放課後
「なお」
「なにおたえ」
「どこいくの?」
「どこってまずは俺のギターを取りいかないと」
「あれ?なおのギターって香澄のだよね?」
「あれは前のやつだ。あれをもう使おうとは思わない」
「そうなんだ、じゃあ取りに行かないとね」
「そしてさらっと付いてきてるけど別の人には連絡してあるのか?」
「うん、大丈夫」
「ならいいが」
「おじゃましまーす」
「そして俺より早く入るなよ…」
「あら?お客さん?」
「ミハさんいたんですか」
「ええ、でそっちの子は?」
「花園 たえ です。皆からはおたえって呼ばれてます」
「じゃあ おたえちゃんね、私はミハエル・シンドラー ミハって呼んでちょうだい」
「はい、ミハさん」
「じゃあ俺、ギター取ってくるから」
「じゃあおたえちゃん、待つ間お茶してよっか」
「そんなに時間かかりませんよ」
「そういう時は少し時間かけるものよ」
「そんなこと知らないですよ」
スタスタと自分の部屋に向かった
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「うふふ、ああ言っといて待ってくれるから早くしましょ?紅茶でいい?」
「はい、あ、お砂糖もらっていいですか」
「って言っても既に入れてるじゃない」
「?紅茶はまだ入ってないですよ?」
「私が言ったのはそっちじゃないんだけどね…」
「あ、猫」
「あらグンソウ、お客さんの前に出るなんて珍しいのね」
「おいで~」
ぼすっ
「初対面の人になれるなんて珍しい」
「これ、持ってっていいですか?」
「大丈夫よ、元々ナオトの飼い猫だし」
ニャー
「グンソウの方もいいみたい」
ガチャ
「おたえ、そろそろ行くぞ」
「もう時間みたいね」
「はい、今日はありがとうございました」
「いいのよ、別にナオトなしでも来てくれればなにか振る舞うわ」
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「ん?軍曹付いてくるのか?」
「みゃあ」
「そっか、じゃあ迷惑かけるなよ」
「にゃ」
そう言うとおたえの腕の中から這い出てきて、俺の体をよじ登り頭の上に陣取った
「重いぞ軍曹」
何も返さずだらーんとしている。これでも飼い始めたころは可愛かったんだけどな、もちろんいまも可愛い。
ずっと軍曹のことを気にしていて全くおたえのことを忘れてしまっていた
「えい」
おたえが俺の頭にいた軍曹を取り上げた
「にゃあああ」
「没収」
そう言って前足を掴んでぶら下げている。
どこか拗ねたようにむすっとしていてかわいいと思った。
「なぁおたえ」
「どうしたのなお」
「ここって有咲の家だよな」
「そうだよ、早く行こ」
「お、おう」
おたえがドアに手をかけた時、すきをついて軍曹が逃げ出しまた頭の上に陣取った。どんだけ好きなんだか…
「おたえ、遅いぞって直人?」
「すまんないきなり来ちまって」
「い、いや別にいいんだけどよ…」
「猫も一緒だが大丈夫か?」
「いいぞ」
「あー!おたえ!と直人君?」
「と猫だ」
そう言うと素早く頭から降りて挨拶がわりに体を香澄の足に擦り付けている
「わ~猫だ~」
「香澄ちゃんどうしたの?」
後ろから別の声がすると軍曹は香澄からそっちの方に移っていった
「わぁ~猫ちゃん、かわいい~」
今度は牛込さんのところに行っていた
「おぉ猫か~久しぶりに見たなぁ」
紗綾にも可愛がられている
随所で愛想を振りまいている軍曹。やっぱりかわいい
「ところで、どうして直人は私たちの練習場所に来たの?」
「あ~おたえにやろうって誘われてな。というか皆同じバンドだったんだな」
「そうだよ!Poppin'Partyって言うんだ」
「ライブとかもやってるのか?」
「うん!次は3週間後のCiRCLEでのライブだよ!」
「そ、そうなのかー」
まずったな、出演するバンドを全く把握してなかった
「ねぇねぇ早く練習しようよ」
「よりにもよって一番遅いおたえが言うのかよ…まぁいっか。おーい、皆やるぞー」
何かやるのか分かったようで軍曹がこっちに戻ってきた
「なぁ有咲」
「どうした?」
「俺は何をすればいいんだ?」
「確かにそうだな…じゃあコード表やるから私たちのと同じ曲やって」
「じゃあそうさせてもらうよ」
皆それぞれ練習したり合わせたりしていて、自分ももらったコード表を見ながら練習していたのだが、やはり目は自然に香澄の持っているランダムスターに目がいってしまう
「というか俺はここで皆の演奏聞いてていいのか?」
「どうして?」
返事をしたのは香澄だった。
「若しかしたら俺がそのライブに行くかもしれないだろ。そしたら曲を知られた状態ってのはどうなんだよ」
「大丈夫!ライブだともっと盛り上がってすっごいことになるんだから!」
「お、おう(俺の方が経験あると思うんだけどな)」
「ねぇなお」
「どうしたいきなり割り込んできて」
「なおってさ、香澄のこと好きなの?」
「え"」
「ど、どうしたおたえ?」
「だってずっと香澄の方ずっと見て練習してたし」
「へぇ~直人って香澄のこと気になるんだぁ」
紗綾がすごく愉しそうに笑っていた
「待て待て、たしかに俺は香澄の方を見ていたけど別に俺は香澄のことを見ていたわけじゃ…」
「でも直人、それ以上言うとまずいかもよ?」
「あ、そっか…ランダムスターのことだよね。別に私じゃなくて…」
ちょ、なんでこんなに面倒くさくなってるの
「ま、待て香澄のことも見てたぞちゃんとな。すごい似合ってたし…こう…目を奪われるっていうかさ」
「えへへ…元々持ってた人に言われるってなんか嬉しい」
「それは別にいいだろ…でさここの部分なんだが」
「どうしたの?」
「ここはこう指を動かしたらいいんじゃないか?」
自分のギターを使いながら見本を見せた
「ど、どうやってるの?」
香澄には分かっていないらしい
「ちょっといいか」
香澄の後ろに回って手を重ねて直接動かし方を教えよう
「ここをこうして…」
「う、うん…」
「どう?できそうか?」
「うん…あ、すごい!できるようになった!」
「良かった…」
「おい直人…」
「なに有咲?」
「ここは…お前だけの…場所じゃ…ねぇ!」
ドスッ
「ぐはっ…」
「有咲!?直人君が倒れちゃうよ!?」
「別に!こいつはやわなことじゃ倒れないしこのくらいやっておかないと!」
ドサッ
「有咲ちゃん、小原さん倒れちゃったけど…」
「うそだろ…」
「「有咲~?」」
「ちょ香澄、それにおたえまでこっちくんな!おい直人!起きてくれ~!」
「小原さん、人気だね」
「そうだね~そういえばりみりんは直人のこと名字呼びだよね」
「そうだけど…」
「せっかくなんだから名前呼びしたら?おいてけぼりにされちゃうかもよ?」
「な、何に!?」
「さぁ、なんだろうね。まぁ落ち着くまで猫で遊んでよっか」
「みゃあ」
若干長くなりました
ペルソナコラボ曲、フルコンをずっと1ミスで逃してるんですけどどうすればいいんでしょう