やはり比企谷兄妹が無限の龍神の眷属なのはまちがっている 作:ライライ3
原作:ハイスクールD×D
タグ:R-15 残酷な描写 アンチ・ヘイト クロスオーバー やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 ハイスクールD×D 比企谷八幡 比企谷小町 オーフィス アーシア・アルジェント
反省はしている。だが後悔はしていません。
ハイスクールDxDは二次創作とwikiと少し覗いた程度の知識しかない為、設定がガバガバかもしれません。
冥界のとある悪魔領
始まりは火の海の中だった。
「…………はぁっ、はぁっ、はぁっ……誰だ?」
「…………おにい……ちゃん」
「ごめんなさい!ごめんなさい!私たちの悪魔の所為でこんなことに!」
片腕をなくした少年と両眼を奪われた少女。
泣きながら抱き着いてきた魔王に幼子たちは命を救われた。
冥界 シトリー領
「……生身の人間……冥界にいるの珍しい」
保護された二人が次に出会ったのは、幼女の姿をした無限の龍神。
「……お前も悪魔なのか?」
「?我、悪魔違う。我、無限の龍神オーフィス」
「ドラゴン……さん?」
「その見た目でか。見えんな」
途方もない力と純粋無垢な心を持つ龍神に兄妹は心を開く。
「……これ食べる。そうすれば力手に入る。二人とも元の身体に戻る」
「まあ、片腕だと不便だしな」
「……私もこのまま目が見えないままよりはいいかな」
二人は無限の龍神の眷属と同時に家族となった。
「………そういえば生じゃないと駄目なのか?」
「……ダメ」
そして時は流れて
「こら~お兄ちゃん、オーフィスちゃん。朝だよ~起きなさ~い!」
「……もう朝か。じゃあ起きるか……オーフィス、離してくれ」
「………まだ……眠い」
「今日からオーフィスも保育園だろ。俺が送っていくから早く起きるぞ」
「……後…30分」
「そっか~。ちゃんと起きれたら今日の夕ご飯はオーフィスちゃんが大好きなハンバーグにしようと思ったんだけどな~」
「起きた」
「はやっ!」
無限の龍神は人間界で暮らすようになった。
「八幡、急ぐ」
「いや、信号赤だから。それにあんまり早すぎると怪しいし、普通に自転車で車以上の速度出るから」
「オーフィスちゃん。何でそんなに急ぐの?」
「……今日、京華と砂遊びする約束してる。我、楽しみ」
「オーフィスちゃんは京華ちゃんと仲良しだからね~」
「良かったな、オーフィス」
「二人とも、何故我の頭を撫でる?」
「私たちの主様はかわいいな~と思ってね」
「そうだな」
「?」
無限の龍神はゆるやかに成長をしていき
「はーちゃ~ん。おーちゃ~ん。おはよ~う」
「おはよう。京華」
「おはよう。けーちゃんは今日も元気だな」
「うん!」
「京華。早く砂遊びする」
「うん!またね、はーちゃん」
「お、おはよう。比企谷」
「おう、川崎。お前も来てたのかってけーちゃんいるからそりゃいるわな」
「お兄ちゃ~ん。沙希さ~ん。早く行かないと遅刻するよ~」
穏やかな日常を3人は過ごす。
「そういえばお兄ちゃん。一年前の事故って覚えてる?」
「……ああ、そういえばそんな事もあったな。犬の放し飼いのやつか。犬を助けた時に突っ込んできた車を手で止めてやつだな」
「そうそう」
「目撃者全員記憶の改竄をしたから大変だった。で、それがどうかしたのか?」
「結局あの時の事故ってどう処理したんだっけ?」
「犬が道路に飛び出してきたけど、ギリギリブレーキが間に合ったことにした」
「ほうほう。ま、無難なところだね」
