俺の人生が詰んだ件について.   作:莉桜.。

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Re:

今日も今日とて、弦巻財閥の一人娘、弦巻こころと共に花咲川のあちこちを駆け回る。

一昨日は山吹ベーカリーの隣の路地裏の一角を住処とする野良猫の散歩道調査を行い(※無事任務完遂出来ました)、昨日は花咲川にある幼稚園の子供たちと一緒に遊んだりと(※ボランティア活動)、中々に飽き足りない充実し(過ぎ)た日々。

どうやら今日は笑顔を届ける活動の一貫として商店街近くにある公園で突発ライブをやるらしい。こころはボーカル、俺はドラム。突貫だから、音合わせも出来てないし、たった二人しか居ないけど、他の楽器はドラムとボーカルだけを抜き取った音源を黒服?という名のこころのボディーガード的なひとが流してくれるらしい。

何気にドラムに触るのは久しぶりだ。あの日以来ドラムにすら触れる心身の余裕が無かったからな…。

「ミツ、行くわよー!!」

「おう、任せろ。…黒服の方々、音源の準備をよろしくお願いします。そんじゃいくぞー、ワン、ツー、スリー!!」

口に出しながら、シンバルを叩き合図を出してから、音源を流してもらう。うん、どうやらこころも歌い出だしもそのあとの歌も好調だ。なんというか、こうボーカルが楽しそうに歌ってくれていると見てるやつも楽しくなるよな。

右手のドラムスティックでシンバルでリズムを刻み、左手でスネアドラムを叩き、バスドラムのペダルを踏む右足もリズムを崩さず、順調にリズムと音色を奏でていく。

時折、合間にドラムスティックを回しながら、シンバルを叩くことも忘れずに技術を披露する。結構これ習得するの大変だったし、久しぶりだったので、一回目はミスしかけたが、何とか持ち直した。

暫くして…っつても、2曲分くらいの曲が終わる数分だけど。演奏後に襲って来る、この疲労感と達成感と爽快感は最高だ。

「ミツ、貴方やっぱりサイコーね!!皆、笑顔になれたわ!」

こころは呑気に周囲に集まってきた子供達をくるくると回りながら手を広げてアピールする。

確かに子供達の無邪気な笑顔を見れたし、疲労感が幾分か取れた…気がする。

「お、おう…っ」

マイクやらドラムやら機材やらが大勢の黒服に片付けられ、俺達も撤収するのかと思いきや、こころは子供達と一緒に鬼ごっこをして遊んでいた。

流石に疲労感は取れたかもしれないが、俺も参加してやるほどの体力は残ってなかった。近場のベンチに腰掛け、黒服から差し入れにと頂いた水を有り難く飲みながら、キャーキャー叫びながら子供達を楽しそうに追い掛けるこころの姿を眺めた。あ、別に下心有りませんよ?ただ、楽しそうだなぁ…あんなにはしゃいで転ばないかなっていう老婆心的なあれがですねっ…!!っとと、一旦落ち着こう…。

そういえば、懐かしいな…、とふと昔のことを思い出す。

リサや友希那、小学校の頃のクラスメイト達と、此処じゃないけど、羽丘にある実家から近場の公園で集まってよくかくれんぼなり鬼ごっこなり毎日のようにしたもんだ。今思うとよく飽きたりもせず、あんなにはしゃぎまわれたモノだと思う。こんなこと思っちまったり、考えちまうって……老いたかな、俺。(´;ω;)

