その日の翌日。
今日はラビットハウスが休みの日。
久しぶりにチノと2人で街に出かけた。——特に目的があるわけでもないが。
「ココアのやつ、今日もバイトなのか」
「全く……古物市で調子乗るからです」
「ごもっともだな」
そんな話をしながら適当に歩いていると、自然公園にたどり着いた。
「あ、クレープ屋があるぞ。久しぶりに食べるか」
「はい」
自然公園に屋台を出しているクレープ屋の方へ向かう。
「ココアー!?」
「ココアさん!?」
「はい!新人のココアです!」
「————」
クレープ屋にココアがいたのだ。一緒にシャロもいる。
「いや〜掛け持ちすると疲れますなぁ〜!シャロちゃんはいつもこんなに働いてすごいね〜!」
ココアが悠たちのクレープを作りながらシャロにそう話すと、シャロは少し顔を赤くして
「べ、別に、慣れれば大変じゃないわよ」
と強がる。
「まあ、ココアちゃんがバイト掛け持ちしてるの?」
「ああ、フルールと自然公園にあるクレープ屋にいた」
「あらあら……うちにも来てくれないかしら」
「——そっちですか」
お昼を食べに甘兎庵へやってきたチノと悠は千夜にココアのことを話す。
注文の品を持ってきた千夜がチノと悠に言う。
「ココアちゃんがいないのは寂しいけど、私嬉しいわ。——デートのお食事にうちを選んでくれて」
「別にデートじゃないです」
「そうそう、ただ散策してるだけだ。茶化すな」
茶化す千夜に目を逸らすチノと悠だった。
甘兎庵での食事を終え、悠が大事なことを思い出す。
「しまった!今日の午後から青山さんの新作発売とサイン会があるんだった!」
「すっかりファンです」
「ほら急ぐぞチノー!!」
「待ってください。食べた後に走ると横腹が……」
チノの手を引いて走る悠にチノが止める。
「あら悠。まだチノちゃんとデートしてたの?」
書店へ向かう途中、シャロと遭遇した。
「ああ。シャロはなんで急いでるんだ?」
「今から書店でバイトなのよ!」
「そうでしたか。私たちも書店に行こうと思って」
「なら一緒に行きましょ」
そして書店に到着した。
「今なら青山先生の新作小説を買うとサインつきますよ〜」
「ココアー!!?」
「ココアさん!?」
「ヒィッ!?」
——なんと、書店にもココアがいたのだ。
さすがにシャロの顔も青ざめる。
「なんでまたあんたがいるのよー!!」
「凛ちゃんさんの紹介でバイトしてるんだ〜」
「凛さん、なんでうさぎの衣装?」
うさぎの被り物をかぶっている凛に悠が聞く。
「『うさぎになったバリスタ』です〜!」
凛のかわりに、同じ衣装を身につけている青山が答える。
「青山さんも面白いこと考えるね〜!」
ココアが凛にいうと、凛がきょとんとした表情になる。
「凛さんも大変ですね。付き合わされて」
「優しいです」
悠とチノが凛にそう言うと、凛は顔を赤くする。
「す、すみませ……これ考えたの私……です……」
「凛ちゃんさんの案だった!?」
ココアがツッコミを入れた。
「ねぇねぇ悠くん!リゼちゃんたちにクリスマスプレゼント買おうと思うんだけど、どれがいいかな?」
「店員が客に聞くなよ。——そうだな、こっちはどうだ?」
悠が指差した本をココアが手に取る。
「それっぽい!」
「違うわ。先輩はこっちよ」
シャロが間に入ってきた。
「それはチノちゃんぽいよ〜」
「——私っぽい?」
困惑するチノを差し置いて、本選びに熱が入るココアとシャロ。
「あいつら、なんかめちゃくちゃ仲良くなってるな」
「そうですね」
「って、今買うんじゃないのか!?」
「今選んでバイト代入ったら買うよ〜!今、私はお財布も胸も寂しいの……」
ココアがそう言うと、シャロが
「あんたの胸は寂しくないでしょー!!」
と怒鳴る。
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート