「リゼしぇんぱーい!」
「シャロ!落ち着け!早まるなぁ!!」
「あらあら、シャロちゃんったら積極的ね……」
リゼに抱きつくシャロに千夜がニコニコしている。
「千夜!シャロをなんとかしてくれ!」
リゼが悲鳴をあげるが、千夜は「いいのよ、2人が幸せなら」とボケる。
「しぇんぱい〜いつになったら私と付き合ってくれるんですかぁ〜!」
「つ、付き合う!?」
「シャロが完全にぶっ壊れてる!——いや、心で思ってることがそのまま出ただけか?」
悠がそういうと、千夜がこちらを向いて
「そうよ、シャロちゃん、リゼちゃん大好き人間だから」
「そ、そんな——」
リゼは顔を真っ赤にする。そしてシャロはリゼの顔に近づき、
「しぇんぱい、私のこと好きですか?」
「あ、ああ——だけど——んっ!?」
リゼが何かを言いかけたが、シャロがリゼにキスをしたため遮られる。
「——キスした!?」
「まあまあ——微笑ましいわね〜」
それを見てココアがチノにいう。
「チノちゃん、私のこと好き〜?」
「ココアお姉ちゃん——大好き……」
「私たちもキスしよ?」
「キ、キス——!!?」
今度はチノが顔を真っ赤にする。その会話を聞いた悠はリゼのポケットから銃を奪い、ココアに銃口を向ける。
「ココア——お前とは争いたくないが、仕方ない。この場でお前には消えてもらおう」
「悠!?落ち着け!ていうかそれ私の銃ー!!」
「なら、悠くんも一緒にキスしよ!それで解決だよ〜」
「なんだと!?」
思わぬ展開に悠が驚く。——チョコレートの力ってすごい。
「それは魅力的な提案だな——前向きに検討しよう」
「悠——」
「お兄ちゃん——」
まんまとココアの提案をのんでしまう悠にリゼと里恵がドン引き。
「——いや待て、チノが嫌ならやめるぞ?」
「一応お前にも常識があるのか——」
「リゼ——いくら俺でも無理やりそういうことはしないぞ——」
リゼの超失礼な発言に悠が落胆する。
「私は——いいよ……悠お兄ちゃんとなら」
「酔ってない方のチノに意見を伺いたいのだが——」
正直言ってこの状態のチノには何を言っても快く承諾してくれるだろう。
一方ココアは酔いが覚めたようでこちらに向かって
「チノちゃんのお姉ちゃんは私だよ!?」
となぜか宣戦布告してくる。
「俺はチノの『お兄ちゃん』枠が欲しいんじゃない」
悠はそう宣言する。もちろんココアに戦闘の意思がないことを伝えたつもりだったのだが——
「あら、悠くんは『彼氏』枠が欲しいのかしら?」
千夜がそういうと場の空気が一気に変わる。
「え?なんだ悠、やっぱりチノのことが好きだったのか」
「お姉ちゃんがその恋応援してあげるよ!」
「お兄ちゃん——いきなりみんなの前で告白しないでよ」
「一斉にコメントするな!そういうつもりで言ったわけじゃ——」
悠がそういうと、チノは今にも泣きそうな顔で
「悠お兄ちゃん、私のこと嫌いなの——?」
「ココアみたいなこと言うな!——だ、大好きだぞ、安心しろ!」
「お、告白したぞ千夜」
「ええ——青春ね」
「悠くん——!」
チノに「嫌いなの?」と泣きそうな顔で言われ、ついパニックになって「大好きだ」と言ってしまった。
当然、各方面から茶化す声が聞こえる。
「私も悠お兄ちゃんのこと好き——」
「え、ほんとに?嬉しいなぁ」
「お兄ちゃん、過去最高ににやけてる——」
「私も好き」と言われて思わず頰が緩んでしまう。——不可抗力だ、仕方がない。
そしてシャロが酔いから覚めたようで、チノの頭を撫でながらいう。
「酔いから覚めた後、羞恥心で死にたくなるわよ……」
「おお、シャロが戻った……」
リゼが「ふぅー」と一息ついて安心する。
「わ、私もしかして、変なこと言ってましたか?」
「——い、いや、大丈夫だ。何もなかったぞ」
リゼがそうごまかすが、悠が面白半分で爆弾発言をする。
「——いや、『リゼしぇんぱい〜いつ付き合ってくれるんですか〜!』みたいなこと言ってたぞ」
「おい悠!」
「わ、私が——そんなことを——」
シャロが肩を震わせて悠に本当なのかと確認する。
悠が「うん」と首を縦に振ると、シャロは
「わ、私ったらなんてことを!!ごめんなさあああい!!!」
と発狂しながら部屋を出て行った。
どの組み合わせがお好きですか?
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ココア × 悠
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チノ × 悠
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リゼ × 悠
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振り回され隊 × 悠