よろしければ感想を書いていってくださると励みになります。
また、前話までは今までストックしていた話です。一気にゴールデンウィーク中に放出してしまいましたが、今後とも物語は続くのでご安心を。
ここからの投稿頻度は遅くなりますが、引き続きよろしくお願いいたします!
「レーションってやっぱり美味しいな!」
リゼが嬉しそうに言う。これが女子高校生がレーションを食べた時の感想とは思えない。
「最近のインスタント食品は発達しておるのぅ」
ティッピーが言う。口調が完全におじいちゃんだ。
「はい。そうですね。でもあまり食べると健康に悪そうです」
チノがティッピーにそう言うが、事情を知らない人から見たら一人芝居をしているようにしか見えない。
「チノの腹話術っておじいちゃんって感じするよなー!」
リゼがそう言うと、チノは少し慌てた様子で
「私のおじいちゃんがモデルです」
と伝える。——実際はモデルというより、本人なんだが。
「チノちゃん——おじいちゃんを亡くしたショックで……」
ココアが憐れむ。確かに、祖父を亡くしたチノが寂しさを紛らわせるためにやっていると考えると——。
「私をお姉ちゃんだと思ってなんでもいってね」
ココアがいつものようにそういうと、チノは「呼びませんし思いません」と否定する。
「ココアさんはココアさんです。——どちらかというと、リゼさんの方が姉っぽいです」
チノがリゼの方を見てそういうと、ココアがすかさずリゼに宣戦布告して技を決められる。
「まあそうだな。リゼの方がお姉ちゃんっぽい。——俺的には『頼れる姉貴』って感じだ」
「そ、そうか?」
悠がそういうと、リゼが「照れるな」といいながらレーションを食べる。
「私はココアちゃんみたいな明るいお姉ちゃんもいいなぁ〜」
里恵がそういうと、ココアが涙を流しながら里恵に抱きつく。
「相変わらず情緒が安定しないやつだな……」
「笑ったり泣いたり忙しそうですね」
悠とチノがそう呟いた。
「この麺、意外と美味しいぞ!」
悠がそういうと、里恵が「一口ちょうだい」とねだる。
「いいぞ、ほら、あーん」
「あーん——あ、確かに美味しい」
その様子をチノにじーっと見られていた。
「なんだよ、お前も欲しいのか?」
「い、いえ、そういうわけでは」
チノが目をそらしてそういうが、悠は
「ほら、チノも食べろよ。はい、あーん」
「え、えっと……悠さんは恥ずかしくないんですか」
「いや、別に。慣れてるし」
そう、悠は定期的に里恵にやっているため、あまり恥ずかしさは感じない。
「わ、わかりました——いいですよ。あーん……なかなか美味しいです」
「あ、チノのそれ!前から気になってたんだよ。俺にも一口くれよ」
「うー……一回だけですよ。——はい、あーん」
「あーん——んー、美味しい!」
その光景をココアとリゼが見て思う。
——「何を見せられているんだろう、私たち……」
「はっ!まさか、そうやってお兄ちゃんの座を取ろうとしてるね!悠くん!」
「——は?」
そんなつもりは満更なかったのだが……。
「よーし!私もチノちゃんに『あーん』ってするよ!——チノちゃん、これ食べる?」
「いえ、結構です」
「そんな!!」
あっさり断られたココアは見事に撃沈する。
「ったく、イチャイチャしやがって——いま猛烈に射撃場で暴れたい気分だ」
夕食後、悠の部屋にやってきたリゼはそう吐き捨てる。
「まあそう怒るな。明日の朝やってあげるから」
「ち、違う!やって欲しくて言ったんじゃないぞ!」
「はいはい明日ね」
「人の話を聞けー!!」
リゼの叫び声が響いた。
どの組み合わせがお好きですか?
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ココア × 悠
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チノ × 悠
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リゼ × 悠
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振り回され隊 × 悠