眷属になったことは本来の物語にも影響を及ぼし
「駒王町ですか」
『ええ、二人には駒王町に行ってきてほしいの』
「確かグレモリーの管轄でしたよね。ソーナさんもそこにいるんでしたっけ」
『そうよ、小町ちゃん』
「……悪魔と関わるのは好きじゃないんですがね。まあ、堕天使も含めてですが」
『ごめんなさいね、八幡ちゃん。ちょっと気になる事があってね。最近、駒王町周辺ではぐれ悪魔や堕天使の動きが活発してるっていう情報が上がってきたのよ』
「グレモリーからの情報ですか?」
『ううん、それは別ルートからの報告……グレモリーからは特に報告はないわ』
「……それは変ですね」
『というわけでお願いできないかしら?私自身が行きたいところだけれどちょっと忙しくて』
「セラさんの頼みなら仕方ないですね。いいか、小町?」
「……うん」
『ありがとう二人とも……所でさっきから気になっているのだけれど、オーフィスちゃんは何を飲んでいるの?』
「……マッ缶美味しい」
魔王の依頼により異なる道同士が交差し、新たな物語が始まる。
「お兄ちゃん、あの人」
「シスター服、教会の関係者か……この街の教会はもう潰れてたよな?」
「うん、建物は残ってるみたいだけどね」
「……普通に迷子だな。何かキョロキョロしてるし」
「……どうする?」
「話してみるか。見た感じ強硬派ではないだろう」
「……まあそれでもいいけど。お兄ちゃんは女の子に甘いんだから」
「違う。教会の連中に借りが出来ればいいと思っただけだ」
「お兄ちゃんは陰デレだな~」
「……堕天使か」
「あら、私たちの正体が分かるの。なら消えてもらうしかないわね」
「へ~堕天使風情が私達に喧嘩を売ると。いいですよ、相手になってあげます」
二人は聖女に出会い堕天使を蹂躙する。
「我、オーフィス。よろしく」
「アーシア・アルジェントです。今日からよろしくお願いします」
「……比企谷家ではいくつか決まりがある」
「決まり……ですか?」
「うん。一つ、ご飯はなるべく皆で一緒に食べる。二つ、お出掛けするときはちゃんと誰かに言う。三つ、大事なことはきちんと皆に相談する」
「ええと、はい。大丈夫です」
「そして最後。お風呂はみんなで一緒に入る」
「み、みんなでですか!?」
「いや、最後のは特に決めてなかったと思うが」
「基本的にみんな一緒に入ってるからじゃない。ね、カーくん」
「にゃ~~」
「アーシア・アルジェントです。よろしくお願いします。」
「雪ノ下雪乃よ。こちらこそよろしくお願いするわ」
「八幡さん。お弁当をどうぞ」
「ああ、悪いな、毎日弁当作ってもらって」
「いえ、好きでしてることですから」
「……うん、美味いな。そういえば小町がアーシアに料理を教えるって張り切ってたな」
「はい。何でもお姉ちゃんだからとか言ってましたけど」
「……よく分からんな」
聖女は新たな居場所を得る。
そして
「どうする、お兄ちゃん?」
「悪魔はどうなってもいいが……セラさんの妹もいるからな。仕方ない、介入するぞ」
「了解です」
堕天使幹部の襲撃をきっかけに兄妹は三大勢力にその名を轟かせる。
「く、くそ。俺の羽が!狙撃か!いったいどこから!?」
「これは戦争なんだろう、コカビエル。だったら奇襲、不意打ちぐらい警戒しろよ」
「くっくっく。コカビエルの羽をやったのは貴様だな。面白い!俺と勝負しろ」
「……ああ、戦闘狂ですか。私そういうの興味ないんで。カーくん、よろしく」
「にゃ~~」
「貴様の魔力に覚えがある。まさかあのオーぐぉぉぉぉぅ!」
「余計な事は言わんでよろしい」
「……くっ、まぁいい。最後に教えてくれ。貴様の名前とその黒ずくめの奇天烈な格好の理由は何だ?」
「……名前はブラックとでも呼んでくれ。コードネームみたいなもんだ。この格好は家の主様の希望でな。活動中はこれ以外認めてくれなくてな」
「ふっ、貴様も大変だな。ブラック」
「敬愛すべき主様の頼みだからな。邪険にも出来んのだよ」
「お兄ちゃ~ん。こっちは終わったよ~」
「おお、ホワイト……お前、それ何だ?」
「知らな~い。何か襲ってきたからカーくんが返り討ちにした。堕天使とは関係なさそうだから、とりあえず止めは刺さずに持ってきたけど」
『白いの~~!?』
「何であの人、猫に咥えられてるんだ」
「虫の息といった感じね」
「大きい猫さんです」
バトルあり
「くっ!ここまで圧倒されるなんて」
「何とかならないか、ドライグ!?」
『無理だな。実力の差が大きすぎる。仮に禁手化したとしても恐らく変わらん。あいつはまったく本気を出していない!』
「……この程度ですか。こちらにはまだ余裕がありますから存分に力を出し切ってください。心が折れるまでいくらでも付き合ってあげます」
シリアスあり
「アーシアが教会から追放されたのはしょうがないっていうのか!」
「ああ、そうだよ赤龍帝。お前は自分の家族・知人が目の前で殺されたことがあるか?知人同士が無理やり戦わされてそれを楽しむ悪魔や堕天使の姿は?妊娠した奥さんのお腹を切り裂いて無理やり赤ちゃんを取り出されるのを見たことがあるか?」
「な、なんだよ、それ!?」
「悪魔にはそういう奴もいるって話だ。そして教会の強硬派の幹部は悪魔や堕天使の被害者ばかりだ。悪魔の存在を許すはずがない。アーシアが追放されただけで済んだのはまだ軽い方だ」
日常あり
「セラフォルー。あなたが魔法少女を名乗るにはまだ不足しているものがある」
「な、なんですって!?私の魔法少女の何が足りないというの、オーフィスちゃん!」
「……その杖は喋らないし変形もしない。それに魔力増強システムが無いのが致命的。詳しくはこの作品を見るといい」
「な、なるほど、分かったわ。この作品を見て私は更なる魔法少女の高みを目指すわ!」
「うん、その意気。我も応援する」
「お兄ちゃん、あれ何?」
「ああ、この前オーフィスが借りたDVDの影響だな、多分」
ラブコメあり
「し、失礼します」
「アーシア、来た」
「アーシアさん。本当に全員でお風呂に入らなくてもよかったんですよ?」
「い、いえ。決まりならしょうがないです!」
「う~ん。本人がいいならいいですけど。じゃあ、お兄ちゃんの背中でも流してみますか?」
「……そこで俺に振るのか。大体男の背中を流すなんてアーシアも嫌がるだろうに」
「だって私は主様の髪の毛を洗ってるからね。アーシアさんに頼むしかないじゃん」
「……小町、髪洗うの上手」
「ど、どうですか」
「あ、ああ。気持ちいい。もうちょっと頼む」
「はい!うんしょ、うんしょっと」
「……アーシア」
「はい、何でしょう?」
「……その…だな……胸が……当たってる」
「え?……ご、ご、ごめんなさい!」
「……俺の方こそ、すまん」
「……何故二人とも謝ってる?」
「いや~ラブコメは見ていて楽しいですな~」
無限の龍神とその眷属が織りなす、新たな学園ラブコメバトルファンタジー
「我、比企谷オーフィス。好きな食べ物は小町が作ったハンバーグとマッ缶。好きな事はお風呂と睡眠。後は京華と遊ぶこと。そして皆でプリキュアを見るのが大好き。将来の夢は……家族みんなでのんびり過ごすこと、です」
