Prologと1話はできる限り揃えたいものですから…。
閲覧ありがとうございます。
ディアブロス強いです。ソロ時間かかりました()
それでは、どうぞ!
「……ん」
目を覚ますと、そこは森の中だった。
木はそれなりに大きく、あまりぶつからない程度の高さだ。
しかし、少し狭い。おかげで飛翔しにくい。
仕方なく、歩いての散策となる。
キシ、キシと小さく翼が鳴る。
起きてすぐは気にしなかったが、そういやちゃんと同じ姿だ。いやー、本当に―――――は祖なんだな。
どう言った原理でこうできるのかはさっぱりだが。
しばらく歩いていると、足になにか冷たくて柔らかい、なんというか…こう、水みたいな。でもぷにっとしている。
足元を見下ろす。すると、そこには雫型のぷるぷるとした物体…生き物?がいた。
俺の足に体当たりをしている。とてもぷにんぷにんする。
正直言ってちょっとかわいい。が、少し鬱陶しい。
ちょっと追い払うか。
『…キィィィィィィン!』
思いっきり咆哮してみる。
生き物は吹き飛ばされた後、「ピキィィ!」と鳴きながら逃げていった。少し悪いことした気がする。
その後ものんびりと探索する。途中、元の世界の傷が治る草や解毒の草に似た植物も見つけた。
ある程度は同じなのだろうか?
…と、考えた瞬間。『グォォォ!』とでも言おうか。
そんな野太い雄叫びが近くから聞こえてきた。
声は左斜め後ろ。
そこを警戒してみれば、何かが飛びかかってきた。
青い色の、4本腕の獅子。
獅子かぁ……。火山には爆煙を操る龍の夫婦がいると旅の竜から聞いたことがある。
俺自身も一瞬だが、上を通った時に見かけた。
4本腕の獅子は引っ掻きを繰り出してきた。だが、俺の鱗の前にはそんな爪など、水獣のふわふわと同然。
逆に獅子の爪は砕け散る。
獅子は驚き、唸り声をあげる。
…さて、お腹すいたな。襲ってきたし、目の前には丁度よく獲物がいる。
獅子を睨みつける。まるで蛇に睨まれた蛙だ。いや、龍に睨まれた獅子なんだけど。
硬直している隙をついて翼を前に向けて突き刺す。
結果は、圧勝。1発で急所をうまいこと突いたおかげか、ぴくぴくと痙攣している。
「ん、いただきます。」
なんでこれを言うかと言うと、昔、人間が焼いた肉を食べる時に言っていたからだ。
なんとなく、言ってから食べると美味しく感じる。
ちなみに、龍気をうまいこと使って焼けないか試したことはある。結果は、調整がとんでもなく難しい。
10匹の丸い鳥でやったら9匹が消し炭になった。ちなみに焼けたやつは美味しかった。
とりあえず貴重な食料だ。このままいただこう。
バルクさんのご飯タイム。感想。肉硬い。
いやね、岩の龍とかみたいに硬いわけじゃないんだ。こう、なんというか雷の狼の肉みたいな…。
まあ、味自体は悪くないのでとりあえず完食。
そういや、なんで襲いかかってきたのだろうか?なんて考えてみれば、多分、あの咆哮だ。
そうだな、初めての土地で咆哮は危険だったな。
うん、肝に銘じよう。これで俺よりも強いのが寄ってきたらたまったもんじゃない。
さて、とりあえず胃は満たされた。まずは開けた場所へと行くことが先決だろう。
このまま飛んでもいいのだが、木にぶつかって痛い。
ある程度の広さが欲しい。
まだ日は頂上から沈む方に少し傾いた程度だ。
頑張りゃ何とかなるだろう!と。
そんな楽観的に歩いたのが多分間違いだったんだろう。
――夜。
「暗い!暗いわ!見えるけど!」
夜目は効く方だ。だから見えるんだけどさ……。夜になっちゃったわおい!
って、自分に怒っても仕方が無い。本当に。
まあ、だいぶ道も広くなってきたからいいか。
そしてその道を行けば、開けた場所へ出ることが出来た。
なんとなく奥に明かりも見えるが、とりあえず今日は寝よう。
目を瞑れば、しばらくすると意識が遠のいた。
―――
ネイル村。
小さな村ではあるが、前の勇者とともに魔王ハドラーを倒した戦士・ロカと僧侶・レイラが住んでいる―――――正確には、今はレイラが住んでいる村である。
ある朝、その村人……便宜上、クリルとしよう。
クリルは学者の夫と2人の子供がいるお母さんであり、毎朝井戸まで水を汲みに行っていた。
その日もいつも通り1番に起きて、バケツを持って井戸まで来た。来た、のだった。
なんということでしょう。そこには銀色に輝く鱗を持つ、見たことも無い、どこか機械的な龍が眠っているではありませんか。
バケツを落とし、そして、誰でも予想できるであろうことをする。
「キャァァァァァ?!」
大きな悲鳴を上げたのだった。
何事かと起き出した村人達が集まってくる。
その中にはレイラも含まれており、クリルに声をかけた。
「どうしたのですか?!」
「あ、あれ、あれ!」
クリルが指さした方を皆が見る。そこには銀色(中略)の龍が眠っている。
ザワザワと騒がしくなる。
そりゃあ、そうだ。見たことも無いモンスターが、しかも、竜種が。
そんな化物が自分達の村でいつの間にか眠っているのだから、誰だって驚く。
少し遅れて長老がやってくる。
「何事じゃ?」
「ああ、長老様。あの龍がいつの間にか村で眠っていまして…」
「ほほう。わしも見たことも無いのぅ……。仕方が無い、マァムが戻ってくるまで待つのじゃ。」
とりあえず、全員自宅待避ということになったのだった。
若干キャラを忘れかけている。やばいぞ。
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