【本編完結】時をかけるロンウィーズリー   作:おこめ大統領

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全部読み終わった後にお読みください。

最終話は1話の下にあります










それではあとがきです。


あとがき

 ここまでお読みいただいてありがとうございました。

 

 小説を初めて書くということもあり、最初のほうは、グダグダ展開や情景描写の不足、展開の論理的矛盾など多くありました。

 あまりにもうまく書くことが出来なかったため、一度書くのをやめてしまいましたが、こんな話にもお気に入りしてくれる方やコメントをくれた方に申し訳ないと思い、一度公開を停止し、他の二次創作の書き方を勉強し、プロットを作り直し、話を全て書いてから細かい部分を訂正していくことで、なんとか完結まで行くことが出来ました。

 

 そして皆様の応援のおかげで、ランキングの方にも一時掲載がされました。

 

 僕がここまでがんばってこれたのも、支えてくれた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

 これから、他の方に負けないくらい面白い文章をかけるよう、頑張って行きます。

 

 

 

 

 

 さて、本編について触れていきましょう。

 

 この小説は以下の2つに焦点をあてて書いたつもりです。

・ロンのグリフィンドール性

・ダンブルドアのグリフィンドール性

 

 僕の中でロンは「誰も知らない英雄」というイメージです。23話の最終回で、未来から来たロンも言っていました。ハリーが先頭でみんなを引っ張るのに対し、ロンは床の下からみんなを持ち上げる。そんな感じです。

 

 ロンは、幼い頃から、優秀で注目されがちな兄達に対して憧れの念がありました。そして無二の親友であるハリーも注目されがちな存在です。なので、ロンの中で勇気ある英雄と言ったら、彼らのような存在を指すものだと思っています。

 

 ロンは確かに彼らみたいに注目されるような英雄にはなれないですが、彼は彼なりの英雄になることができた。そんな風にしたかったんです。

 

 

 ダンブルドアは切り捨てる勇気を持っています。グリンデルバルドと共に過ごした時期に、より大きな善のためにと動いてきましたが、その考えの根本は今も残ってます。

 彼も助けられることならみんなを助けたいと思っているが、それが出来ないことはわかっています。だからこそ、一番みんなが助かる道のために、少数派を犠牲にすることが出来ます。功利主義的ですね。

 

 私的に、それは悪いことではないです。むしろ、情に流されず決断ができるのはリーダーの重要な能力でもあると思います。実際、多くの人は守ることが出来ました。しかし同じ結果を見ても、ハリー視点だと愛に生きた人間のように映り、ロン視点だと非情な人間に移ります。どちらも間違いでは無いのだと思います。感じ方次第です。

 

 

 以上は、あくまで全部僕の主観です。読者の数だけ、キャラクター像があると思っていますので、皆様の考えを否定するわけでは無いということはご了承ください。

 

 

 

 

 

小ネタの解説です

 

Q.タイムリープの時間の共通点は、メタ的にどういうものがあるか?

A.原作の謎ポイントや、ロンの活躍シーンに理由をつけられるところ。もしくは、偶然の要素が大きいところ。

 

 

ちなみにここまでで回収した、自分の中の原作謎ポイントは以下の通りです。

 

●賢者の石

・クィレルの賢者の石奪取計画のずさんさ(ダンブルドアを校外に追い出した手段や脱出経路など)

 

●秘密の部屋

・なんでわざわざ危険を犯してまで、車で学校に行ったのか?

 

●アズカバンの囚人

・双子はなぜ忍びの地図をハリーに渡したのか

 

●炎のゴブレット

・第三の課題終了後、ダンブルドアが「ムーディは偽物である」と決めつけた根拠の整合性(原作セリフ「今夜のようなことが起きたときに、ハリーを自分の目の届くところの外に置くはずがない」)

 →錯乱した少年が突然死体とともに現れて例のあの人が復活したと言ったら、好機の眼から遠ざけ、落ち着いて話を聞くために、一度校内に連れていくという選択はそこまでに悪手ではない気がする。

 

●死の秘宝

・ロンが、例のあの人の名前に言霊の呪いがかかっていると知っていたのはなぜか

・バジリスクの牙を取りに行くのに、なぜハリーを連れて行かなかったのか

・ネビルがナギニを切ったときに、なぜナギニの守りは消えていたのか

 

 

 この作品を読んだ後に原作を読むと「あぁ、あの記述はここに繋がってるのかぁ」とかなるところもあると思いますので、ぜひ。

 

 

 

Q.各話のタイトルはどうやって決めたか?

A.タイトルの頭文字は最初から決まってたので、内容に合うようにその頭文字から始まる言葉を考えました。

 22話のタイトルが「頭を使っていれば~」になっているので気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、1-21話のタイトルは縦読みできるようになってます。ちょっとした小ネタです。自分で言っちゃいました。そういうのが好きなんです。

 

 ちなみに15話のタイトルの漢字はらんぜんと読みます。鮮やかに輝く様です。ここだけまじくそ思いつかなかったので、Google先生にいい感じの言葉を探してもらいました。

 

 

Q.ウィーズリー家ってペベレル家の子孫なんですか?

多分違います。当作品だけのオリジナル設定です。

長男であるアンチオクの子孫のみ作中で明らかになっていないのでこのように設定しました。ちなみに、次男はゴーント家、三男はポッターの先祖です。急な展開にならないように一応伏線だけは張ってました。

いつかの話でロンが『先祖がめっちゃ悪かったからその子供が反面教師的にしていい家になった』と言ってます。

そのほかにも逆転時計の設定、灯消しライターの設定などもオリジナルです。

 

 

 

 僕が言いたいことは多分全部いいました。このへんであとがきを締めさせていただきます。

 

 もしかしたら、これの続編を書くかもしれないので、そうなったらこのあとがきは一旦消します。ごめんなさい。

ホントは最終回をあげた次の日くらいには続編をあげたかったのですが、それまでに納得できる出来にならなかったので、こういう形になりました。すみません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。


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