魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~   作:無淵玄白

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というわけで変則的な九校戦のはじまりはじまり~~




第327話『全魔法科高校の受難』

 

 

 

日差しが眩しい午前中。この天気、この時間に外で体育をやるなど尋常ではない。

特に野外系の部活に所属しているものでもない限りは……。

 

そんな中でも特に運動系部活に所属しているわけではない。さりとて何か外で運動をやっているわけでもない。

 

2人の男子が、距離を離した上で、やり取りを行う。

 

―――頼んだぞ刹那。ここだぞ―――

 

―――打たれたら責任取れよ―――

 

―――お前がな―――

 

無言での以心伝心。そして大きく振りかぶった末で投げ込まれた白球は、達也の構えたコースにあるキャッチャーミットに吸い込まれた。

 

三球で仕留められた沢村は―――。

 

「ぐぅうう!! 進塁打すら出来ないなんて!!」

 

地団駄を踏まんばかりに、悔しがる様子。塁上に残るランナーは一人。2塁にいる幹比古は、まっすぐ3つで仕留められた沢村を少し気の毒に思う。

 

(まぁ、刹那の速球は表示が正しいならば時速150kmとか出しているからね)

 

この時代の高校授業、その中でも体育は昔に比べて高度な器具を用いることが多い。電子的な得点板に、速度表示機器に、人の目によらないアンパイアジャッジ。

 

塁審・球審・主審―――全てがビデオ判定を取り入れていたのである。これは偏に人間能力の進化があった。

 

160km以上もの速球をポンポン投げ込むピッチャーが出てきて、更に言えば、そいつが緩急付けてくるとなると、打席に立つ打者以上に審判の眼も慣れないものだ。

 

(更に言えば刹那も二刀流だ……!)

 

世にも珍しいスイッチピッチャー。

 

左で投げたときは、とんでもない速球。

右で投げたときはキレのある変化球。

 

どちらでも投げ込める投手だ。こんなピッチャーであれば、キャッチャーはリードしていて面白い限りだ。

 

よって少しだけキャッチャーマスクを被る達也を羨ましく思うのであった。

 

『さぁ! 円卓ライオンズのピッチャー 遠坂刹那!! 絶好調の限り!! このままKの山を築けるか! だが、しかし立ち塞がるはここ一番で頼りになる男!! 半神タイガースの主砲!! 西城レオンハルトが、今―――打席に向かう!!!』

 

煽り過ぎなダ・ヴィンチの実況。どこのパワプロだと言わんばかりだが―――。

 

『『『『『レオン先輩!! ファイト―――!! 好球必打!!!』』』』』

 

何気に後輩女子からの人気が高いレオに若干の嫉妬。言峰なんて、どっから出したのかチアリーダー衣装を着ていたりする始末。

 

つーか君ら授業は? そんな事を考えつつも対抗するようにリーナも応援してくれるならば―――。

 

(応えてみせるのが男の道ってもんだ!)

 

(ここまでレオにはストレートをライナーで打たれている。とはいえ、空振りもストレートなんだよな)

 

勢いはいいが、それでも組み立ては考えなくてはならない。

 

(となると変化球か?)

 

(タイミングを外すためにな。最後にはストレートで決めるぞ)

 

(あいよ!)

 

キャッチャーミットの大きさと達也に信頼を置きながら刹那は、カーブを投げ込む。

 

内側のストライクゾーンを掠める一球だが、腕を畳んで対応したレオ。

 

大ファールだが、やべぇなと感じる。

 

(流石に高すぎたか、いやレオの対応力がスゴイんだ)

 

(外低めだ)

 

要求された通りのコース。しかし、ボール球の判定。レオは振らない。

 

正直に言えば三打席目で遂にレオを三振に斬ることは出来ないだろうとバッテリーは見ていた。

 

かといってボール球で逃げようとしても……。

 

((腹を括るしか無いか!!!))

 

意を決して達也はサインを出した。同時にシフト指示を出す。

 

外野手……特に十三束と後藤がそれを察知して重心を後ろにおいたのを見た。

 

あからさまに動けば球が何であるかを知られる可能性は消す。

 

そして「右手」で投げた一球。それは左手に比べれば遅いがストレート。ただし、140km前後の球。

 

前打席で打たれた150kmのボールの残像を活かした一球。

 

(伸びがありやがる!! けどよ!!!)

 

レオもそれに錯覚しそうになる。落ちない錯視のストレート。だが、それに対応すべく腕と身体は自然と動き、丸いバットはストレートを捉えた。

 

フルスイング―――レオほどの体格のバッターが放った打球は当たり前のごとく飛距離を伸ばす。

 

だが、それでも差し込まれた上で押し戻したことでフェンスを越えないことが分かる。

 

「走れ!! 幹比古!!」

 

「うん!!!」

 

タッチアップじゃないのか、という疑問は一年以上の付き合いになる友人の力強い言葉で氷解した。

 

レオは走れと言ったのだ。つまりフライ性の打球じゃない。捕球出来るようなライナー性でもないということだ。

 

事実、外野まで飛んでいった打球の行方を追うべく十三束と後藤は猛ダッシュしていた。

 

フェンスに当たる軌道。その前にキャッチするには高すぎる。

 

選択(・・)していた『魔法』が、『跳躍』などであればアウトに出来るのだが……。

 

「バックホームは十三束氏に頼む!!

 

「よろしくされた!!」

 

クッションボールに対応するべく飛び込む後藤君。フライトして取れたならば―――しかし……。

 

「がっ!!!」

 

後藤君が顔からフェンスに直撃。ボールもフェンスに直撃。バウンドしてくるボールが十三束のグラブに入り、

 

「後―――」

 

「投げるでござる!!!」

 

「―――後藤クーーーーーン!!!!!」

 

心配した十三束の言葉を遮っての意気に振り向きながらの十三束のレーザービームがホームへと返っていく。

 

『魔弾』の応用で放たれたそれは放出系魔法が不得意だった十三束鋼の努力がホームまでの軌跡を描く。

 

「幹比古のホームインは仕方ない!!」

 

「落球への対処は任せろ!!」

 

「コースを塞ぐなよ!!」

 

キャッチャーの後ろに回り、逸らした場合に備えるピッチャー。そんな2人にホームインした幹比古は声を掛ける。

 

十三束の返球とレオのラン―――三塁コーチャーに入っている相津君の判断は―――。

 

「GO!!!」

 

―――レオの走りに掛けた。十三束の返球も見ていた。後藤くんに対する気遣いが一瞬のラグを生んだのだ。

 

そして―――ギリギリのタイミングとも言えるバックホームとホームランの境。

 

ホームへのタッチを目論むレオ。タッチアウトを狙う達也。

一髪千鈞を引く攻防。そして……。

 

「タッチダウンは決めさせないぞ! レオ!!」

「そりゃアメフトだ! 達也!!」

 

落球はない。しかしランニングホームランを決めようとするレオに達也のミットが迫る。

 

そして驚くべきことに、幻手を使ったタッチが迫る。

 

この為に登録していたのだと気付かされる。

 

達也の横をすり抜けるように幻手は伸びていく。

 

その幻手に応じてレオの身体は避けていく。このままではタッチアウトは無理。そして、達也は後方のピッチャーである刹那にバックトス。

 

投げ渡される前から走り込んでいた刹那はグローブに球が入ると同時にレオの幻手にタッチするべくグローブを落としていく。

 

(デカくした手が仇になったな!!!―――)

 

だが、そんなことは先刻承知。デカくした手、面積が上下に広がっているその分―――。

 

(早くホームにタッチできる寸法さ)

 

 

土煙あがるクロスプレー。判定は―――。

 

 

『SAFE! HOME IN!!』

 

魔力仕掛けの手すらもタッチ判定にしたことで2年混合野球チーム試合は、半神タイガースに軍配が上がるのであった。

 

「やられたな……」

 

「ああ、野球試合とはいえレオに一本取られるとはな」

 

ナメていたわけではないが、相津がGOを示すとは……。

 

それに応えたレオのランは、見事見事、日曜朝の左巻きな報道番組のスポーツコーナーではないが、アッパレ!を付けたい気分だ。

 

「ひみつ道具を使ってのドラベース的野球。その魔法版、中々にエキサイトしたものだったね」

 

実況役であり、責任教師であるダ・ヴィンチの登場。

それに対して答えておく。

 

「まぁ今年の九校戦の弾みぐらいにはなったのではないかと―――」

 

「今度はウィッフルボールでもやるか?」

 