そういや、いつもかくれんぼとかしたら、リサと友希那が最初に見つかってたな…。

で、逆に俺はいつも最後に見つかった…というよりかは、リサや友希那ですら俺を見つけられなくて、渋々わざと見つかりに行くってのがテンプレだった。

「満君、みっけ!隠れるも上手だね!」

あんときは、リサも満君呼びだったな…無邪気な笑みがいつのまにか濁ってたのに気づかなかった俺も俺で悪いんだろうなぁ…。

本当にいつリサの身に道を外れるきっかけがあったのだろう…。

「……ツ、ミツ、ミツ~?ミツ、聞いてるのかしら~?!」

「お、すまんすまん、こころ。ちょっと感傷に浸ってたぜ…。」

「かん…、しょう…?んぅ~、よく分からないけど、まぁいいわ!!このあとなのだけれど、デパートに行こうと思うの!!貴方も一緒にどうかしら?!」

ぅん…、別にこのあとなんかあるって訳じゃないし、確かいくつか補充しないといけない消耗品もあった気もするから、着いていこうかな…と重たい腰を上げた。

「おう、なら俺も着いていこうかな。」

「じゃあ、早速出発進行よー!!」

と意気揚々と如何にもザ・金持ち!!みたいな黒塗りの車体が長いあの車に乗って、デパートまで向かった。

然し、何時もならこう言うときでも騒がしい(※いい意味で)こころが、先程のライブやら子供たちとの鬼ごっこやらで疲れてしまったのか、仮眠を取ってらっしゃっている。その為、車内はしきりの向こう側には黒服達が待機している筈なのだが、やけに静かだ。

暇なので、外の景色でも見て暇を潰しておこうと、外からは見えないようになっていると言う特殊な作りの窓から外を眺める。

至って見えるのは閑静な住宅街…ではなく、赤ちゃんがスヤスヤと気持ち良さそうに眠っているベビーカーを押しながら元気な子供を連れているパワフルな母親や、散歩中なのだろうか、じいさんやばあさんが何やら微笑ましい顔で杖をついて歩いている活発な住宅街の風景が目に入った。

 

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リサside

はぁ…愛しのミツが私の目の前から居なくなってから今日で968日16時間52分32.59秒経った。

あの日から、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずーっと、ミツの御両親や友希那と一緒に探してるのに彼は未だに見つかんない。

そう言えば、ちっちゃい頃?いや、小学校の頃だったかな。

ミツはかくれんぼの隠れるのが上手で、いっつも最後に見つけたなぁ。

あっ…そっかぁ。ミツは、アタシ達とかくれんぼがしたかったんだね♡

ミツったら、いっつも素直じゃなかったから言えなかったのかなぁ??

アハハッ、アハハハハハッ!!

そういうことならちゃぁーんと見つけて上げなくちゃね??

見つけたら、絶対今度コソ逃ガサナイ…ッ!!!

 

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今日からは、隣町の花咲川に彼を探しに行こうかな。

羽丘はこれでもかってくらい長年掛けて隅の隅まで隈無く探したけど居なかった。

きっと優しい彼のことだ。そんなに遠くには逃げてないはず。

ねぇ、ミツ。今貴方は一体何処に居て何をしてるの?知りたい、知りたいよ、ミツ。

ミツ、私から逃げない約束したじゃん。ねぇ、ミツ。アタシ、寂しい、寂しいよ、ミツ。

寂シイ寂シイ寂シイ寂シイ…。

 

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アハハハハハッハハハハッ!!!

やっとやっとやっとやっとやっとやっとやっとやっと、見ツケタ見ツケタ見ツケタ見ツケタ見ツケタ見ツケタ!!!

絶対今度コソ逃ガサナイ逃ガサナイ逃ガサナイ!!!

でもでもでもでも、すぐにいったらきっとキミは逃げちゃう。だからだからだから、少しだけミツに執行猶予を上げる。

アタシもミツの回りについた害虫駆除の為に色々と準備が必要だからね♪

 

_だから、待っててね、ミツ♡

 

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??side

ミツ君、最近ゲームにログインしてないなぁ…寂しい。そんなにリアル忙しいのかな?寂しいよ、ミツ君…。

 

-パーティーメンバー

-ミツ ログイン一週間以上前 ▼.

 

堕天使あこ姫「りんりん、そう言えばさ、最近ミツ兄、全くログインしてないよね?も、もしかして、何かあったのかな!?ま、まさか、邪悪なる魔王の呪い?!」

RinRin「うん、全くログインしてないよね…ログイン一週間以上前って書いてあるし…。え、えぇぇ、何かあったのかな?!(;`・Д・)ハッ」

堕天使あこ姫「やっぱり、ミツ兄居ないと何か静かで寂しいよね…。うぅー、ミツ兄速く帰ってきてー!!」

RinRin「速くミツ君、ログインしないかな…。(´・ω・`) 寂しいね。」

堕天使あこ姫「あっ、ごめん、りんりん!!お姉ちゃんにご飯だぞー、あこー!って呼ばれちゃった!!一旦落ちるね!!」

-堕天使あこ姫がログアウトしました ▼.




徐々に彼女達の中に根付くヤンデレが表に出てくる!!
ミツは彼女達から逃れることが出来るか?!
次回、「リッサリサにしてやるよ♪【してやんよ】」。
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