楽園爆破の犯人たちへ 求   作:XP-79

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タイトル通り、復活のルルーシュについてネタバレしたくない方はブラウザバックをお願いします!!


おまけ ~復活についてネタバレしたくない方はバックプリーズ~

 

ここから先復活のネタばれ注意!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復活のルルーシュ ラストより

 

 

 

 

 

「さて、まずはどこへ行くかな……路銀もこれからはどう調達したものか」

「それなら心配は無いぞC.C.。すでに幾らか投資で稼いだ」

「ほう、流石だなルルーシュ」

「パソコンさえあれば金については何とかなるさ。まずはギアスについて調べて、その後は俺の状態についてもう少し詳しく検査をしよう。このまま不安定な状態というのも気持ちが悪い」

「そうだな。恐らくはこの1年間お前の心がどこかへ飛んで行ってしまったために、未だにそちらへと引っ張られているのだろうが……お前、この1年間の記憶は残っているか?」

「こちらの世界についての記憶はほとんど無いな。死んだ瞬間に気を失って、気が付いたらあの門の前に居た」

「心の大半がどこかに飛んで行ってしまっていて、身体の方に残っていたのは残骸のようなものだったからなぁ。心がどこに居たのか覚えているか?やっぱりCの世界を彷徨っていたのか」

「いや、色々と放浪していたような記憶がある………」

「放浪?」

「ああ。かなりあやふやな記憶だがな」

「思い出せるか?お前の存在をここに固定するための情報があるかもしれん」

「そうだな。なんだか酷くぼやけているが、思い出そうとすれば少しは………あ、」

「何だ。何か思い出すものがあったか」

「――――――家庭教師」

「は?」

「………むっきむきなゼロ。喋る猫に、エヴァンゲリオン。やたらめったらにハイスペックなライという少年と、秘密武装警察特命少年特務警視………」

「おい、どうしたルルーシュ」

「ツッコミ係の帽子屋、おでん屋ナナちゃん、サーヴァントオブスローンズ、キセキの誕生日でのネタバレツイッター問題………っ」

「る、ルルーシュ、気を確かに持て!そっちに引きずられるな!お前はもうここに居るんだ!」

「す、スザルル、シュナルル、ジノルル、女体化、ジェレルル……そうだ、L.L.という名前も散々あっちの世界で見た名前で………ルルCエンドネタ…………そうだ、俺は、俺の居場所は、俺という存在は………うぅうううううううっ、違う、俺は違う、う、うぁあああああああ!!」

「大丈夫だルルーシュ、大丈夫だから、もう大丈夫だから、暴れるな。お前を害するものはここには何もないから。ここに居るんだルルーシュ。」

「嫌だ、思い出したくないっ、俺は、俺はっ」

「思い出さなくても良い。そんなに嫌な記憶なら、思い出さなくても良いんだ。お前はもうここに居るんだから。もうあっちに行くことは無いから。大丈夫だ、大丈夫だぞ、」

「違う、違うんだC.C.、まだロストストーリーズが、それにこうしている間にも、いや、今この瞬間にも、俺は増えて、これからまだ、まだ……俺は、俺は、」

「大丈夫だルルーシュ。お前はここにいる。私と一緒だ」

「………一緒」

「そうだ。私とお前は一緒だ」

「………C.C.と、一緒」

「ああそうだ。一緒に居てくれるんだろう?ギアスについて調べて、お前の存在についても調査して、それからは、そうだな、いろんな場所に行って、いろんなものを食べて、数十年もしたらお前の顔を覚えている人も少なくなるだろうから、何か仕事をしてもいいな。暫くはそうやって過ごそう。お前はもう一生分働いただろうから、少しぐらいそうやってのんびり過ごしてもいいさ。お前はまだガキの癖に働き過ぎだ」

「……のんびり………」

「そうだ。のんびり生きよう」

「………生きる」

「そうだ。生きるんだ。無意味に死ぬな。そんなのはもう許さない。私も、スザクも、カレンも、シャーリーも、ナナリーだって」

「……………ナナリー…………あのルルーシュは、生きて罪を贖った。ナナリーを失ってさえ――――――」

「?」

「なのに俺は……いや、俺もそうなのか。そうか、そうだな………俺も生きて、背負うのか」

「そんなもの、好きに背負って好きに捨てろ。死ぬよりも生きている方が辛いんだ。罪がどうのと、いつまでもうじうじ考えている暇など無いぞ」

「………ふん、お前が言うと説得力が違うな」

「おや、やっと調子が戻ってきたな」

「ああ。悪い、記憶が少し戻って混乱した」

「そうか……酷い記憶だったのか?思い出したくもないような、」

「いや、まあ、ある意味では酷い記憶だったが、一生もののトラウマにはなりそうだが………思い出したくもないという程では無い。あくまであれは俺であって俺でないから」

「そうか。無理はするなよ?またあのぽやぽやな状態に戻られても困る」

「ぽやぽや……いや、大丈夫さ。ちょっと思い出そうとするくらいなら何という事も無い」

「なら良い。それで、その記憶の中にお前の存在をここに固定するための情報はあったか?」

「少しなら」

「そうか。それは何だ」

「…………幾多もの俺の可能性に、飲まれないようにすること、かな」

「お前の可能性?」

「長い話になる。幾つもの世界があったから。全てを覚えている訳でも無いが、それでも切れ切れの話を総合すると凄まじい長さだ。そうだな、今日の宿を見つけてから話そう」

「たった1年間で随分と壮大な旅をしたんだな」

「―――――――――ああ、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 1年間観察していたルルーシュ達について、12年間分の話をしよう。

 長い、長い話を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






冒頭のぽやぽやルルーシュの心=ロロとして活動中ということで


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