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遅ればせながら、FGO10周年とブルアカ4.5周年、おめでとうございます。
日も暮れなずむ頃合い。
その表情はどちらも強張り、うっすらと冷たい汗を浮かばせている。
その理由は二つ。
一つは、米国の特殊部隊に襲われたというマリアたちの安否を心配して。
もう一つは、合流のための場所そのものだ。
「………、」
ふと、調はチラリと視線を横に流す。
そうして覗き見たのは巨大な残骸。半分以上が折れ砕けていてなお、廃墟というには大きすぎる規模の建造物だ。
ソレの元の名は【カ・ディンギル】―――月を砕かんとし、現実として今の状態へと至らしめた荷電粒子砲の成れの果て。
解析のためか解体のためか、添うように幾本かのクレーンが屹立している。調はその光景が、まるで解剖される実験動物のように見えて怖気とも寒気ともいえない悍ましさに襲われた。
とどのつまり、二人がいるのはかつての【ルナアタック事変】の決戦の場。
旧リディアン音楽院の校舎が存在していた土地にして、特異災害対策機動部二課本部の跡地である。
言うなれば、敵方のかつてのお膝元。ある意味で、現リディアン音楽院よりも余程にアウェーとも言える場所だった。
(こういうのも、皮肉って言うのかな?)
カ・ディンギルを眺めながら、ぼんやりとそんなことを考える。
元を辿れば自分たちがこうして事を起こす原因となったのは、アレが月を今の形に変貌させたからだ。
全ての起点とも言える場所にこうして立っているのは成程、奇縁と言っておかしくない。
そんな嫌悪感を紛らわせるためのとりとめのない思考に耽っていた、その時。
「……来た! 来たデスよ、調!!」
切歌の言葉に意識を引き戻され、一瞬彼女を見やってから同じように夕空を仰ぐ。
すると、見慣れたウィングキャリアーの姿が徐々に大きくなってきているところだった。
ややあって比較的平坦なところに着地したウィングキャリアーへ二人は駆け寄り―――驚愕と共に目を見張って息を呑んだ。
降り立ったのは三人。
一人はナスターシャ。身を預けている車椅子の万能性を示しているかのように、荒れ果てた大地を走行しておきながら全く危うさはない。
彼女の隣を歩くのはドクターウェル。頬に湿布だろう白い長方形を貼り付かせながら、その表情は苛立ちを取り繕うことなく憮然としている。
そして最後の一人。
「マ、マリア!? どうしたデスか、ソレ!?」
「大丈夫なの!?」
泡を食ったように思わず声を張る切歌と調。しかしその反応も無理はない。
今のマリアは身に纏う衣服にべったりと血が染み込んだ、凄惨な出で立ちであったからだ。
俯きがちな顔にも、よくよく見れば血の滴った痕跡がはっきりと残っていた。
動揺している二人に対し、マリアはその声で正気に返ったかのようにハッとして見せたかと思うと、小さく首を横に振った。
「あ……いえ、大丈夫よ。
これは、私の血じゃないから………」
安心させるためだろう、憔悴の滲む顔に小さな笑みを作るマリア。
と、そこで調はなにかに気付いたかのように視線を左右に巡らせ、
「………、アイツは?」
訝し気にそう尋ねた。
それが誰を指し示しているのかを、マリアは明確に察した。
「っ、………」
途端、言葉を詰まらせてさらに俯く。それに調も切歌も不安と疑問を深めていくが、マリアの反応も無理らしからぬこと。
マリアの身を染めた血の主こそ、この場にいないその人物……士郎のそれだったからだ。
マリアは精神的なショックからどうにか復帰した後、血の海に沈んでいた士郎をなんとか迅速に収容した。
その後は米軍の増援を警戒しつつ、半ば強行軍のようなものであったために着替えるどころか拭うことすらままならない状態で今に至っているのだ。
なお、士郎の方は意識を取り戻したドクターウェルが渋々といった様子で治療を施した。
傷口自体は彼自身の能力によるものだろうか、既に塞がり完治に近い。しかし、ごく短時間での大量失血による影響は大きく、現在も意識が戻っていないままだ。
しばらくは安静にしなければならない……ドクターウェルはそんな診断結果を吐き捨てるように告げていた。
数少ない戦力を欠き、更には残った主力であるマリアも戦えるか怪しい精神状態。
それだけに、調と切歌との合流はナスターシャにとっても想像以上の安堵を齎していた。
「二人とも、無事に合流できてなによりです。
ならば、これ以上の長居は無用。追手に補足され、追いつかれる前にこの場を離れなければ」
「ま、待ってほしいデス!!」
と、切歌が慌てた声を上げた。
何事かと見てみれば、彼女は調と共にこちらに縋るように駆け寄ってくる。
「私たち、まだアイツらから
出てきた言葉に、呆れと共にこめかみに痛みにもにた感覚を覚える。
なるほど、目的はそれか。確かに、それならばネフィリムの糧の問題もなんとかなるかもしれない。
だが、ここにこうしている時点で既に失敗しているのだから切り替えなければ……そう言い含めようとした、その時。
「だから、約束したの! 決闘するって、だから―――」
「―――、」
調の口から出てきた言葉に、言うはずだった言葉が全て消失した。
まるで初期化したかのように脳内の思考も感情も真っ白に漂白され、
「ッッッ!!」
「え……あぅっ!!?」
「調っ、て!? ぃあっ!!」
それぞれの胸倉や袖口を掴み、引き寄せて思いっきり頬を張る。
その一連の行動を、ナスターシャは成し遂げてから湧き上がった憤怒諸共に自覚した。
「ハァッ、ハァッ、ッ」
少女二人の頬を張る、たったそれだけの行為がまるでマラソンを終えた人間のように老賢者の息を荒げさせる。
奥歯を噛みしめるほどの激情のせいでもあるが、二人への折檻は病んだ老体には荒行にすぎたということでもある。
そんな彼女を、マリアは絶句して見つめている。ドクターウェルも、眼鏡の奥の瞳を丸くしていた。
「マ、マム……?」
「――――――あなた、達は」
頬を抑えて見つめ返す瞳には、戸惑いの方が強かった。
それもっそうだろう。頬を張られた当人たちを含めた全員……或いは、F.I.Sにいた時の同僚全てを呼び出したとして、これほどに発憤する彼女を目の当たりにした人間は皆無かもしれない。
息切れよりも憤りに震える体によって言葉を途切れさせながら、ナスターシャは強く言葉を解き放った。
「いつまで! この戦いに遊び半分で挑んでいるつもりですか!?
―――ッ、ゴホッゴホッ、ヅッッハ、ァ……」
「マム!?」
大声を出したせいか、思わず身を折って咳き込んでしまう。その様子に、マリアが泡を食って駆け寄っていく。
一方で、調と切歌は頬を抑えながら涙目で身を竦ませていた。
「ち、ちが……」
「あ、遊び半分なんか、じゃ……」
息を整えようとしてもうまくいかないまま、ナスターシャは声を震わせる二人を睨みつける。
実際問題、二人も彼女たちなりに真剣に考えて行動していたのだろう。それくらいのことは、十分に理解できる。
だが、それ以前にそもそもの認識が論外なほどに甘すぎた。
決闘?
約束?
問題なのはそれを相手が順守するか否かではない。
そんなものを寄る辺としている時点で、相手に甘えているという事実を自覚すらできていないことだ。
「ッ……!!」
言葉を紡ごうとして、叶わずに詰まらせる。
息を整いきれなかったからではない。胸の裡に蟠る
ああ、実にもどかしく、赦しがたく、腹立たしい。
それは眼前の調と切歌に対してであり。
未だに覚悟を決め切れていないマリアに対してであり。
そして、そんな彼女たちを………否定しきれない己自身に対してでもあった。
その時。
「―――ハイハイ。いったん落ち着きましょう、ナスターシャ」
それまでの憮然とした様子とは打って変わって、薄い笑みを張り付けたドクターウェルが取りなすように声を上げた。
眼鏡を直しながらこちらを見下ろす男へ、ナスターシャは眼差しの厳しさもそのままに視線を移す。
「ドクター……」
「ほらほら、そのまま血管プッチンなんてシャレになりませんよ?」
聞きようによっては寧ろ煽っているかのような調子だが、その程度は常の事とすでに慣れていた。
それもあり、ナスターシャはようやく自身を落ち着かせた。
ドクターウェルは、それを見計らったように話を切り出した。
「この状況、どうせなら利用してしまいましょう。
ここはひとつ、僕に任せてもらっても?」
「……いいでしょう」
「マム」
何か言いたげなマリアを、視線だけで制する。
正味な話、ナスターシャも彼に対して小さくない危惧を抱いている。或いはそれこそ、衛宮 士郎よりも余程に危ういかもしれないとも。
だが同時に、それは今の自分たちにとって足りないものであるのかもしれないとも考えていた。
少なくとも、目的のために躊躇なく米国の兵たちを灰燼に帰せしめた苛烈さは自分たちにはないものだ。
(ここで改めて……見極める必要がありますか)
彼は勿論、それと比較して自分たちのことも。
だがそれはそれとして、刺すべき釘は刺しておく。
「ただし、今後は不要な被害を齎すような真似は控えていただきます。
何を指しているかは、言わずともわかりますね?」
「―――、わかりました」
冷たく突き刺してくるようなナスターシャの言葉に、ドクターウェルは降参しているかのように両の掌を見せる形で腕を上げて見せる。
その表情や言葉の調子は慇懃無礼と言っていいもので、反省というには軽すぎた。
「………ならば結構です。
それでは、一度キャリアーの中で詳細を聞かせていただきましょうか」
「マ、マム……!」
しかし、ナスタ―シャは僅かに逡巡して見せただけで結局それを飲み込んだ。
そのまま車椅子の方向を変えて戻っていこうとすると、その背を調が呼びかける。
しかしナスターシャは振り向くことなく、
「調、それに切歌。あなたたち二人には負傷した衛宮 士郎の看病を命じます」
先程とは打って変わって、淡々と告げた。
「看病……?」
「それと、アナタたちが居ない間に何が起きたのか……映像に記録していますので、ちゃんと確認しておくように」
戸惑い、怪訝な表情を浮かべる調たち。そんな二人に、ナスターシャはウィングキャリアーに搭乗する前に一度だけ振り向いて言い放つ。
「―――あなた達の行動の裏側で、誰がどう身を削ったのか。
知らないままでいることは赦しません」
―――結局、その程度か。
ドクターウェルは最早、失望すらわかないままに溜息を噛み殺した。
(自分はさも『血も涙もない女です』ムーブをしているつもりなんでしょうが……傍から見てると、大根にしたって萎びきってカッピカピですよ)
彼女は調と切歌、更にはマリアにまでその甘さを歯痒く感じているように振舞っているが……彼から言わせれば、それはそのまま彼女自身にも当てはまることだった。
というよりも、恐らく彼女自身無自覚なのだろうが……彼から見れば認識の前提が違った。
ナスターシャは目的のために手段を選ばず、冷酷にして冷徹に事に当たり、それをマリアや切歌たちにも強いている……
(あなたは目的のために情を捨て、それで以って彼女たちに厳しく接しているつもりでしょうが……
そもそも本当に手段を選ばないというのならば、それこそ情を捨てるのではなく情で絡め取って最大限に利用すべきなのだ。
彼女たちの価値観と判断基準に己という存在を刻み込み、己の意を組んで動くことを最上の是とする
むしろナスターシャを母役に設定し、マムと呼ばせていたのもF.I.S首脳陣のそういった思惑が絡んでいたのではなかろうか。
もっとも、もしそうならば中途半端に実現した挙句に
閑話休題。
どうあれ、実際のナスターシャはなれ合いを良しとせずに、酷く冷徹に彼女たちを動かそうとしている。
それは裏を返せば、彼女たちへの情を一番捨てきれないのが彼女自身であるという証左でもある。
故に。
(だから、貴女では
ナスターシャだけではない。
マリア・カデンツァヴナ・イヴも、今のままではほど遠い。月読 調と暁 切歌に至っては論外。
誰も彼も、彼が思い描き理想と奉ずる英雄には到底届かない。
―――ならば、衛宮 士郎は?
「………」
無意識に、手が痛みの残る頬を湿布越しに撫でていた。その表情からは、一瞬にして表情が抜け落ちていた。
彼は眼鏡の奥の瞳を僅かに細めて、
(―――
そう断じた。
その脳裏に浮かぶのは、意識を落とす直前の姿。
その凄まじいほどの異形と、そこに至るまでの行動と選択を思い浮かべて、重ねて否と判じる。
(そうだ、そうともさ……あんなバケモノが英雄だなんて、僕は絶対に認めない。
―――認めてたまるものか……!)
いつの間にか、奥歯からギチリと自分でも不快な音が立つ。
同時に、痛みの残る頬が自己主張を強めて、ますます不快感が増していく。
「どうしましたか、ドクター?」
「っ、いいえ。なんでもありません」
立ち止まっていたことを怪訝に思ったのか、ナスターシャから掛けられた声に意識を現実へと戻して応える。
深めに息を吸い、蟠った感情と思考の熱を排出するように息を吐きながら、足を動かし始めた。
(……いけませんね、少し落ち着きましょう。
ええ、彼女たちが英雄に至らないならそれでいい。
唯一の懸念はマリアの中にいるとされるフィーネですが……)
先を歩くマリアの背を見つめる。先の出来事を引きずっているのか、明らかに沈んで見えるその姿は女性としては長身であるはずなのにひどく小さく見える。
その有り様に、こみ上げてくる笑みを何とか噛み潰す。
(やはり、本当に宿っているかどうかはひどく怪しい)
そのことに、実のところ失望はない。否、むしろ好都合ですらあった。
そう考えてしまうほどに、彼の英雄という存在への羨望は欲望となりそして野望へと変貌していた。
いいや、或いは―――最初から、そうであったのかもしれないが。
(なにはともあれ、差し当たっては今夜のことですか)
意識を切り替えながら、これから
決闘の約束と言っていたが、彼からすれば渡りに船であった。ともすれば、天からの差配というべきほどに都合の良い展開だと言えた。
なにより、
(『不要な被害を齎すような真似は控える』、と。……えぇ、構いませんとも。
―――つまり、必要な被害に関しては吞み込んでいただけると取ってよいのでしょう?)
誰もこちらを振り返らないまま最後尾を歩くドクターウェル。
そんな彼が声も出さずに紡いだ言葉は、彼自身すら知らずに歪んだ笑みを浮かび上がらせていた。
***
盛況のまま幕を閉じた秋桜祭、その夜半過ぎ。
特異災害対策機動部二課、その基地である機動潜水艦のブリッジ。有事の司令部としての機能も有するその場所にて、弦十郎の眼前に響たち四人の装者が揃っていた。
「………報告は以上となります。
相手方の装者をむざむざと逃がしてしまい、申し訳ありません」
「いや、良い。むしろよく抑えてくれた」
苦々しく頭を下げる翼に、弦十郎は険しい表情ながらも衒いなくそう返した。
実際問題、その場は祭りというのもあって多くの一般人で賑わっていたのだ。それが戦闘にまで発展していたらなどと、考えるだけでもぞっとしない。
一方で、調たちを思い切り挑発した形になっていた奏は少しだけバツが悪そうに目線を逸らしていた。
それをよそに、弦十郎は改めて一同に向き直る。
「報告はこちらにもある。友里」
「はい」
促され、オペレーター席のあおいがコンソールに指を走らせる。そうして正面の大型スクリーンに表示された画像に、少女たちが一斉に揃って息を呑んだ。
彼女たちが目の当たりにしたのは、荒れ果てた様子の屋内の写真。
コンクリート打ちっぱなしの床や端々に見える機材などから、恐らくはどこかの工場なのだろう。それらは至る所が砕かれ壊され、明らかに尋常ではない出来事が巻き起こったことを伺わせる。
もっと踏み込んで言えば、戦闘の形跡だ。そしてそれだけではなく、スライドされて写し出される画像の中には不自然に積もった黒い灰の塊などもあった。
それが何を意味するのか、解らない者はこの場にいない。
「これって……」
「ノイズ……!」
響が言葉を詰まらせる横で、クリスが忌々し気に奥歯を鳴らす。
偶発的なものでないならば、それはソロモンの杖によって引き起こされたものとみて間違いない。唆された結果とはいえ、杖を叩き起こした当人であるクリスからすれば、映し出された光景は憤然やるかたなしだろう。
それを察しながら、弦十郎はあえて触れずに話を続ける。
「日中、ノイズの反応が検出された。それ自体はすぐに消えたが、現場に人員を派遣したところこの有様だった。
更に詳しく調査してみれば……」
目線で促され、あおいが頷きを返して操作する。すると画像が切り替わり、映し出されたのは無骨な拳銃だ。
瞠目を重ねる少女たちに、更に幾枚もの画像が提示される。そのどれもが、日本の街中ではまず見かけることのできない物騒な物品やその残骸だ。
「残留した銃や弾丸、爆弾などと思しき破片などから、これらの装備は米軍が採用しているものと同型であることが判明した」
「では、米国がマリアたちを狙って?」
「ああ。更に目撃者によってこれを撃退……いや、殲滅したらしい人物は眼鏡に白衣の青年だったという証言も得られた。
十中八九、ウェル博士だろう」
「そんな……」
予想をほぼほぼ裏付けされて、響がその表情を複雑そうに歪ませる。
そういうことをしてもおかしくはない人物だと、先日の接触で把握はしていた。相手が米国の軍人だというのなら、身を護るための行動であったのかもしれない。
しかしそれでもなお、知らぬところで繰り広げられただろう凶行が胸に突き刺さる。
そんな弟子の姿に眼差しを苦く歪めながらも、しかし弦十郎は司令としての言葉を続ける。
「………報告はまだある。藤尭」
「了解です」
今度は朔也が促され、カタカタと十指を躍らせる。
そうして今度は、ワイヤーフレームのようなシンプルな白い3Dモデルで構成されたシンプルな構成の図面だ。
大小二つの球体と小さな方の球体に紐を通すような曲線という構図は、何を表しているものなのかが酷く解りやすい。
「地球と月、ですか」
「ああ。以前、士郎が残した言葉を元にこちらでも独自に調査した。
その結果が判明した」
「まず、今表示しているのが米国が発表した月の軌道。
質量の変化から多少の変動はあっても、最終的には元のような衛星としての軌道で安定すると公表されていたんだ」
『けれど……』と続けながら朔也がさらに操作を重ねる。
そうして新たに表示されたのは赤い球体。
それは最初、白い球体で表された月と重なると、赤い曲線を軌跡に残すように動き始める。
最初は白い月の軌道と重なるように動くも、徐々にズレ始めていく。内側に狭まる、螺旋のような形で。
「あ―――」
それが何を意味するのか、気付かずにいられる者はこの場にいなかった。
そして察したままの意味を明確に示すように、赤い月は大きな球体……地球に重なってそれを真っ赤に染め上げた。
赤い大きな球体がスクリーンを支配する中、誰もが言葉を失していた。
ややあって、ようやく口を開いたのは響だった。
「あの……これって、月が地球に墜ちてくる………って、ことですか?」
「認めたくはないが、そういうことだな」
「………………ンだよ、ソレ」
突きつけられた事実に、言葉を零したのはクリスだ。
直後に、彼女は奥歯を食いしばりながら憤りを吐露する。
「ふざけんな、ふざけんなよ!! なんだよソレ!? 結局それじゃ、フィーネの野郎がやらかそうとしたこと……いやそれよりも性質悪ぃいことになってるじゃねぇか!!?!?!?」
「落ち着け、雪音!」
「落ち着けるかよ!? てぇかアンタらは落ち着いてられんのかよ!?」
クリスの叫びに、翼は言葉を続けられなかった。彼女の言葉は尤もだったし、翼自身も同感でしかなかった。
或いは、クリスが叫んでいなければ喚いていたのは自分であったかもしれない。
そんな彼女たちの気持ちは、弦十郎も痛いほど理解していた。
先に報告を上げていた政府上層部も阿鼻叫喚もかくやといった驚愕と混乱の極致に陥っている。
だが自分が―――否、自分たちがそこで止まるわけにはいかない。
事態を打開し、解決するための道筋を模索するのも己らの役目であるからだ。
(その急先鋒として少女たちを矢面に立たせる……か。
まったく、閻魔の沙汰はさぞかし酷い事になりそうだ)
一瞬湧いて出た自嘲を押し込め、弦十郎は少女たちと現実の両方に向き直る。
「二人とも、今は落ち着いてくれ。
………これがF.I.Sの有していた情報であるなら、彼女たちの目的も必然的にこれが関係しているものであるはずだ」
「っ! し、師匠!! それってつまり、マリアさんたちは地球を護るために!?」
「わからん。だが、なんらかの打開策は見出しているということだろう。
……少なくとも、士郎のヤツがそのままくっついて行動を共にする程度にはな」
その言葉に、響がほのかな期待が胸に沸いたのを自覚して僅かに瞳を輝かせる。
それならば、もしかすると。
(戦わないで、すむかもしれない。
もっとちゃんと話が出来れば、その解決策に協力することだってできるかもしれない……!!)
わからないことはまだ多い。
なんで自分たちをあんな風に嫌ってるのかなんて見当もつかない。
それでも、だとしても。
目指すべき場所が同じなら、きっと―――
「なあ」
そんな響の思考を遮ったのは横からのそんな固い声だった。
若干の戸惑いと共に彼女が振り向けば、
「その若大将に関しては、なんもないのか?」
なぜだか、妙に険しく眦を釣り上げた奏の横顔がそこにあった。
そんな彼女の言葉を受け取った弦十郎は、確かに表情を強張らせた。
「師匠?」
「おい……アンちゃんになんかあったってのかよ!?」
響とクリスに問い詰められて、口の端が苦みを増す。どうやら、彼としても不本意な反応を返してしまったらしい。
しかしややあって、観念したかのように再び口を開く。
「―――先も言った事件の目撃者は、近隣に住む少年たちだ。
彼らは野球の練習に向かう途中で現場である工場地帯の近くを通りがかった時、爆発音のようなものを聞いたらしい」
「爆発音……まさか、マリアが?」
シンフォギアによるものかとクリスが疑念を呈するが、弦十郎は首を横に振った。
「いや、この戦闘でアウフヴァッフェン波形の類は検出されなかった。
もっとも、あちらの隠蔽技術もこちらの埒外である部分もあるから断言はできんが……」
脳裏に廃病院にて取り逃してしまった時のことを過らせながら、補足する。
単純なレーダー機器からのようなステルス能力ではなく、肉眼からも消えたように見せるほどの欺瞞装備。
間違いなく聖遺物を由来とするだろう超技術……その脅威を改めて思い返しながら、今は置いておく。
「話を戻すぞ。
彼らはその音を聞いて、恐らくは好奇心が刺激されたんだろう。
そのまま現場へと足を運んでしまったらしい」
それを聞いて、響たちが僅かに目を見張る。
先の現場写真を思い返せば、危険などというレベルではないからだ。
だが、弦十郎から告げられる言葉はその危惧をはるかに超えるものだった。
「工場に辿り着いた彼らが見たのは、ノイズに襲われて灰になる男の姿だったそうだ」
「そういえば、それをやったのがあのクソメガネって話だったよな?
そんな時に見たってことか」
「………それもある」
弦十郎の表情が、一層の苦みを増す。いや、仁王像を彷彿とさせるそれは、明確に怒りを滲ませていた。
「ウェル博士は手に持っていた奇妙なもの……恐らくはソロモンの杖だろう。
それを少年たちに向けたらしい」
「―――は?」
一瞬、なにを言っているのかわからなかった。
響たちは揃って一瞬呆けて、頭の中で言葉の内容を噛み砕いて―――理解して、最初に爆発したのはクリスだった。
「ふざ、けんな………ふざけんなよ!!
そんな、寄りにもよってガキ相手に……何考えてやがんだあのクソメガネ!!!?」
「クリスちゃん……」
ぶつける相手もいないままに激昂し、怒声を張り上げるクリス。月との衝突の可能性を聞かされた時以上の発憤は、ともすれば今にも手近な物品に当たり散らしかねないほどだ。しかし憤激の様は、響たちからすればどこまでも痛ましいものにしか見えなかった。
元を辿ればソロモンの杖はフィーネの有していた聖遺物であり―――それを覚醒に至らしめたのはクリスだった。
彼女自身、二課と敵対していた折には自らがそれを以てして立ちはだかったこともある。
それらの事実は、フィーネに乗せられるがままに力を揮っていた過去と相まって未だ彼女の中で生々しい傷として刻まれているのだろう。
だからこそ、ソロモンの杖によって凶行が為されているというのはその傷を深く抉るに等しいのだろう。
まして非力で罪のない子供相手になど、到底許容できるものであるはずがない。
「………ひとまずは落ち着け、クリス」
「ッ、けどよぉ!」
「子供たちは無事だ」
ともすれば、泣き出しそうですらあるクリスの眼差しを受け止めながら、弦十郎は断ち切るように言葉を放った。
直後、クリスは鼻先で猫騙しでも繰り出されたかのように静止する。
声も出せずに眼を瞬かせる彼女に、弦十郎は苦笑を浮かべる。
「言っただろうが、『目撃者の少年たち』だと。
ノイズにやられちまってたなら、目撃者になれるはずがないだろう」
「もしかして、衛宮さんが!!」
と、響がなにかに気付いたようにハッとして声を上げる。
すると弦十郎は再び眉根を歪めながらも、確かに首肯する。
「……ああ。ノイズが迫ってきた瞬間、工場の壁をぶち抜いてその少年たちを庇ったらしい」
「アンちゃん……」
クリスが、声音に安堵を混じらせて呟いた。それは響や翼も同様だ。
しかしただ一人、奏だけが表情に険しさを乗せたままでいた。
「なぁ旦那、『助けた』じゃなくて『庇った』なんだな?」
「え―――」
「……ああ」
尋ねる、というには確信めいたような言い草。その言葉の内容に、響の表情から喜色が一気に消えてしまう。
それはクリスや翼も同様で、彼女らの胸に沸いたその不安を弦十郎は肯定してしまう。
「彼らの証言によれば、壁をぶち破って現れた男が
直後、誰ともなしに息を呑む。
ただ一人、最初からそれを察していた奏だけが瞑目して顔を俯かせた。
「少年たちは、その直後に逃げ出したらしい。………男から、無数の剣がノイズを引き裂きながらその体から突き破って出てくる様を見て、な」
「っっっ、そんな……!!」
目を見開いて絶句する響。その脳裏に蘇るのは、数か月前の情景だ。
クリスがフィーネと袂を分かった直後、彼女と奏が真正面からぶつかった日。
合流した時に、真っ先に目に入ってしまった袖の惨状。
文字通りに襤褸切れと成り果て、少なくない血で彩られた様は凄惨と言うほかなかった。それが、クリスと未来を身を挺して庇った結果だというのは後になって聞いた話だ。
合流した時には腕の傷そのものはほぼ完治していたが、それでもその姿はこうして今でもはっきりと思い出せてしまう程度には目に焼き付いてしまっていた。
「アンちゃん……」
「士郎さん……」
その実情をより知っているクリスと翼も、それぞれに表情を曇らせていた。
特にクリスの方は、自身を庇ったことによってそれを知ったからか。その時の想いも重なり、より悲痛な面持ちとなってしまっていた。
そして、奏は。
「―――のッ、バカッッッ!!!」
そんな少女たちの懊悩を、ひとまとめにかき消してしまうほどの激しい罵声をぶち上げた。
「か、奏さん?」
思わず、眼を瞬かせて彼女を見やってしまう響。翼や弦十郎たちも、言葉もなく彼女を見つめる。
しかし、奏はそれを一顧だにする様子もなく激情を吐露していく。
「ホンッッットに!! 何遍やってもちっとも反省しやがらねぇッッ!!
