今日はこれで店じまい。
この後、いよいよ模様替えスタートだ。
「さて、この棚をそっちに持っていけばいいんだな?」
「そうそう!あ、足気をつけて!」
「痛ったい!!もっと早く言ってくれ!」
「ごめんごめん!」
悠とモカは2人がかりで棚を動かす。ココアは主に店の掃除と棚の雑巾がけだ。
「2人とも大丈夫?やっぱり私も手伝おうか?」
「ううん、悠くんと私だけで大丈夫だよ!ココアはそっちのテーブルを拭いて!」
「そう?わかったよ」
モカも意外と力がある。重い棚も2人で持ち上げれば動かせるほどだ。
「これでよし!やれやれ、今日は疲れる日だな」
「お疲れ様〜!やっぱり男の子がいると頼もしいね!」
「お兄ちゃんたち、なかなか帰ってこれないもんね〜」
ココアも任務完了したようで、こちらにやってくる。
「あ、それココア、もしかしてデジカメ?」
「ん?——うん!そうだよ!」
ココアが持っていたデジカメを悠に見せると、
「あ!そうだ!せっかくだから3人で記念撮影しようよ!」
「そうね!お店も綺麗に新しくなったし!」
「ああ——」
ココアとモカと悠の3人で記念写真をパシャりと撮影した後、悠はあることに気がつく。
「あれ?これ昔の写真もある——」
「そうだよー!あ、見て!これチノちゃんが——」
「チノ……!!」
「何かスイッチ入った!?」
「みんな可愛い——えへへ」
悠とモカが写真を見てデレはじめると、ココアの母親が帰ってきた。
「あら?お店の模様替えまでもうしてくれたの!?」
「サプラーイズ!」
「モカさんいつもサプライズしてますね……」
「手首の方は大丈夫ですか?」
悠がそう言うと、ココアも「そうだよ、心配したんだから」と言うが、ココアの母親は
「うん!みんなが手伝ってくれたおかげで助かっちゃった!」
そう言ってココアの持ってきた写真を眺める。
「夏の思い出、たくさん作ってるのね——」
「うん!明日は花火大会があるんだって!チノちゃんにいっぱい写真撮ってもらうんだ!」
ココアがそう言うと、ココアの母親は少し首を傾げて
「2人は行かなくていいの?」
「だって、お母さんお店大変そうだし」
「まだ手首も治ってないんでしょう?」
ココアと悠がそう言うと、ココアの母親は諦めた様子で
「お母さんね——この手の怪我、嘘なの」
「「えーっ!!?」」
ココアと悠が叫ぶ。その様子を見てココアの母親は笑って
「みんなで仲良くしているところが見たくて——ごめんね」
と謝る。ココアは思わず席から立ち上がって「もう!」と言う。
「でも、2人の思い出の写真もたくさん見たいなー——2人はどうしたい?」
「「————」」
「やっほーチノ!一緒にお風呂はいろー!」
「豆風呂だよ〜」
「えーっ!?」
その頃ラビットハウスには、みんなが揃っていた。
「今日はお泊まりだからね!チノのお父さんには予約済みだよ!」
「明日は花火大会だもん。今年はみんなで行けそうで嬉しいな〜」
マヤとメグはそう言うが、チノはどこか浮かない顔をしている。
だがそれを2人はスルーして
「まさかチノから誘われるなんてねー!」
「昔は興味なさそうにしてたのにー!」
「——昔は関係ないです」
「あー!照れてるー!」
「シャボン玉攻撃〜!」
顔を赤くするチノにシャボン玉を吹きかけるマヤにチノが
「明日が花火大会だからと言って浮かれすぎです!2人とも!」
と怒る。
どの組み合わせがお好きですか?
-
ココア × 悠
-
チノ × 悠
-
リゼ × 悠
-
振り回され隊 × 悠