「————」
「なんだよ」
ラビットハウスにて。チノがこちらを向いたまま頬を膨らませる。
「————」
「おいリゼ、チノに何があった」
悠が小声でリゼに尋ねる。
「チノは、悠がいなくて寂し——」
リゼが言いかけたが、チノが「リゼさん!」と会話を強制終了させる。
「ごめんごめん」
「チノ——」
「リゼさんの勝手な想像です」
「本当かよ。全く素直じゃないな〜」
「本当です。大きなお世話です」
「——まあそういうことにしておこう……」
とぼけるチノに悠がにやけるが、チノが悠の顔を見ると、目をそらして言う。
「——にやけてないで仕事してください」
「はいはい」
ココアが帰ってきた。千夜も一緒にいる。
「いやぁ〜クラスの一体感が最高だね〜」
「悠くん考案の内装もバッチリ!勝利目前だわ!」
ココアと千夜がそういうと、ラビットハウスに遊びに来ていたシャロとリゼが
「ふ〜ん……」
「ずいぶん楽しそうだな」
とわずかに頬を膨らませる。
「ん?どうしてほっぺ膨らませてるの?」
「えっ、そんな顔してたか!?」
ココアの言葉にリゼが驚く。
「悠さん。解説を」
チノに言われて悠はいう。
「簡単なことだ。ココアと千夜の学校生活の別の顔に寂しさとやきもちを——」
「待て待て!!」
「それ以上いうなーっ!!!」
リゼとシャロが悠に叫ぶ。
「そんなみんなに文化祭の招待状だよ〜!」
「——楽しみにしてる」
リゼがわずかに赤くなった顔を招待状で隠しながらそういう。
「悠くんも手伝ってくれてありがとね〜」
「気にするな」
「私たちね、シャロちゃんたちに楽しんでもらいたいから頑張ってたのよ」
千夜がそう言ってシャロに招待状を渡す。
「あ、ありがと……」
シャロが照れ臭そうに招待状を受け取る。
「そしてチノちゃん!お姉ちゃんたちのビアホールに期待しててね!」
「!?」
ココアがそう言ってチノに招待状を渡す。
「メニューにビールなんてあったっけ……」
悠のつぶやきは誰にも届かない。
「あ、あの……」
「なんだ?」
文化祭の招待状を持ったチノがこちらにやってくる。
「その……よかったら文化祭、一緒に——」
「悠くん!チノちゃん!お姉ちゃんが校内を案内してあげるー!!」
「むぅ……」
ココアがそういうと、チノは頬を膨らませる。
「チノ、何か言いかけてなかったか?」
「もういいですっ!」
「——?」
「チノちゃん?」
「ダメだ、この店鈍感なやつしかいない……」
はてなマークを浮かべる悠とココアにリゼが呆れる。
そして、文化祭当日がやってきた。
「ここがココアさんたちの学校——!」
チノが目を輝かせる。
「あっ、チノ!これ飲んでみろよ」
「なんですか?」
「泡のひげ〜!」
ビール風に作られたリンゴジュースをチノと悠が飲むと、口周りに泡がつく。
「こら未成年ー!!」
その様子を見てリゼが勘違いしてしまった。
「これ、リンゴジュースだぞ」
「ほ、本当か——?」
リゼにもジュースを渡すが、リゼは疑って飲もうとしない。
「あーっ!ティッピーがいるぞ!」
悠が指差しながら叫ぶと、チノがその方向を向く。
しばらくティッピーと目を合わせるチノ 。
そしてしばらくしてから、ティッピーが掠れた低い声で
「ひげチノちゃんだ〜……」
とこちらに迫ってくる。
「うわああああ!!!」
チノがこちらにしがみついてくる。
「ココア?何してんだよお前……」
悠がティッピーの正体に気がつくと、チノも「えっ?」と埋めていた顔をあげる。
「ティッピー帽子作るって言ったでしょー!」
「ココアさん!それは帽子じゃないです!!」
チノが顔を真っ赤にして怒鳴った。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート