魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~   作:無淵玄白

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OKSGさん(もしくはAYSGさん)の、あのノリを俺はコピーできなかった。

きのこを半端にラーニング出来ても、あれは無理である。そしてキシオの怪演あってこそ映えるのだと気づく。

何のことかは分からないでしょうが、最後まで読むと分かります。ズバリ言えば、スタママのエンディングあとの『アレ』みたいなもの。

読んでいただければ幸いです。

ついでに言えばマンキンの葉をひよっちさんがやるみたいで―――まぁ佐藤ゆうこさんも悪くはないが、今は無理かぁ(苦笑)


第252話『バレンタインパニックⅤ』

 

 

「やぁいらっしゃい皆―――、お初の方も見えるけど、ようこそアーネンエルベに」

「どうもお久しぶりです。ジョージ店長」

 

 

 ドアベルが軽快な音を立てながら迎え入れた若造たちの顔に、全体的にはコワモテながらも好漢を感じさせる店長の笑顔が見えた。

 

 

「ご注文は? ―――ひびき君ありがとう」

「いえいえ、道中で聞いておいただけですので、お構いなく」

 

 

 ビッキーが店長に昔懐かしのハンドターミナルじみたものを渡す様子を見ながら、『いつも』の定位置に着席をする。

 

 

「にしてもとんでもない数だな……」

 

 レオとて、何やかんやと十の位が『3』である数を貰っていたのだが、それを超えた紙袋を見て、汗をかく様子に苦笑を浮かべる。

 

「予想していなかったわけではないんだけどな。いまから虫歯を予防しなければいけない」

「流石は、魔法科高校の跡部様」

 

 

 変声期を迎えたとはいえ、自分の声質が父に似る気配は一向にない。むしろ跡部様みたいな声は十文字先輩だろうに。

 エリカのからかいの声と刹那の内心に反応した七草真由美が深く頷く。

 

 

「確かに克人くんの声はアトベ様に似ているわよね。本人は、鬼十次郎みたいなコワモテだけど」

「彼氏に対する評価が辛い人だな」

「褒めてるのよ! そんな克人くん絡みで聞きたいことが 私はあるのよ!!」

 

 

 連れてきた面子の中では、最年長(戸籍上)たる真由美の勢い良い言葉で向けられた視線はレオを射抜く。

 

 

「西城くん。アナタがあの時に展開した魔法盾(シールド)って、十文字家のファランクスよね?」

「まぁそうでしょうね。本家本元とは違いますが、ノウハウを教えてもらいましたから―――教えたのは十文字先輩じゃないですけど」

 

「誰に?」

「妹さんと弟さん―――年下に教導をされるのは新鮮でしたけど」

 

 

 レオのそんな説明に何人かの耳目を引いたが、ここには非魔法師もいるわけで、その説明をしなければならない。

 

 

「ファランクス?」

 

 一番に疑問を呈したのは宇佐美であった。

 

「大雑把に言ってしまえば移動型の結界だ。あれだな。現代の二重三重四重ものセキュリティロックの末に、重要書類などが収められている部屋に入れるとか、そういうもの」

 

「ふむふむ。そのセキュリティロックは当然―――」

 

「そうそう簡単に外れるものじゃない。外すのも面倒なものだ。ファランクスという名称は、古代ギリシャで有名な槍衾による多段長槍部隊の突撃陣形からも来ている」

 

 

 宇佐美の疑問の言葉で刹那は分かりやすく、エーテルを透すことで変化する粘土のようなものを机に置いて、形状を変化させることで説明をした。

 

 ミニチュア克人氏の周囲に年輪のように周円を刻むドームを見せたことで何人かは気づく。

 

 

「特に先程の説明に出てきていた十文字氏―――文化祭で魔女っ子メグちゃんやフェロ☆メンを歌っていた人は、多段多層のセキュリティを展開出来る人なんだよ」

 

 思い出したかのように『ああ』と声を上げるラ・フォンの女子たち―――エルベの制服に着替えたひびちかと宇佐美が、誰であるかを思い出す

 

 

「ちなみに普通の魔法師ってのは、そういうこと出来るものなの?」

 

 その言葉が出た後には、魔術師 遠坂刹那の言葉は無くなり、他からの言葉を待つ。

 

 

「一枚の壁―――専門用語では『障壁』を張る程度ならば、ナンナク……多層展開するほどのキャパシティは、殆どの魔法師はデキないのよ」

 

「専門的なことはあれこれ言えるが、銃弾を防御する魔法よりも、『魔法を防御する魔法』を展開できる方が、スゴイ魔法師なんだ。宇佐美、お前の彼氏はスゴイ魔法師になったんだよ」

 

 リーナの分かりやすい説明に、補足するように達也が言葉を足してくる。

 

 

「いやー照れるなー……我が事じゃないけど」

 

 そんなカレシ(?)を『褒めちぎる』言葉に、朱い顔をしてレオの腕に巻きつく宇佐美夕姫。沓子作のチョコクッキーを食べていただけに対抗心を燃やして……。

 

 

「レオン、アーンしてくりゃれ? 先程まで酷使しただろう腕を、わしが癒やしてやろう♪」

 

 両腕を取られて、嬉しさよりも恥ずかしさが先立つのか、レオも朱い顔をして「どうも」とだけ言うのが精一杯だった。

 

 

「リーナ、アイリ、分かったかい? 君等がああいうことをした際の俺が今のレオだよ」

 

『『嬉しくないの?』』

『『嬉しいわよね(じゃろ)ー?』』

 

 身近な例で、2人を諭そうと思ってレオを窮地に陥らせたことは完全に失敗であった。

 

 怖い笑顔で刹那に詰め寄る金の悪魔2人。同じように怖い笑顔で両側から睨まれるレオに申し訳ない想いでーーー。

 

 

「結局、七草先輩が聞きたいのは、どうして十文字家の術をレオが学べたかってことですよね。単純に言えば、俺が克人先輩の父親である和樹師との間で『取り引き』をしたわけです」

 

 逃げたな、という周囲の無言での言葉を少し無視しながら話を戻したが―――話を振られた真由美も、それに乗っかることにしておいた。

 でないと、話が進まないのだから。

 

 

「まぁそこよね。取り引きの内容は?」

 

「詳細は教えられませんが、師傅の『個人的な依頼』をこなす代わりに、レオに『ファランクス』の手解きをお願いしたいということでしたから。最初は克人先輩も、個人的に教えたい想いで前のめりだったようですが」

 

「古臭い言い方だけど『家伝』だもの、簡単にはいかないわよ」

 

「ご尤も」

 

 

 真由美の納得したような顔と嘆息気味の返答で、あとはレオに『その手の適正』があったということで、ソレ以上の追求はなかった。

 

 しかし―――。

 

「タツキくんとカズちゃんが言っていた面白い相手ってのは西城先輩だったんだ。確かに肉厚な所が克人さんには似通っているか」

 

「肉体的な資質で魔法の資質があるとは限らねぇだろ?」

 

「何にせよ、西城先輩を鍛えることで二人もどうやら高まっていたみたいですからね。一手試合たいものです」

 

 七草の双子の好戦的な笑みに、レオも辟易というほどでなくても、少しアレな気分なのだろう。

 

 因みに香澄が『十文字和美』のことをカズちゃんと微妙に男の子の名前っぽく言うのは、自分の名前と字面が似ているからだろう。

 

 

「科学的な見地に基づかない、北欧の魔術基盤ルーン文字を用いた西城レオンハルトの新たな魔法様式ってやつなんで、これ以上のツッコミは勘弁を」

 

 そう言って手を挙げる刹那に対して達也が考えるに、ルーンと言えば北欧もしくは『ドイツ』のトゥーレ協会だ。

 レオの素性はすでに達也も内密に手に入れており、その出自を知らないわけではない。ゆえに、そこから適したものを作り上げたわけだと気づけた。

 

(よく考えれば、レオの構成する巨人体もルーンの連結体による義骸だ)

 

 もしや、レオ自身気づいていないかもしれないが、こいつのポテンシャルは高いのかもしれない。

 

(もっとも―――そんな『事実』は、両腕に引っ付く華 二輪には関係ないだろう……)

 

 

「まぁそう言われたらね。何も言えないわ……」

 

 その言葉で真由美の追求は止みとなる。そしてこれ以上の追求は、『一応の一般人』である宇佐美や桂木、日比乃の前では出来ない。

 

 死徒二十七祖、ズェピア・エルトナム・オベローン、アルトルージュ・ブリュンスタッド、朱い月、空想具現化(マーブルファンタズム)……第六法。

 

 巫浄 琥珀。

 巫浄 翡翠。

 

 ……遠野志貴。

 

 真祖の姫―――アルクェイド・ブリュンスタッド―――

 

 一部の単語は真由美も聞いていたが、あまりにも『聞き覚えのない単語』の連続に頭が混乱していたのと―――。

 

 

『俺は『君』―――『貴方』が想っていた『遠野志貴』とは違うんだが』

 

 並行世界からやってきた存在の人間関係に関して、なぜ司波達也は、『明朗なこと』を言えたのか。

 

 そういう疑問が真由美に渦巻いた。もしかしたらばダ・ヴィンチや刹那と同じく、どっかで何かを使って『観測』を果たしたのかも知れないが……。

 

 もっと直接的な考えが思い浮かぶ。

 

 

(もしかして、『どちらか』が―――パラレルワールドの人間ということなの?)

 

 

 最有力は刹那だが、そもそも達也も四葉の魔法師という触れ込みの割には、その能力値や系統が『四葉』らしくない。

 考えるほどにドツボにはまりそうな思考を浮かべながら、二人の男子を睨むように見る真由美の視線に双子は勘付き……。

 

(お姉ちゃんってば、克人さんと付き合っているのに、そんな熱い視線で後輩二人をみつめて……)

 

(多分、香澄ちゃんが考えているようなことではないと想いますけどね)

 

 双子で違う考えを持っていたのだが、追求するには色々と間尺が合わない。

 それは、この喫茶店に入った時点で気づいていたのだが……。

 

「ところでアイリとレティシアは、どんな関係なんだ?」

 

「簡単に言えば親戚ですね。レティの母親と私のお母様が、イトコ―――ハトコに当たる風な感じですね」

 

「日本の魔法師制度ゆえとはいえ、直接会うことも少なくなりましたから」

 

 案外、世界は広いが世間は狭いものだ。そんなことは自分たちの界隈では当たり前の認識だったのだが……。

 

 そんなこんなできゃぴきゃぴした会話が続いたり、四方山話をしたりと騒がしい中、その中から抜け出した愛梨が刹那だけに聞こえる声で問いかける。

 

「ところでセルナ―――昨今のTOKYOは、随分(・・)と騒がしいようですね?」

 

「結論だけ述べさせてもらうが、一枚噛もうとしたところで、噛みつき返されるだけだぞ。この件には関わるな。俺とて―――どうなるか分からないんだから」

 

 即答するも不満顔だけが残る。金沢から来た理由は、これもあったのだと―――少しだけ『安心』する。

 

 ―――決着を着ける時は来たようだ―――。

 

 血なまぐさい話をするには、色々と『知らない人』も居た中では出来ずに、一部の人間にはいろいろな不満が溜まっただろうが……。

 

 ☆

 ☆

 ☆

 

「達也くん、分かっているんでしょうね?」

 

「ああ、刹那にしてやられたな。けど知ろうとしなくていいこともあるだろ。宇佐美がいるところで血なまぐさい話をしなくてもいいじゃないか」

 

「そりゃそうだけどさ……」

 

 達也の取りなしの言葉に対して『むっすー』という不機嫌を隠さないエリカだが、そこは弁えている。

 

 アーネンエルベを出て少し歩いている中、一番目立つ集団から逸れて後ろにいた達也とエリカは、そんな剣呑な会話から入る。

 

(まぁ俺も若干、口を滑らせたからな。『遠野志貴』の名前は出すべきではなかったか……)

 

 先程の険しい視線を向けてきた七草真由美を思い出す。

 

 もっともエリカの不機嫌の原因は、宇佐美と四十九院に構われているレオにもあるのだろう。

 

 一応、入院していた時に看病もやっていたというのに、チョコだってあげたのに―――。

 そういう『不満』を察していてもレオに女の子女の子して『甘える』ことが出来ない面倒くささが垣間見えるのだった。

 

 そんな風にしていると―――。

 

 

「ごめ―ん!! 刹那くんストップ―――!!! 『忘れ物』あるから、戻って―――!!」

 

 とんでもないスピードでアーネンエルベから出てきた『日比乃ひびき』が、刹那だけにアーネンエルベにカムバックしろと言ってくるのだった。

 

「―――すまん、先に行っといてくれ。少し『時間』がかかりそうだ」

 

「……仔細は教えてくれない?」

 

「―――場合によりけりだ」

 

 達也の問いかけに答えながら戻る刹那の後ろ姿を、最後まで見送る。

 

 神秘を秘匿するのが魔術師の当たり前だが―――。

 

(それが友人に対しての秘密事にも直結するから、アイツは真正の魔術師じゃないんだな)

 

 ―――そんな納得をした達也とは違い、ひびきによって再びアーネンエルベに入店した刹那は―――明らかに雰囲気を(たが)えた店内に入り……千鍵もジョージ店長もいない無人の店内。

 

 カウンター席にあった『レトロな携帯電話』。刹那の感覚でも骨董品といえる携帯電話が無造作に置かれているのを見て、そこに向かって歩を進める。

 

 不意に電子音を甲高く鳴り響かせる携帯電話。バイブレーション機能もあるようで、カウンターから落ちる前に着席。取り決め通りのごとく通話ボタンを押してから耳に当てる。

 

「もしもし?」

 

 問いかけ―――。そして。

 

『キミにとっては初めて(・・・)じゃあないかもしれないが、初めまして小さな魔宝使いさん。ボクにとっては初対面なんだ。いや、申し訳ないね』

 

 聞こえてきた声に汗を流さざるをえない。魔法使いに近いとされる死徒の声に上擦らないようにせねば、『飲み込まれる』……そういう予感があるのだ。

 

「お構いなく。貴方ほどの魔術師となれば、私も礼節は弁えております。お言葉をいただけることありがたく想う」

 

『こそばゆいね。ボクの同胞をさんざっぱら殺してくれたキミならば、この『こそばゆい言葉』だけでも殺されそうだよ』

 

「お戯れを。『後ろ』に控えているものは、アナタの『最高傑作』―――アナタの力の総量ではありませんか」

 

 傍から聞いているものがいれば、何のことかはわかるまい。

 同時に、後ろの『日比乃ひびき』という少女が『違う姿』になっていることを何となく認識する。

 

『持ち上げてくれるものだ。我が『思想の終着』『世界に唯一つの奇蹟』を正しく評価してくれるとはね』

 

「世辞や世間話はここまででいいでしょう。マスターアルカトラス(・・・・・・)。我々には、可及的速やかに時間(とき)がない」

 

『やれやれ、久々に見込みのある若者との会話をしたかったんだがね。だが、それも事実だ―――。

 結論から言おう。私は『犯人』ではない。そんな事実は分かりきっているだろうが、前置きは必要だ』

 

「それで?」

 

『醜悪な様を見せる騒動はそろそろ終わらせて欲しいものだ。『ここ』はボクのお気に入りの場所なんだよ。騒々しい様はキライだ』

 

 あからさまに嫌悪と嫌忌を見せてくる死徒の圧が、電話越しでも刹那を貫き、緊張をさせる。

 

「―――ですが、タタリは存外しぶとい……」

 

『だねぇ。しかし―――終着駅(ラストスティション)は見えつつあるはずだ。起こっている事象は複雑に見えるが、一歩引いてみれば単純な図式が見えるだけだ。そこをキミはもう一度『見つめた方がいい』―――そうだな。魔術師としてではなく魔法師としての価値観で、もう一度見てみたまえ―――自ずと見えてくる世界は違うと想うよ』

 

 薫陶のような言葉。その意図は読みきれないが―――。

 

『混沌と蛇身の始末に関しては手助けをしよう。結界とは迷宮なり、迷宮とは―――『世界』と『人』の縮図なり……。

 トライテン、そこのヤングメンに協力しなさい。

『鍵』を守ろうと思えば、今は―――私もキミも動かざるを得ないよ?』

 

 協力を確約することは出来た。

 

 声はない。だが、後ろで『にっこり』と微笑む様子を何となく幻視する。

 

「感謝します。マスターアルカトラス」

 

『いやいや、あんまりボクらみたいな人食いに謝意を示すもんじゃないよ、魔宝使いくん。それじゃ―――またあとで、キミの運命に良き月と星の調(しらべ)がありますように、吉報を待っているよ』

 

 その言葉を最後に、迷宮の死徒との会話が終わる。

 

 緊張極まる会話を終えて、携帯電話をカウンターに置いて振り返る。

 

 そこにいたのは―――オレンジ色の髪をした、ツンデレのBBC(バカブロッコリー)を構う日比乃ひびきの姿であった。

 

「はい、これ。展開する時に地面に投げろって言われたよ」

 

「錠前とは、古風な―――ただこれだけじゃ開けられないんじゃ」

 

「鍵はボクが持つよ。大丈夫、都内のどこであろうと開け放つから」

 

 その言葉を信頼する。生ける魔術礼装。至高の聖典であり何より……。

 

「チカのためにも頼んだよ」

「任しといてよ♪」

 

 軽く手を振りながら言ったその言葉を最後に、再びドアベルを鳴らして、刹那は『外』へと出る。

 

「絶対に外に出ない相手の小間使いとは、何とも皮肉が効いている……」

 

 もっとも『本人』の語る通り、村での戦いで邂逅があったのだから……。

 

 長々と話をしていたつもりは無かったのだが、あまり現実時間とリンクしていない『まほうつかいの匣』なのだ。

 無情な時間経過を少しだけ恨めしく想いながらも、(ソラ)に眼を向ける―――。

 夕焼け空はすでに無く、浮かび上がるものは夜空に翳ろうとする雲と、地上に輝きを注ぐ月と星―――。

 

 それを見て想い、呟く言葉はただ一つ。

 

 ああ―――気が付かなかった。

 

 こんやはこんなにもつきが、

 

 きれい―――――だ――――。

 

 

 

 時刻は午後5時30分―――既に帰宅しただろうリーナからのメールが、数分刻みで送られてきていた。件数にぎょっとしながらも―――アーネンエルベの『範囲外』に出ると同時、鼻孔を突いた明らかな『血の香り』に、魔眼が反応する。

 

(あの錠前吸血鬼……!!)

 

 

 この『展開』(まくあけ)を読んでいやがったな。と、心でのみ悪罵を叩きつけてから走り出す。

 

 その姿を見つめる銀色の星巫女がいることも知らずに……魔法使いは夜の東京を駆け抜けるのだった。

 

 

 





■■久々のNGシーン■■

ifストーリー

もしも、携帯電話で、まほ箱レベルで岸尾さんのはっちゃけがあったとしたならば……。







『ついでといってはあれだが、トライテンに続いてボクの迷宮にいるガーディアンたる機械獣を出してあげよう。強力なゾ○ドで、キミの手助けバッチグー♪♪安心したまえ、押し迫る世紀末をこえて、ぼくらはゆく!!』

「―――は?」

『やはり帝国の技術をパクったとはいえ盾の獅子(シールドライガー)は鉄板だ。そこから進化した刃の獅子(ブレードライガー)なんかもいいんじゃないですかー!?』

「―――はい!?」

『やっぱりNE〜〜〜、たかだか2年でさ、軍隊生活シックスパックとか、マジありえない。ビリーもちょービックリ!!―――惑星Ziには驚異のプロテインとかあったりするー!? 時には全裸でボクのことを追いかけてくれた不思議ちゃんが、むっちむちのナーーイスバディ!! 塩コーヒーに秘訣があるのか!? そんな今こそ摩訶不思議アドベンチャーもありえる惑星Ziに行ってみたいんだYO〜〜!!』

「(唖然の沈黙)」

『しかも、だ。なんといっても―――『一番の相棒』だった白い子竜が、まさか、まさか、まさかの!!!』

「(タメがなげぇ! )」

『―――女の子、メカニカルガール!すなわち『ジーク』(♀)だったなんて、このパケシ! 一生の不覚!! そうだと知っていれば、あんなこといいな☆こんなこといいな♡で色々出来たというのに!!』

「というか……」

『うん?』

「シールドライガーとかブレードライガーって何ですか? 『ワイルドライガー』『ビーストライガー』ならば知っていますけど、そんなゾ○ドいるんですか?」

『(唖然の沈黙)』

「まぁ、兄弟子たち(スヴィン、フラット、カウレス)からは、『オメガレックス』及び操るハンナ・メルビルへの萌えというものを教えられて―――」

『キャノンぶるぁぁぁあああああ!!!!』

「ふぃーねっ!!!!!」

『ファック!! オマエは最低のニホンジンだ!! ボクの協力を得たければ、無印ゾ○ドのガーディアンフォース編まで見てから、もう一度出直してこーい!! トライテン!! ソルト撒いときなさい!!』

「……そういうことだから、『これ』。それじゃまたね魔宝使いさん」

店から叩き出されて、『これ』と言われて渡されたもの、刹那の手には分厚い箱物。ご丁寧にも、ブキヤのキットまで着いたブルーレイボックスがあり……。

色々と理不尽な想いをしながらも……。

「ジェネレーションギャップってやつか……?」

その結論は間違っていなかった―――。そして、混沌との戦いにおいて、機械の獣に跨る『リノン・トロス』ならぬ……『アルトリア・ペンドラゴン』が、トリガーハッピーに―――。

ご主人様(マスター)。その考えはアリだ。私が乗るキュイラッシェ・オルタに、ありったけの弾と火薬(ユメ)を掻き集めてくれ―――海賊王への道を切り開いてやるぞ』

そんな未来を読んだメイドオルタからの通信を受けてから『リーナの不機嫌マックス』という言葉で進化開放(エヴォブラスト)で駆けることにするのだった。


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