「どうしたんだココア、急に倉庫を漁り始めて」
結局ピンクの生地を見つけることはできず、そのままラビットハウスへ帰ってきた。
帰ってきて早々、ココアは何かを思いついたように店の倉庫を漁る。
倉庫の番人(自称)である悠は、ココアの奇行に首を傾げていた。
「チノちゃんのお母さんって服を作るのがが好きだったの、だから余った生地がどこかにあるかもしれないよ!」
「なるほど——」
ココアが倉庫の端から端まで調べると、ついに「理想のピンク」を発見!
「あったー!!」
そう喜ぶココアに悠が「おめでとー」と適当に受け流すと、ココアは
「お母さんありがとう!!」
と言いながら泣き始めた。だが——
「ココア、裏をみろ!うさぎ柄になってるぞ!」
「む、無地の方を使えばなんとかなるよ!」
「じゃあ早速採寸だ!」
リゼが「待ってました」と言わんばかりにメジャーを取り出してそう宣言する。
ココアはそれに「イエッサー!」と返事。チノも敬礼する。
まず、チノ、ココアと採寸し、悠の番がきた。
「よし、次はお前を採寸するぞ!」
リゼが悠の体に手を回す。——ふと、手が悠の腹に触れる。
「お、お前!意外とガッチリしてるな——」
「触るな!痴漢!セクハラ上司!」
「誰がセクハラ上司だ!今のは不可抗力だろ!」
そうふざけつつ悠の採寸も終わった。
その晩から、リゼはラビットハウスに泊まってチノと服を作り始めた。
「ココアはやらないのか——」
悠がそう呟くと、ココアは「私も手伝いたいんだけど——」と残念そうに言う。
「チノに却下されたか」
「私だってお洋服くらい作れるよ!」
ココアが「お姉ちゃんも手伝うよ!」とチノたちの元へ向かうと、リゼがココアを押さえる。
「今チノがミシンを使ってる!危ないだろ!——悠は裁縫できるのか?」
「俺は無理だ。まず玉結びと玉止めができない」
「基本中の基本じゃないか——」
リゼが呆れた声で言う。
その翌日には夏服が完成していた。
「じゃーん!どうかな?」
「いいです、似合ってます」
「ああ、悪くないな!」
新しい夏服を自慢するココアにチノとリゼがそう言うと、ココアは
「私が初めてここの制服を着た時と同じ反応!?」
とつっこむ。——何気に初めて言われた感想とか、覚えてるタイプなのか。
「ここのデザイン、おかしくないでしょうか」
チノが心配そうに言うが、ココアもリゼも悠も、チノの頭を撫でながら
「10年着たいくらいいいよ!」
「その頃には、またデザインしてもらおうかな」
「大丈夫だチノ!まるで天使のような可愛さだぞ!」
「悠……お前それ服の感想じゃなくてチノに対する感想だろ!」
と褒めると、チノは顔を赤くした。
「ちなみに裏返すとこうなります!」
ココアがベストを裏返すと、うさぎ柄になった。
その光景を入店してきた青山ブルーマウンテンが「あらまぁ、すてきです!」と褒める。
次回はオリジナルの話になります!
どの組み合わせがお好きですか?
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ココア × 悠
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チノ × 悠
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リゼ × 悠
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振り回され隊 × 悠