魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~   作:無淵玄白

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前話時点で既に読み終わっていたのだが、冒険4巻を読み終えての感想。ネタバレ無理

まさかエルゴが、そんな人物だったとは……となると、10月辺りに発売のロストエインヘリヤルにも少しかかるネタだなー。

そしてスーパーマケドニア人(!?)であるエルゴは――――――多分、ガルマ・ザビ的な人物というか『役目』だったと推測。私の最寄りの図書館とかドキュメンタリーなんかでは、イスカンダルは結構、ネガティブな言いようばかり。まぁゼロが発売されていた頃からそんなんでしたけどね。

あと、今回前半にワケわかめなネタもありますが、まぁ片方だけようやく再販なりましたからねー。買っておこうと思いつつ新話どうぞ。

いや、本当に見たときびっくりしましたから



『クリームヒルト様は探したい 3』

 

 

「ワタシも行くわよ!!」

 

開口一番、宣言をするリーナ。予め教えていたとはいえ、シオンが来ると同時にそう言うリーナだが――――――

 

「たまには(ワイフ)として、家を守っていようという態度にはならないんですか?」

 

―――シオンとしては一家言あるようだ。

 

ダンナ(husband)が外で別の女と密会すると分かっていて、家に籠もっているヨメがいるか!?」

 

まぁそれも至極道理ではあるので、シオンとしてもソレ以上は言えなくなる。

 

だが、刹那とのデートを邪魔される形なので、やり返したい気持ちで思考七番の反論を返すことに。

 

「なんと的確なツッコミ。流石は2022年8月21日のメ○ンブックスの同人誌(ファンジン)売上ランキング『一般』部門でフルヌード(戦維喪失)を晒した女の言うことは一味違いますね! 流石はプレイメイツ軍団の本国出身者!!」

 

むむぅ! などと重々しく唸るシオンだが、リーナからすれば……。

 

「ナンノハナシよ!?」

 

全くもって意味不明な話である。

 

「しかも作者(?)が確認した時には、ワダアルコ先生の上、社長武内の同人のケツに着いているという状況!惜しむらくは、その後の予約や再販無しなので、一夏の夢と化した。まぁお気になさらず、まったく異質の多世界解釈ということで―――私としてはひよっちが演じたキャラは全てひよっちになると信じています」

 

「び、微妙に反論しづらいことを最後に付け加えられた!」

 

そして全てが日笠になる……。

 

そんなことを想いつつも、このメタメタな感覚。どうにもいつものシオンじゃないのでは? なんて考えつつも―――時間は既に夜8時……そろそろ良い時間だ。

 

 

「ミスタージュウモンジは了承してくれたのでしょうか?」

 

「大丈夫だ。本人も『声』を利用しての誘い込みに同意してくれた」

 

「アナタの『心象世界』にバルムンクの英雄はいないのですか?」

 

それは一番安易な解決方法ではあったのだが、刹那も理解していない『無限の剣星』のルールがあったりする。

 

それでも判明したのは……。

 

1,円卓の騎士―――男のアーサー王を呼び出すことは出来ても、その他の円卓勢に関しては武器情報など人物を知ったとしても『全く呼び出せない』。

 

2,ケルト系のサーヴァントは―――やはり影の国の女王『スカサハ』を除いてあまり召喚出来ない。

北欧・ゲルマンの区切りで言えば、『シグルド・ブリュンヒルデ』は、『召喚』には応じないが、サーヴァントのクラスカードでの夢幻召喚には応える。

 

雑な区分けではあるが、そんな感じだ。

 

武器を登録しているから『召喚』出来るわけでもなく、来歴などを知っているから『自動召喚』されるわけでもない……。

 

この辺りの不明さも、これを積極的に使わせなかった点である。

 

「さてさて、どうなるやら……」

 

そして―――公園での一幕に繋がるのであった。

 

 

(全くもって)

 

色々と言いたいことは多かった。待ち合わせ場所に女2人も連れて(霊体化サーヴァント含めれば4人)やってきた後輩のいつもの調子。

 

リア充爆発しろなどとレトロに言いたい気分。

 

そして披露された作戦にどうしたものかと考える前に、竜の魔粉とやらを掛けられて、ジークフリートという英雄を模したと称する2人(エジプトニーソと宝石の後輩)によって吊るし上げられて、絶賛貴婦人を食いつかせる撒き餌になっているわけだが―――。

 

(こんなんで本当に―――)

 

などと、諦め気分で美味そうなドイツ料理のニオイでお腹が空きそうな克人を――――――――。

 

―――見上げる美人がいたのであった。

 

(ほ、本当にキタ―――!!!)

 

若干、当惑・困惑しているらしき視線。ぐるぐると克人の廻りを歩きつつ見てくる……美人。

 

こんな時にあれではあるが……。

 

(今日見た女性の中で、ここまで俺に視線を向けてくれた人はいなかったからな……)

 

殆ど全員が遠坂に注目する中で、ぐぬぬ感を覚えてたところに、妙な感覚ではあるが、ちょっとだけ嬉しくなる克人。

 

少年ハートを持つ男子大学生に、美人サーヴァントの視線はクリティカルヒットなのであった。

 

「うーん……何なんでしょうか? 遂にアタリらしき匂いと声を信じて向かったのに、このあからさますぎる罠は」

 

「す、すまない。ご婦人。このような格好で失礼するが、自分はこの辺りの都市の領主を務めている十文字と申します」

 

撒き餌がしゃべるというのもあれではあるが、遠坂から「先輩! 自己紹介!!」などと合コンの合図よろしく念話で指示を出されたのだが―――。

 

「ま、まぁ。ユンカー、いえレーンヘルシャーだったのですね。異国の事に疎くて失礼いたしました」

 

―――なんだか少しだけ驚いた様子のサーヴァント。一礼をされてちょっと拍子抜けだ。そして自分で説明しておいてなんだが、ちょっと話を『盛りすぎた』感はあるだろうか。

 

克人は少しだけ後悔していたが、とりあえず話は通じるようなので―――。

 

拘束布からようやく地上に降ろされて、用意されていたテーブルにあるドイツ料理。

 

どこからともなく現れる椅子―――よって―――。

 

「アナタは竜殺しにして竜身の英雄の妻であった姫―――クリームヒルト殿で間違いないですか?」

 

話を通すことにするのであった。

 

「はい。ジー……ええと、ジュウモンジ卿の言う通りです。というか―――なんで吊るされていたので? そのような罰を受けていたのでしょうか?」

 

「―――アナタと話すためです」

 

くすんだアッシュブロンドの髪を持つ美女は、その言葉に虚を突かれつつも。

 

「では、こちらにある料理でも食べながら話しましょう。話したいことは、恐らく、私がこの『カイロ』と『アレクサンドリア』をごっちゃにしたような都市でやってきた、人斬りに関してでしょうから」

 

「ご慧眼で」

 

くすりと笑うクリームヒルトに、克人も心を和らげさせる。相手は東京を騒がせる人斬り貴婦人だとしても、美人であることは間違いないのだから……。

 

 

「計算通りです。十文字OBの、ある種のオンナヒデリ(女日照り)なキャンパスライフも一役買いましたね」

 

「やめてさしあげろ―――と窘めたいが、まぁ作戦に乗ったのは俺だしな。あんまり言わないでおこう」

 

とはいえ、まさかこんな穏やかな交渉に就くとは思っていなかった。英雄ジークフリートに十文字克人を似せることで、ある種の囮に出来た。

 

しかし、偽物であることは間違いなく、そしてクリームヒルトも、それを認識しているというのに……。

 

(今まで切り捨て御免してきた相手とは違うということか……)

 

流石は前年度まで一高の大親分であった人間、こういう時に、彼の男気は女性を惚れ込ませるのかもしれない。

 

「マァ、あんなムタイなことしていたらば、女の子は『大丈夫ですか?』とか聞きたくなるわヨ」

 

それもまた一理あり。女性に興味を惹かせるという意味では、ナイスだったのかもしれない。

 

「ワタシも、ソウイウ経験あったから、夜中にコスプレ捜査官で『逮捕しちゃうぞ』なことをしていた矢先に、夜遊びばっかりしている少年に手助けされて、その後に正式に知り合った直後には『魔法怪盗』なんて、どこのタキシード仮面様(マモちゃん)な存在が頻繁に現れるようになつたモノ」

 

「いや、あれは―――まぁ……今考えてみれば、リーナを手助けしつつ、リーナの気を惹きつつ―――なんていうか、そういうこと」

 

言葉少なに名古屋稚空で地場衛をやった理由を言うと……。それでも伝わるのは以心伝心のラブテレパシーゆえか。

 

「モウ……大好き♪」

 

「俺も大好きだ」

 

「―――私の横でいちゃつくとは、このバカップルめ」

 

スナハクワーという顔をするシオン。少しだけ牽制をしたリーナ。そんなにまでも信用ないのかなーと想いつつ、偵察であるジェーンに念話を放つ。

 

『こっちに動きはないねー……待って。なにか近づいてくる―――』

 

アーチャー=カラミティ・ジェーンの視界にジャックインする形で、見ているものを共有する。

 

どうやらジェーンは、離れた木の上から物見をしているらしく、その何かが……上から見下ろす形で見えた。

 

 

白いコートを着た……自分と同じ年頃の男。

 

その顔立ちは『既視感』を覚える。どこで見た顔だったのかは分からない。精悍さと意志の強さ。

 

自分を鋼として、立ち続けることを選ぶ……親父を思い出させる男がいた。

 

