「お、シャロか。ココアを連れてきたぞ——ってあれ、ラパンの仮装は?」
集合場所へ集まる前に、シャロと合流した。怪盗ラパンの格好をしていたはずだが、いつの間にか警官の仮装になっている。
「ココア!どこ行ってたのよ!——リゼ先輩と服を交換したのよ。ほら、匂いを嗅ぐとまだリゼ先輩の——」
「シャロ——さすがの俺でもそれは引くぞ……?」
シャロの問題発言に悠がジト目でツッコミを入れる。
「と、とにかく!ココアはみんなを心配させた罪で逮捕!」
「罰はみんなにジュース奢りね〜」
後からやってきた千夜も便乗する。
「ごめんなさーい!!!」
ココアの叫び声が綺麗にライトアップされた夜の街に響いた。
「ハロウィンもそろそろ終わりだな〜」
リゼがしみじみとつぶやく。
「ご先祖様は空に還るのね」
千夜の発言に、悠はあの魔法使いを頭に思い浮かべる。
隣ではチノが「はっ!」とティッピーの顔を見る。
「大丈夫じゃよ。わしはまだ天国に門前払いされたままじゃ」
ティッピーがそう言うと、チノはティッピーをぎゅっと抱きしめた。
「こんにちは〜!」
ラビットハウスでバイトしていると、メグが遊びにきた。
「メグ!いらっしゃい」
悠が出迎えると、メグはあたりをキョロキョロと見回す。
「あの、ここで塾を開くって聞いたんだけど」
「「聞いてない!」」
店番をしていたチノと悠がハモる。
「待ってたわ」
その時、店の奥から大人びたココアの声が聞こえてくる。——嫌な予感。
「理科教師のココアよ。秘密の実験、はじめましょ——まずはコーヒーどうぞ」
「ビーカー!!?」
そう言ってメグにビーカーを差し出すココア。
「受験勉強を手伝ってもらう予定だったの〜」
メグがコーヒーを飲みながらそう言うと、チノが「えっ……」と驚く。
「ココアさんの教え方、わかりにくいですよ」
チノのこの発言には頷ける。ココアの教え方——あれは悲惨だった。
「教師役ならリゼが適任だろ」
悠がそう言って倉庫からリゼを連れ出す。
「なに!?受験勉強!?」
倉庫から出てきたリゼが事情を知ると、わずかに頬を膨らませる。
「リゼちゃんったら〜生徒とられて拗ねないの!」
ココアがそう言って膨らんだ頬をツンツンと指で突くが、リゼは
「拗ねてない!」
とそっぽをむくが、ココアもそれに合わせて方向を変える。
「妬かないの!」
「妬いてない!」
そう言ってココアの手首を掴むリゼ。
「手が本気!!」
ココアの手首からギリギリと音が鳴る。
そして1時間後。メグが持ってきたタイマーが鳴る。
「あっ!移動教室の時間だ〜!」
「——移動教室?」
首を傾げる悠に、メグがいう。
「そうなの。次は国語だから、甘兎庵に行かなきゃ」
「千夜が教えるのか」
「そう!チノちゃんも行く?」
「えっ、いいんですか……」
メグの誘いに困惑するチノだが、メグが「平気だよ〜」とうなずく。
そしてその晩、今度は悠の元へやってきた。
「なに!?俺も先生役だったのか!?」
「悠さんは社会科の先生だよ〜」
「あっ、ご迷惑でしたら断ってくれて大丈夫ですから」
「いいや、迷惑なんてとんでもない。大歓迎だよ」
そうして悠が社会の授業を始めると、チノがとても真剣にやっている。
「チノ、やけに気合入ってるな」
「はい。仕事も勉強もちゃんと両立していきたくて」
「そうか」
「なんだかんだ、高校生組はみんな両立できてて——すごいです。だから私も頑張るんです」
「チノ——よーし!一気に高3の内容まで進めるぞー!」
「受験勉強なのにそこまで!?」
盛り上がる悠にメグがツッコミを入れる。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート