今回のお話は本城涼さんとさほど変わらないかと思いますので…それでもという人はどうぞー!
融合
side比企谷八幡
いつもの通り俺は陽乃と登校していた。
やっぱり陽乃と一緒だと楽しい…
そんないつもの朝だと思っていた…
このときまでは。
八幡「ん?何だアレは…」
歩道のど真ん中に落ちていた物…。奇妙なのは誰も気付いていないこと。もしかして見えていない?
陽乃「八幡?どうしたの?」
八幡「いや、なぁ陽乃…あそこに何か落ちていないか?」
陽乃は目を皿のようにして俺が指さす所を見るが
陽乃「何も無いけど?」
俺にははっきり見える妙な物……いや、誤魔化すのは止めよう。ハッキリ言ってしまえば人のミイラのような…胴体みたいな物だった。
奇妙な物を見たらSPW財団まで…。
そんなキャッチフレーズを聞いたがあるのを頭の中でよぎったが、あまりにもオカルトじみていて信じる気にはならなかったが…
八幡「そんなことは無いだろ?ほら、ここにハッキリと……」
俺が気持ち悪いと思いながらもそれに手をかけたとき…
バチバチィ!
電気が走ったような感覚の後に、ミイラのような物は俺の中に入ってくる!な、何が起こっている!?
八幡「な、何だ…うわあぁぁぁぁぁ!」
陽乃「な、何!?八幡どうしたの!?ねぇ!」
頭の中に誰かの記憶が入り込んでくる!
??「俺は人間を辞めるぞ!ジョジョォー!」
??「ディオ…君が言うように僕と君は二人で一つ…奇妙な友情を感じるよ…」
何だ…この記憶は…俺の記憶じゃないぞ!?
陽乃「今度はさっきみたいにはいかないよ!ウリャリャリャリャリャ!」
俺に刀を向けて素早い突きを突いてくる陽乃。
八幡(おー…怖い怖い)
それを余裕の表情で意地悪い顔をしながらも、されどその心は殺意をたぎらせ、幽霊みたいな物を操作する俺。
幽霊?「無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」
なんで?何で今くらいの陽乃と中学時代の俺が殺し合いみたいな事をやっているんだ?同い年だよな?
殺し合いは俺の勝利で終わり、陽乃を徹底的に痛め付けた俺は…仲間のリーゼントに頼んでその体を治療させる。リーゼントも幽霊持ちだ。
小町と一色いろは。後の連中はよくわからない。
そんな中、気を失っている陽乃を抱き抱え、俺は自分の幽霊で陽乃の額に付いている肉の芽と呼ばれる洗脳の物を抜く。肉の芽から別の触手が伸びて俺に刺さろうとするが、超能力のような物でガードしている俺に触れた瞬間、煙となる。そして、肉の芽を抜き去り、超能力でそれを消滅させる。
場面は切り替わり、刑務所のような場所。そこには悲惨な光景が広がっていた。右腕が無くなっている一色、膝から下が無くなっていた陽乃、右肩から先が消滅している知らない女性。何より酷かったのは…
小町「ごめんね、お兄ちゃん…。やられちゃったよ…。頑張ったんだけどね…小町はここまでみたい…」
小学生の時の小町なのか?
でも、何だこの映像は…両腕と右足の爪先が欠損して今にも死にそうになっている小町…こんな場面は俺は知らない!
??『急げ……SPW財団に連絡を取れ…世界が終わる前に……』
八幡「お前は………誰だ……この記憶は……お前の記憶か………」
??『俺は……比企……いや、DIO……DIOだ』
八幡「急げ…とは?どういう…事だ」
DIO『アメリカのフロリダ州、GDstでこれから起きる事だ…さっきお前が見た映像は俺が自分の平行世界で四年前に体験し、実際に起こったこと…。同じ戦いが、これから起きる。このままだと…世界は終わる』
陽乃「八幡?どうしたの?誰と話してるの?しっかりして!八幡!」
陽乃が俺に呼び掛けるが、なんだ頭が割れそうだ!!段々と意識が遠退く!
DIO『生き残るのは…この世の真実だけだ…真実から出た真の行動は……決して滅びはしない……果たして、お前は…お前の本物は、滅びずにいることができるかな?この先にあるのはシンプルな、たったひとつの思想だけだ…理屈なんて何の役にも立たない、たったひとつだけのルール!『勝利して守り抜く』!滅びたくなければ、守り抜いて見せろ!この世界の比企谷八幡!』
薄れ行く意識の中、俺の中に入り込んだ自称DIOの声が響いた。この声は……俺の声?
そうして俺は意識を失った。
??「こちら、スネーク。八幡先輩が急に倒れた、至急病院の手配を。と、私はあなたに頼んでみます。」
??「!?わかった!すぐに手配する!」
??「ありがとう。と、私はお礼を言います。」
??「…というかまた、別のアニメにハマったの?ハマるとすぐそのアニメのキャラになりきるというか変装するわね。」
??「だって3期やるって…」
??「どんだけ嬉しかったの!?…まあ、いいわ。もう手配は済んでいるから大丈夫よ!」
??「ありがとう!って私は私は感謝の言葉を述べてみたり!!」
??「はぁ…」
・・・・・・
ここは?夢…じゃないか、さすがに。
ふと振り向くと何かいた。たしかさっきの記憶の中でDIOとか言っていたような。それに姿形が似ている。俺は話しかけてみる。
八幡「陽乃や小町、それに一色が死にそうに…あんな目に遭ったのが俺達の運命?」
DIO『いや?俺達の本来のあるべき形である基本世界では俺達がその戦いに加わる事はない。こちらから何もしなければ、ドンパチすることはない。この世界は何故か陽乃さんと同い年になっていたり、雪ノ下と幼なじみになっていたり…俺にとってのジョースター家やいろはみたいな関係になっていること、後はまあ細かい違いはあれど、この世界は大体基本世界だ』
八幡「大体同じなのか細かいところまで違うのかハッキリしろよ」
DIO『ブラボー・オー・ブラボー!ナイスツッコミだ』
八幡「ふざけているのか?」
DIO『わたくし、オオマジですわ。少なくとも話している内容は』
オッケー。ふざけてなんていないが大真面目に舐めてんだな、こいつは。こいつ、DIOは別の世界での俺だ。何せ……声が同じだしな。
八幡「ふざけてはいないが、舐めてるだろ。比企谷八幡」
DIO『グレート。よくわかったな。俺の事も、舐めてることも。けど、ややこしいから前世の名前のDIOと俺を呼べ』
DIOはここで本当に真面目な顔になる。スタンドの表情は分かりにくいが、雰囲気だけは伝わってくる。
DIO『オーバーヘブン……このザ・ワールドを巡る戦いは放っておいたら間違いなく世界は一巡し、お前の本物は消えてなくなる。雪ノ下も、小町も、材木座とその嫁も…俺にとってのいろはであるお前の陽乃さんも…』
八幡「なら、どうすれば良い…」
DIO『幸い、事が起こる前に俺とお前が出会った。お前も、少しはドンパチをする力があるんだろ?そこに俺の力を貸してやる。このザ・ワールドとハーミット・パープル…そして波紋の力をな』
八幡「ザ・ジェムスーンじゃないのか?」
DIO『ザ・ジェムスーンはザ・ワールドとハーミット・パープルを融合させた俺の技術だ。8年の時間をかけて二つのスタンドを同時に使えるようにした俺だけの技術。お前ではザ・ジェムスーンを使うようになるのは無理無理無理無理!これから戦いの場にぶっつけ本番でやろうとしても無駄無駄無駄無駄ぁ!モンキーなんだよぉ!』
八幡「何か腹立つな!その掛け声!」
DIO『そして時は動き出す』
ゴン!
思わず拳骨を落とした俺は悪くないはずだ。
DIO『良いツッコミだ。俺』
う、うぜぇ…
DIO『お前がやるんだ。比企谷八幡。俺はあくまでも精神の欠片。今はこうして話せているが、俺はもう間もなく眠りに就く…必要な時にまた話しかけろ…』
勝手な事ばかり…。まだ聞きたいことは山ほどあるんだよ!おいっ!消えるな!
DIO『………また、会おう。比企谷八幡…今度こそ、そして時は動き出す……』
世界が歪み、そして俺は目を覚ますと…
八幡「知らない天井だ」
周りを見渡すとやはり病室だった。
人生三度目のこの言葉。
陽乃「八幡!目を覚ましたんだね!」
陽乃が俺に抱きついて来た。
小町や雪乃、材木座、戸塚達もいる。
陽乃「あれ?八幡?八幡の首の後ろにこんな星形の痣があったっけ?それに耳の三つ並んでいる黒子も…」
小町「あれ?ホントだ。こんなのお兄ちゃんにはなかったよね?」
何だって!?そんなもの、俺にはなかったはずだ!
DIO『俺の魂の影響だな。ジョースター家の特徴とディオの特徴が体に出てきてるんだ』
起きてるじゃねぇか…
DIO『これから眠るんだよォォォー!good-bye!はちまぁぁぁん!』
着々と奴に対して沸々と怒りが込み上げて来ているその時…
戸塚「何か騒がしいね?どうしたんだろ?」
戸塚が言うように、外からガヤガヤと争う音がする。
看護師「困ります!」
???「どいて!僕たちは急いでいるんだ!」
あれ?戸塚の声が外からも聞こえる。
バァン!
勢いよく扉が開かれ、中に飛び込んで来たのは…
首筋に俺に新しく出来た星形の痣と同じ痣を持つ勝ち気な瞳をした女。
ドレッドヘアーの女。
青髪のロン毛の男。
そこまでは知らない集団だ。良くはないが、そこまでは良い。残った後の3人が問題だ。
確か1つ年下の川崎さん。
一色いろは。
そして……何故か二人いる戸塚…。
いろは「ハチ君……ハチ君がいる!」
乱入してきた一色は俺に飛び付いてきた。一色の首筋にも星形の痣がある……
何で?ハチマンわかんない?
助けてハルえもん!
←To be continued
用語解説
『はるのんとはちまんくん』
作者の別の作品で簡単に言うと八陽。八幡のファンクラブがあったり材木座に彼女がいたりと原作と違う点も多い。
『やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。』
本城涼さんの作品。簡単に言うと『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物が八幡たちの前世だったりする。八色であり、数々の闘いを行い切り抜けてきたが、5つに分かれた八幡の魂の1つがこちらの世界に来たことにより物語が始まる。