マジでふざけんなよ、ふざけてんじゃねェッッッ!!」
吐き出して、息を乱して、肩を揺らして。
そうして少しの間を挟んでから俯かせていた顔を僅かに上げながら、くしゃりと、前髪を浅く掻き上げた。
「ほんとうに―――いっつもいっつもなんでこんなに心配させるんだよ………バカ大将」
「………奏」
漏れ出る声は僅かに震えていて、そんな相方の肩を翼は支える様にそっと優しく抱き寄せた。
奏は、
だからこそ、彼女は誰よりも士郎の我が身を省みない無茶に怒り猛り。
だからこそ、彼女は誰よりも士郎が身を擲って傷を負ってしまうことに悲しんだ。
「………。すまないが奏、一つ確認したいことがある」
滅多に見せない、年頃の少女相応の姿を露わにした奏。それに対して弦十郎は胸の奥に軋みを覚えながらも、敢えてそれを噛み潰す。
彼女たちの上に立つ一つの組織の代表として、為すべきことはまだあるからだ。
奏もそれを察したのか、目元を拭いながら翼からやんわりと離れた。
「わかってるよ。―――若大将は無事だ。命にも別状はない、と思う」
はっきりとそう答えれば、安堵に場の空気が弛緩するのが分かった。
ほぼ全員が、肩の力を抜きながら大きく息を吐いていたほどだ。
「衛宮さん、よかった~……」
響なども、わかりやすく胸を撫でおろしている。その様子に返って和まされたか、奏が僅かに頬を緩めた。
と、そこで締めるかのように弦十郎が手を打った。
視線が注目したのを確認して、改めて口を開く。
「響くんたちが接触した相手方の装者たちが言っていた通りに、相手が決闘に乗り出してくるかどうかはわからない。
だが、幸か不幸か向こうも状況を動かさなければならない状態になっている可能性は非常に高いと思われる。
だから―――」
何が起きてもすぐ動けるように………そう続けようとした正にその時。
「!!?」
直後、響たちは心臓と脳天を同時に貫くような緊張感と共に心身を身構えさせられる。
「何があった!?」
弦十郎が怒号じみた問いを轟かせた時、既にあおいと朔也の両手は高速で動いていた。
「ノイズの反応を多数検知!! 場所は、って……!?」
「どうした!?」
弦十郎の声に、言葉を詰まらせていた朔也が平静に戻る。
そして告げられる報告に、彼の得た動揺の理由を痛感することとなった。
「場所は東京番外地、特別指定封鎖区域―――カ・ディンギル跡地です!!」
「なんだとッッッ!!?」
響たちの衝撃を代弁するかのように、弦十郎は驚愕に吼えた。
その中で。
「ハッ、なるほどね」
パシィッ!! と右の拳を左手で包み込むように受け止めながら、奏は不敵に笑う。牙を剥くような、或いは憤怒が入り混じっているかのような、そんな笑みで。
「アイツらか、マリアか、それともクソメガネか。どいつにしろ、イイ度胸してやがる」
猛る戦意を覇気として発散する奏。それにクリスや響が気圧されてしまっているのもお構いなしに、彼女の眼はノイズの反応を光点として表示する概略化されたマップを睨みつける。
そこにいるだろう、鬱憤を存分に晴らすのに丁度良い獲物の存在を歓迎するかのように。
***
「ん……」
灯かりの落ちた真っ暗な部屋。
ベッドの中で、未来は今宵何度目かもわからない寝返りを打つ。
「………はぁ」
仄かな溜息とともに、その目がゆっくりと開く。目覚めたというわけではない。最初から眠れなかっただけだ。
すっかり夜闇に慣れてしまった目で、天井を見つめながら敢えて声を漏らす。
「今頃、どうしてるのかな」
主語が省かれたのは、その対象が多くあったからだ。
それは翼やクリスであり、弦十郎たち二課の面々であり、なによりも親友である響のことだった。また、久しく姿を見ていない士郎のことも、少なからず含まれている。
しかし心配を吐露する言葉の割に、声の調子はどこか上滑りするかのように力がない。その心情そのものに、偽りは欠片もないというのにだ。
その理由は、ただ一つ。
「私には……」
関係がない―――そう直截に言ってしまえば、語弊は免れない。より正確に表わすならば、
もっとわかりやすく言えば、『蚊帳の外』ということだ。
本当なら、今夜は秋桜祭のことを振り返って笑い合っていたはずだ。
なんなら、歌唱大会で覇権を握ったニュービー・クリスちゃんのことで大いに盛り上がっていただろう。
だが、実際はこうして夜闇の中で眠るに眠れず布団の中で転がるばかりだ。
「しょうがないよね」
響たちは今、大変なことに巻き込まれている。
世界に対して喧嘩を売った、マリア・カデンツァヴナ・イヴとその仲間たち……歌唱大会で歌っていた、二人の女の子。
詳しいことはテレビのニュースでやっているような内容に毛が生えた程度しか知らないけれども、それを解決するために頑張っているのだ。
―――そして自分には、それを直接手伝うことはできない。
そんな立場ではないし、そも戦う力を持たない自分では同じ場所に立つことなんてできやしないのだから。
だからしょうがない………それで、納得なんてできないのが殊更につらい。
「っ、」
思わず、奥歯を噛みしめる。
つらつらと考えて、勝手に泣き出してしまいそうになる自分自身を叱りつける様に堪える。
決めたはずだ。
わかっているはずだ。
ここでこうして、日常の中で響を、みんなを支えて信じて待つのが自分の役目だと。
そう言い聞かせて、心を落ち着かせるために意識して深呼吸を二度三度と繰り返して、
「………ああ」
それでも、思い浮かべてしまうのは手を伸ばしても届かない親友の背中。
瞼の裏に投影した幻影に、抑えきれなかった想いが言霊となって零れてしまう。
私にも。
私にしか。
できないことがあって。
私が。
「響を、助けられたらいいのに―――………」
彼女がようやく意識を眠りに沈めることができたのは、これよりほんの少し後のこと。
そして目覚めた時―――
後に、【フロンティア事変】呼ばれる一連の事件。
その渦中に於いて、この夜を境に事態は一層の混沌と混迷を増していくこととなるのを、今はまだ誰も知る由はなかった。
●●●
【教えて!? ブルマ師範!! ぷち】
○士郎と奏の
作中に於いて幾度も触れられてきたが、士郎と奏の間には
その主な役割と機能としては、以下のようなものがある。
①遠隔での聖鞘への魔力供給や調整、干渉。
②互いへの直接的な魔力供給。
③接近の感知、及び近距離での大まかな位置の把握。
④聖鞘の癒しの力の共有。
⑤念話。
⑥奏(及び彼女の魔術回路)への魔術的な干渉。
……等。
こうして並べてみれば意外と多機能であるように見えるが、その実かなりピーキーな性能である。
①については、奏当人が士郎の手ずからによる調整を希望するので基本的に使われることは少なかった。
もっとも、奏のイギリスでの芸能活動中や現状のような双方が陣営を隔てた状態など、傍にいられない機会の増えた現在ではこれで以って調整を行う機会が多くなった。
②については、そも魔術回路は在れど魔術師ではない奏にとってはほぼほぼ無意味。
もっとも、ムーンアタック事変に於いてはエクスドライブ時の過剰なフォニックゲインがこの
③は奏からすればひどく大雑把かつあやふやな感覚であり、ある程度の距離が開いてしまえば生存確認程度の機能でしかない。
2部10話にて士郎の負傷を感じ取ったのは、一時的に生命の危機に及びかねないレベルのダメージを負ったことによる生命力の揺らぎを察知したものであり、例えるなら心電図の異常な反応を感覚的に知覚したようなものである。
④については双方に無用にできるものの基本的に奏の方に向くように調整されている。そもそもの目的がLinkerの薬理作用によって死の淵に追いやられてしまった奏の快復と以後のLinker服用及びギア装着や戦闘による負荷の軽減のため、この辺りの調整は当然の措置だと言える。
前述の士郎の肉体の修復に関しては、あまりの高出力による魔力(フォニックゲイン)の逆流とその直前の奏の負傷の回復という方向性、そして士郎自身が瀕死を通り越した死に体であったことなどが要因で発生した事象である。
⑤については魔術的な
奏の側から使うことは現状ほぼ不可能であり、士郎から使う場合でも呼びかける程度であっても若干の集中は必要。
そのため、近接での戦闘中に使うことはほぼ不可能である。
真っ当な会話を成立させるほどになると、かなりの集中力を求められる。
後述でも語られる『
⑥は基本的にほぼ意味のない機能であったのだが、第一期終盤にて奏への援護として聖鞘へ集中しての干渉を行った結果、奏自身の魔術回路が覚醒。
そのまま補助に入ることで『
その後の調整に於いても彼女の魔術回路に働きかけることによって聖鞘との親和性をより向上させ、結果としてLinkerからの脱却の一助となった。
―――一般的な魔術師が見れば特殊というよりも特異と呼ぶべきモノだが、その理由としては士郎の魔術師としての技量や在り方というよりも
そも、これは奏と繋げるための者ではなく、『奏を助けるために投影した聖鞘を埋め込んだ結果によるもの』である。
なので当初の目的を鑑みれば重要なのは①だけであり、それ以外は副次的なモノに過ぎない。
それらが有用視され、時には危機的状況を覆す一手もしくはその助けとなっているのは実に数奇なものではある。
師「まあ、リン辺りが見たらいくらでも改善できる余地がありそうだけどね。
ちなみに念話に関しては上記の通り集中が必要だから2期8話では使えなかったので読唇術で会話してるわ。
『改めて考えれば普通に念話できちゃったら読唇術使う必要なくね? 念話自体は1期の終盤で使ってるし。……やっべ』
………なんていう、作者の大ポカのために捻り出した設定などではないわ!!」
α「自分で言ってて凄まじく苦しいと思ってるだろ、ソレ」
β「あの……それだと捕まっている最中とか、それこそ就寝時間とかで会話することはできたのでは………?
