「よーし!じゃあ2回戦いくよー!」
ココアはそう言ってもう一度くじを引くように言う。
今度くじを引くと、赤いラインが入っていないものだった。
「また赤だ〜!」
「私もだ」
今度はココアとリゼ、チノと悠というペアになったようだ。
「やっときたか——!」
「すごい嬉しそう!」
嬉しそうな悠にココアがつっこむ。
「リゼちゃんの好きなところか〜」
「な、なんだ?」
「全部だよー!」
「ココア……」
ココアの発言に顔を真っ赤にするリゼ。
「そっとしておきましょう」
「だな」
デレデレする2人をおいてチノと悠がゲームを始める。
「チノの好きなところか——考えたこともなかった」
「えっ……」
悠の発言にチノが困惑する。
「考えようとすると頭がパンクしちゃう」
「なんですかそれ!」
「悠くん、チノちゃんの好きなところないの!?」
ココアが意外そうにこちらを向いてくる。
「ありすぎて考えられないって意味だ!言わせんな!」
「デレデレじゃないか!」
「お前に言われたくないぞ、リゼ」
「うるさーい!」
「じゃあ、チノちゃんは?」
ココアがチノに悠の好きなところを尋ねると、チノは
「そうですね……」
としばらく考えた後——。
「いつもヘラヘラしてるのに、ちゃっかりしてて——そういうところ、嫌いじゃないです」
「ん〜?『好き』とは言ってくれないんだ?」
にやけた顔でチノに問い詰める悠に、チノはバケツを悠に押し付けて
「うっ……い、いつまでもおしゃべりしてないで、早く倉庫の掃除してください!」
「倉庫の掃除、明日じゃなかったっけ!?」
悠はリゼの方を向いて、
「リゼ、お前の言う通りだな」
と言うと、リゼも「そうだろう?」とにやける。
「な、何のことですか……」
「チノは照れ隠しするとき、いつも俺に仕事割り振って誤魔化そうとする癖があるよね〜って話だ」
「た、たまたまです!本当にしょうがない悠さんですね……!」
「で、結局リゼはココアのどこが好きなんだ?」
悠がリゼに尋ねると、リゼは
「えっ!?」
と顔を赤くする。
「リゼちゃん……まさか私のこと、嫌い……?」
「そ、そんなことないぞ!大好きだ!」
「本音漏れたな」
「リゼちゃんったらだいた〜ん!私もリゼちゃんのこと大好きだよ〜」
大笑いする悠と、照れるココアにリゼがさらに顔を赤くして
「う、うわああああ!!チラシ配りしてくるー!!!」
と店を飛び出す。
「リゼちゃん!それ新聞紙ー!!」
ココアも後を追いかけた。
「ココアがいないと静かだな」
「そうですね」
ココアとリゼがいなくなったラビットハウス。
——異様に静かだ。
「青春っていいですねぇ……」
「いつからそこに!?」
テーブル席から青山ブルーマウンテンの声がする。
「悠さん、チノさん。私の新作のためにこの後3時間ほど取材してもよろしいですか?」
「するかー!!」
「そうじゃ!そうじゃ!」
「はっ!今、確かにマスターの声が!」
チノの頭の上で跳ねるティッピーを見てチノが困惑する。
「ティッピー……どうしたんですか」
「青山さん、俺らよりいい題材ありますよ」
「あら、なんでしょう」
悠が提案すると、青山は目を輝かせる。
「孫離れできない某バリスタのおじいさんの話とかよくないですか?」
「あら〜!まるでマスターのような——」
「お前らにわしの気持ちがわかるかー!!」
ティッピーが意気投合する悠と青山にツッコミを入れる。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート