「ん、んん…?」
…ここは?えっと確か俺は有咲にぶん殴られて……そっから記憶が無いってことは気絶したんだな。全く情けない
にしてもこの枕すごい寝やすい。どんな材質なのか実に興味深い。枕は無生物のはずだ。では失礼して
ふにっ
「ひゃん」
ん?ずいぶん可愛らしい声が付いてるんだなこの枕。あれ?そんな枕あったか?
むにむに
「ん…あっ…んん?」
にしてもほんと可愛いな。
「おい直人。まさか寝たフリで誤魔化す気か?」
なんかものすんごい圧が頭の上から降ってきている。そちらに目を向けると大きな出っ張りがその顔を見えなくさせていた
「有咲か?すまん胸のせいで顔が見えん」
「この変態!」
急に立ち上がり俺は床に転がされた。その間に有咲の体を見たのだがどうやら膝枕をされていたらしい
「全くこんなことするんじゃなかった」
そういって太もものところを手で払っていた
そんなに嫌ならやらなくても…
「こっちこそ有咲の腹パンで倒れてごめんな」
「それは私の責任だ。だけどもっとこっちも気にしてくれ」
「今後はちゃんとする」
「頼むぞ」
「にしても有咲、あの頃よりもっとこう、より大人の女性の体になってたな。すごい太ももも柔らかかったし、胸も大きいし、有咲はもっと人気出てもいいと思うけどなぁ」
「お、おう…ありがと…な?…って言ってること変態そのものじゃねぇか!」
「まぁまぁ褒めてるんだから少しはいいだろ?」
「…人の前で言ったら許さないからな」
「わかってるって」
にしても女の子の体ってのはあんな感じなのか…ほへ~…
「どうした?そんなにじっとこっち見て」
「いや…もっと体を知りたいなぁって」
「は?お前何を言って…ちょ!こっち寄るな!」
「別に減るもんじゃないし…ね?」
「おい!なんかおかしいぞ!」
「別に俺はずっとこうだったけど…ね」
ドンッ
ついに有咲が壁にぶつかった
「直人!止まってくれ~!」
「?有咲が抵抗すればする気は無いよ?有咲が止めないの?」
「それは…!」
「なら別に良いでしょ?有咲」
どんどん近づいていくと有咲の顔はどんどん赤くなって小刻みに震えている。有咲の方は覚悟したらしいが
すまないがこれは遊びなんだ
「ふ、あっはっは!面白い!面白いよ有咲!」
「え?」
「いやーまさかここまで本気になるとはね~まぁ本気にさせちゃったのかな?それだったら謝るけど」
「え?じゃあ…」
「本気でやるわけないでしょ?やったら本物の変態さんじゃん」
「そっか、そうだよな。な お と!」
ドスッ
「ゔっ…」
「これくらいですむと思うなよ!」
ドスッドスッ
「______________________________」
「有咲~って直人はどうしたの?」
「別に!あいつの自業自得だ」
「ふーん、まぁいいけど。有咲もうそろそろ練習終わるよ?」
「げっ、もうそんな時間か」
「だから有咲も自分の片付けてね」
「分かった今から行く。ほら直人、お前もだ」
「いってぇ…分かったから少し待って」
「急げよ」
知らぬ間に頭に軍曹が戻っているのには別に気にすることではないのだがやけに有咲は軍曹を強く睨んでいた
「う~~ん、疲れた」
「お疲れ様、おたえ」
練習が終わった後片付けをしておたえを駅まで送っていた
ちなみに香澄は当然のように有咲の家でご飯を食べてから帰るそうだ。香澄ほ有咲の利用法を無意識下で使いこなしていると確信している。紗綾は有咲の家から近いので付いてこなくていいと言っていた。牛込さんは見かけなかった。
最終的にはおたえを駅まで送ることになった
「そういえば、なおは今日全然練習してなかったよね?」
「まぁ…仕方ないだろ?有咲に気絶させられたんだからな」
「有咲もなおのこと私に任せてくれればいいのに」
「俺は絶対におたえに任せたくないけどな」
「…なおは有咲が好きなの?香澄が好きなの?」
「どうしてそこに至るのか全く分からないが…俺はそう恋愛的な意味で言えば好きな人はいないぞ」
「ふーん、じゃあさ私の家に来ても大丈夫だよね」
「待て、全く話が掴めないんだが」
「?なおの頭に乗ってる猫とおっちゃんたちを合わせてみたいんだよね」
「お、おっちゃん?なんだ?おたえの家って人を飼ってるのか?」
「ううん、おっちゃんっていうのはうさぎの名前なんだ。おっちゃん入れて20羽いるんだ」
「う、うさぎか…そう…だよな。うんそうだ」
おたえの家が本気で人身売買してるのかと思ってしまった…
「それでね、おっちゃんたちはまだ自分たち以外の動物に会ったことがないんだよね。だからちょうどなおの猫ならいいかなぁって」
「うさぎね…知ってるか軍曹、うさぎって」
「にゃあ?」
話に全く興味が無かったらしく呼ばれて何のことだかさっぱりらしい。だが軍曹にもいい機会かもしれない
「まぁ時間があうようなら行ってもいいぞ」
「ほんと!?じゃあトイレとかえさとか買っておかないと」
「まてまてまてまて、どうして何日も軍曹が行く設定になってるんだ」
「だって数日いなきゃちゃんと仲良くなれるか見れないでしょ?」
「まぁそりゃそうかもしれないけど…軍曹はうさぎ以上の寂しがり屋だから1日だけだ」
「そっか、残念。でもかわいいんだね軍曹は」
そう言って軍曹をおたえが撫でてやると照れくさそうに軍曹が鳴いた
「じゃあまた明日ね。なお」
「あぁ、気を付けて帰れよ」
駅まで送って別れたとき、不意に軍曹が降りて歩いてきた方に戻っていった
「軍曹?どこ行くんだ」
すると1本路地に入っていった
「軍曹?って牛込さん?」
「え?あれ?どうして分かったんですか?」
「軍曹がそっちに行ったんでな。付いていったら牛込さんがいた」
「この猫ちゃん軍曹って言うんですね」
「まぁ俺の趣味でこんな名前つけて多少申し訳ない気持ちもあるが…ところで牛込さんはどうしてこんな所に?」
「ええっと…その……ごめんなさい!」
タッタッタッ
足音を響かせながらどこかへ行ってしまった
「なんなんだろう?なぁ軍曹」
しかし軍曹は何かを知っているように落ち着き払っていた
すると消えていった方からまた牛込さんが出てきた
「さっきはごめんなさい急に行っちゃって…」
「いや、こっちがいきなり行ったから驚くのも仕方ないだろ」
「別にそういうことじゃなくって…あの!小原さん!」
「お、おうなんだ牛込さん」
「そ…その…下の…名前で呼んでもいいですか?」
「…へ?」
「あ…嫌でしたか?」
「ふ…あっはっは!なんだそんなことか。いや、そんなことで済ませちゃいけないことだったな」
「じゃあ呼んでもいいんですか?」
「そんなのに許可は要らないよ。勝手に呼んでもらっていいよ」
「じゃあ…な…直人さん」
「ありがとう。じゃあこっちも…うーん…じゃあ、りみ」
「は、はい…」
「そんな縮こまなくたって…まぁ初めてだしな。じゃあ改めてよろしく」
そう言って手を出した
「はい!」
うし…りみも手を出して握手をした
その時視界の端で茶色い何かが動いた気がしたが今はこっちに集中しよう
その後は少しの間りみと歩いたあとに別れて家に向けて歩き出した
いつの間にか軍曹は後ろの方に顔を向けていた
約80%程を1日で書いていたのに2日放置して申し訳ない
それよりもチュウニズムがしたい