ラビットハウスの朝。いつものようにチノはベッドから身を起こし、ココアを起こしに向かう。
だが、この日は何か体の調子がおかしい。
「——あれ?ここってココアさんの部屋?なんで私が——」
念の為チノは自分の部屋に向かうと、寝ていたのはココア——ではなく、チノだった。
「ココアさん——え……うわああああ!!!!」
チノの悲鳴がラビットハウスに響き渡った。
「どうしたチノ!——ってココアか、今日は早起きできたのか、偉いぞ!」
悠が褒めると、外見がココアになってしまったチノが
「違います、悠さん。私です」
「え?またまた!お前にチノの真似なんて100年早いぞ!」
悠が笑うと、外見がチノになってしまったココアが起きる。
「おはよう悠くん——朝から元気だね〜」
「うわああ!!見た目もチノで声もチノなのにココア!?」
「どうなってしまったんでしょうか——」
ココアの見た目と声をしているが、中身はチノのようだ。
そして、チノの見た目と声をしているが、中身はココアのようだ。
「ココアが朝ごはんを作ってる——なんか新鮮」
「私がチノちゃんの体に!いつでももふもふできる!」
ココアは満喫しているようだ。
里恵も起床して異変に気がつく。
「あれ?なんかいつもと立場が逆——」
「大変だぞ里恵、ココアとチノが入れ替わった!!」
「えーっ!?」
やがてリゼも店にやってきた。今日も休日なので学校はない。
朝からシフトが入っている。
「おはよう!今日はよく晴れたなー!」
リゼが店に入ってきてそういうと、何かを察知したようにこちらへやってきた。
「なぜ、ココアがコーヒーを入れてチノが日向ぼっこしてるんだ?真似っこしてるのか?」
「日向ぼっこしてるチノ——かわいい」
悠がデレデレしながらそういうと、リゼはお盆で軽く悠の頭を叩いてからもう一度聞く。
「真面目に答えろ。なにかあったのか?」
「実は——」
今朝の話をリゼにすると、リゼはしばらく考えてから目を輝かせた。
「面白いことになったな!」
「いやいや、笑ってる場合じゃないぞ。2人がこのままだったらどうすれば」
「こういうのって、お互いの頭をぶつけたり、もう一回寝たりすると治るんだよな」
「そういうもんなのか?」
「だけど、しばらくこのままにしてみよう」
「それは俺も賛成だ。外見はチノなのに中身はココアって、何か楽しいことが起こりそうだぜ」
リゼと悠は悪い笑みを浮かべる。
早速悠はココア——外見がチノになったココアの元へ。
「なあココア!今日1日お姉ちゃんって呼ぶからさ——」
「いいの〜!!?」
「チノの体でキラキラした目線を送るな!」とつっこみかけたが、これからもっと重要なことを言いたいので、この言葉を飲み込む。
「ココア——。その状態で俺に嘘でもいいから告白してくれ!」
悠が真顔でそう告げると、ココア——外見がココアになってしまったチノが慌ててこちらにやってくる。
「ココアさん!そんなことしたらここでココアさんの服を脱ぎます!」
「えー!!?それはまずいよチノちゃん!」
「俺はどっちでもいいぞ。ココア、選べ」
悠はココアがどちらの選択肢を選んでも勝ちだ。
リゼは呆れとドン引きと軽蔑の目線を送ってくるが、止めないあたりリゼもチノが告白するところが気になるようだ。
「う、うぅ……」
ココアはしばらく悩むと、悠にこういった。
どの組み合わせがお好きですか?
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ココア × 悠
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チノ × 悠
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リゼ × 悠
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振り回され隊 × 悠