魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~   作:無淵玄白

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何となくfate関連ではない魔法科高校モノを書きたいと思っている現在。

オリ主ではなくクロスオーバーの転生憑依ともいえるものを構想してはいる。
頭の中だけにあるものなのだが、まぁ暇見て書くかどうかを検討しています。

ただ、『コイツ、こんなこと言ったりやったりするかな?』とかも考えてしまう。
あと『とらのあな』でフェアやっていたからか永遠神剣モノが、何となく気になる。あと、propellerの新作は『はるはろ』を出してからにしろと言いたい。


戯れ言はともかく新話お送りします。



春休み編『終息する戦い』

日本・京都――――PM 09:30

 

 

亜夜子たちが入り込んだ魔法協会内部は―――光で満たされていた。

 

時刻的に言えば夜ではあるので、この光は有り難いが、それにしても……。

 

(自信があるということかしら……)

 

真正面から迎え撃っても構わない。そういう気持ちを感じる。そして、洗脳されている協会員たちは―――。

 

「探しても無駄。既に全員、ご就寝にござる」

 

こちらの心を読んだかのように、声が上から掛けられる。

 

上り階段の上―――2階フロアからの声。建物の主かなにかのように現れた人物に、誰もが注目せざるをえなかった。

 

その霊基を察した味方のサーヴァントが、魔法師たちを下がらせるべく声を上げる。

 

「―――亜夜子、下がって!!!」

「ミノル、ミナミも同じく!!」

 

現れた人物……口元から上だけの狐面を被り、面貌を容易に教えない存在が、そこにいた。

 

烏帽子を被り、武装をしていない姿は平安・鎌倉の頃の武者の服を思わせる。

 

だがそれ以上に―――唯一見える口元に引かれた紫色の化粧が妖しさを魅せてくる。

 

完全に人外の存在……サーヴァントだ。入り込んだ全員が緊張を果たす。あちらは、こちらを完全に敵視しているのだ。

 

「―――アヴェンジャーのサーヴァント『平景清』だ。九島の人間も見えるところから察するに、救出作戦か」

 

「そうだ……悪いが、僕たちの任務はここの奪還だけだ」

 

光宣の言葉だが、それに失笑を零すアヴェンジャー。

 

「退いてもらえるならば見逃すとでも言いたげだが―――お前達こそ、虎口に入り込んだことを認識した方がいいぞ」

 

もはや存在と敵意を隠すこともしなくなったアヴェンジャーが、武装化を果たす。鎧を纏い、二振りの抜き身の日本刀を手にする。

 

「――――では、行きますぞ!!!」

 

太刀を手にして二階から飛び降り―――いや、滑空するようにやってくる狐面の武者。それを前にして―――。

 

両手に大型の盾――豪奢でありながらゴツく緻密な紋様を描いたものを出現させてた蒼のランサーが―――。

 

「ふっ!!!」

「せいっ!!!」

 

―――その二刀流を迎撃した。盾は見ようによっては、『鞘』にも見える。だが現在の用途はナックルガード。殴打武器として使われているようだ。

 

「でやぁ!!!」

「むっ!!!」

 

返すようにしてカウンターを決めようとする蒼のランサーこと『九島ヒカル』の攻撃が、アヴェンジャーを防衛に移す。その一撃一撃がとんでもない魔力と膂力で空間を揺らす。

 

(つ、強いなヒカルちゃんは……)

 

九島光宣から『疑似サーヴァント』として紹介された文弥は、ここまでプレデトリーに立ち回るサーヴァントとは思っていなかった。

 

黒羽家で召喚できたセイバーと同じく、その短躯でそんな風に立ち回れるとは思っていなかっただけに驚きだ。

 

しかもその短躯―――140cm後半の身長は、アヴェンジャー平景清の170cm前半の身長に対して有利に働く。

 

(懐に入り込んでの超至近戦か、勉強になる)

 

小回りを利かせずに至近距離での打撃戦に持ち込む。

リーチの長さを生かさせないための戦いだ。一撃ごとに関西協会の建物が揺れているように――――。

 

(ゆ、揺れている! なんて膂力なんだヒカルちゃんは!!!)

 

事実としてサーヴァント2騎の力任せの激突は、2090年代の建物でも受け止めきれないものになっていた。

 

当然アヴェンジャーも、その戦いに真っ向から付き合うわけにはいかないとして、剣戟に工夫を凝らしていく。単純なパワーを相手に技で以ていなしていく。

 

更に――――。

 

「『怨』の焔を食らうがいい!!!」

 

「魔力放出に紫の炎が―――」

「お主の膂力! それは幻想種―――魔獣に由来するものだな!! ならば容赦はせん!!!」

 

怨の焔と称するものが、アヴェンジャーから発生する紫色の魔力炎であるならば、それは蒼のランサーにとって厄介なもののようで、その攻撃は五分となっていた。

 

そこに―――。

 

「本性見たり!!!」

 

言葉と同時に、アヴェンジャーと同じく日本刀―――文弥と亜夜子には分からなかったが、魔宝使い曰くの『古刀』で斬りかかる黒羽のセイバー……仮称『黒のセイバー』の横から放たれた一撃に、アヴェンジャーは瞠目する。

 

セイバーの一撃で狐面が断ち切られて、その顔を全員に晒す。

 

不意打ち気味ではあったが、アヴェンジャーを縦一文字に断ち切らんとする一撃であっただけに、アヴェンジャーは距離を取ってセイバーと相対し合う。

 

「―――ふん、怨を持たぬ稚児か。貴様、儂と同血にありながら、何故に『坂東武者』を怨まぬ?」

 

「さて、どうしてでしょうね? まぁ何はともあれ―――蒼のランサー、この者は私が相手をする。アナタは、奥にいるサーヴァントを相手にしてください」

 

「セイバー、いいのかい?」

 

2人がかりならば、ここでアヴェンジャーを仕留められるだろうというランサーに苦笑しながら、セイバーは語る。

 

「アナタとアヴェンジャーに全力で暴れられては、協会の道士殿たちに流れ矢が行きそうなので―――さぁ行ってください!! 私とて死にたくはありませんから、お早く『こと』を済ませましょう!!」

 

戦略目標を見誤らない。そのことを再認識させられて―――。

 

「行くぞ!! 人命第一!! 一人の命を救うことは無限の未来を救うことだ!!」

 

「行かせ―――」

 

「アナタの相手は私だ!!!」

 

水を伴う魔力放出で、景清の攻撃を阻害するセイバー。

 

「セイバー!!」

 

「行ってください亜夜子!! そして心配など無用―――私は坂東武者でありながら■げ■手の若■―――なので!!」

 

何と言ったのか判別できない、それでも快活なセイバーの声を聞きながらも、ヒカルに引っ張られる形で奥に連れて行かれた亜夜子。

 

せめてマスターとして、何より……姫としてお守りしましょうと言ってくれた相手とともに―――。

 

しかし、無情にも協会入り口への通路が封印されたことで、しばらくの間行き来は出来なくなる。

 

「―――囚われている協会員たちを助けることを優先しましょう。ランサー、生体反応はサーチ出来るか?」

 

「うん!! どうやら一箇所―――大広間。大宴会場というべきところに集められているようだね!! ただサーヴァントの反応もある!!」

 

「操り人形にしたとしても、排泄や食事は必要だからな。殺さずにいたのは、何かの利用価値があったんでしょうけど……」

 

推理しながらも、セイバーと無事に合流するために神速を心がける。セイバーを弱体などと早合点した自分を戒めるべく、亜夜子は、蒼のランサーに追いつくように脚を早めるのだった。

 

 

恐れ多く(?)も究極女神ビームなるものの影響は、草原の趨勢を決めていた。

 

