落ちてきそうで怖いし」
「決まりだな!ちゃんと朝寝坊しないで来いよー」
「寝坊するわけないだろ。ココアじゃあるまいし」
こうして、リゼと悠はしばらく早朝ランニングすることになった。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート