魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~   作:無淵玄白

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リップはいれどもメルトリリスはいない。引くか引かざるか―――まぁ気長にしよう。

だってキアラも既にいるわけだし(堕落)


第99話『九校戦――夜の決着』

 全てを聞き終えて、何を言えば分からない真由美だったが――――。それでも父は、こんな人でも『父親』なのだと思っていた人が、後悔するようにして、口を開いた。

 

「今日はもう寝なさい―――克人君。後は頼めるかな?」

 

「はい。七草、そろそろ戻るぞ」

 

「――――お休みなさいませ。『お父様』―――」

 

「ああ、お休み……真由美」

 

 

 当たり障りの無い返事の応酬。眼帯を外して義眼を少しだけ調整している父。その理由を今、本当の意味で真由美は知った。

 

 だが、それは七草弘一という『男性』の事情であって、真由美の『父親』として欲していたものではなかった……。

 

 どこからどうやって歩いたかも分からない。どうにかこうにかホテルの外に出るも、キャビネットを使って宿泊先に戻る気にはなれなかった。

 

 

「少し歩いていいかしら?」

 

「ああ、構わない」

 

 こういう時に慰めの言葉も出てこない克人の実直さが少しだけ嬉しい。夏場にも関わらず夜風は涼しい。

 

 日本一番の霊峰から吹いてくる風が、日本特有の湿気ある夏を無くしていた。だが―――、心に整理が付かない。心が弛緩している。

 

 後悔だけだ。家に帰ってから、それからでも遅くなかったはずだ。けれど聞こえてきた噂が少しだけ真由美を焦らせた。焦らせて―――こんな自分になってしまった。

 

 

「十文字君は……話を聞いて、どう思った?」

「……不幸な擦れ違いだよ。ただ、お互いに拙速だったんだろうな。四葉の施術も、七草の婚約解消も」

「……それでも、その擦れ違いが無ければ、私も兄さんたちも、妹もいなかった……」

「―――弘一師父のあの気概ならば、『子供が出来なくても一緒になろう』とか言っていただろうからな」

 

 克人の言う通りだ。そう言う前に四葉が、そして七草の先代が『ならない』と言ってきた。

 

「恨んでいるのか?」

 

「……誰を恨めばいいのか分からないのよ。私は……家族が離れないように苦心してきた。そのつもりだった……腹違いの兄さんたちも、妹も、そして―――別居しているお母さんも含めていつか家族が―――戻ってこれるように、がんばってきたつもりなのになぁ」

 

 だが、事の起こりから間違っていた。

 誰よりも、その『家族』を欲していないのが、『父親』だったのだ。父は親としての責任を放棄するとまではいかずとも……違った人を見ていた。

 

「最初は、家族を崩壊させた『あの人』を恨んだわ。けれど、『女』としてあの人に起こった不幸な出来事を否定できなくて、そしてそんな人をいつまでも見ていたお父さんの気持ちが……痛いほど分かるもの」

 

 そしてそんな父の行動の中に、権謀術数が含まれていても、自分を想っていてくれたことの一つに否定も出来なくなっていた。

 

「俺はそこまで……『真由美』を守り切れるような男に見えたんだろうかな?」

 

「……そこは、努力次第なんじゃないかしら―――ただ、色々とぐるぐる回っているわ。どちらの立場に立っても情に流され、智に働いたらば角が立っちゃうもの」

 

 夜空を見上げながら、少しだけ明るさを持っている市内の風景の中を歩いていく二人の男女。そうしていた時、唐突に―――立ち止まった七草真由美が、数歩……後ろを歩いていた克人を向いて―――。

 

 俯いたまま十文字に走り、その胸の中に飛び込んだ。スピード・シューティングの時とは違い―――受け止めることが出来たのもそうだが、私服のシャツが濡れていくのを感じる。

 

 泣いているということを感じ取り、抱きしめ返すことをせず、ただ胸を貸すだけに留める。

 

 

「許せない……なんで、なんで! なんで!! 私のお父さんの心にいつまでも居続けるのよ!! 『あの女』が、お父さんをちゃんと振っていれば! こんなにまで未練を残さずに済んだのに!! 今さら出てきて―――何で情動を思い出すのよ!?」

 

 慟哭ゆえの言葉。理屈では納得していても、最後には決壊する真由美の心。先程までの言葉は克人に同調していただけ―――『男』としての立場を表明した克人に対して、真由美は『女』として、『娘』として慟哭している。

 

「―――すまない」

 

「謝らないでよぉ! こ、こんなの間違っていることぐらい分かっているもの!! けれど心が納得出来ないのよ!! あの『魔女』が、全ての原因だとしても、あの人にだけ責任を負わせられないことぐらい分かっているもの」

 

「それでも、俺は―――お前の、真由美の立場を無視した発言をしてしまった。一番近くで見ていたはずなのに、こんな時に違えた発言をしてしまう。そんな俺が想う謝罪だ」

 

 

 第一高校全ての『親分』として立ってきた克人だが、全校生徒全てよりも、今は……この同輩を、七草真由美を『見てやれなかったこと』を悔やんでいた。

 

 柔らかな髪をそっと撫でる。この程度が自分に出来ることだ。遠坂や司波ならば、もう少しやり方はあるのかもしれないが、それでもその慣れない武骨な慰撫を拒否するでもなく、声を上げて泣く真由美に続けていくのだった……。

 

 

 ―――そんな様子。場所としては市内の中であり、多くの魔法科高校の生徒達が夜遊びというほどではないが、ちょっとした羽目外しの買い食いなどをしていることもある場所であり……。

 

 第一高校一年女子。賑やかしの気がある明智英美……エイミィを筆頭に、里美、桜小路、滝川、春日の五名は、そんな場面を向かいの道路から目撃しており、多くの車が行きかう中でも、その二人の姿はまごうことなく見えていた。

 

 無論、もはや探偵というよりもパパラッチ根性のエイミィのシャッタースピードは煌めき、スピード・シューティングでもこれを活かせよ。と思いたくなるものが披露される。

 

 そんな下世話なフライデーも同然の写真は、女優『小和村 真紀』が『14歳の少年』と密会していたという写真以上に、第一高校を『少しだけ』騒がすのであった。

 

 

 † † †

 

 

 自分がやってきて数年間程度ではあるが、この世界に『幻想種』らしきものは存在していない。かつては存在していたのかもしれないが、都合半世紀近くも繰り広げられた世界大戦によって、彼らは本当に世界の裏側に移行してしまったかもしれない。

 

 しかし、『宇宙人』(アンチセル)がいた痕跡もあったし、神代文明の中に、それらがあったのも理解している。

 

 だが……。

 

 

「巨人種……か」

 

 百腕の巨人―――へカトンケイルと言うには若干違う。しかし達也が勘違いしたのも仕方ない。

 

 この世界における『幻想種』作りというのは、全てが『キメラ』から始まる。そして幻想種……竜、神牛、天馬などがいなく、既存の『獣』ですら相次ぐ気象変動で死んだ今……一番霊性を保っているものは―――。

 

「―――『ヒト』を百人利用して作り上げたか……」

 

 人体改造とか、そういった領域では無い。完全にキョンシーも同然だ。多くの人間の腑と筋肉を『選び抜いて』作り上げたものが、目の前のこれだ。

 腕六本。大木も同然のそれは、百人以上もの筋と骨格を選びぬいて厳選した『逸品』なのだろう……たいしたものだが、あまり見習いたくない下劣かつ低能なものだ。

 

「この世界。『異聞史』も同然になってしまった世界ですけど、こういったものは中々に優れている。ヒトの遺伝情報を弄り、猿や兎の遺伝子を組み込んだものもあったのですから、利用させてもらいましたわ」

 

「下劣な―――こんなものキメラでも何でもない。ただの『怪物創造』(フリークス)じゃないか」

 

「ごもっとも♪ とはいえ、そんなものでもアナタへの足止めにはなりますけどね」

 

 それは事実であり―――言葉の応酬を終えると同時に飛び出してきたへカトンケイルの圧力は、その巨体も相まって豪風ごと叩き付けてくる。

 普通の人間ではあり得ないリーチと攻撃角度の変化性。しかし、それを読んで剣弾を叩き込む。分厚い肉を貫く威力のそれが颶風ごと肉を貫くも―――即座の回復。

 

 確かに、作り上げていたのはどれもあまりランクが高い武器ではないが、それにしても少しばかりへこむ。

 

 貫かれた穴を埋めていく新たな肉。それを見た達也が、分解魔法を仕掛ける様子。その様子を見た独立魔装が止む無しと見たが―――発動した魔法が消え去る。

 使われたのが軍機の一つで最高位の分解魔法であることを知っていてか、独立魔装の面子が驚く様子。

 

「―――」

 

「アナタの『眼』を用いる『魔法』。世界の構成情報を読み取り、その上でそれらを『違うモノ』に変えてしまうものなのでしょうが、生憎、そこの巨人種は、凡そ100、いや200以上もの男女。老いも若きも問わぬものたちを利用した『生ける巨人』なので……見ていたものが違うモノに変わったんじゃないですか?」

 

 心底に厭らしい笑みを浮かべるコヤンスカヤ。己からはみ出た尾を椅子か何かのようにして座り、浮いている姿に一発ぶん殴りたい気分。

 

「達也―――!! どうなんだ!?」

 

「俺が見ていたへカトンケイルの情報。推定20歳前後の男性の身体が主だったものが、即座に80歳代の老女のものに変わった!! 魔法式のターゲッティングミスとは違った意味での定義破綻だ!!」

 

 へカトンケイルの原始的な攻撃。されど、その拳圧だけでもダメージを負いかねないそれを躱しながらの会話。つまりはあの巨体の全ての『情報』を読み取った上で分解を仕掛けた達也だが―――。

 どんな冗談なのか、読み取った情報が全て『違うモノ』に変わった。臓腑骨格、全てが達也の眼で見抜いたものとは180度違うモノに変わっていたのだ。

 

 その瞬間、達也が魔法を仕掛ける寸前まで、仮にヘカトンケイルAだったものがヘカトンケイルBに変わったのだ。これでは魔法は奇跡たりえない。

 

「しかも、あの狐女―――俺の眼と魔法の詳細を知っているだと……」

 

 言いながらもヘカトンケイルの攻撃。暴嵐のような攻撃は絶え間なくアスファルトや木々を、砂利か紙切れのように吹き飛ばしていく。

 

 反撃の手を撃とうとするも、やはり優先的に刹那を狙って攻撃してくるので刹那も難儀している様子。それを見たリーナが飛び出す。

 

 ずびしっ! とでも擬音が付きそうな指の突きつけをしながら言葉を放つ。

 

「おのれ! 筋肉だらけのマッスルモンスターめ!! アタシの旦那に何してくれてるのよ!!!」

 

 飛びあがり、恐らく八王子クライシスの時と同じくワルキューレの霊基を宿しているのだろう。ヘカトンケイルの頭上から雷の槍を次から次へと叩き込む。

 

 単純ながらも、これが一番の手かもしれない。爆撃機の着弾のように次から次へと叩き込まれる雷の槍の次に、更に上昇してからの爆撃行動。

 偽・大神宣言を持ち、投槍のように構えるリーナ。

 

 地上への神罰のように暗雲を吹き散らして、一本の槍―――かつて存在していた衛星兵器『神の杖』の如き一撃がヘカトンケイルに着弾したのはいいのだが―――。

 

 その圧力は本当に衛星兵器も同然に我々をも巻き込む。

 

「ちょっと刹那君! リーナはUSNA軍でも、こんな感じなのぉおおお!!!???」

 

「こんな感じで―――す!!!」

 

 

 着弾の後の爆風に耐えながらも親族の様子を知りたい響子に、爆風に負けない声で返す刹那。

 

 若干シュールながらも、やりすぎじゃなかろうかと思う爆風のバックドラフトに耐えてから、これならば―――。

 

 ―――と思ったのも束の間。地下深くまで掘られた穴から這い上がる様子を達也と刹那は確認。火山の噴火口のような様を見せるそこから―――熱が奪われて溶けた大地では無い確かな踏み場が出来上がる。

 

 コヤンスカヤの仕業だ。そして―――ホラーすぎる光景だが、人体模型のように表皮をはぎ取られたような姿の巨人が、六つ手の内の二つを失いながらも肉体を再生させる様子に頭を痛める。

 

 

「まさか……こんな容赦のない手段に出てくるとは、ね―――尻尾が思わず逆立っちゃうぐらいには、ビックリでした」

 

 顔を引き攣らせるコヤンスカヤに、『ざまぁみさらせ』と思う。

 

「俺のハニーは、やると決めたらとことんやる女だ。英国式の狩りでお前の毛皮を使ったコートを編んでやるぞ!」

 

「マフラーがいいわ! 一緒に銭湯行きましょう!! ちゃんとワタシの絵を描いてね?」

 

 神〇川かよ。というツッコミが入る前に、引き攣っていたコヤンスカヤの左右から襲い掛かる真田と柳。

 柳が体で挑みかかり、真田が細かな攻撃術で牽制。動きを封じていくも、流石は日本に有名な化生の一つ『九尾の狐』か―――。

 

 黒い鉄扇を出してきて柳の体をいなして、『衝撃波』で攻撃術を吹き飛ばす。エイドス改変を受け付けないコヤンスカヤに対する対策だったが、桁違いのようだ。

 普通、どうあれ魔法を『物理的』な『運動エネルギー』だけでいなすことなど不可能な芸当なのだから。しかも虚空を踏みしめながらである。

 

 達也が驚愕している間にも、巨人はどろどろの身体でも挑みかかる様子。時間を掛けていては再生される。そしてコヤンスカヤは、『遊んでいる』うちに何とかしなければいけない。

 

『本気』で掛かられる前に―――。地上から魔弾を放つシルヴィアと被雷針を撃ち込む響子が抑えている間に倒す。

 

 

「トレース、お―――」

 

 ―――胎蔵界・理拳印―――。

 

 そんな言葉が聞こえた時には、『げっ』と思ってしまうことが一つ。右側の刻印が封印された。

 解呪することは可能ではあろうが、そうして解除した後には、再びの封印式。

 

 四人を相手取りながら、そんなことが出来る狐の手際。刹那にある最強の『魔術系統』が封じられた―――出ている剣は操れるが、再びの創造は不可能。

 

 となれば―――慌てず騒がず―――次なる一手を出すのが魔術師『遠坂刹那』の強みである。

 

『物言わぬカレイドステッキ』。それを用いての―――インクルードではなく『インストール』。望む英霊を出すには若干不安だが―――やるしかない。

 

 

「その並行世界の杖。それも封じさせてもら――――」

 

『いやいや。それはちょっとチートすぎやしないかな千和(?)。まぁ私も二度も封印されては、惰眠を貪ろうにも外が気になり過ぎる』

 

「「「へ!?」」」

 

 この一年間、聞くことが無かった声が響く。その声が既知であったアメリカ人三人が、その懐かし過ぎる声に喜色を感じる。

 

『目覚めたらば死の線が見えている。そんな世界もあり得たかもしれない。おおっ! 髪を切りたい気分にもなる! アシカ先生(?)ハサミを―――って私に髪は無いんだな。これが』

 

 目覚めて早々にマシンガンも同然の魔法の杖の言葉の一つ一つに、何だか『あーこんな感じだなー』と思い出す。

 

 蟻編を終えた後の選挙編の藤原啓二(レオリオ)に懐かしさを覚える………そんな気分。

 

 

『しかし目覚めて一発目にこの事態とは、キミの日常は休まる時が無いな刹那。まぁいい。ここは万能の私が力を貸してあげよう!!』

 

『オニキス!!!』

 

『やー。今さらながら久しぶりだねぇ。宇宙とかそんな場所から起き上がって、目覚めたならば、そこは戦場だった。うん。再会を懐かしんでいる暇はないね。さくっとやってしまえ! 私が望んだ霊基を呼び出そう!!』

 

「なんか、英霊の魂を置換することは危険だとか、小言を言われていた気が……」

 

『それはそれ! これはこれだ!! ログを見たが―――まぁいい。とにかく不死の怪物を殺すに適したものは、キミなら既知だろう。呼び出すんだ刹那!!』

 

 羽を使ってそれを『横に置く仕草』の後に、これを反対側に置く仕草に苦笑してしまう。この喧しさに、若干救われる。

 色々言いたい事はあるのだが、今にも再生せんとするヘカトンケイルの始末を優先する。

 

「クラスカード『セイバー』、セット!! 竜殺しの大戦士王『シグルド』!!! インストール!!」

 

 その時、達也はパレードの進化系。『変身魔法』の秘儀をこの目で見た。

 刹那の目前に魔法陣―――複雑かつ達也の知識を総動員しても分からぬそれに突っ込んで、そこを通り抜けた刹那の姿は変わっていた。

 

 黒いボディアーマー。肩には四つのスパイクホイールが乗っかり、鋭さを演出。薄紫色のマントを纏っている。

 

 その手に持つ剣は『光で構成された刀身』を纏う大剣と、同じような小剣の二刀流―――その猛烈なサイオンの濃度以上に―――ひときわ目立つもの。それは―――。

 

((((メガネ!!!))))

 

 独立魔装の面子全員がそんな感想を述べてしまうぐらいには、アンバランスな意匠が乗っかってしまったが―――なぜか、それは『正しい』と思えるぐらいには似合っているのだった。

 

久しぶりね!!(Long time no see!!)オニキス!! 本当に―――会いたかったわ!!」

 

『やあリーナ。本当に久しぶりだね。シルヴィアもいるようだが、今は再会を喜んでいる場合じゃないかな? 叩きのめすぞ!!』

 

 光の剣こそが杖の変化した姿らしく、懐かしさから思いっきり話しかけるリーナ。

 彼女のインストールしている『英霊』もまた「ブリュンヒルデ」に変えたらしく、衣装が刹那の纏うものと『色味』が少し似通う。

 

 その姿に最大級の脅威を覚えたのか、咆哮を上げながら突進を仕掛ける様子。その時、達也は二人の振り返る姿を見て―――その突進に応じず、立ち止まり―――無言の言葉を聞いた。

 

 

『後の始末を頼む―――』

 

 

 その意味を違えない。刹那とリーナの仕掛ける様子。暴嵐の中に飛び込んだ二人。その攻撃は凡そ接近戦で対応できるものではないはずなのに、二人は飛び込み―――。

 

 握りしめた剣と槍を繚乱かつ豪快に振り回し―――ヘカトンケイルの身体を―――『十七分割』にした。

 

 

「これが、モノを殺すっていうことだ」

 

 

 ヘカトンケイルの遺骸十七を置き去りに後ろに抜け出た二人。そして、その身体が再生しようとしているのを見た達也は、既に『命』ではなく、それでも生きようとしている塊に―――『分解魔法』の極致の一つ、『トライデント』を叩き込む。

 

 切り刻まれた十七の遺骸が即座に消え去り―――二人がコヤンスカヤを狙っているという時に――――それに気づいたコヤンスカヤ―――『九尾の狐の分け身』が、逃げ出そうとした瞬間―――。

 

 盛大なまでの圧。どこからか飛んできた『矢』を受けて吹っ飛ぶ様子が見えた……。

 

 

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