戦姫絶唱シンフォギア赫鋼―アカガネ―   作:樹影

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interlude1_1:追憶/ツバサノユメ

 

 

 

 夢幻の中で、翼はその意識をさざ波に揺られるかのように揺蕩わせていた。

 

―――………。

 

 手足と言わず、五体の全ての感覚があやふやで、自分というものが巧く定まらない。

 動かす気すら起きない体は、水底から浮かび上がっているような気もするし、空へと落ちていっているような気もする。

 現実味という違和感すら頭に浮かばない思考は、まさしく夢中のそれだ。

 ぼうっと見るでもなく見ている先には、波に揺られているように揺らめく水面がある。

 それを、水の中から見ているのか、ふわりと浮かんで眺めているのか。そんな疑問すら頭によぎることはない。

 

 と、その時である。何を見ているでもない視界の先で、水面が一層揺らめき、輝いた。

 その目映さに意識を瞬かせていると、それは次第に何かの像を映し出していった。

 

―――……………、あれは?

 

 明確な何かが、翼の意識に輪郭を与えていく。

 未だ覚醒には繋がらないが、それでも自意識というものが鎌首をもたげてそれを眺め始めた。

 

 不確かだった像は、やがてはっきりとしたものになっていく。いつしか揺らめくこともなくなり、映写機に照らされるスクリーンのように整えられていく。

 やがて結ばれたそれは、彼女にとって見覚えのあるものだ。

 

―――ああ、そうだ………これは昔のことだ。

 

 と言っても、大昔というほど前の事でもない。

 ほんの二年近く前―――自分と奏が、衛宮士郎という青年と肩を並べ始めた頃の光景だ。

 

 

 

***

 

 

 

 当然の話ではあるが、翼も当初は士郎のことを一切信用できなかった。

 

 彼のことがきっかけでギャラルホルンの存在を知ることとなり、その上で弦十郎と了子のお墨付きで並行世界からの来訪者であることは聞いていた。

 だがそれは彼の人間性を証明するものではないし、それでなくとも疑わしく感じてしまうのは仕方がない事だっただろう。

 更に言えば、当時の翼にとって戦場とは奏との特別な場所になりつつあったのも大きい。安らぎとは程遠い鉄火場ではあるが、だからこそ紡いだ絆はなによりも硬いものだと確信していた。

 だからそこへいきなり入り込んできた衛宮 士郎という存在は、翼にとっては違和感ばかりが先に立つものだといえる。

 もっとも、だからといってそこに私情を挟めるような性分ではない。片翼である奏の方は自分ほど彼を拒んではいなかったのもあり、少なくとも表向きはそれを受け入れていた。

 よくよく考えていれば、奏が受け入れ始めていたからこそ、そこに若干の嫉妬を抱いていたのかもしれないが。

 

 とにかく、当時の翼にとって士郎は肩を並べるだけの『他人』であった。

 それが変わっていくきっかけとなったのは、彼と共に戦い始めてから何度目かの出動の時。

 当時としてはノイズの発生規模が比較的大きく、それなりに広い範囲に発生したそれらを三人で手分けして潰していた時のこと―――

 

 

 

「―――翼、無事か?」

 

 割り当てられた場所のノイズを悉く斬り捨て、風に散っていく灰燼を尻目に刃についた残滓を払っていると、背にそんな声が投げられた。

 振り向いてみれば、ギアを纏ったままの奏がこちらに駆け寄ってくるところだった。

 

「奏。こっちは大丈夫」

「……みたいだな。私の所も片付いたところさ」

 

 なら後はあの男の所か、と無感情に考えていたその時だ。奏と同時に司令部から通信が入った。叔父でもある上官の声は、やや切迫したものだ。

 

『二人とも、聞こえるな? 衛宮の方で逃げ遅れた民間人を確認した』

「な……?」

「はっ!?」

 

 信じがたい言葉に二人して驚きと懐疑の入り混じった声を上げる。

 というのも、士郎が担当したのは住宅地からも離れた寂れた区画だったからだ。あるのは廃屋や廃ビルなどばかりで、再開発の計画が進められているほどである。

 それでなくとも警報と共に避難誘導は済んでいたはずで、更に言えば時刻は日付もそろそろ変わろうかという深夜だった。

 到底、まともな人間がいるとは思えない状況だ。

 

『訝しむのも解かるが、今は衛宮の援護に向かってくれ』

「……わかりました。奏、行こう」

「へいへい、と」

 

 納得できないものを感じつつも、とりあえずは了解を返し、奏も不承不承に頷く。

 そうして辿りついた先の光景は、彼女たちの想像を絶するものであった。

 

 そこはある廃ビルの二階。解体の計画でもあるのか幾つもの資材が転がり、黒いケーブルと繋がって天井から垂れ下がるソケットの裸電球がその場を安っぽく照らしていた。

 白よりは黄に近い明かりの中で、元はノイズだっただろう塵芥が舞っている。

 窓際の壁には、何人かの男たちが歯を鳴らして腰を抜かしていた。年の頃は二十にいっているかいないかといった程度で、いかにもと言わんばかりにガラも頭も悪い恰好をしている。

 周囲に散らばったビールや酎ハイの空き缶やタバコの吸い殻から察するに、勝手に忍び込んで屯していたらしい。恐らくは常習犯だろう。

 そんな彼らの前に佇む士郎が、気付いたように振り返る。

 

「―――ああ、来たのか二人とも。こちらはちょうど終わったところだ」

 

 駆け付けた二人にそう応える彼の表情は、片手間の用を済ませたばかりのような、なんでもないといった風なものだ。

 だがその言葉と雰囲気に反してその姿は凄惨という他なかった。―――なにせ、体の至る所から刃を生やしていたのだ。

 

 そう、生やしている。

 それは如何なる理屈によるものなのか、士郎の体にそそり立つ白刃の群れは、どれもその切っ先を外へと向けられているのだ。

 

 まず目につくのは首元に近い右の肩。幾つもの切っ先が連なって虚空に突き出している様は、趣味の悪い花束のよう。

 他にも背や、足や腕の所々からも小さな刃を覗かせている。そのどれもが内側から衣服を突き破り、白刃に鮮血を伝わせて赤黒い煌きを生んでいた。

 ハリネズミというよりは、葉の落ちた枝を伸ばす枯れ木のような有様を晒し、コンクリートむき出しの床を少なくない血で染めている。

 

「な、あ……!」

 

 絶句するとともに硬直する翼。それは奏も同じで、二人は揃って総身に戦慄を走らせていた。

 理由は二つ。

 一つは言わずもがな、今の彼の姿の凄惨さ。血化粧と称するにはあまりにも正視に耐えないその風体は、数多の戦場を乗り越えた二人をして心身の動きを制止させるに十分な衝撃だった。

 もう一つはそのような有様でありながら、士郎があまりにも自然体であったことだ。

 目の前の彼が浮かべている表情は、戦闘の前後で引き締められているとはいえ平時と変わらない。それはつまり、士郎にとってこの姿もその苦痛もすべては常の事にすぎないということに他ならない。

 そう、その事実―――士郎が歩んできた道、その凄絶さにこそ、年若い戦姫二人はその身を殊更に愕然と縛られていた。

 

「とりあえず、君たちは無事か――」

 

 と、そんな二人を尻目に士郎は己が守っただろう男たちへと振り返る。

 それは純粋に彼らを案じてのもので、表情も戦闘を終えたためかそれとも彼らを安心させるためか、若干柔らかいものになりつつあった。

 しかし。

 

「く、来るなぁッッ!!」

 

 振り返った士郎の額に、腹の拉げたビールの空き缶がカンッ、と軽い音を立てて衝突する。カラカラと転がる空き缶の音がどこまでも虚しい。

 助けられた筈の者からのいきなりの反応に、翼と奏が言葉を失う意味合いを変える。しかし青年たちはそんな二人こそ視界に入れる余裕もなく、怯え切った表情で士郎へ視線を釘づけにしている。

 その眼差しは明確に彼への恐怖に溢れていた。それは缶を投げた青年だけでなく、他の全員も同じことだ。

 皆が皆、一様に身を震わせ、歯をカスタネットにけたたましく鳴らし続けている。まるで極寒の雪山に、浅はかにも軽装で挑んだ挙句に遭難しているかのようだ。

 彼らは極限の危機感になにもかもを震わせながら、ままならない顎と喉を喘鳴に動かした。

 

「バケ、モノ……!!」

 

 果たして、それを言われた瞬間の士郎の顔はどんなものであったのか。

 背を向けられていたがゆえに、翼にはそれを知る術は終ぞなかった。

 

 絞り出された言葉に、凍り付いていたかのような硬直も忘れて怒りも露わに表情を歪めたのは奏だ。

 

「テメ―――」

 

 即座に詰め寄ろうとした彼女を、しかし即座に腕を伸ばして制した者がいる。士郎、本人だ。

 僅かに向けられた彼の表情はやはり平然となっていて、それこそ『慣れきっている』と言わんばかりにそのままさっさと彼らに背を向けた。

 

「その様子なら怪我はないな。……そのまま大人しくしているといい。保護と説教をしてくれる人たちがすぐに来る」

 

 それだけ言い残すと、彼はもはや一顧だにすることもなくその場を後にする。

 翼と奏は、未だに震え続ける男たちと共に取り残され、三度絶句しながらも士郎を見送ることしかできなかった。

 

 

 

***

 

 

 

―――この時の士郎さんを、私は全く理解できなかった。

 

 文字通りに身を削って助けた相手に、ああまで拒まれて何故あれほどまでに平静でいられるのか。

 本当になんとも思っていないのか。

 しばらく後、翼はこらえ切れずにその疑問をぶつけていた。

 受け入れがたかったはずの相手を、なぜそこまで気にかけたのか……翼自身にもよく解からなかった。

 ただ、それを尋ねずにはいられなかったのだ。

 

 

 

***

 

 

 

「簡単な話だよ。単純に、それが当たり前の反応だからだ」

 

 静かに断定の込められた言葉―――間を置かずに返ってきたのは、そんなものだった。

 まるで子供だましの謎掛けの答えを説くように、肩を竦めて見せながら士郎はさらに続ける。

 

「明確な脅威……それこそ、あのノイズは災害として扱われているんだろう? そんなものをよく解からない手段で退けるというなら、そこに恐怖を感じるのはごく自然なことだ。

 なまじ、姿形が自分たちと同じならなおのことな」

「だから―――」

 

 ―――だから、平気だというのだろうか。

 そう思えるようになるまでに、一体どのような経験を積んでいたのだろうか。

 或いは、元より彼はこういう精神性の持ち主であったというのか。

 

 ここで翼は先の彼の言葉から、己自身を省みる。

 その理屈が正しいのであれば、自分たちもまた同じだろう。ならば、いつかは自分たちも守るべき無辜の人々から化け物だと背に指を差され、恐怖によって拒絶される日々が来るのかもしれない。

 果たしてその日、自分はそれを受け入れて泰然とあることができるようになるのだろうか。

 そんな翼の自答は、

 

「だけど―――ああ、お前たちの歌は少し違うな」

 

 答えが出されるよりも前に、根本から否定された。

 思いがけない評価に呆気に取られ、俯きかけた思わず顔を上げる。そこで目に映った表情は、柔らかい笑みだ。

 

 ―――さて、今こうして思い返してみれば……彼のここまで険の取れた表情を見たのはこれが初めてだったかもしれない。

 

「二人の歌は聞いていて、こう……元気が出る。

 ―――悪いな、うまい感想が出てこない。とにかく、とてもいい歌だった」

 

 だからきっと、お前たちは自分とは違うのだろうと。

 士郎はそれこそを心から嬉しそうに語っていた。

 僻むでもなく、羨むでもなく、屈託のない様子で。

 

「いつか、お前たちの歌が戦場以外でだけ歌われるようになればいいと、俺は願っているよ」

 

 偉そうな物言いかも知れないけどな……そう言って、彼はほんの少しバツが悪そうにしていた。

 その様子が先ほどまでよりもほんの少し幼く見えて。

 なぜだかその表情がコルクボードにピンで張り付けた写真のように翼の脳裏に色濃く残っていた。

 

 

 

***

 

 

 

―――思えば、これがきっかけだったな。

 

 衛宮 士郎という存在に、翼が歩み寄れるようになったのは。

 無論、すぐに打ち解けることができたわけではない。

 それでも、ほんの少しだけ彼への不信が和らいだのは確かで、それがとっかかりとなったのは間違いない。

 その後も自分たちは彼と戦いを共にし、背を預け合い、日常を共に過ごす時間が少しずつ増えて……いつしか、疑心は信頼へと変わっていった。

 それは奏や他の皆も同じだったようで、二課でのことなど関係なく彼を交えて笑いあうことも珍しくはなくなっていた。

 やがて士郎は学園の食堂に勤め始め、そこでも顔を合わすようになり。

 

―――………奏が、倒れた。

 

 ずっと傍にいると、いてほしいと思っていた相棒が血を吐きながら倒れたあの日のことを、翼は今でも覚えている。

 そしてその時の自分は、昼夜も夢現も問わずに常に悪夢の中にいるかのような心地だった。

 いや、いっそ本当に夢であったならどんなにいいだろうかと数えきれないほどに思っていた。

 それほどまでに、告げられた奏の状態は悪きに極まっていたのだ。

 

―――けれど、それを士郎さんが救ってくれた。

 

 二度と歌えないと言われていた彼女がベッドで半身を起こして歌を口ずさんでいた時、どれほど自分が安堵と歓喜に包まれていたことか。

 双翼が並び立つことなど最早ないと覚悟して、しかし再び戦場で肩を並べることができた時、どれほど心強く、頼もしく、そして力強く立つことができていたことか。

 なによりも、その命すら絶望視されていた彼女の笑顔を再び見れたことが、計り知れないほどの想いで胸を満たしてくれたことか。

 

 そして、その立役者である彼へ、どれほどの感謝と恩義が身の内に湧き上がったことか。

 

―――この想いは、だからというわけではないけれど。

 

 いつしか、翼が士郎へと抱く感情は奏とはまた違った意味で特別なものへとなっていた。

 信もある。

 義もある。

 恩もある。

 だがそれ以上に胸の内を熱くさせる恋情があった。

 

 そう―――風鳴 翼は、衛宮 士郎に恋をしている。

 

―――それはきっと、奏も同じなのだろうけど。

 

 片翼だからこそ解る。

 彼女もまた、自分と同じ思いを抱いているのだと。

 もしかしたら、彼女の方こそ先であったのかもしれない。

 それを思うと複雑なものがあるが、だからといって引く気もない。

 防人は不退転なのだ。

 

―――………けれど。

 

 そこで翼の意識に澱みに捕らわれるような不安が混じる。

 それは士郎に対し、心の奥底で常に感じていたものだ。

 

 鋼のように、刃のように、剣のように―――不屈にして不断に立ち続けるその背中。

 だがそんな彼が時折、揺らぐように不確かに見えるときがある。

 こういうと彼が儚げなもののように聞こえるかもしれないがそうではなく、むしろそうではないがゆえにこの不安は在った。

 

 そう、まるで現れた時のように……次の瞬間にはいなくなってしまっていそうな、或いはふとした拍子にどこかへと去って行ってしまいそうな、そんな不安が。

 それは、自分がどこかに根を張ることを良しとしていない……そうあることをどこかで拒んでいるかのように。

 

―――願わくば。

 

 翼は軋むような不安を否定するように、切に祈る。

 願わくば。

 願わくば。

 願わくば。

 

―――この想いが、どんな結果になるとしても。

 

 片翼である奏と共に、士郎もまたいつまでもずっと一緒にいられますようにと。

 幼い子供のように、夢見る乙女のように、星に託すかのように。

 深く深く、何よりも切実にそれを祈った。

 

―――士郎さん……奏……

 

 微温湯で出来た沼へと身を投じていくかのように、翼の意識がゆっくりと再び微睡んでいく。

 かき抱いていた不安も、深い眠りの中でひと時の忘却へと至るだろう。

 その最後の一瞬まで、彼女が想い続けたのは想い人と片翼の二人の事だった。

 

 

 

***

 

 

 

 ―――かくして、防人はその羽ばたきをつかの間に休ませる。

 その果てに再び剣を取るとき、己を取り巻くものが果たしてどのような変貌を遂げているのか。

 今の彼女には、知る由も無かった。

 

 

 

【interlude out】

 

 

 

 







 祝、XVディザービジュアル発表!
 なんか最初見たとき、とある魔術の禁書目録っぽく見えたのは自分だけですかね?
 特にきりしら。
 というかAXZはまだ6話くらいまでしか見てないので、はやく続き見ないとなと思ってたり。

 それはさておき、今回はfateっぽくinterludeです。
 本編だと思っていた方、ごめんなさい。もうしばらくお待ちください。(少しとは言っていない)
 ……これだけの内容なのに一か月近く使って、しかもなんか出来が微妙になってしまったのは我ながら猛省。
 お蔵入りも考えたんですが、書いておきたかった開示。
 ちなみに本来は響や未来の問題片付けてから挿入するつもりで、interludeにするつもりもなかったんですが、いろいろ考えてこんな形に。

 内容としてはシンフォギア世界での最初期の士郎の姿の一端と、翼とのなれそめ的な話。
 原作では復讐に燃えてた奏がそれだけではないものに目覚めていく過程を翼視点で見るダイジェストでしたが、こちらでは誰にどう思われようとまったく揺るがない士郎の鋼っぷりを描いてみました。
 微妙に対比になってますかね?

 ちなみにあくまでも幕間であり翼の主観なので、奏が倒れた辺りのエピソードは敢えてバッサリカット。
 ここら辺についてはまた別の機会があれば書いてみたいですね。
 別の幕間か、それこそ番外編みたいなepisode/zero的な感じで。(なお、予定は未定であるとする)

 さて、次回こそ響ハード。
 気長に待っていただければありがたいです。

 それでは、この辺で。



【蛇足】

 XDUで今、一日一回無料11蓮ガチャ的なのやってますが、自分はそこそこ当たってます。
 ウェディングなマリアとか、宝石やメイドな未来さんとか星5水着なクリスちゃんとか。
 ……でも意を決して回してみた必愛デュオシャウトのユニゾンガチャは無事に死にました。なんでや。
 というかユニゾンこいつだけすり抜けてるんですよね。

 あと、もうすぐバンドリコラボが始まるとのことですが、自分バンドリは全然知らないんですよね。
 というかもしかしてストーリー付きのイベなのか。

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