ティッピー公認の魔法使い(?)となったココアは、早速みんなにマジックを披露する。
「それでは、ココアマジックショーの始まりだよー!」
一同はそんなココアに「おー……」と拍手をするが——。
「この帽子から花が——ヴオッ!」
帽子から花を出そうとしたココアだが、出てきた花が顔面に直撃。
「この杖が伸びて——ガハッ!」
杖を伸ばそうとしたが、逆方向に伸びてしまい、鳩尾に直撃。
「せ、説明書……読んだのに……」
千夜はパチパチと拍手するが、チノ、リゼ、悠は「先が長そうだ……」とココアの悲劇に目を瞑る。
「ココア、大丈夫か?」
「うぅ……お腹が……」
「無理しすぎです」
腹を抱えてうずくまるココアに、悠とチノが心配する。
「ちょっと俺もやってみるか」
ココアから一式を拝借して帽子から花を出そうとするが、確かに顔面に直撃する。
「痛え……。今度は杖だ!向きに気をつければ大丈夫だろう」
そう言って杖を伸ばそうとするが、今度はティッピーに直撃して、ティッピーが吹き飛ぶ。
「「ティッピー!!」」
吹き飛ばされたティッピーにチノと悠が駆け寄る。
「私、将来は魔法を使ってパンを焼きながら小説も書く町の国際バリスタ弁護士になるよ!」
「次第に肩書きが長くなっていく……」
「ココアさんは夢が多すぎます」
事あるごとに夢が増えていくココアに悠とチノが呆れる。
「チノの将来の夢ってなんだ?——やっぱりバリスタ?」
「はい。お店を継いで繁盛させたいと思ってます」
「そうか——」
翌日、ココアが「日向ぼっこ」を初めて店内が静かになると、チノと悠が将来の夢について話していると、次第に話題がチノの祖父についてに変わっていく。
「おじいちゃんは——私の憧れです。コーヒーを淹れる姿とか、炒ったコーヒー豆の匂いがするところとか、よく覚えてます」
——確かにティッピーはコーヒーの匂いがするな。
生前のチノの祖父に会ったことがない悠は、完全にイメージがティッピーだ。
「1つの仕事をどこまでも頑張り続ける姿って、見ていてとってもかっこいいです」
「——なんだよ、俺もバリスタになろう」
「単純なやつめ……」
「男ってだいたいそうだぞ。『かっこいい』とか『すごい』って言われるとやる気になるもんさ」
隣でヤジを飛ばすリゼに悠はそういうと、リゼは「そんなもんなのか……?」と納得したようなしてないような、微妙な表情を浮かべる。
「お前もそうだろ。この前、ぬいぐるみを作った時だって、『かわいい』とか『眼帯がいい味出してる』とか言われてやる気になっただろ」
「一応言っておくと私は男じゃないぞ!?——まあ、考えてみればそうかもな」
「ティッピー曰く、リゼは『褒めると調子にのる』っていう——」
「その話をするなーっ!!」
ティッピーと悠がリゼのチョップを食らってダウンした。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート