「んー……」
悠がココアがデザインしてリゼが製作してくれたぬいぐるみをじっと見つめると、リゼは不思議そうに「どうかしたか?」と聞いてくる。
「いや……どこかで見たようなデザインだなーと思って」
「そうか?」
悠がそういうと、リゼもぬいぐるみをじっと見る。確かにどこかで見たデザイン。
身近に似たようなものがあるような気がして、辺りをキョロキョロ見回す。
「どこかで見たことあるんだよな、このデザイン。どこだろう?」
「言われてみれば私もあるぞ。近くにこれと似たようなものが——」
するとココアがこちらにやってくる。
悠のぬいぐるみは、白を基調としたデザインに、青いネクタイ、そしてベレー帽を被っているものだ。
これをデザインしたココアなら何か知っているかもしれない。
「なあココア、このぬいぐるみ、何かを参考にして作ったとか、そういうのあるか?」
「悠くん、思い出せないの?」
「はぁ?」
ココアが意外そうに聞き返してくるので、悠は困惑する。リゼも考え込む。
「これ、チノちゃんの夏の制服を参考に作ったんだよ!悠くんならわかると思ったのに」
「そうなのか!?」
「言われてみれば——」
その会話を聞いてチノもこちらへやってくる。
「これ、私がモデルなんですか!?」
「なんでこれを俺に——」
「だって悠くん、チノちゃんのこと好きでしょ?」
「ココアもたまには仕事するんだな」
「いつも仕事してるよ!?」
軽口を叩く悠だが、心なしか少し嬉しそうに見える。
リゼも納得した様子で、「確かに中学校の制服だ……」と頷く。
「今すぐ作り直してください!恥ずかしすぎます!」
チノが悠が持っているぬいぐるみを取り上げようとするが、身長が足りない。
「ありがとうココア、これをチノだと思って毎晩一緒に寝るよ」
「えへへ〜よくできてるでしょー?」
「もう……すぐ調子に乗ってそういうこと言うんですから……」
チノが顔を赤くする。
「さて、夜も遅いし、そろそろ寝るか?」
リゼの発言に悠が「ああ」と同意するが、ココアは不満そうだ。
「えー、せっかくなんだから夜更かししようよー!」
「それなら、やっぱりサバイバルゲームを——」
「すぐそっちに持って行こうとするんですね」
部屋の奥から銃を出してそう言うリゼにチノが呆れる。
「おい、さっきも言っただろ、チノが怪我したらどうするんだ」
「そうだよリゼちゃん!銃は危ないよ!」
「どうして私がやられる前提なんですか」
悠とココアにリゼは「考えがある」とさらに風船を出してくる。
「これを頭につけろ」
リゼによると、この風船以外の部分は射撃禁止で、風船を割られたら負け。
相手チームの風船を全て割ったら勝ち。制限時間は1時間だ。
制限時間内にどちらかのチームが全滅していない場合、生き残った人数が多い方が勝ち。
里恵は眠いとさっさと寝てしまったため、自動的に2対2のゲームになる。
「くじ引きする?」
「俺とリゼが一緒のチームになったら勝ち目なくなるけどいいのか?」
「確かに——悠は特殊部隊にいた強者だし、私は日頃から訓練してるし、別れた方がいいのかもしれないな」
「いつから元特殊部隊っていう設定が追加されたのか!?俺は一般人だ!」
結局、チームはチノと悠、ココアとリゼという組み合わせになった。
舞台はリゼの家の端から端まで、と言いたいが、夜遅いのでリゼの部屋があるこの棟だけ。
準備時間は5分間。この時間内にスタート位置まで移動し、物資を調達する。
初期装備はハンドガンのみ、リゼの部屋の隣にある例の部屋で武器を入手可能。
ただし、リゼの部屋は里恵が寝ているため入室禁止だ。
「どうしましょう。私戦える気がしません」
「俺もだ。ココアならともかく、リゼがやってきたら——」
制限時間内に相手チームを全員倒せない場合は生き残った人数によって勝敗が決まる。
ということは、1人でも欠けると不利になる。
「まともに戦っても勝てない。だからどこかに隠れてタイミングを見よう。ココアかリゼが近くに来るまで隠れるんだ」
「ですが、それでは勝てませんよ」
「大丈夫だ、その場にいなくても風船に攻撃できる方法がある」
悠がそういうと、チノにある秘策を伝えた。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート