デート・ア・ライブ 未来からの来訪者   作:問題児愛

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約二週間後の投稿。

ゲームばっか優先してしまうから遅れてしまう…

すみません。


三話

それは唐突だった。

澪真が友達の説明をしようとしたその時。

上空からミサイルらしきものが、澪真達に向かって飛んできた。

 

「「………!」」

 

「………?」

 

耳がいいのか、会話していたにも関わらず発射音を捉えた澪真と黒髪ロングの少女がバッと顔を上げた。

それに釣られるように青髪の少年も顔を上げて、

 

「んな………ッ!?」

 

驚愕の声を上げる青髪の少年。

澪真はすぐさま二人を守るために、視界に捉えたミサイルのルールを変更しようとして、

 

「―――こんなものは無駄と、何故学習しない」

 

黒髪ロングの少女がそう呟いた瞬間、向かってきていたミサイルは数メートル上空で静止した。

 

「………え?」

 

「………?」

 

呆然と声を洩らす青髪の少年。

まだ何もしてないのに勝手に止まったミサイルを不思議そうに見つめる澪真。

そんな二人を他所に、黒髪ロングの少女は手を上にやり、グッと握った。

すると何発ものミサイルが圧縮されるように拉げ、その場で爆発した。

その光景に唖然とする青髪の少年。

澪真もまた、どういう原理か不明でキョトンとした。

そして、ミサイルを撃ってきた空飛ぶ奇妙な格好をした人間達も狼狽していたが、攻撃は止めずに次々とミサイルを撃ち込んできた。

 

「―――ふん」

 

黒髪ロングの少女は小さく息を吐き、泣き出しそうな表情を作った。

それから剣を上空の人間達に向けようとして、

 

「待って、お姉さん」

 

澪真が待ったをかけてきた。

 

「ぬ?」

 

黒髪ロングの少女が不可解そうに眉を顰めて澪真を見つめた。

澪真は手を天に掲げて、呟いた。

 

 

「【模倣(ヒクウィ)】―――<鏖殺公(サンダルフォン)>」

 

 

その瞬間、彼女の全身を白銀の光が包み込み、

 

「「………は?」」

 

『なっ!?』

 

白銀光が収まったと同時に現れた剣を見て、間の抜けた声を洩らす青髪の少年と黒髪ロングの少女。

空飛ぶ人間達もまた、愕然といった調子で声を上げた。

まあ無理もない。

澪真の眼前に現れた剣は、黒髪ロングの少女の剣と全く同じものだったのだから。

そして澪真はその剣―――<鏖殺公(サンダルフォン)> を一閃して斬撃を飛ばし、襲ってきたミサイルを斬り裂き爆散させた。

 

「この天使は、こうやって使うんだね!」

 

黒髪ロングの少女の剣―――天使<鏖殺公(サンダルフォン)> を模倣した同じ剣を、キラキラした瞳で見つめながら子供のように(子供だが)はしゃぐ澪真。

子供が手にしていいものではないが。

そんな澪真を苦笑しながら見つめる青髪の少年。

内心では有り得ない光景を見て愕然としているが。

黒髪ロングの少女も、流石に同じ天使を顕現させられては驚かないわけなかった。

というよりも、何故彼女はそんなことが可能なのか、さっぱりという調子だった。

空飛ぶ人間達も、その有り得ない光景を見て愕然としていた。

そして、澪真の存在を精霊と同等の力を持った怪物に認定。

殲滅対象にするような話をしていた。

それが終わると、澪真に何かを向けて―――レーザー光線のようなものを撃ち放った。

 

「………!」

 

その不意打ちは澪真に直撃し、小さな体が宙を舞って地面に落下、全身を強打した。

 

「な………ッ!?」

 

青髪の少年は青ざめて叫びを上げ、澪真に駆け寄る。

光線が直撃したのだ、無傷ではあるまい。

上空から、やったか!?と興奮気味な声が聞こえる。

しかし、澪真はむくりと起き上がると、別段痛そうな顔をせずに服をパンパンはたいた。

 

「ビックリした………空飛ぶお姉さん方、乱暴は駄目なんだよ」

 

驚きはしたらしい。

だが、それだけでダメージを負ったような様子はなかった。

即ち、無傷である。

 

『ば、化け物………!!』

 

上空からそんな罵声が聞こえたが、澪真は無視して傍に来てくれた青髪の少年をキョトンと見つめた。

 

「………父様?血相を変えて、どうしたの?」

 

「え?………あ、いや………おまえに何かあったんじゃないかって思って」

 

「つまりレマの心配をしてくれたんだね!」

 

「………!お、おう」

 

「レマは平気だよ。母様特製のお洋服はとっても丈夫にできてるから、あの程度じゃ破れないよ」

 

「光線防げるのかよ!?そ、そうか。ならよかった」

 

驚き、安堵する青髪の少年。

それにしても、澪真の母親は本当に何者なのだろうか。

普通は光線防げるお洋服なんて作れるもんじゃない。

そんな会話をしていると、黒髪ロングの少女が歩み寄ってきた。

 

「その服は私の霊装みたいなものか?」

 

「霊装?」

 

「ああ、そうだ」

 

「………よく分からないけど、レマのお洋服は、お姉さんの霊装よりも丈夫だよ」

 

「ほう?」

 

それを聞いて、黒髪ロングの少女の目つきが変わった。

 

「つまり、私の天使も受けきれるということだな?」

 

「………は?」

 

「うん!………多分?」

 

「た、多分!?」

 

「そうか。なら、試しにお前を斬るとしよう」

 

黒髪ロングの少女は天使<鏖殺公(サンダルフォン)>を振り上げて、

 

「ちょっと待てえええええ―――ッ!!」

 

澪真目掛けて振り下ろされる前に、青髪の少年の絶叫が響き渡った。

なお、空飛ぶ人間達をほったらかして。




次回予告

『無視するな、化け物共が―――ッ!!』

「鳶一―――折紙?」

「父様!?」

「お前も精霊なら、私が殺す」
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