魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~   作:無淵玄白

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前回の前書きであり『物言い』は、あまりにもみっともなかったかなと少し想い、謝罪させていただきます。
申しわけありませんでした。今後も精進させていただきます。

今話は若干、短い―――というか前話までが長すぎたのだ。

劇場版を知っている人ならば、ご存じのムフフなシーンは次話に向けて、気合いを入れて書いていこうかと思います。つまりストックは突きました。(涙)

ちなみに特典小説では挿絵を含めても四ページ程度なんですけどね。(苦笑)


第107話『夏休み 決意の言葉』

 この人がスーツでも着てこの場にいれば、それなりに緊張を余儀なくされていたのではないかと思うも、御仁の服装は―――アロハシャツである。

 

 九校戦でも役員としての服かジャージかしか着ていなかった会頭の、私服の一番に見たのがこれだと、何とも言えないものがある。

 

 達也には萎縮したり警戒したりする四亜と九亜だが―――会頭にはどうやら、そんな風ではない。

 視線を向けられても『なんだろう?』そんな疑問しか浮かんでいない様子。

 

 そんな訳で、四亜と九亜を笑みを浮かべながら一瞥した十文字会頭は、変わって厳めしい顔をしてから重々しく口を開く。

 

「遠坂、どうしてお前は行く先々で騒動を起こすんだ?」

「俺のせいじゃないでしょ」

「では言い直そう。司波、どうして行く先々で騒動に巻き込まれるんだ?」

「そんなことは騒動の方に聞いてください」

 

 腕組みして片目で後輩二人を見る会頭に、『騒動に愛されすぎている後輩』は、不貞腐れる思いで答えるしかない。

 

 対面のソファーに陣取る会頭は、ため息を一回だけ突いてから、事情説明をしようとしたのだが……。

 

「会頭。今回の旅行は私がみんなを誘ったものです。特に刹那とリーナは帰郷から間も無いのに一日遅れでも合流してくれました。

 だから達也さんと刹那をあまり責めないでください……責められるべきは、小笠原諸島に誘った私です」

 

「責めている訳じゃない。ただこの世の理不尽とかそういったものを感じていたんだ。

 それにある程度は、覚悟していたからな……」

 

 雫の懇願するような声と言葉に、再度ため息をつく十文字会頭。

 

 そんな親分の調子に対してレオは声を掛ける。

 

「つーことは、会頭はここで行われていたことを知っていたんですか?」

「明確ではないがな。そして、ここで行われていることが事実ならば、お前たちを招集したい想いもあったぐらいだ」

 

 要は魔法協会を伝って、刹那と達也を呼びたかったと言う会頭の次なる言葉は、九亜たちが使われていた実験の詳細を教えていた。

 

「吉田、古式においては大人数を使っての儀礼呪法とでも言うべきものは、そこまで珍しくは無いな?」

 

「はい。現代魔法と違って、魔法式の重複という意味合いでの『消滅』はありませんから……」

 

 聞かれるとは思っていなかったが、問われたことに諳んじれるだけの知識を持つ幹比古は、続けて応える。

 

「三高のイフリート、九高の『ドラグーンアーマー』……現代魔法でも似た風なのは出来ますが、ベースは古式だと思います」

 

「二人が参加させられていた『複数魔法式』の投射というのは、それとは違うものだ」

 

 そうして、端末を介して会頭が送ってきた詳細を全員が見て顔をしかめる。

 

 ――――複数の魔法師の演算領域を強制的にリンクさせて大規模魔法を構築する。WW3において実験が行われていたもの。

 ……『大戦の遺物』。そういう言葉でしか表現できないものである。

 

 つまりは、外付けの『大規模メモリ』として、脳髄などをリンクさせた魔法師を利用し、一人の魔法師の能力を底上げしようと言う計画である。

 

 一見すれば、合理的な考えかもしれない。これを用いることで、ただでさえ『強力な魔法師』の『魔法力』は上がる……特に、戦傷や戦地での経験などで精神を病んだ魔法師を再利用するという考えならば、尚更だが……。

 更に言えば、そうやって外付けのハードディスクではなくメモリとして使うのだから、魔法式構築中の術者―――送信側と受信者側は頻繁に『応答』しあう。

 結果として、己の意識と、他者の意識が混ぜ合わせになった状態―――もはや『自我』『自己』という境界を無くしてしまうだろう……。

 

『一見すれば、何とも合理的かつ、多くの経験、知識、記憶を共有できる『巨大知性』を誕生させるものかもしれないが―――、落とし穴があることに何故気付けない』

 

 最終的に、それは『プライバシーの消滅』であり、そういう個人にある『壁』を取り払った人類を人類と呼ぶのは、抵抗がある。

 そんな『デストピア』ともいえる『歴史』を見てきたと語るオニキスの深い声が、重く響く。

 

「これが実現していれば、もしも大戦が長引けば、当時普及し始めていたインプラント技術で魔法師・非魔法師の境無く、日本国家の人類を『繋げてしまう』という計画まで持ちあがっていたようです」

 

 なんたる人道への蹂躙であり、人間性への冒涜なのだ。如何なる崇高な目的があれども、どのような生き方をするか、誰を愛するかで他人から『絶対の命令』を受ける謂れはないはずなのだ。

 

 そんな非人道の実験に、二人だけでなくあと七人が利用されている……。何とも厭な話だ。

 

「けれど疑問があります。十文字会頭、七草会長―――いったい……九亜ちゃん、四亜ちゃんは、何の魔法の『実験』をさせられていたんですか?」

 

「深雪さん。それは我々、魔法協会及び十師族も詳しくは掴めていませんが―――CADが昔以上にメモリの役割も代行されてきた時代に、多くの魔法師を利用しての大規模魔法式など……『ただ一つ』です」

 

 口に出さずとも、誰もが察した。

 

『戦略級魔法』―――現代における『核反応兵器』に代わる国家の要石である。

 

「そうなの?」

「詳しくは分からないけど……よく『お星さま』を見てイメージはしておくようには言われていました。そして、実際に宇宙にある石を『拾い上げる』作業をしていた感覚はあります……」

「実験機に入っている間は覚えているけど……出た瞬間に、少し曖昧になってしまってそれが怖くて、自分がなくなってしまって……」

 

 言うたびに震える己の身体を抱える九亜と四亜。それを宥めるべく、リーナとほのかが二人を抱きしめていた。

 その様子を見ていられず、たまらず達也は刹那を問い詰める。

 

「…………メテオスウォーム……もうそろそろ『ネタバレ』してもいいんじゃないかな?刹那。お前―――今回のこの事態。裏側まで理解しているだろ?」

 

「何のことやら、とは誤魔化さんが、名推理を聞いておこうか?」

 

「簡単な事だ。九亜と四亜が自家用機の発着場に来るまでも、モールにも多くの街頭カメラがあったはずだが、それを誤魔化すために、わざわざ『隠れ身の布』をオニキスに持たせて二人を保護させたんだ。

 つまり、お前は―――南盾島における陰謀を分かっていたんだな。それも早期―――アメリカにいる時点で、四亜と九亜の内情も分かっていた……だが、それ自体はUSNAの目論見じゃないな」

 

「けれど七草会長の自家用機に乗るかどうかは、二分の一だろう?」

 

「そうだな。だが、お前は二人を保護した上で最初から九人を救出する算段だったはず。それには日本の魔法協会関係者に保護されては不味かった……。恐らく、雫に小笠原諸島に誘われたのは、完全に偶然だろうが……それでも、この機会を利用して、九人を救う―――全く『魔法怪盗』の面目躍如だな?」

 

 別に一から十まで三味線弾いていた訳ではないのに、黒幕扱いは酷すぎる。だが、確かに事態の核心を伝えなかったのは背信と取られても仕方ないか。

 

 ただ魔法怪盗の称号は、その通りなので何とも言えない。そう思っていると、四亜が刹那の首筋に抱きつきながら、達也に食って掛かるように言ってくる。

 

「こわいお兄さん。キッドをいじめないで―――キッドは、刹那お兄さんは、私達に『言葉』を届けてくれていた人なんだから」

 

「こ、こわいお兄さん!? し、四亜ちゃん? お兄様は怖くないですよー。

 ちょっと不愛想で、老成していて、感情表現苦手で、表情筋が忙しなく動くのが刹那くんの料理を食べているときだけという、普通に世界で一番かっこいいお兄さんですよー」

 

 深雪の四亜を宥めるような声音での必死な名誉回復だが、それは普通なんだろうか? 

 誰もが深雪のフォローになっていないフォローにジト汗を掻き、言われた達也は嘆息してから口を開く。

 

「いじめているわけじゃない。ただ、もう少し刹那が秘密主義で動かずに、俺たちにも教えてくれていれば、と思っただけだ。エリカも門下生の兵隊と問答やりあったんだろ?」

 

「あー。気にしなくていいわよ。アイツらの立場を考慮すれば確かに正しい職責だけど、あの場で万が一、二人を見つけ出す可能性があれば、アタシはそんぐらいはやるわよ」

 

「けれど―――、ああ、分かったよ。事態にここまでお前は食い込んだんだ。さっさと吐け! それだけだ!!」

 

「達也の何とも熱い言葉。不覚にも俺のハートにビンビン来るぜ―――というのは冗談だとして、まぁ『機』を窺っていたのは事実。そして日本の魔法師協会に囚われるのも『マズイ』と思っていたのも事実―――」

 

 要は、『はぐれ魔術師』たる刹那はリーナと共にことを為そうとしたのだ。

 達也とて完全に掴み切れていないが、この二人が北米大陸のあちこちで騒ぎを起こしつつ、色々なこと(マフィアの壊滅、秘密オークションのぶち壊し、財閥当主の救出、ビッグジュエルの盗み出し)をやっていた『魔法怪盗』『美少女魔法戦士』だろうと見ている。

 

「白状するが、俺もUSNA軍の嘱託魔法師でもあるからな。様々な事を頼まれることもあるんだわ」

 

「内政干渉じゃないかしら?」

 

「そこは、政府上層(お上)の考えることで、俺の考えることじゃないですね」

 

 七草会長に対する軽い言葉。

 要はやり方は自由。そうやっているのだろう。達也とも違う立場。しかし、彼は―――己の意思で事態に当たるのだろう……。

 

 そして端末を取り出した刹那、遂にUSNAが……この事態の核心、全てに関して述べようとした瞬間――――瞬間……瞬間―――刹那のパネルタッチが―――。

 

 動くことはなく、石のように固まる様子が……状況を教えていた。

 

「ゴメン。リーナ、Help!」

 

「しょうがないわね。セツナはワタシがいないと、ホントウに機械がダメなんだから♪」

 

 全員(四亜、九亜除き)がずっこけてしまう様子。魔術関連ではとことん凄い男であるが、この分野では途端に『弱くなる』男である。

 実は、オフショルダーで薄着なリーナと密着するための理由付けに『フリ』をしている―――訳は無かったのである。

 

 まごうことなく2090年代の人間にはあるまじき、機械オンチな男だ……。カッコがつかなすぎる……。

 

 そして刹那に密着しながら端末を操るリーナの手で、秘匿ファイルらしきものを解凍した様子。

 

 今回の事態の核心―――幼い少女を機械の部品にしてまでも起こそうとする奇跡の正体が――――。

 

 

「大戦期の遺物と称されし、日米共同で開発されてきた戦略級魔法『隕石爆弾』(ミーティアライト・フォール)―――それこそが、今回の事件のキーだ」

 

 ・

 ・

 ・

 ・

 

 

 

 白い砂浜に男三人、佇みながら考えることは―――この事態をどうやって丸く収めるかである。

 

 手持無沙汰になり、白砂の中に沈んでいた平たい石を月が浮かぶ海面に放り、水切りをさせていく刹那。

 見事なサイドスローの結果で沈もうとする石を―――。

 

「Anfang―――」

 

 簡易な魔術で手元に戻す刹那。沈もうとする石を押し戻すことは魔法、魔術では簡単なことだ。

 

 小石程度のものならば、簡単に何とでもなるだろう。

 しかし、これが大岩……火山噴火で出る噴石……隕石―――小惑星―――人工衛星となれば、途端に難度は上がる。

 

「ものによっては、都市一つだけどころか国一つ、その後の爆心地から周辺への植生の激甚被害、大気汚染、土壌汚染、水質汚染……多くの影響が出るものを、よくも掘り起こしたものだな」

 

「大亜との戦争。沖縄におけることが色々と海軍を焦らせたんだろう。詳しい事は、アメリカ人のオレには分かりませんが」

 

 会頭の重々しい言葉に、刹那が答える。一人発言しない達也は、どうしてなのかを何となく理解していた。

 現在の所、日本にいる戦略級魔法の使用者は、『民間組織』十師族の一つ。五輪家の息女一人のみ……。

 

 しかし、陸軍にいると実しやかに囁かれる、秘匿されている戦略級魔法師が、海軍の焦りを生んだ。

 

 結果として、シリアルナンバー順で言えば、九亜たちの姉妹の何人かは既に死亡している……すでに、『二十四人』いたはずのわたつみ達は……もはや九人しか残っていないのだ。

 

「この事態、どうやって丸く収められるか……お前たち腹案は無いか?」

 

「日本の魔法師のマイスターたる会頭に無いならば、オレには無いですよ。どうやっても何処かが『泥』を被って『詰め腹』切らされるのは間違いない……」

 

「自分も、そう思います。だが出来うることならば、なるたけ九亜達には好奇の眼が向かないようにしてあげたい」

 

「調整体魔法師に想う所があるのか? 司波」

 

 そんな会頭の言葉に、一応の『家の事情』を知っている二人ならばという想いで、達也は話し始める。

 

「昔ですが……お袋の『ガード』をやっていた女性―――調整体魔法師が、ここと同じく海が見える所で死んだんです。

 白状しますが、沖縄海戦に巻き込まれた俺たちを守るために―――『がんばりすぎて』、死んでしまった……あの人にも生きて成し遂げたいことが、あったかもしれない。そう思うと、四亜と九亜を見捨てられない」

 

 けれど、彼女は最後には『自らの意思』で迫りくる砲弾全てを退けて、達也に『乾坤一擲』のチャンスをくれた。それは彼女の自由意志だっただろうが……自分みたいな感情の無い小僧を守って死んだことが、彼女の最後にしたかったことだ。など悲しすぎた……。

 

 そして、今ならば鮮明に思い出せる……その女性の傍に佇む『赤い外套の大男』―――今の達也かレオ位の身長でがっしりした肉付き―――白髪に褐色の肌が、歴戦の戦士を思わせた。

 その男が、穂波さんの骸に手を翳して『トレース・オン』……そう唱えた後は―――今、達也の手にある短い柄にした桜色の杖が、遺骸の代わりとなる。

 

 季節外れに舞い散る桜の花弁が、穂波さんの死出の旅路に思えた。その時、自分が泣けないことを、穂波さんの為に涙を流せなかったことが、今では無性に悔しかった……。

 

 

「あの時の俺は、今の俺よりもずっと未熟で浅慮で……もっといい方法を思いつけたならば、もっと上手くあの人を死なせずに済んだのに……そう考える」

 

「洗い流せないよ。そういうのは、全てを『ひっくり返す』こと―――『不可能』を『可能』にするのは、最後の倫理を侵す罪だぞ」

 

 刹那も考えたことがあるのか。そう嗜める言葉は重さを伴っていた。

 

「―――分かっているさ。ただ、二人を助けられれば、それは、『いいこと』のはずなんだ」

 

 そう言う達也の言葉で、二人も覚悟を決める。そして、驚くべき提案が刹那から為される……。

 

「こと『ドコか』だけがずるけて勝ちを得られるわけじゃない。海軍も頭を抑えつけられれば、いい気分じゃないだろう。ついでに言えば、ホクザングループには武器販売部門もある。三矢の『お嬢ちゃん』が、あの『小僧っ子』といちゃこらできなくなるのも忍びない」

 

 十師族の中でもアンダーグラウンドな『武器・兵器』を取り扱う三矢家の事情まで考慮するとは―――そう言えば、ちょくちょく入学式以来、あの家に行っている事は周知の事実だった。

 

「ということは―――誰がやったかを、分からなくすればいいんだ? つまりはジョン・ドゥ、ジェーン・ドゥにやらせればいいだけだ」

 

「つまり――――?」

 

「■■■■―――――」

 

 その言葉に達也は、何と言えばいいのか分からない。確かに案はあった。しかしそれは試作型のムーバルスーツ……大隊の俗称『魔王の服』を着てやろうとしていたことだ。

 

 聞いていれば、会頭はどっちもどっちだ。などと『笑いながら』語っただろう。つまりは―――。そういうことだ。

 

 

「女性陣にも意見を聞かなければいけないが、一つ質問だ遠坂」

 

「なんでしょう?」

 

「――――『3L』サイズはあるんだろうな?」

 

 会頭も乗り気のようだ。世界的に有名な『魔法使い』を利用しての『犯行』。

 

「ありますよ。カレイドステッキのプリズムトランスは、あらゆる『可能性』を引き当てるものです。まぁ後は、オニキス次第ですね」

 

 あの魔法の杖。刹那に見せてもらったビーストとの対決。ニューヨーク大決戦の際に封じられてしまった杖であったのだが―――本人(?)いわく……。

 

『有給休暇を申請していたんだがね。どこぞの『昼行灯』に叩き起こされてしまったんだ。

 まぁ彼が『積極的』に動くことは、この世界の『人理』を著しく乱して、下手をすれば『揺り戻し』が発生しかねないからね。

『友人』の頼みを無下にするほど、私は薄情では無い天才なのさ☆』

 

 意味合いは良く分からなかったが、その昼行灯の友人とやらは、よほどの力の持ち主らしい。

 

 そうしていると、黒沢さんから食事の準備を手伝う時間だと気付かされる。女性陣が湯浴みしている間に食事の殆どは終わっていた。

 

 

「ところで、なんで俺たち三人が集まったんだっけか?」

 

「内緒話と、お前があの隠れ身の布を使って、覗きでもするんじゃないかと危惧したからだ」

 

「失敬な。俺の眼はリーナの『ネイキッドスター』な姿しか映らないようになっている。第一、あれはそこまで万能じゃない。足音を消せないし、『匂い』も消せないからな」

 

 そういうものなのか。と思いつつも、レオと幹比古が呼びに来ていたので素直に合流することにした……夜明けまでに何も無ければいいな。と思いつつも、絶対に何かあると思わせる刹那による最後の水切り。

 

 石に刻印されていた『ルーン文字』が輝きながら、水底へと沈んでいくのだった……。

 

 


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