ここぞという勝負時に向けて加速したアーサーの剣戟。黄金の剣が、サーヴァント数騎を切り裂き、霊基に回復不可能なダメージを与えていた。

 

大物―――とも言える槍使い『宝蔵院胤舜』が、これ以上はやらせないとして迎撃したが―――。

 

「がふっ!!!」

「……残念だよ。和のランサー、ブリテン島でなければ君と互角以上の戦いが楽しめただろうが」

「ははっ……優しいな金のセイバー。まぁ俺は軍団戦というのは、とんと縁が無かったからな。戦が終わって太平の世での武芸ゆえに、お主の巨竜・巨人殺しの刃撃の前では――――――」

 

和のランサーの真芯を真正面から貫いたセイバーは、軍団を指揮しての勝利を目指したとしても、これは武人として少しばかり心残りがあり、されど霊基が崩れていくのは止められなかった。

 

末期の言葉を聞いた後には、すぐさま次なる相手を狙う。

マスターのオーダーは戦力の削減である。

 

流石にこの剣を、古式魔法師(尋常の世人)に向けるまではいたらない。マスター殺しまでは行わないという、刹那の清廉さとも合理判断ともつかぬが、それには感謝しておく。

 

次なる相手は――――――。

 

「真名は分からないが、纏う神気はただものではないな。士合うてもらおう!! 和の狂戦士!」

 

面貌が判然としないが、衣服以外で見える剥き出しの丸太のような腕などが赤くなっており、隆起しているようにも見える。

 

強敵だなと判断してから、アーサーは気合を入れ直すのだった。グガランナ―――マスターが契約した魔獣の類があげる咆哮に似たものを狂戦士から聞きながらも、アーサーの剣は狂戦士に振り下ろされる……。

 

 

そんな戦いとは別に、エリカと歌舞伎サーヴァントとの戦いも継続する。

 

 

「伸びろ!!」

 

「うわっと!! 西遊記の如意棒かい!?」

 

「さぁ―――ねっ!!!」

 

エリカの心念武装……千葉エリカという女の魂たる剣は、かなり変幻自在だ。付けられた銘は、至極単純に『エリカの剣』である。

 

形状変化は剣、大剣、双剣、槍、盾、銃といった風なものだ。

 

その長さもかなり自由自在であり―――。

 

「せやぁ!!!」

 

槍の用途のとおりに「叩く」ことに特化して、歌舞伎役者を襲う。

 

時に柄から穂先まで総金属製であったりする西洋の長柄武器と違い、日本の長柄武器……槍というのは穂先だけが金属製で、柄部分は木であるのが多い。

 

「ぐっ!!! イタ(舞台)を支配されるとは不覚だぜ!!」

 

それは、従軍する兵士の大半が農兵であるからという扱いやすさという利点もあるし、島国である日本において金属……特に鉄というのは、農具に使うことも有るので、そのような豪華なものをそうそう造れなかった。

 

だが、それゆえに日本の槍は……西洋の突撃戦法のように、集団で突く(ファランクス)という用途よりも『叩く』『薙ぐ』という機能に特化した。

 

遠間から重心を利用したその攻撃は、集団戦において、多くの武将を苦しめた器物であることは間違いない。

 

(応仁の乱の頃の武将『朝倉孝景』も、名刀を一本持つよりも百本の槍を買うように、家中に指示したんだっけか)

 

歌舞伎サーヴァント……キャスターはそう想い出して、遠間から叩かれつつも大野太刀で対応していたが。

 

「これでも英雄、『阿国さん』をなめるんじゃないよ!!」

 

「オクニ!?」

 

「ってことは『出雲阿国』!? こんなカラクリ武者の逸話なんて聞いたことねえぞ!!」

 

だが、それこそが『歴史の真実』か『知らない側面』とも言える。エリカとレオがそれでも、気を引き締める。

 

ともあれ、相手は真名を告げたことで吹っ切れたのか、動きにこれまでに無い素早さが出る。

 

一対多だからこそ活かせる『足軽の槍』ではないだろう。

 

しかし、キャスター阿国は歌舞伎役者特有の『足さばき』を以て仕掛ける。

 

後に坪内逍遥によって『舞踊』と称される三次元の動きは、平面ではなく奥行きを持ったものとして、エリカに眼で負わせない。

 

更に言えば、出雲阿国の眼は『儀ッ!』という擬音が聞こえそうなぐらいに、距離を挟んで相対するエリカを見据えて離さないのだ。

 

俗に『人の目を見て話せ』ということを歌舞伎役者は昔からやっていた。自らが踏んだ舞台(イタ)の上から、その舞台を見ている『ご見物』(観客)全てに自分を見てもらうために、どんな役者でも眼を養ってきたのだ。

 

同時にそれは、相手を支配することにもつながる。

 

眼は、多くの人間にとって外部の情報を取り入れる窓口であり、それを鍛えてきた医者と芸術家―――そして役者は、まさしく眼のエキスパートと言える。

 

ゆえに―――。

 

「このっ!!!」

 

「短筒とはまた卦体なものを」

 

役者の玄妙な接近を阻むべく、槍からエリカが一番持ちやすい剣にした上で、鍔部分を銃に変化。

奇想兵器『ソードピストル』というものであり、訓練次第では振り下ろすと同時に銃撃をするということも出来るのだが、中々にこれが難儀であり、そもそも正当な剣士であると『自称』しているエリカからすれば、これはどうなんだ? ということも考えてしまうのだ。

 

だが、英雄との戦いとは、尋常の理屈で計れぬ人外魔境の領域での戦い。

 

超えなければならないものだ。

 

「斬ザブロー!! 『槍』で押し返せ!!!」

 

『ラ・ジ・オーシャン!!!』

 

巨漢のカラクリ武者と戦っていたレオを圧倒するべく、遂に背中に担いだ槍が抜かれようとした時―――。

 

閃光が降り注ぎ、斬ザブローと出雲阿国は気付いてから、連盟が築いた本陣に神速で返した。

 

何があったかなど斟酌しない。マスターの危機になったからこその逃走であり―――。

 

 

「エリカ! レオン! 乗ってけ!!!」

 

カイゴウというリビングアーマーを巨大な『獅子』にしたレッドが、追撃作戦に参加するように促してきてきた。

 

既に幹比古、深雪など他の面々も乗り込んでいることから―――。

 

「なら遠慮なく乗らせてもらうわよ!!」

 

「邪魔するぜ!!」

 

―――、一も二もなく赤の騎士の『船』に乗り込み、閃光のシャワーをバックに駆け出すのであった。

 

 

そして―――。

 

「終わりだ!! リズリーリエ・アインツベルン!!!」

 

「セツナ!!!!」

 

既にお互いに乗っていた大怪獣はなくなり、高さ30mから落下しながらの攻撃。上をとっている刹那は、グガランナの弓で宝具を打ち出すことでリズリーリエを攻撃する。

 

肩に乗った黒と黄色の縞模様をした見ようによってはミニブタにも見えるそれがグガランナという魔獣の幼生であろう。

 

そう考えながら、リズが考えることは……。

 

(ここで終わりかしら……?)

 

無論、リズとて全身の魔術回路を脈動させて、迎撃はしている。だが、既に趨勢は決まったようなものだ。

 

敵味方識別型の大規模宝具。こんなものを『覚醒』させていたとは―――。だが、それ以上に……攻撃に覇気を出せないでいたものがある。

 

迫る顔―――そこには……髪を白くして、肌を浅黒くさせていく……『父』を思わせる弟の顔が……。

 

悔しい。こんな形で、ノスタルジアで、自分を縛るなんて……。

 

けれど刹那は必死になって戦っただけだ。その『運命力』が、自分との決定的な違い。

 

