「しまった!窓が割れてる時はヤバイって聞いたことがあるぞ!」
気がついたら、コテージがゾンビに囲まれていた。
「ここは私が!悠くん、チノちゃんを頼んだよ!」
「ココア!後ろ!」
「あっ……」
ココアがゾンビに噛まれた。
「ってことがあってな、今リゼたちがゾンビに応戦しているが、ここに来るのも時間の問題だ」
「そ、そんな!早く逃げないと——あれ?身動きが取れない——」
チノが目を覚ました。
「寝袋?私たち木陰で昼寝してたんじゃ——」
「お、起きたか」
悠が言うと、チノは冷や汗を流しながら
「あ、あのゾンビが——」
「ゾンビ?——みんなが外で待ってるぞ!」
チノがテントの外に出ると、みんながバーベキューをしていた。
「みんなが、ゾンビに——」
「何言ってるのチノちゃん、私たちが——」
ココアが振り向くと血がついた——否、ケチャップがついた顔で
「ゾンビになるわけないよ」
と言ったが、チノは恐ろしさのあまり失神した。
みんなは慌ててチノに駆け寄り、
「やりすぎた!?チノちゃん!ケチャップだから!前もやったでしょ!ケチャップー!!」
ココアが叫んだ。
「どうしてコテージを使わないんですか」
「電気がつかない上にベッドの数が足りなくて」
「テントと寝袋があったし、もうこっちでいいやってね」
チノの質問に千夜とシャロが答える。
「みんな、ごめんな。ハプニングだらけで——誰の仕業が心当たりはあるけど……もっとのんびりした休日を想像してただろ?」
リゼがそう言うと、みんなは口を揃えていった。
「もっとハードなの想像してたから大丈夫!」
リゼのことだから「ワニを捕獲したぞ!」などといったハードなサバイバルを計画していたのかと思っていた。
「そろそろ寝ましょうか」
千夜が言うと、チノが慌てて「待ってください」と言おうとしたが、
「マシュマロ、まだこんなに残ってるぞ!」
「その通り!」
ココアがコーヒーメーカーを取り出した。
「寝かさないつもりだな!」
と悠が言うと、ココアは「最初に寝た人は罰ゲームだよ」と宣言した。——フラグでしかない。
「罰ゲーム!?楽しそー!」
「お、おい、シャロ?」
シャロは完全にコーヒー酔いしている。
「火を囲んで踊るわよ!ほらみんな、マイムマイムするわよー!」
「キャラが完全に崩壊してるぞ!」
火を囲んで輪を作った。
「マイムマイムって、どんな感じだっけ?」
「適当に回ればいいんじゃね?」
悠がそう答えると、シャロが「レッツゴー!」と合図を出す。一斉に回り始めたが、徐々に回転スピードは上がっていき——。
「どう?チノちゃん!楽しい?」
ココアが尋ねる。
「すごく馬鹿みたいです!」
「それがいいんだよー!」
チノの目が渦巻きになっている。——しかし、もっと重体の人がいた。
「千夜がやばい!」
悠が叫ぶと、千夜は
「大丈夫……みんなのためにも、死んでもこの手は——」
「すでに死にそうです!」
そしてついに千夜の足は地面から浮いた。
「じゃあ、一斉に手を離すぞ!せーの!」
リゼが掛け声をかけ、一斉に手が離れる。
千夜は遠くへ吹き飛ばされたものの倒れてはいない。
チノはふらついて、シャロは木に激突している。
「だ、大丈夫か——」
「な、なんとか——」
悠がチノに言うと、チノはフラフラしながらそう答えた。
どの組み合わせがお好きですか?
-
ココア × 悠
-
チノ × 悠
-
リゼ × 悠
-
振り回され隊 × 悠