「チノちゃんにコーヒー入れてもらってから、すっかりハマっちゃった!なんでかな?」
ある日の朝。ココアはチノとコーヒーを飲みながらそう言った。
「でもココアさんは味の違いがわからないじゃないですか。ただのカフェイン中毒ですよ」
「——中毒扱いされちゃった」
チノが照れ隠しをすると、ココアは苦笑いしてそう言った。
「さあ、開店準備するぞ!」
リゼの呼びかけに、ココアとチノが立ち上がる。
——今日も1日、ラビットハウスでの仕事が始まる。
「す、すごい雨だ」
ラビットハウスでの仕事が終わり、リゼが帰宅しようとすると、警報——否、特別警報クラスの大雨が降っていた。
「大丈夫ですか、リゼさん」
チノが心配そうに尋ねると、リゼはスマートフォンを取り出した。
「大丈夫だ、迎えを呼ぶさ」
「えー!せっかくだからお泊まり会しようよー!」
リゼが電話をかけようとすると、ココアが慌てて引き止める。どうやらリゼに泊まってほしいようだ。
「い、いいのか?」
心なしか、少し嬉しそうだ。
「私は構いませんが——」
「ああ、俺も別に……」
チノと悠が承諾すると、ココアは「やったー!」と喜んだ。
「チノの家に泊まるのは、久しぶりだな……」
「前にも泊まったことがあったのか」
「ああ、その時もこんな大雨で——千夜とシャロもいた」
「そうか」
そんな会話をしていると、早速ココアが「よーし!まずはお風呂に入ろ!みんなで!」
「それがいい。俺は——部屋でテレビでも見て時間潰してる」
「え?悠くんは入らないの?」
「はぁ?お前らが入った後入るぞ。それともなんだ?一緒に入っていいってことか?」
悠がそう言うと、リゼに「良いわけがないだろう!」と叩かれた。
「あぁ、そっか!そうだよね!」
——最近、男として見られていないような気がする。
「今日の夜ご飯何にする〜?」
ココアがお風呂から出てきてそう言う。
なんか、すごく良い匂いがする。——変態的な意味ではなく。
「な、なんかココアの匂いがする……?」
「へっ!?わ、私の匂いって、なに……?」
ココアが顔を真っ赤にさせて言う。別にそういう意味で言ったわけじゃないんだが。
「違う、飲む方のココアだ!」
「入浴剤です。悠さん、意味深なこと言わないでください」
「そうだよお兄ちゃん。チノちゃんの次はココアちゃんを狙ってるの?」
各方面から非難の声が飛んでくる。
「違うわ!——なんだ、入浴剤か……余計なことしやがって」
「今日の夜ご飯、どうする?」
ココアがみんなに聞く。
「すいません、実は、なにもないんです。この後買いに行く予定だったんですが——急に雨が降ってきてしまって」
チノが申し訳なさそうに言う。
「えぇ〜!なにも食べられないの!?」
ココアがそう言うと、チノは「大丈夫です」と言い、こう続けた。
「こんな時のために——」
チノが棚から保存食を取り出す。するとリゼの危ないスイッチが入った。
「レーション!?チノ!お前軍関係者だったのか!?」
チノが取り出したのは、軍人に配給されるような食料だった。
「あと、カップ麺もありました」
「なんと言うことだ!こんなところでレーションが食べれるなんて!」
リゼが興奮を隠しきれない様子で言う。
「じゃあ、レーションはリゼが食べろ。俺らは——まあカップ麺に、何か追加すれば良いか」
悠がそう言って冷蔵庫を開けると、チノの言う通りなにも入っていなかった。
「ほ、本当に空だな」
「すいません……」
「気にするな」
「ふっふっふっ……じゃーん!」
ココアが突然、皆の注目を集める。
「食べれそうな葉っぱ見つけたよー!これを料理してサラダを作ろうよ!」
「——ココアさん、それ、雑草です」
チノが呆れた様子で答えた。
どの組み合わせがお好きですか?
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ココア × 悠
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チノ × 悠
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リゼ × 悠
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振り回され隊 × 悠