いよいよあの男が登場です!
果たして一体…
ではどうぞー
side比企谷八幡
ここが、SPW財団本社ビル…
あちらの世界では戸塚の前世であるスピードワゴンさんが立ち上げ、ジョセフ・ジョスターが継いだこの会社らしい。そしてジョスター家、 DIOたち、つまり俺たちと関係があるらしいが、こちらではそんなことはない。建築や不動産業で有名なので知っているだけだ。
そのため、陽乃は尊敬しているらしいが…
と、そんなことを思っていたら何やら DIOが呟いている。
DIO『…が、同じ財団の支部長としては同情を禁じ得ない。まぁ、俺もその分ガンガン利用しているが』
八幡『その辺の癖は同じだな。心の声が口にでているぞ』
DIO『おっと。まぁ、今回は聞いているのがお前だけだから何の問題もないがな』
八幡『他人の独り言を聞き続けるのはイヤだなぁ』
やはり、世界が変わっても俺だからか似ているところがあるな。あ、そういえばたしか色々な世界を見て来たと言っていたが、少し気になるな。
八幡『どんな世界を見てきたんだ?お前は』
DIO『教えても構わんが、多分プロテクトがかかるぞ。世界の修正力ってやつだ。お前にとっての未来の出来事は記憶にブロックがかかる。かくいう俺も林間学校のボランティア以降の出来事は知ったはずなんだけど、その世界を離れると忘れちゃうんだよ。その出来事が終わると思い出すんだけどな。人間関係の好き嫌いとか、戦いのあれこれとかは覚えてるんだが……』
八幡『そうなのか…不便だな』
まあ、下手したら過去改変とかも出来ちゃう可能性もあるからな。そういうことにならないようになっているかもしれないな。
DIO『俺はそれで良いと思うがな。先の事を知って先に対処してしまうのは本物じゃあない』
たしかにそうだ…。先に知ってしまったらつまらなくもあるし、成長もしない。それに他人に決められて進んでいくのは偽物だ。本物とは自らの手で創り出して初めて本物になる。
八幡『まぁ、お前の世界も俺の世界も本来の歴史とは大分違うって話だからな』
DIO『そうだな。八幡の世界も俺達が介入した世界としなかった世界に別れている可能性もあるしな』
そんなこと言い出したらキリがないだろ…
そんなこんなで受付で話をしている陽乃を待っていると、なにやら別の職員がやって来て会議室へと案内される。
会議室に入ると…ん?
八幡『あれ?空条さんが二人いる』
しかも俺のほうめちゃくちゃ見ているし…
俺何かしたっけ?
ウン、ハチマンシラナイ
承太郎「………………」
え!?本当に会うの初めてだよね!凄いにらまれているんだけど!助けて陽乃!
そうしていると大統領が話しかけてきた。
ヴァレンタイン「八幡君、待っていたぞ。刺客を二人倒したようだね?弥七から報告は聞いている」
あれ?もう報告が…やっぱり大統領すげー!!
すると、 DIOが何やら考えながら聞いてきた。
DIO『…なあ、ふと思ったんだがこっちの世界のお前の関係者が俺たちの世界のやつよりやばい気がするんだけど?』
八幡『そうなのか?よくわからんが…。ああ、でも材木座は凄い奴だぞ?なんせ雪ノ下家のセキュリティシステムを作ったのはあいつだ。下手をしたら国家レベルのセキュリティを作り出している。あいつはラノベ作家よりもそっちの方が本気で向いているとたまに思う』
DIO『マジで?』
いや、あいつたしかアニメとか見ながら世界最強のセキュリティとか突破してたぞ…。ラノベもそこそこらしいが、絶対そっち関係のほうがやれるだろ。…というか材木座ってそんなことしてたら世界中に狙われてもおかしく気がしてきた…。上手く隠蔽とかしているんだろうが。
と、そこで大統領が本題に切り出した
ヴァレンタイン「そろそろ皆、今起きている事に疑問を持っている頃だと思う。ここにいる空条博士やその娘であるジョリーン君の事も含めてね」
徐倫「ほんと、あたしがもう一人現れた時はビックリしたわ…ヤレヤレって感じよね」
ジョリーン「あたしだってビックリしたわよ。あたしの方がピチピチだけどね。ヤレヤレだわ」
徐倫「あ?」
ジョリーン「何よ。やる気?」
は?なんで本人同士ですぐにケンカになるんだよ!?おかしくない? DIOも同じようなことを考えているけどお前もだからね?
