その後、千夜とも合流した。
「あら、みんな。あけましておめでとう」
「おめでとうございます。千夜さん」
「おめでとー!」
チノとココアが応える。
「千夜ちゃんはおみくじどうだった?」
ココアがおみくじの話をすると、チノとシャロの頬が膨らむ。
「まあまあよかったわよ。ココアちゃんは?」
「私大吉だったんだ〜」
「まあ!」
「「————」」
おみくじの話で盛り上がる2人とは対照的に、チノとシャロは黙る。
「おい、おみくじの話はその辺に……」
リゼが気を遣って止めようとするが、千夜に
「リゼちゃんはおみくじ、どうだったの?」
と聞かれ、
「恋愛運がとってもいい年だってさ〜」
リゼの言葉を聞いて、千夜は楽しそうにシャロのもとへいく。
「リゼちゃん、恋愛運いいらしいわよ」
「知ってる……でもね千夜……私、恋愛運最悪なの——」
「前途多難ね——」
落ち込むシャロに千夜が目を瞑る。
「悠くんは?」
「俺か?俺は普通だったな」
「恋愛運は!?」
悠が淡々とそう答えると、ココアが食いついてくる。
「恋愛運か——最高とまではいかないな」
「そんな〜!」
「——なんで、お前が悔しがるんだ?」
なぜか悠のおみくじの結果に悔しそうなココアにツッコミを入れる。
「チノちゃんは恋愛運どうだったの!?」
「私ですか?恋愛運は——あまり良くないです。あまり進展しない上に、相手が無自覚で浮気をする可能性があると」
「「————」」
一同が悠の方を向く。
「——まぁ、悠だもんな……」
「そうですね」
リゼとシャロが納得するが、
「なんでだよ!俺はこう見えて一途だぞ!」
と悠は納得がいかない様子。
ラビットハウスへ帰ろうとしたとき、ティッピーがチノの頭の上で跳ねる。
「ティッピー?どうしたんですか」
「おみくじ引きたいんじゃね?」
悠がそう言うと、ティッピーは「うんうん」とうなずく。
「おじいちゃん……。皆さん、すみませんが先に帰っててください。すぐ追いつきます」
「ふふっ」
チノの言葉に千夜が微笑む。
「——なんですか?」
「いいえ。悠くんと初詣デート楽しんでね」
「そんなんじゃないです」
そう言ってからかう千夜にチノは背を向ける。
「おーい、ティッピーの分のおみくじ引いてきたぞ。さすがにその体じゃ自分でできないだろ」
「すまないのぅ」
「しかし、ティッピーになってるとはいえ、一応亡くなってる人がおみくじ引いて意味あるのか?」
悠がそう言ってティッピーに引いてきたおみくじを渡すと、チノが
「——確かに」
と同意する。
「——どれどれ、今年のわしの運勢は〜……」
「おみくじよりティッピーのコーヒー占いの方が当たりそうだが——」
「昔はおみくじ代わりに占ってもらおうとやってくるお客さんもいたそうですよ」
「ちょっと静かにしてくれんか」
「へいへい……」
真剣におみくじをみるティッピーの隣でチノと話していたら叱られてしまった。
「なぬ!?どうやら、今年はラビットハウスが繁盛するそうじゃ」
「クリスマスの時を見れば、もうある意味繁盛してるぞ」
「お客さん、増えるんですか?」
「2人とも、今年もラビットハウス繁盛のために頑張るんじゃ!」
「言われなくともだ」
「そうです」
悠とチノの言葉にティッピーは満足そうにうなずいた。
ラビットハウスに帰ると、リゼの膝でココアが眠っていた。
「帰ってきた途端眠いからって——」
「————」
困りつつも嬉しそうなリゼに、チノと悠がジト目になる。
「——おみくじ、当たりそうですね」
「——そうだな」
「お、お前ら!最近私をからかうのに味をしめてないか!?」
「——気のせいだ」
リゼの言葉に悠とチノが視線を逸らした。
次回でなんと本編が200話になります!!
100話目ではチノと悠に進展がありましたね。200話目では、またラビットハウスで事件が起きるようです。お楽しみに!
チノと悠の関係を
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進展させる
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現状維持
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ココアに浮気ルート
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リゼに浮気ルート