「キャンプに行った時の写真をお見せしまーす!」
ココアが自慢げに写真を見せる。
キャンプの翌日。いつも通りラビットハウスで働く。
「こんなに撮ってたのか……」
リゼが驚愕する。
「すごく綺麗に撮れてる〜!」
「撮るの上手ね」
千夜とシャロが褒めると、ココアは誇らしげに
「でしょ〜!さすが私の妹!」
「お前が撮ったんじゃないのかよ」
撮った写真を漁ると、ココアの写真が一枚出てきた。
——雰囲気が大人っぽい。
「この素敵なお嬢さんは誰かな——?」
ココアが首を傾げていう。どうやら本当に自分の写真だと認識していないようだ。
「何言ってんだ、お前だぞ」
「これが私!?Me!?」
「なぜ英語——」
リゼたちがこの写真を褒めると、チノは嬉しそうに「奇跡の一枚です」と言った。
「ちょっとみんなー!?」
ココアは納得していないようだが。
「テーマは自然体です」
そう言いながら、チノはカメラを向ける。どうやらキャンプの時以来ハマったようだ。
「チノちゃーん!ポーズ入れたほうがたのしーよ!!」
ココアが千夜とシャロを巻き込んでいうが、チノは頰を膨らませる。
チノは、千夜とシャロに「おしゃべりしているところを撮らせてください」と申し出る。
——チノが撮る写真にはココアが見切れている。チノはそれが気に入らなかったのか、
「どうして邪魔するんですか!」
「仕事してただけなのに怒られた!?」
その後、みんなで遠近法を利用したトリック写真を撮って遊んでいると、突然シャロが叫んだ。
「あー!もうバイトの時間!」
「大丈夫ですか、シャロさん」
「——最近、時間を忘れちゃうのよ」
シャロがそう言うと、ココアは目をキラキラさせ、悠はジト目で言う。
「それはどういうことかな——?」
「——告白?」
「し、知らないわよ!」
シャロが店を飛び出した。
「ココアさんが逃がしました——もう少しだったのに……」
チノがボソッと呟いたのを、ココアとリゼと悠は聞き漏らさなかった。
「そういえば、なんで自然体にこだわるんだ?」
悠が尋ねると、ココアとリゼはチノにじわりじわりと忍び寄り、追い詰める。
チノが不意打ちでシャッターを切った。
「変な顔撮られたぁぁ!消してくれ!」
リゼがそういうと、チノは「いきなりキメ顔できるなんて——」とココアに呆れる。
「さあ、そろそろ店の掃除するぞ」
悠がそういうと、ココアは腕を上に伸ばしながら
「楽しかったキャンプも終わって、私も1人の労働者に戻っていくよ」
「お前寝てるだけだろ」
「お前が労働を語るか」
悠とティッピーがつっこむ。
「どうしたんだ?」
チノの部屋に呼ばれた。
「どうして、ココアさんが関わると面白写真になってしまうんでしょうか——」
「あいつが面白いやつだからじゃね?」
悠が適当に答えると、チノは少し怒った顔をして「真面目な話をしてるんです!」とモカからの手紙を見せた。
「でもこの写真——面白いです。ぷぷっ」
チノは肩を震わせながら笑った。
どの組み合わせがお好きですか?
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ココア × 悠
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チノ × 悠
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リゼ × 悠
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振り回され隊 × 悠