八幡『人の事は言えないだろ…』
DIO『少なくともお前の事は嫌いじゃあない』
あ、そうなのか?
ヴァレンタイン「まずはここにいる二人に関しては私が連れてきた。空条ジョリーン君に関しては真実を撮影してきた映像を当局に渡して釈放させた。本来なら時間がかかることだが、私の権限で保護させてもらった」
へぇー、国家権力ってそんなに使っていいものでしたっけ?
ヴァレンタイン「映像は平行世界でジョンガリ・Aが犯行に及ぶところを撮影している。余談ではあるが、その世界での私にもその映像は渡している。その世界では空条徐倫が逮捕される事は無いだろう。ロメオ君に関してはどちらも逮捕されるだろうがね?犯罪の隠蔽を行おうとしてジョリーン君に罪を擦り付けようとしたのだから」
まあ、ロメオ?のことはよく知らないけど、隠蔽はダメだろ…。誰かさんにもいえるけど。
ヴァレンタイン「そしてプッチがエンリコ・プッチに関してもジョンガリ・Aとの密談の内容を押さえてある。彼は既に教会から破門され、地下に潜伏した。GDstにはいないようだがね」
あれ?そうすると世界の一巡とかは起こらないんじゃないか?
ヴァレンタイン「世界の一巡は防げたと見て良い。だが油断は出来ない。懸念は5つ。四年前に一色いろは君達が襲撃を受けたと言う二十年前のDIOの部下達の存在。DIOがプッチに渡したと言うDIOの骨の存在。GDstにあるスタンドのディスク。ウンガロ達をはじめとしたジョルノ・ジョバァーナ氏以外のDIOの息子達の存在。最後にドメニコ・プッチ…つまり君達の亡くなった仲間であるウェザー・リポートの記憶のディスク…どれも放置していては危険な代物だ」
ほとんど DIOのやつのことだし…
DIO『頭いてぇ……』
八幡『まぁ……どんまい?』
DIO『フォローになってねぇよ!』
八幡『とりあえず説明してくれ』
DIO『二十年前の復讐者達の事はわかっているな?ウンガロ達の事も…』
八幡『まぁ、あの記録を見たからな』
DIO『GDstのディスクとはプッチのスタンド能力であるホワイト・スネィクが集めたスタンド能力のディスクの事だ。そのディスクをスタンドの適正がある奴に差し込めばそのスタンドを使えるようになる。もしそいつが悪用されれば杜王町と呼ばれる場所のようにスタンド使いの能力による事件が多発するかも知れない。閣下はそれを警戒している』
ディスクでスタンドって…、スタンド能力ってなんでもありだな。
DIO『ディオの骨も危険だな。あれにはディオの魂が宿っている。もしディオの日記の内容を承太郎以外が知っていたら第2第3のプッチが現れる可能性がある。あれの回収もやらねばならん』
そう言ったDIOは何やら何か思いついたような顔をしていた。
八幡『お前、何か企んでるだろ?』
DIO『安心しろよ…悪用はしない』
八幡『お前のそれ、安心できる要素が皆無なんだけどな?』
まったく、何を考えてることやら。
DIO『ウェザー・リポートの記憶も厄介だな。歴史が変わったことによってウェザーは徐倫と出会うことは無くなった。もしその状態でドメニコ・プッチの記憶が甦ってしまったら厄介な事になる。人をカタツムリに変えてしまう虹を作り出す能力なんて危なくて放置できん』
八幡『俺から言わせればスタンド能力全般が危なくて放置できないんだが』
いや、何の能力があるかわからなくない?
ヴァレンタイン「して……君達が二十年前の復讐者達の襲撃を受けている理由だが…私のせいだな」
………………は?どういうこと?
ヴァレンタイン「早い話がプッチの逆恨みだ。大統領命令でプッチの計画を潰したことにより、彼が声をかけた二十年前の復讐者達を差し向けたようだ。まぁ、君達も彼らを相手にするようではあったようだから丁度良いだろう」
まあ、そうなるわな…。てか、逆恨みで襲われる俺たちって一体…
ヴァレンタイン「君達には改めて依頼しよう。出来るだけのバックアップはさせてもらう。この世界の東方仗助やジョルノ・ジョバァーナにも声をかけている。彼らが到着するまで二十年前の復讐者達を引き付けていて欲しい」
いろは「まぁ……世界が違うとはいえ、徐倫達を助けると思えばわたし達は賛成なんですが…この世界の先輩達は関係ないですよね?」
たしかに俺たちにはこのことに関しては関係がなくなった。しかし、ここは俺たちの世界だ。俺たちが過ごし、生きている世界。それを自分たちで守らなくて…、こちらの世界の人が何とかせずにどうする!
