ご注文は家出人ですか?   作:Alkali

25 / 249
第二十五話 サプライズパーティー

早朝。店の支度をしているチノたちに昨日の夜、ココアと立てた計画を話した。

 

「なるほど——ってココアさんが原因なのに……」

 

「面白そうだな!派手にやろう!」

 

「あ、友達も呼んでいいですか」

 

「もちろん!」

 

 

数時間後、モカが起床して降りてきた。

 

「よし、ココア、行ってこい」

 

ココアがホラーなうさぎの格好をしてモカを誘いに行った。

 

「あ、この前のお兄さん。こんにちは〜」

 

「お、おう……」

 

お互い、軽く自己紹介を交わし、モカが店に入ってきた。

盛大にクラッカーを鳴らし、向かい入れる。

マヤは銃型のクラッカーを自慢、メグはかぶり物を自慢すると、モカは

 

「そうなんだ!2人ともいいセンスだ」

 

「やったー!モカねえって呼んでいい?」

 

「モカお姉ちゃーん」

 

まずい、この2人もあっさりモカに攻略されたようだ。

 

「順調に甘え上手な妹に育っているね」

 

「急にあの2人の将来が心配になりました」

 

チノが言う通り。この2人の将来が心配だ。

 

 

 

そんなこんなで、サプライズパーティーは終了し、別れの時。

 

「姉妹って、あんな感じなのでしょうか」

 

「まぁ、そうだろうな」

 

向こうで会話しているココアとモカを見て、チノが羨ましそうに見る。

 

「羨ましいのか?」

 

「ち、違います!」

 

「大丈夫!チノちゃんもすぐに妹の仲間入りだよ」

 

里恵が追い打ちをかけると、チノは「さ、さあ!早く行かないと出発してしまいます!」と逃げた。

 

モカが帰って行った後、店内を片付けていると、モカが置いて行ったコーヒーカップがあった。

ココアの数倍上手なラテアートを見て、

 

「ずっとうちで働いてもらいたかった……」

 

「即採用じゃ」

 

とチノとティッピーがいう。もしモカが店員として雇われたら、ココアの出る幕がなくなってしまう。

 

 

 

 

あれから数日が経った。

ココアとチノと悠は、夕ご飯の買い出しに出かけていた。

 

「晩御飯、何にしましょうか」

 

「確か、秋刀魚が安いとか言っていたな。それでいいんじゃないか?」

 

「カレーかな?」

 

バラバラの意見に呆れるチノ。

 

「カレーだったらそろそろ苦手な野菜を克服すべきです」

 

「なんだ、ココア。野菜が苦手なのか?」

 

「こ、この前トマトジュース飲めたよ!」

 

「私は昨日アスパラを一口食べました」

 

「チノ……偉いぞ。成長したな」

 

悠がチノの頭をなでなでしていると、ココアが

 

「あれ!?私の実績は無視!?」

 

とつっこんだ。

 

 

 

「そういえば、チノちゃん。お姉ちゃんには敬語使わなくてもいいんだよ?」

 

「そう言われればそうだ。なんで敬語なんだ?」

 

「……ココアさんは誰に対してもタメ口ですね。——私は周りにいたのが年上の人ばっかりだったので、癖になってしまいました」

 

そんな話をして歩いていると、千夜とシャロを見つけた。

 

「そっか〜……じゃあ練習しよ!」

 

ココアがそう提案すると、

 

「千夜さ……ちゃん、シャロさ……ちゃん……こんにち……」

 

「トイレでも我慢してるの?」

 

と千夜に言われてしまった。

 

 

「今日の夜、何にするんだ?」

 

悠が千夜たちに聞くと、今夜はカレーにするそうだ。

 

「じゃあ、みんなでカレーパーティーしない?」

 

とココアが言い出して、リゼや里恵も呼んで、シャロの家でカレーパーティーをすることになった。

どの組み合わせがお好きですか?

  • ココア × 悠
  • チノ × 悠
  • リゼ × 悠
  • 振り回され隊 × 悠
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。