魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~ 作:無淵玄白
うふふ無料石はいくつくれるのかしら? 無淵たのしみー(爆)
そしてそろそろ水着イベント。そしてぐだぐだも待っている。
個人的にぐだぐだは、今年のトレンドであるウマ娘とかけて武田騎馬軍団が登場して。
そして待望の武田晴信には、高山みなみさんを――――難しいか?
ボイス当ててもらうギャランティだけで、イベント製作費吹っ飛ぶかも(爆)
いや、それでも経験値先生と社長と奈須さんの心意気さえあれば―――一子や天道なびきのような蓮っ葉な姉ちゃんが好きだと言っていた奈須さんの(以下略)
色々と暴走して申し訳ない。そんなわけで新話お送りします。
「
全身の
あたかも霊気を帯びた呪文を駆け回らせながら高速で新陳代謝し、光、炎、電気、冷気、暗黒、星……──知識の及ばないものもいるだろうが、見るものが見ればあらゆる
事実、刹那の身体は確実に
その成果は―――――。
「Kaleidoskop―――
流星の如く降り注ぐ宝具級の武器の連射で理解できる。
弓聖。
刹那の戦略級魔法師としての称号を、ここぞとばかりに目の当たりにする。
弓と弦を己の身体として、番えた矢弾―――魔力武器の数々を手をかざすこともせず、されど見抜いた先、感覚で知覚した先に打ち出していくのだ。
(確か、遠坂の世界でいうところ第五の魔法使い、『蒼崎青子』ことミス・ブルーの『覚醒状態』に似ているか……)
そんなことを想いながらも、克人は前に進んでいくしかない。
例え弱体だとしても、自分が前に立つということに意味があるのだ。そう信じてきた―――そして……。
(俺には頼りになる後輩が多かったな……)
みんなを守っているつもりで、本当のところは、みんなから守られていた。
その事実に苦笑しながら、濃いめのアイシャドウやリップの明るさなど、イメチェンしすぎた同級生を迎える。
「……いつでも反抗期が、ついに最大反抗期か?」
かなり昔に流行ったギャルメイクとまではいかないが、サイバーサーヴァントダンサーズ……略してサイババ(爆)のようなアヴァンギャルドな様相になった真由美は……。
「おだまりっ!!」
そんな言葉で克人を一喝してくるのであった。
ともあれ、渡辺など一高の面子が駆け寄ってきたことを見て、ただ頷き何も言わずに向かう……。
事態の終結に対して―――見届け人を選定するのだ。
・
・
・
・
全員が獅子奮迅、破軍奮闘しているのだが、それでも限界は来ようとしているのは理解している。
飛翔しながらも、魔剣・妖刀・聖剣・神剣……槍、斧、短剣を、分け身の魔竜に打ちはなっていく。
強烈な神秘圧は、恐ろしいほどの圧力で魔竜を倒していく。
(八割―――いや九割の分体は消せた。みんなが奮闘してくれたおかげだな)
だが残り一割は、とんでもない力を持っているだろう。ビーストの尖兵にふさわしい力を持っている―――。
考えた瞬間、魔眼に強烈な反応。
狙われている。
飛んでくる一条の
(―――――)
死ぬか? いや――――。
「「死なせるわけがないでしょ!!」」
金色の翼と白色の翼を持つ天使2騎が、その翼を最大展開して、防御壁として正面から来た荷電粒子砲を防いだ。
そして射点を暴露した長距離砲持ちに対して、カウンターとしてビームが決まる。
『ぐぅううおおおお!!! この超集束荷電粒子砲 通称『ビースト砲』をよくも防いでくれたな!! このリア充どもが!!』
ゼネ○ス砲みたいなネーミング付けるんじゃねぇと言いたくなるが、残り一割の巨頭小竜というには少しばかりデカイ魔竜は、怒り狂いながらステルスを解いた。
そこには首が九つのヒュドラのような存在がいたのだった。
『死ねっ!!!』
「もはや口上もいらねぇかよ!!!」
『急ぎなさい!! 私の結界もそろそろ限界よ―――って、手助けしてくれるのかしら?――――――』
「?アルクェイドさん?」
いきなり思念で割り込んできたアルクェイド・ブリュンスタッドだが、彼女は誰かとの会話に入ったようだ。誰であるかは分からないが、ともあれ―――。
猶予は出来たようだ。
「ソラを飛ぶ俺達だけに気を取られてていいのかね! 図体を細かくしてやったのに、再びデカくなってさ!!!」
言葉で引きつける。
だが気づいた時には時既に遅しだ。
「大山鳴動!」
「一意専心!」
「一刀両断!」
三人の魔法剣士の掛け声、こちらの腹に響くほどの肺活量で放たれた意。貫かれるは、魔竜。
おおきく振りかぶった構えを取って並列で整列している剣士たち、おおよそ剣の間合いで無い距離から放つは―――――。
『『『『これぞ和式の『えくすかりばー』じゃああああ!!!』』』』
圧倒的なまでの光による斬撃。ビームが放たれたのである。千葉道場の剣客三人。
兄妹による掛け声のもと、振り下ろした剣より放たれる光線は、束ねられて光柱となりて、首の一つを直撃。根本から焼却せしめた。
(モードレッドの剣が地脈上に突き立てられている。一時的なものなんだろうが、魔術基盤を打ちつけたな)
本来ならばブリテン島にて打ち付けるべきものだったのだが、いまは緊急事態だということが頭に入ったと見える。
剛毅な女だ。
とはいえ言いたいことはある。
「……まるでエクスカリバーのバーゲンセールだな……」
「ソレをセツナが言っちゃうとか……」
「とんだおまいうのバーゲンセールですね」
金髪の天使2人から言われて、いや全く以てその通りとしか苦笑出来なかった。
とはいえ、エクスカリバーという名前は一種の言霊である。古今東西において、あらゆる創作物にこの銘を着けられた武具は登場する。
武具だけではなく時には何かのシステムだったり、武具よりも近代的な『兵器』にも名前が使われたりもする。
そして過去には、自分の使う武器や自分の使った食器にまで『エクスカリバー』という名前を着けた王様がいたのだ。
リチャード獅子心王―――ライオンハートと呼ばれた、神秘と歴史の境界を彷徨ったブリテンの王。
その人物がサーヴァントとして呼ばれた時に、かの王が持つ全ての器具はエクスカリバーとしての機能を発揮出来るのだから……。
―――
その魔術基盤が、いまここにはあるのだ。
誰もが世界破滅を前にして、破滅を回避する聖剣を手に入れたと持ち寄ってきたように……。
どれが本物かなど些末なことだ。聖剣は、終末を倒すという決意そのもの。
ヒトの想い一つで
『本当ならば、ブリテン島のコーンウォールに突き刺しておくまではやんない方が良かったんだろうが、緊急事態だ。いいよなセツナ!?』
「その辺りはモードレッドに任せる。地脈・霊脈は星を巡る血管だからな!! 何処に刺したって、いずれは
『気前良すぎていい男だぜ!! さすがはオレのマスターだ―――というわけで!!! 仕事をこなして疲労したジャパンのセイバーフォースに代わって、オレの一撃を喰らいやがれ!!!』
一人、もはや荒野も同然となった公園のド真ん中に立ちふさがり、朱金の粒子を集める大剣を掲げるモードレッドの姿。
後ろにはエクスカリバーを放ったことで疲労困憊、ぴくぴくと足を生まれたての子鹿のように震えさせている国防軍の皆さんの姿。
内心でのみ『お勤めご苦労さまです!』
と言いながら――――。
モードレッドの激発は早かった。
「―――
振り下ろした大剣から、国防軍の剣士隊と千葉兄妹とで放ったものよりも太い閃光が、魔竜を直撃。包み込み――――
空想樹とでもいうべき光の柱が出来上がる。
横浜でのエクスカリバーの顛末ではあったが。
『まだだ! まだ 終わらんよ!!』
全身を灼かれながらもしぶとく生き残る魔竜。
流石に無事では済まず、2つの首が灰のように崩れ落ちたのだが……。
大地を鳴動させるほどの咆哮。明らかにファイアブレスの前段階。口蓋に灯る光に対して―――――――。
「――――束縛もまた
「エーテライト・バインド!」
夜闇でも見える白布と、見えにくい糸とが魔竜の首を全て縛り上げた。喉仏を縛り上げられたことで、ブレスを発射不能にさせられた。
「シオン! と、誰だ!?」
紙袋を被った銀髪の―――恐らく七草の双子と同じぐらいの年齢だろう少女は、煩わしそうな声でこちらに念話を届けてきた。
『私の名前などどうでもよろしい。爆撃をしばし止めなさい、そこのブロンド大好き魔法のスパダリ―――』
口悪そうな言い方に、何だか村で会ったシスターを思い出した。何でもオヤジやお袋の古い馴染みだとかいう話だったが……。
紙袋が縛り上げている白布とは別の赤布が
その赤布に包まれていたのは、岩石満載の樽とか岩石そのものではないが―――岩石も同然の男女であった。
「覚悟完了する前に飛ばされたああ!!! が――――やることは、分かっている!!!」
「アムール! アナタの献身に応えましょう!!!」
即席ステゴロコンビの空中殺法が決まる。
―――神核装填。
―――神格展開。
―――神殻纏繞。
空中にて神降ろしの三大工程を経ていくレオ。
そして勢いよく魔竜の首の根元、でっぷり太った腹に降り立った時に、世界を壊す拳が決まる。
―――
両手を重ねた殺人打法で魔竜の体が打ち震える。
魔竜から伝わる振動が荒野を震わせて、そこに追撃が入る。深雪マルタのお通りである。
「どっせええいいい!! 悔い改めろっての!!!
『ウボァー!!!』
第二撃目のレオとは対象的なステゴロ殺法、技巧もクソもないラッシュパンチで、荒野が何度も揺れていく。
ホンマ、英雄宿すと変わりすぎやでこの子(CV 植○佳奈)
それを好機と見た、暴れん坊将軍ならぬ暴れん坊関東管領が、走ってくる。
「さつき!! 安全圏にいてもいいんですよ!!」
「私だって戦うよ!! リーズさんやシオンを消去した―――トカゲっぽいものに、報いを与えてやるんだ!!」
怖いことを言う人だ。三咲町で会った時には、本当に普通のヒトとしか思えなかったのだが……。
「何が彼女にあんな運命を与えるのやら………」
そう呟いた瞬間に、でっぷり太った腹から新たな首を生やしてきた。ちょうど地を駆けていったお虎と弓塚さんの真正面に――――。
「男は全員―――バカばっかか―――!?」
『ルリルリ!!!』
思いっきり大岩を投げつけられて、頭が潰された首が大きな奇声を上げたが、構わずにランサーは突っ込む。
「神と仏の習合。いまいちど現し世、苦界、下界に姿と威光を―――されど光の下に、汝ら暗黒、帰るべき処はなし―――」
経文・念仏というよりも聖句にも聞こえる文句のツラネを叩きつけながら、お虎は光速の光の塊となりて魔竜をすり抜けた。
否、それは違った。
光速に至ったお虎……ランサーは、魔竜を真っ二つに切り裂き、首を全て薙ぎ払ったのだ。
圧倒的な早業。その宝具名は……。
「―――
ステータスが更新されたことに気づきながらも、これがチャンスだと気づく。
様々な人々が作ってくれたコレを―――逃すわけにはいかない。
考えるよりも先に軍神の剣を振り上げて魔力を溜め込む。
フルチャージに至った時に振り下ろさんとした刹那の手に―――柔らかくも、魔法や武道で努力を重ねて節くれだったものもある手が重なる。
「―――チャリタス」
「―――ドムス」
守護天使2人の言葉を受けて、最後の呪文を刹那は唱える。
3人の白翼の天使たちは、この夜で最後の
「―――アウローラ!!!!」
繋げて―――
九校戦においては刹那とリーナの愛のチカラで放たれたロストファンタズム―――されど今回は、3人の愛のトライアングルで、多次元魔力放射が眼下の魔竜に放たれる。
幾重もの複雑な幾何学魔法陣を通過して放たれた虹色の
そんな様子を見てガーネットは自慢げに口(?)を開く。
『我が奏者エクレール・アイリとそのライバル、プラズマリーナ、そして―――その2人から愛されるプリズマキッドの愛の攻撃!!! ズバリ――――――これぞ愛の勝利だ!!!』
『愛!? 愛だと!! 愛など粘膜の創り出す幻想に過ぎん!!』
『だがそれに―――貴様は敗れるのだ!! 滅びろ!! 獣の尖兵! より良き人の世を望んだものに寄生した貴様の終着点―――それは定まったのだ!!』
『ーーーーーーーーーーーーーーーー』
『あえて言わせてもらおう!! 愛の―――斬撃皇帝であると!!』
もはや言葉も声もなく、巨大な総体が消し去っていく様子は、幻想と暴力と……何かの厳かなものを感じさせる……。
そして―――真冬の夜の悪夢は終わりを告げた……。