距離に関しても、大気圏外からの会話成立させた実績ありますし」
師「………(ッスゥー)それは士郎の大ポカ!!」
α「もうかなりヤケだな。誰がとは言わんが」
https://twitter.com/juei_another
X(旧:Twitter)やってます。更新予告とかしてるので、よろしければフォローしてくれると嬉しいです。
というわけで、大変長らく間が空いてしまい、誠に申し訳ありません(最敬礼
11話です。
間が空きまくった割に、お話あんまり進んでないですね。
当初は戦闘の障りくらいまで行く予定だったのですが、思った以上に長くなってしまったのでここで切りました。
まずF.I.Sサイド。
ナスターシャの反応が原作よりも激しめなのは、士郎のこともあったり。
なんだかんだ、自分たちのために体張って血を流してぶっ倒れた奴が居んのに、敵との約束云々言われたらそらキレるわなって。
一方で、なんか企んでるドクターウェル。なにが性質悪いってあからさま怪しいけど実務は有能な部分多いし人材としては必要不可欠な上に人手不足だっていうね。
二課サイド。
秋桜祭の裏であったこととか、月の衝突とか知ったり。
少年たちが生き残ったので、証言とかももらってます。
月の衝突についても、月云々言われれば改めて日本サイドで調べられるよねって。
……というか、民間とかでここらの軌道計算とか調べてたりとかなかったんかな、原作?
そしてブチ切れるクリスちゃんや奏ちゃん。……意味合いは違えど、当事者は思いっきり顔面殴られてもあんまり文句言えないよね。
そして未来サイド。
いろいろつらつら考えちゃう未来ちゃん。
何の気なしに呟いた言葉が呪いになっちゃう展開、アリだと思います(ニチャァ…
そして最後……なんか妙に長くなったうえに盛大に見苦しい言い訳を展開させてるように見えますが、細かいことは気にしないでいただけると嬉しいかなって……(震え声
いやホント、掻いてる最中にマジで『ヤッベ』ってなったわ。
まったく士郎のヤツめ。遠坂のうっかりを投影するなんて何考えてるんだ(爆
何はともあれ。
次回からは二期前半部の山場ともいえる部分に差し掛かります。
できれば年内には切の良いところに行きたいなと思いつつも、じっくり書いていこうと思うので、気を長くしてお待ちいただければ幸いです。
それでは、FGO雑談。
改めて、祝10周年。
前回からの新規は、
・メドゥーサ(セイバー)
・闇のコヤンスカヤ
・オルガマリー
・ドラコ―
・水着呼延灼
・水着クリームヒルト
・水着パッションリップ
・水着美遊
・水着ティアマト
・ジュネス・クレーン
・玉兎
・シグルド
・テュフォン・エフェメロス
………ハイ、なんか八月確変来てました。
ぶっちゃけ六月はアショカ王以外は石千個以上ぶっこんで収穫なしで七月も似たようなもんでかなりモチベが下がりました。
で、Xでも書いたけど福袋は既に持ってた魔王ノッブ出て微妙にテンション下がってたし、ディスティニーの方も本命からは外れてたので嬉しいは嬉しいけど状態でした。
けど、所長お迎えしたところから流れ変わりまして。
所長来てくれた直後にドラコー回したら11連一発目でお迎え出来ました。
で、なんやかんやで天井叩かないまま今年の水着鯖を揃えることができ、スタートダッシュガチャ2を試しに回したらシグルドが来てくれてそのすぐ後に試しで11連一回回したらすんごく欲しかったテュフォンが来てくれました。
………うん、ここまで来るとガッツリ怖い。ヤッベェ揺り戻し来そう。
とりあえず自転車乗る時はいつも以上に気を付けようと思いました。安全第一。
で、これ書いてる頃はライダーの戴冠戦真っ最中ですが、ウチのグラ鯖はこんな感じ↓
剣:青王
狂:モルガン
槍:アショカ王
他:モンテクリスト伯&所長
騎:太公望
○予定
殺:未定(多分カーマ?)
弓:トリ子
術:水妃モルガン
ぶっちゃけ、戴冠戦はサポ鯖に頼りまくってます。
モンテクリスト伯以外、あんまりメイン火力になってくれないのよね。
なので、ガチで強いグラ鯖設定してくれて絆増し増しな礼装にしてくれている方々、本当に感謝しております。
これからもよろしく(爆
さて、今回はこの辺で。
きつい暑さがいまだに残りつつも、涼しい時間も増えてきたような気がしないでもない今日この頃。
しばらくは色んな意味で不安定な日が続きそうですが、皆様隊長などにはお気を付けくださいませ。
それではまた、次回。