だが、ジェーンの言う危機的な『なにか』とは、恐らく隣を歩く『少女』と『狼』に関してだろう。

 

「痴女」

 

思わず言うほどに、衝撃的な格好と人間離れした美貌の少女だったのだ。

 

現代で言えばジョークグッズ的な薄布を秘所にだけ纏ったセクシーランジェリー、マイクロビキニ―――そのクロスデザインともクロステディとも言えるものに、短いマントを羽織っていたのである。

 

ちなみに刹那が、なんでそんなことを知っているかと言えば、リーナがUSNAに居た頃の姉ちゃん方一同からそんなものを貰ったからであり、それを着たリーナから説明を受けたからである。

 

全体的なカラーイメージとしては『蒼銀』

 

そして少女の姿から、ある英雄がすぐさま連想された。

 

だが―――。

 

『食べ物を粗末にするのは良くない。けれど―――覗き見は許さない』

 

生の玉ねぎを齧っていた(!?)少女は、それを樹上に投げる。とんでもないスローイング。

 

だが玉ねぎをブツケられた程度、たとえ魔力を込められていたとしても―――。

 

その軌跡を追って光の矢が飛ぶ。早業一閃! 気づいたジェーンが抜き打ち(クイックドロウ)しようとするも―――。

 

「『しみるっ!!』」

 

ソレよりも早く玉ねぎはクラッシュされて、空中に散布されたアリシンが、眼を直撃するのであった。

 

感覚までリンクさせていた気は無いのだが、予想外に強い。

 

すぐさま魔眼に変じて、相手を捕捉する。若干の眼の不調はなんとか回復した。

 

 

「―――――――さて、こっちは交渉の余地はあるかな?」

 

「無いでしょうね。あれこそがクリームヒルトを召喚したサモナーです」

 

正式な契約を結ばず、放っておいた意図は見えるようで見えないが―――。

 

「リーナ、キミはここに残れ。克人さんの護衛は任せた」

 

「エッ!? ナンデ!?」

 

「頼む……とりあえず今は―――ここに居てくれ」

 

「――――分かったワ。ケド、ワタシがシビレを切らすまで時間はそう無いからネ!」

 

真摯な説得は功を奏し、リーナを『あの男』と接触させることを防げた。

 

「グガ、お前はリーナの護衛だ。頼んだぞ」

 

『グガガワン!』

 

家から連れてきた子豚とも仔牛ともいえる使い魔が、何故かイヌヌワン(一条家の白犬)の声真似をして、そんな応答をしてきた。

 

その返事に満足して駆け出すと同時に―――。ズボンが擦れる草摺れなど構わずに、シオンと共に行く。

 

後ろで何かを言いたげなシオンだが、それでも自分の直感を信じた言葉に間違いはない。そう信じて駆け出したところに、少年はいた。

 

「―――七色の邪眼、いや『魔眼』か……」

 

「ナイン、気をつけて。もう一体サーヴァントがいる」

 

物珍しいものを見たように呟く少年。そしてその少年を守るように立ちはだかる少女は、衣装を戦闘用に変えていた。

 

「失礼ながら、この先は男女の密会場所、しばしこちらでお待ちいただきたく想います」

 

「公園は公共の場所だ。そのようなシャットアウトをするなど、少々マナーがなっていないんじゃないか?」

 

ごもっともな意見だ。だからといって通すわけには行かない。

 

「要件はひとつなんだ。サーヴァント・クリームヒルトを回収したい。どいてはくれないな?」

 

再度の確認をしてくる少年。

 

それは全うで正しいことだ。

 

しかし――――――。

 

「彼女の意思は無視か?」

 

「―――それを言われると苦しくなるが……だが、こちらにも事情はある」

 

言いながら何かの『筒』―――金属製のものを懐から取り出した男。それが戦闘用の道具であると、気付かぬバカがいないはずがない。

 

手に干将莫耶を投影する。最初っから強力な宝具はマズイ。だが……。

 

(セイバーのクラスカードが少しだけ揺れている気がする)

 

懐の中のクラスカードに設定してあるシグルドが―――。

 

だが、それより先に男は動き出した。金属筒―――それは『レーザーナイフ』いや『レーザーブレード』の類であり、実体のないエネルギーの力場剣を刹那に叩きつけてきた。

 

「二刀流か!!」

 

しかし、その剣を二刀の(かさ)ねは受け止めた。

 

同時に反撃。リーチではあっちが圧倒的に有利だが、こちらには魔眼がある。動きを止めた瞬間に―――。

 

「イヌヌリル(仮称)、ナインを助けてあげて!!」

 

『GAUUU!!!!』

 

―――魔狼が咆哮をあげて、縛ろうとしていたこちらの魔眼を無効化した。

 

(犬狼の遠吠え! 本物の獣()魔術か!)

 

そもそも、これがサーヴァントの従者ないし宝具である可能性もあるのだ。

 

つまり―――。

 

「刹那、手伝います!!」

 

「頼む!! お虎!! ジェーン!! そっちは頼んだ!」

 

完全にサーヴァント戦・マスター戦に移行しているのだが、サーヴァント戦は少しばかり旗色が悪かった。

 

任された二騎は、ただ一騎に対して数的有利を取れたとは思っていない。

 

「神代のサーヴァントかぁ……タイガー、勝てそう?」

 

「敗色濃厚そうな相手にも臆せず……と言いたいところですが、まぁ打ち合ってみれば分かりましょう!!!」

 

霊格・霊基の違いとでも言うべきものを敏感に感じ取る。

それでも……戦うのみだ。

 

「援護を!!」

 

「前は任せた!!」

 

「オーソドックスな戦略。けれど―――そういうの打ち破るよ」

 

武器の形状は『弓』とも『槍』とも着かない。

 

弓でもあり槍でもある―――そういう宝具か武装なのだろう。生意気な言い方ではあるが、サーヴァント同士ならば、来歴由来・伝承伝説―――それをしれずとも見抜けるものがある。

 

それは、英霊というよりも『武人』としての格である。

 

ある程度の武芸者となれば、見ただけでそいつの力量が分かる。マスターには眉唾な話だと少しだけ笑われたが、それでも―――。

 

「おおおおっ!!!!」

 

「はっ!! てりゃっ!!!」

 

武器を打ち合わせれば分かることがある。常人では見きれぬ攻撃の打ち合い。

 

そして―――。

 

「せやっ!!!!」

 

こちらを後方に押し出すと同時に槍は『弓』へとなり、間隙無き弓射は三―――いや六連!!

 

達者すぎる攻撃。しかし―――。

 

「むっ!?」

 

「おおっ!!!」

 

尋常の相手であれば骸にしても抉り足りぬ『超』達人の弓射であったが、ランサー=長尾景虎にとっては、致命にはならない。

 

必中の矢が逸れるという不可解さを覚えた隙を突いて、景虎は七支の槍で攻撃を再開。

相手が弓を構えて呆然としているところを狙った攻撃。

 

流石に弓とて神域の鍛造。1合では壊れぬ。ならば2合―――と狙った景虎の狙いを外して、相手は―――天空へと舞い上がる。

 

「飛行能力持ちのサーヴァント!?」

 

分かってはいたが、神代の域のサーヴァントであることは間違い無さそうだ。自在な飛行を行うもの。

 

天与の能力を惜しげもなく晒すその姿に―――。

 

「撃たせてもらうよ!! ワルキューレちゃん!!」

 

カラミティ・ジェーンの銃弾が吐き出される。

 

必中必殺の銃弾の全ては、再び乙女の手に戻った『槍』によって封じられるのであった。

 

風車のように振り回された槍。それを手に―――『戦乙女』の特徴を持ったサーヴァントは滑降するように降下してくる。

 

狙われたのは、景虎―――その攻撃を受け止めるべく、槍を構えたのだが、その眼が見たのは―――。

 

(剣!?)

 

「ワノ国のランサー!! 討ち取る!!」

 

天与の能力で単独飛行という、物理法則を破っていたサーヴァントの放つ、自由落下の物理法則というエネルギーごと剣戟を受けた景虎の持つ七支の槍が砕け散り――――――景虎を袈裟懸けに斬り裂いた。

 

 

 

懐かしき匂いがする。

懐かしき鼓動(おと)が聞こえる。

懐かしき感触(まりょく)が触れてくる。

 

『―――』

 

それは魂が呼び合う証。

どうしても捨てきれないほどのツナガリでありムスビ。

 

何故、この世界において、自分たちは現界ままならぬ身としてマスターたちの元にいるのだ。

 

今は我が身の不自由さが恨めしい。

今はこの姿しか取らせられないマスターたちが恨めしい。

 

マスター・セツナの懐にある『我が夫』は、あの子を感じている。

 

―――アスラウグ(・・・・・)……我が娘―――

 

悲運の戦乙女がリーナの懐にて涙を流して悲嘆に暮れていた。それを感じ取り―――。

 

「行きます!!」

 

『―――リーナ!?』

 

声は聞こえている訳がないはず。それでも聞こえたからにはリーナは駆け出すしかなかった。

 

草の茂みから立ち上がり、そして魔力の鳴動を感じた方向に駆け出す。

 

「クドウ、俺とクリームヒルト殿も行くぞ」

 

「ラジャーです!!」

 

別に拘るものはなかった。断る理由もなかった。

 

だが、この時のリーナも気付けなかったこと―――。

 

肉親との対面を果たすのは……他にも現れるということを。

 

―――まだ分からなかったのだ。

 

 

 

 

 

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