俺が言い出そうとしたときに、誰か言った。
雪乃「待って。私達はこのまま帰るのは納得いかないわ」
雪乃…
side風野風鈴
雪乃先輩が語り出す。
雪乃「あなた達も元の世界では奉仕部だったのよね?奉仕部の理念は何だったかしら?」
徐倫「……餓えた人に魚を与えるのではなく、魚の取り方を教えること……だったかしら?」
雪乃「そうですね。空条……先生。あなたが私の世界の平塚先生にあたるのは違和感がありますけど、その通りです。今のこの世界は餓えた人です。本来は空条先生達はこの世界に関係のない人でした。義兄さんの魂を持ち帰るだけが目的だったのですから。なのに私達の世界まで何とかしようとしてくれています。それ自体は非常に感謝をしていますが、このまま頼りきりではこの世界が奉仕部の理念に反します。いえ、本来はこの世界の人間が何とかしなければならなかった事」
やっぱり私と同じことを…
みんなそう思っていたのか次々に言い出した。
陽乃「よく言ったわ雪乃ちゃん!その通りよ!そうよねみんな!」
アナスイ「……陽乃……」
小町「その通りです!ここで置いていかれるのはポイント低いですよ!」
戸塚「小町ちゃんが行くのなら僕も行く!僕だって力はあるんだ!行かせて下さい!スピードワゴンさん!」
SPW「小町ちゃんにこの世界の僕…」
材木座「我もだ!八幡も雪ノ下殿も大切な仲間だ!」
エルメェス「……物好きだね。まるで間田を見ているようだよ」
風鈴「義輝さんが行くなら怖いけど行きます。八幡さんの為ならば私だって!」
沙希「勇気の讃歌は人間の讃歌…こんなところでそれに出会えるなんてね……」
徐倫さんたちはこちらの世界には関わりがない。それなのに私たちを助けてくれる。でも本来それはこちらの世界の人である私たちがやること!それに義輝さんを危険な目には合わせない!義輝さんは私が守る!大切な家族だから!
八幡「当然、俺も行く。家族が行くのに渦中の俺が行かない訳がないじゃないか!」
八幡先輩はやっぱりそうですよね…、だからみんなから好かれるし、尊敬される。
まあ、私は義輝さん一筋ですけどね!
いろは「ハチ君////」
一色先輩…、それこちらの八幡先輩ですよ…
と、話がまとまりかけたところに…
承太郎「盛り上がっている所に申し訳ないが、お前達で本当に大丈夫なのか?徐倫やそっちの男女はともかく、お前らの大半はガキばかりじゃあないか。それに……」
え?このタイミングで?それに私たちはたしかに子供かもしれないですけど今ここでいうことですか?
承太郎「比企谷八幡と言ったな。その中にいるDIO。お前が信用できない。俺と戦え…」
徐倫「父さん!ハッチを信用できないの!?確かにハッチはDIOだったけど、あたし達のご先祖様のジョナサンの生まれ変わりでもあるんだけど?」
徐倫さんが援護するが空条さんはきいていない。
承太郎「そっちの徐倫。お前は黙っていろ。世界は変わってもDIOはDIOだ。俺は信用しない」
ジョリーン「丁度良いわ。こいつの尻馬に乗るのは気に入らないけど、年増のあたし。あんたもあたしと戦え。あんたがあたしの代わりをやれるのか、確かめてあげるわ」
え?え?な、なんでこうなっちゃうんですか!?
ゴンッ!
!?徐倫さんが八幡先輩に拳骨を!?
どういうことなの!?
徐倫「テメェ!余計な事を考えるんじゃあねぇ!ハッチ!」
八幡『おい……何で俺が……』
もしかして八幡先輩の中の DIOさんが?
凄い痛そう…。
徐倫「いい度胸ね空条徐倫。伊達に年を重ねた訳じゃあないことを教えてやるわ!行くよハッチ!」
な、なにかもう闘うことになってる!?
八幡『お前が原因だろ!』
八幡先輩たちも!?
私は義輝さんの後ろに隠れながらこれから起こることを予想して考えることを放棄した。
←To be continued