「ただいまです」
「おかえり〜」
チノが帰ってきた。まだ午前中だが、今日は終業式だったらしい。
中学は高校と違って少し終わるのが早いのか。
しばらくしてココアも帰ってきて、リゼもバイトに来た。
「チノちゃん、向こうで何を話してるんだろう?」
チノが珍しくお客と話をしているようだ。ココアもそんなチノを気にかける。
話を終えて、チノがこちらに戻ってきた。
「チノちゃん、何を話してたの?」
「コーヒー占いです。飲み終わった後に残ったコーヒーの模様で運勢を占うんです」
チノがそう説明すると、なぜかココアは「お天気占い」で対抗する。
悠が「すごいな」と褒めると、チノは
「まだまだです。おじいちゃんのコーヒー占いは当たりすぎて怖いと有名でした。私はカプチーノしか当たらないんですが」
「十分すごいよ〜!リゼちゃんも何かできるの?」
ココアがリゼの方を振り向いていうと、リゼは人差し指を頭に当てながらいう。
「私は運勢とかよくわからないが——運試しといったらこれだよな!」
「ロシアンルーレット!?」
「なんか危険な匂いがするよ!」
リゼの発言に悠とココアがつっこむ。
「私もやってみたーい!」
ココアがそういうと、早速みんなでコーヒー占いをすることに。
「チノちゃんは、頭からうさぎが降ってくる模様が見えるよ〜!」
「本当だったら素敵です」
「リゼちゃんは、コインがたくさん見える——金運アップかも!」
「欲しかったものが買えるかな?」
「悠くんは、セクシーな格好でみんなの視線釘付けだよ!」
「どういうこと!?」
ココアの滅茶苦茶な占いを見て、ティッピーがチノの頭の上で跳ねる。
「ティッピーも占いたいのか?」
悠がそういうと、ココアは「私とどっちが当たるか勝負だよ」と戦いを挑む。
そして飲み終わったカップを見てティッピーが占いを始める。
「ココアの明日の運勢は——いつもよりスパイシーな1日、外出しないのが吉じゃ」
「だって!」
「いや、お前の運勢だろ」
「リゼの将来は器量のある良き嫁になるじゃろう」
「わ、私がか!?まさか〜!」
ティッピーの占いにリゼが頰を赤く染めていう。
そしてティッピーが続ける。
「昨日は夕食だけでは足りず、キッチンに侵入。実は甘えたがり、褒めると調子に乗る、適当に流すのが無難——」
「この毛玉!ただの性格診断じゃないかー!!」
リゼがティッピーに強いチョップを与える。
ココアと悠は「当たってるんだ……」と呟く。
「悠の明日の運勢は——特に夜、恋愛運が高い。好きな人と外出すると吉じゃ」
「お、おう……」
ティッピーの意味深な占い結果に少し困惑する悠。
翌日、ココアが学校から帰ってきて一同に「結果はどうだった?」と聞きに来た。
「いや、特に何もなかったぞ」
リゼがそういうと、ココアは「占いはティッピーの勝ちだね」と負けを認める。
「私あんこが落ちてきたり、スカートめくれちゃったり、シャロちゃんにお金投げられたり、色々あって大変だったよ〜」
ココアの発言に、チノと悠は顔を合わせる。
「どうしたの?2人とも」
「今後占いは自分のためにもやめたほうがいいぞ」
悠がそういうと、ココアは「なんで!?」と驚く。
どの組み合わせがお好きですか?
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ココア × 悠
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チノ × 悠
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リゼ × 悠
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振り回され隊 × 悠