ご注文は家出人ですか?   作:Alkali

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第百二十二話 対お姉ちゃん遊撃部隊

「まずは武器の安定した供給が必要だ。私の部屋の隣にあるあの部屋を占領しよう」

 

「いえっさー!」

 

「もしかしたら、悠たちも同じことを考えているかもしれない。気を抜くなよ」

 

 

ココアとリゼは、棟の西側でゲームスタートを待つ。

作戦は、まず手持ちの武器を強化すること。つまり、武器がある例の部屋を占領し、立て籠もる。

 

もし悠とチノが来なかった場合は——。

 

 

「いくつかあの2人が行きそうな場所を知っている。武器を手に入れたらそこを攻めよう」

 

「さすがリゼちゃん!」

 

「こういうのは親父とよくやってるから得意なんだよ」

 

 

リゼが得意げな顔でココアにいう。

 

 

 

そして、ゲームが開始された。

 

 

 

 

 

 

「チノ、入れるか?」

 

「大丈夫です」

 

 

棟の東側、チノと悠は小さな物置部屋に姿を隠す。

この部屋は物が多い上に、入り口が狭い。ココアはともかく、リゼが攻め入るのは難しい。

チノは余裕で通れたが、悠は少々きつい。

 

 

「武器もハンドガンだけだし、ここを攻められたらやばいかも」

 

()()を仕掛けたので大丈夫かと」

 

「それもそうだな」

 

 

実は、この部屋に入る前に絶対に通らなくてはいけない通路がある。

その通路は、先ほど悠とチノが仕掛けた「地雷」が多数用意されている。

そもそもこの部屋に到達する前に風船が割れるだろう。

 

 

「まさかここまで狭いとは——」

 

「そうでしょうか」

 

「はぁ……チノは小柄でいいよな」

 

「嫌味ですか?」

 

「違う違う。チノは大きくなりたいっていうけど、小さい方が得する時もあるんだぞ」

 

「————」

 

 

チノは少し不満そうだが、悠はそれを無視して扉の方に銃を構える。万が一ここに侵入してきた時にすぐに撃てるように。

 

 

「チ、チノ……」

 

「どうかしましたか?」

 

「その……吐息が首筋に当たってくすぐったい……」

 

「なっ——」

 

 

チノは顔を赤くした。

 

 

 

 

 

 

 

「誰もいなかったな」

 

「今日も平和だねー!」

 

「しっ!大きな声を出すな。気を抜いたらやられるぞ」

 

「あっ、そっか。静かにしないとね」

 

 

ココアとリゼは武器がある部屋に侵入。誰もいないことを確認するとマシンガンを手に取る。

 

 

「ココアはこれを。初心者でも撃ちやすいタイプのやつだ」

 

「わーい!ありがとー!これで100人きても大丈夫だね!」

 

「だから大声を出すな!」

 

 

すぐに大声を出してしまうココアにリゼが慌てる。

 

 

「ショットガンは風船以外にも当たる可能性があるから危険だな……」

 

 

リゼも武器を手に取る。そしてソファーの影へ移動。

 

 

「終了20分前までここで待機しよう」

 

「いえっさー」

 

 

 

 

 

 

「来ないな。やっぱり上で武器を調達してるのか?」

 

「その可能性もありますね」

 

「多分この調子だと、俺らが武器の調達に行くのを待っている可能性がある。あえてそこを奇襲するという手もあるが」

 

「ここで待ちましょう」

 

「了解」

 

 

チノと悠は慎重だ。向こうから攻撃してこない限り、こちらは行動しない方針は変更しない。

 

しばらくして、足音が聞こえる。ココアかリゼのどちらかだろう。あまりにも動かないため、様子を見にやってきたか。

 

 

「チノ、リゼがくる」

 

「どうしてわかるんですか?」

 

「仕掛けた罠が反応していない。多分リゼのことだから一つ一つ破壊して防いでいるだろう」

 

「そんな……リゼさんに勝てる気がしないです」

 

「チノは物陰に隠れて隙を狙え。俺が引きつける」

 

 

数分後、糸を切ったのだろうか、ハサミを持ったリゼが部屋に突入する。

チノと悠の関係を

  • 進展させる
  • 現状維持
  • ココアに浮気ルート
  • リゼに浮気ルート
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