「初めまして、戸山さん。俺は小原 直人。よろしくな」
「よろしくね!直人君!」
「おう」
「なぁ、直人」
「どうした有咲?」
「お前、いきなり名前で呼ばれるの恥ずかしくないのか?」
そんなことかよ
「あのな、海外だと俺は基本ファーストネームで呼ばれてたから抵抗なんてないぞ」
「あ、そうか」
納得したようで何より
少し歩きながら
「ところで有咲、今日呼んだ理由ってなに」
「あぁ、それなんだが…とりあえず蔵行くぞ」
場所は変わって蔵
「実はな香澄、香澄が持ってるランダムスターは元々直人が持ってたものなんだ。だから今の使用者を見たいかって私が聞いて、呼んだんだ。」
「へぇ~ランダムスター元々直人君のギターだったんだ!」
「まぁ…な」
「じゃあじゃあ…「まて」」
「いや、割り込みで話してすまないが、もうそれは香澄のものだろう? なら俺はそいつを弾く気にはならない。」
少しきつく言いすぎた気もする。
「あ、じゃあ直人君は別れちゃった彼女とかはもう知らない!って感じなの?」
あ、問題なさそうですね。
「なんだその例え方…てか俺は彼女持ちになったことないぞ。」
「えぇー!絶対有咲の彼氏だと思ったのに!」
その刹那、有咲の渾身の右ストレートが"俺の"鳩尾に決まり地面に転がった。
「香澄!いきなりなんてこと言ってんだ!」
あ、気にするのそっちなんすね。被害者を放置するのはいけないと思います!
「だってだって、有咲が男の子と仲良く話すの見るなんて初めてだし!直人君も有咲って呼んでるし!」
「そんなんじゃねえのだけは確実だ!なぁ直人!」
「そうだ。決して有咲と付き合ってなんてない。そんなことより少しこっちを気にしようか有咲」
にしても可愛らしい下着付けてるんですね有咲さん。言ったら殺されるからやめようね。
香澄が初めましてのカラオケをやろうと言うので3人で近場のカラオケに向かった。
「ねぇねぇ、直人君も歌ってよ!」
「えぇ、何歌えばいいの?」
「好きな曲でいいよ!そういうのは!」
それならと選んだ曲は…
「LAST STARDUST」
某人気アニメの挿入歌である。高音域で声を伸ばさなければいけない歌なのでかなりきつい。結果は…
【99.71点】
「は?」
「すごいよ直人君!」
「て言うか直人、本人の声になってたぞ!?お前の声帯どうなってんだ?」
やっぱり最初はこんな反応されるよな。この完コピ能力。向こうでは神の声なんて呼ばれたりした。だけど俺は少し複雑なんだ。もちろん声になんてしないが。
その後、みんなで時間の許す限り歌っていた。いつの間にかお昼も食べずに夕方になっていた。
「今日は楽しかったよ!有咲、直人君!」
「まぁたまにはこういうのもいいかもな」
「俺は久しぶりだったけどな」
香澄を駅まで送って、有咲を送っていていると
「なぁ、直人」
「どうした?」
「直人は香澄のことどう思うんだ?」
「香澄か…元気で明るいとしかまだ分からないな」
「そっか…」
何故かそこから黙り込んでしまい、そのまま有咲の家の前まで来た。
「じゃあ、またな直人」
「あぁ、またな」
有咲side
「はぁ~…」
夜になり部屋でくつろいで今日のことを振り返っていると、途端に心臓が速くなった。
「直人…」
前から、あいつに引っ張られて外に出た頃はまだ意識してなかった。
だけど一緒に遊んでいるうちに分かった。
私はあいつと一緒じゃないと楽しくなかった。
あいつとずっと一緒にいたい。
あいつと……そう思った時には遅かった。
中学受験の時は考えないように先に私の所に来るなって言っておいた。
だけど時計を見ると無性に欲が出てくる
「こんなことしてないで、直人と一緒にいたい。」
だけど受験は自分で決めたことだ。やらないと嫌だった。そんな日々を過ごしながら無事に合格した。
あいつはとても喜んでくれた。
でもお前は日本から出ていくって言ってきた。
その日の夜、私はあいつを恋人にしようといろんなことを考えた。
だけど、緊張して、いつものようになってしまっていた。
直人が日本から去る日、私は空港まで送りに行った。
告白しようと考えたけど、緊張して出来るはずが無かった。
もう別れの時間、お前は、必ず帰ってくるって言った。そして私に近づいて。
キスをした
頬へのキスは親愛だって後で調べて分かった。
だから私はあいつのキスを少しがっかりしてしまった。
そして今日だ。いきなり訪れてきて私は驚いた。でもあいつが言っていたように彼女持ちでは無いらしい。
なら決まっている。
あいつが行ってしまう前に
私があいつの彼女になってやると
割と今回長い気がしました。
でも2000には到達しません
しっかり、テスト勉強しましょう