「おい、あれは本当にオーフィスなのか、サーゼクス!というか、プリキュアって何だ!?」
「ぼ、僕に聞かれても知らないよ!?」
「……なんというか、イメージとまるで違いますね」
「オーフィスちゃんは可愛いわ~~」
やはり比企谷兄妹が無限の龍神の眷属なのはまちがっている
近日公開―――――しません。
読んでくださりありがとうございます。
とりあえず思いつく限りのネタと可愛いオーフィスが書けたので個人的に満足。
以下、人物設定です。興味のある方だけどうぞ。
比企谷八幡
両親が神器持ちで両親と一緒に悪魔に攫われたせいで悪魔嫌いになる。ただしシトリー関係を除く。無限の龍神の眷属となった後すぐにセラフォルーにばれて凄く怒られた。セラフォルーとその眷属の英才教育のお陰で、戦闘能力はかなり高い。
人間界に戻った後は、兄妹揃ってはぐれ悪魔や悪魔・堕天使などを狩る傭兵まがいな事をしてお金を稼ぐ。この際に悪魔、堕天使、天使、人間を問わず、弱者をいたぶるものは全て嫌いになった。コードネームはブラック。衣装は某プリキュアの衣装を男性風に改造したもの。オーフィス渾身の一品。
比企谷小町
境遇は兄と一緒。ただし兄以上の悪魔嫌い(シトリー関係覗く)。戦闘に関しては兄が前衛で妹が後衛。前衛が嫌いなわけではないが、悪魔を必要以上に見たくはないので後衛を担当することが多い。血のつながった家族は八幡しかいない為、原作以上にブラコン。お風呂も寝るのも一緒で問題なし。コードネームはホワイト。衣装は某プリキュアの白い方の衣装にかなり近い。これもオーフィスの自信作。
比企谷オーフィス
この作品最大の被害者。八幡と小町の主にして比企谷家の次女。言動から仕草まで完全に幼女となってしまった。現在は保育園に通っている。彼女は今日も、よく食べ、よく遊び、よく眠る。理想の子供生活を送る事でしょう。グレートレッド?……ああ、そんな物もいたな。禍の団?……もう忘れた状態です。しかし家族が傷つくことがあれば本性を発揮します。
アーシア・アルジェント
ヒロイン候補。初対面で共に教会に乗り込み、堕天使を殲滅したので死んではいない。その後、比企谷家に居候。小町のお義姉ちゃん候補筆頭のため、家事を仕込まれている。
セラフォルー・レヴィアタン
八幡と小町の保護者。悪魔嫌いの二人も、この人には頭が上がらない姉的存在である。人間界に三人が渡った際に、不便な生活を送らない様にかなりの豪邸を建てた。二人がお金を稼ぐのも建築費を返すためでもある。本人は返す必要はないといっているが、二人の希望によりお金は受け取っている。オーフィスの助言によりステッキが魔改造される予定。この作品の八幡の初恋の人。
カマクラ
比企谷家のペット。普通の猫であったが、オーフィスがTVで猫の寿命を知ってしまったため、無理やり蛇を食べさせられて強制眷属となる。本猫的には特に気にしていない。相談もせず勝手に眷属としたため、お仕置きとしてオーフィスは小町にお尻ペンペンされた。普段はアーシアなどの護衛を務める事が多いため、よく行動を共にする。戦闘時は巨大化可能。
川崎沙希
原作とほぼ変わらず。京華関係で八幡達との出会いが早くなった。
川崎京華
オーフィスの親友。一緒に遊ぶのが大好き。お互いの家にもよく遊びに行く。
雪ノ下雪乃
奉仕部には入らないのでほぼ出番なし。
アーシアと友達になる予定。
由比ヶ浜結衣
事故関係がなかった事になったので出番がほぼない。あるとすれば動物イベントぐらい。ちなみにペットのサブレは八幡の事を覚えている。さすがに犬にまで記憶改竄は行わなかった。