ご注文は家出人ですか?   作:Alkali

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第百二十三話 姉妹、いざ決戦!

扉が開いて影が見えた瞬間、影に向かって引き金を引く。

 

 

「くそ!やっぱりここにいたか!」

 

 

リゼもそれに負けまいと持っているマシンガンを連射してくる。

マシンガン相手にハンドガンでは圧倒的に不利。だが悠にはまだ秘策がある。

 

悠の隣にあるこの紐を引けば、積んであるダンボールが一気に崩れる。バランスを崩した瞬間にトドメを刺す。

 

 

「いけっ!」

 

 

悠は紐を思い切り引っ張ると、積んである空のダンボールがリゼの頭上に落ちてくる。

 

 

「ここにも罠が!?」

 

 

リゼは慌ててダンボールを避ける。その時に悠が隠れている物陰にリゼが体をぶつけると、物が倒れて悠とリゼが下敷きに。

 

 

「ゆ、悠さん!リゼさん!」

 

「チノ!早くリゼにトドメを!」

 

「え?あ、はい!」

 

 

チノがリゼを撃つが、リゼも悠を撃つ。——リゼと悠はやられた。

 

 

リゼが脱落したが、悠が重いダンボールの下敷きになって動けない。実質相打ちと言ったところか。

 

 

「チノ——」

 

「悠さん、大丈夫ですか」

 

「俺のことは気にするな、早く行け。この騒ぎを聞いてココアも来るはずだ」

 

「私……不安です……」

 

「大丈夫だ、ティッピーもいるだろ。最悪身代わりにして逃げろ」

 

「小僧!わしを身代わりに使うつもりか!」

 

「くっ……ココア……後は任せた……」

 

 

チノは2人を置いて部屋を出て行った。

 

 

「ところでリゼ、この状況、洋館の時を思い出すな」

 

「ああ、あの時も下敷きになったっけ……」

 

 

リゼと悠を下敷きにしていた物をどかし、しみじみと過去を振り返る2人だった。

 

 

 

 

 

「ココアさん……」

 

 

チノは誰もいない廊下を歩きながら呟く。

悠がやられてしまった今、チノ1人でなんとかココアを倒さなければならない。

 

 

「おじいちゃん、どうすれば——」

 

「ふむ……そうじゃな、ココアはまだあの部屋にいるかもしれぬ。そこを奇襲するのはどうじゃろう。リゼから奪った銃を使うんじゃ」

 

「こんな重いもの、うまく使えるかどうか——」

 

 

チノはよろよろと武器のある例の部屋までやってくる。

すると、案の定ココアがいた。

 

 

「ココアさん……」

 

「チノちゃん!?」

 

「さらばです」

 

「負けないよー!」

 

 

チノはココアの風船をめがけて発砲するが、ココアもチノの風船をめがけて発砲する。

 

しばらく激しい銃撃戦に。ただ、銃の性能だけで言えば初心者用を持っているココアよりは有利だが、うまく扱えないため、結局は互角の勝負。

 

 

「しまった!弾切れだよー!」

 

「私の勝ちです。ココアさん!」

 

「こうなったら、チノちゃんをもふもふして風船を割っちゃうよー!」

 

「なっ、接近戦!?」

 

 

ココアがチノに抱きつく。チノは腕をロックされて銃を撃つことができない。

様子を見に来たリゼと悠が驚く。

 

 

「ココア!?」

 

「なんで接近戦になってるんだ……チノ!頑張れ!」

 

「ココアさん……やめてください……」

 

「チノちゃんもふもふ〜!」

 

 

チノが抵抗すると、ココアがそれをかわそうとするが、風船を地面につけてしまう。——割れた。

その反動でチノの風船も割れた。

 

 

「私の勝ち——?」

 

「うぅ……私、お姉ちゃんどころかチノちゃんにも勝てないの……?」

 

 

こうして、サバイバルゲームはチノと悠チームの勝ちで幕を閉じた。

チノと悠の関係を

  • 進展させる
  • 現状維持
  • ココアに浮気ルート
  • リゼに浮気ルート
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