来て二日間の間は外出しっぱなしだったせいか、ここに来て時差ボケと疲れがどっと来た。なので少し休憩として寝ていたり準備していたりした。
そんなこんなで8月の31日。今日は学内の案内をするそうで一日早く学校に行くことになっている。
「ここが花咲川ね…」
インターネットでも見ていたが普通の高校だ。しかし、ここ何年か前までは女子高だったせいか、男子の割合は女子に比べ少ない。
?「待っていましたよ。小原 直人さん」
あ、やばい。待たせていたらしい。しかも女子ときた。なおさらである。
「すいません、待たせてしまって」
「いえ、まだ時間よりも前ですから問題ありません…っと自己紹介がまだでしたね」
「私は 氷川 紗夜です。今日はよろしくおねがいします」
歩いて学内を回っている間に、校則だったり学校に関係することを説明してもらっていたその時だった。
「ここが…」
氷川先輩がそう言った瞬間
「……ッ!?」
いきなりの頭痛と吐き気に襲われた。訓練しておいたおかげですぐに抑えたが…
(この近くでなにか怪我でもすることが起きるのか…?)
自らに起こる危機を予知するこの能力。突発的にくるので抑えるのは不可能だ。思わずしゃがんでしまった。
「?どうかしましたか、小原さん」
「い、いえ…」
そう言いながら周りを見渡した。明らかに挙動不審である。
「なにかあるのですか?」
そんな言葉も無視して探し回った。すまんが、身の安全を最優先だ。結果的に先輩の安全に繋がる。
(どこだ?)
すると、棚の上にダンボールがあった。中には、特に危険物は無い。見当たるのはこれぐらいだ。
しかし収まらないこの症状、それどころかだんだん強くなってきた。
「先輩」
「はい?」
「この教室で少し待ってもらえますか?」
「すぐに戻るんですか?」
「はい」
外に出たらだいぶ落ち着いていた。ここは、お願いをしてこの教室から早く出よう。
「すみませんいきなり、それでなんですけどこの教室から…」
その時、地震が起きた。
「ん?揺れてる?」
「あなたヨーロッパ出身だけど耐性あるんですねって、かなり強いですね」
かなり強いどころではない、日本人でも危険を感じるレベルだ。先輩もしゃがみこんでいる。そう、ダンボールの下で。あのダンボール実は中に教材が入っておりかなり重いのを知っている。
(これか!)
「先輩!」
「はい?」
まずい気づいてない!呼びかけてももはや遅い。なら動いて自分で何とかするしかない。
大変申し訳ないが氷川先輩にタックルした。
若干持ち上げるような形でやったので衝撃は多少少ないはずだ。
丁度落ちた瞬間にタックルした。そのせいでダンボールがふくらはぎの部分にダンボールが落下した。
「いっ…!」
幸い先輩に怪我はないようだ。
「いきなりなんですか…って大丈夫ですか!」
見るとかなり腫れ上がっている。しかも痛みのせいか動けない。そのまま先輩に寄りかかるような形だった。
「ちょっとなんとかならないんですか?」
「すみません、動かすと痛くて…」
すると、氷川先輩は力ずくで横にずれてくれたのでそれに合わせて少し体を浮かせた。
すぐに先生を呼んできます
そう言って出ていった。
明日登校出来るかなぁ…
案外呑気であった
もう1000字前後で投稿ペース早めでやろうかなぁ