腕を貫く破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)……それを攻撃的(せんとうよう)にしたものや、多くのディスペルウェポンがリズに突き刺さっていく。

 

魔力の循環に滞りが発生。宝具を投影することも不可能。

 

展開したエンゲルリート……銀細工の鳥たちが落ちていく様子が不吉。誰かが自分を呼んでいる。誰であるかも理解できない―――それでも真芯を貫いたのが、黒白の太極剣であることを理解しながら、勢いよく地面に落ちるのであった。

 

落ちた先には緩衝のためか、深い雪……魔力を込めたものが存在しており、誰のおかげか分かるが、その相手は刹那が召喚したサーヴァントなのか……誰かと戦っている。

 

(逃げて―――『シトナイ』(おかあさん)……)

 

未だに契約状態なのか分からないが、サーヴァントに声を掛けられずに想うのみとなる。雪が紅に染まる中、リズに続いて落ちてきた弟。

 

着地の勢いで振動が起きて、雪上から少しだけ跳ね上がる自分の体。……自分を苦しそうな顔で見下ろす刹那の顔に『父』の面影を見る。

 

投影された選定の剣―――カリバーンを喉元に突きつける弟に、ようやく言葉を掛ける。

 

「殺しなさい―――」

 

端的な言葉に、更に再び苦しそうな顔をする弟に後悔が沸き起こる。

 

「そうする理由が無い。というよりもアンタには前に命を助けられたからな……けれど、これ以上は許せない。だから、これ以上、人死を出すな……!! 怨念返しをするのもいいが、それでも―――やりすぎれば次は、お前たちがやり返されるだけだ!!!」

 

「この世界に転移してきた時、私を受け入れてくれたのが日本の古式の人々だった。彼らは―――九島の連中に秘術を取られ、何より矜持を穢されてた……エレメンツとて、彼らがいたからこそ出来ていたものなのに!! コインの表と裏なのよ! アナタと私は―――」

 

激高するような言い合い。所詮はそんなものなのだ。付いた側が違ったから、それを裏切れなかった。

 

 

姉弟は、表裏比興の者―――真田家のごとく……別れたのだから。

 

 

瞬間、上空を染め上げる白い光。白光が、光の大柱が―――空中戦艦を消滅させた。

 

放たれたのは、カレイドアロー。『()込め』をしておいたそれは、リーナによって十全に結果をもたらした。

 

乗員などは無事である。かつてセイレムで行ったことの再現である。そして―――帰る手段を失った今となっては……。

 

「―――最後だ。このギアススクロールにサインをしろ。今を生きて、後に復讐する機会を望むか。それとも―――この場でめったくそにやられるか、だ」

 

「……っ!!!!」

 

気流操作で寄越したスクロールを一読した、リズリーリエの表情が一変する―――。

 

全面降伏(くだれ)とまでは言わない。一度の封印(ギアス)ぐらいでは、彼女を止められない。

 

魔術師の階梯は、姉の方が上なのだから……何よりガーネットより明かされた《獣》。

 

妖妃(・・)の討伐のためにも、力は必要なのだ。

 

そうして最後の心を折ろうとした時に……どこからか鬨の声が上がる。

 

声のする方向を見ると、そこには――――。

 

「きひひっ!! さぁリズリーリエを取り戻すぞ!!! 一度の敗北で全ては決まらんのだからな!! ああ、見るだけでなくやってみる方も、これはこれでたまらんのだなぁ♪ 絶体絶命のピンチに颯爽登場! 正義のヒーローとは、こういうものか!!!」

 

サーヴァント・ヴリトラが、連盟の1隊を率いて横合いから襲いかかろうときていた。

 

全員が黒竜とも黒蛇とも言えるものに乗ってやってくる様子は、さながら竜騎兵の突撃を見て、刹那は――――。

 

 

(ここいらで『分け』かな?)

 

などと、打算的なことを考えておくのであった……。

 

 

 

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