「くくく! この俺にさらなる魔球を開発しろといいなさるか?」

 

「キャッチャーである俺に感謝しろよ。立花走一郎のような俺に」

 

「松平孝太郎じゃなくて?」

 

「それならば俺がピッチャーやってる。まぁ何が投げ込まれるか分からん球も面白いもんだ」

 

お互いがお互いを信頼し合う。まるで正反対だからこそ友人になれた2人。そんな2人を見て腐った妄想をする面子がいる一方で、この2人がいる以上、今年の九校戦も安泰なのだと安堵する面子がいたのだが……。

 

そんな安堵を一挙に崩されることが、起こることなど誰に予想出来ようか。

 

そう、そんな通知を受けたのは八高への出張授業を終えて帰還したエルメロイ兄妹であった。

 

「お疲れ、ハードスケジュールであることは理解していたが、キミの鉄人ぶりも健在だな」

 

「仕方あるまい。元々一高だけで私の授業が受けられるというタレコミを引っ込ませるためには、全魔法科高校(・・・・・・)にエルメロイⅡ世を派遣することだからな」

 

リモート授業だけでは、どうしてもダメな点を解消するためにやはり専門講師の派遣は譲られるものではなくて、結局のところ、こうしてロード・エルメロイII世こと諸葛孔明ことウェイバー・ベルベットは、2090年代においても、あちこちに顔を出す羽目になったのだ。

 

霊基分割及び分身の術で一高以外の八校へと赴く羽目になったのは上記の理由以上に授業進捗の関係上、どうしても順番制で持ち回りというわけにはいかなくなった。

 

要するに―――「一高ばっかりズルい! 私達だって根詰まり起こしているんだ!!」……分からないところを分からないままにこなさせるのはマズイわけで、ただそれでも時間は有限であり、こんな反則技を行う羽目になったのである。

だが、それでも……出来ることを出来ないままにしておけなかったのだ。

 

「魔法科高校の教師方に特別なマニュアルがあるわけではないが、どうにも自分の中での理屈ばかりを押し付けがちというか……」

 

生徒が何を見ているかが、分かっていない。生徒がどういう風に世界を見ているかに想いを馳せられないから、こういう差が出来るのだ。

 

物理学的な見地を知る前に、上野美術館にでも行った方が彼らは良さそうだ。

 

「まぁ三と九はスカサハ講師の方が人気ではあったかな」

 

それは仕方ない話である。地政学的な関係で、この2校は実戦向きな講師を招集したがる傾向があった。

 

 

事実、九高では近くの国防軍基地の軍人たちが直接指導しているということもあるのだから。

 

……ちなみに三高では。

 

『山のツインバニー!! いや、トリプルバニーだ!!この三匹のうさぎが貴様ら未熟モノ共をホップ・ステップ・ジャンプだぴょーん!の勢いで一人前のケルトの戦士にしてやろう!!!』

 

などとスカサハ先生と前田千鶴、前田京音とが、バニースーツで三高の普通科生徒たちを鍛え上げているとかなんとか……。

 

「女は誰でもファイターだが、アレは色々と『アレ』だな……」

 

先年まで女子大生だった京音ならばともかく……前田校長は、最後の方には―――。

 

『ではチヅルには、この魔境のサージェントの衣装で教練してもらおう』

 

などとバニースーツよりは『ややマシ』な服装を供与されたが、あの歳で履くスカートの丈でなかったことは間違いない。

 

まぁ一部の男子生徒には『奇態な趣味』(BBA結婚してくれ)があったようで、色々と人間の奥深さを味わった次第ではある。

 

そんな他八校へと出張授業をしてきた面子をモニタリングしていたドクターロマンこと栗井健一は、エルメロイ二世というよりもエルメロイ教室に届け物が来ていたことを思い出す。

 

「ほほう。これが皆が噂していた九校戦とやらの案内か。しかし……何故に私達宛にこんな分厚い『メール便』が来るのやら、どこぞの同人誌通販会社ならば、メール便ではなくて宅配物で済ませる厚さだな」

 

「九校戦か……まぁ、世界が違うし、時代も違うから仕方ないが……」

 

「神秘の流布とかは気にしなくていいんだろうさ。兄上が気に病んでいるのは、こういう競い合いの場が殺伐としないか。そんなところだろう?」

 

義兄の思う所というのをライネスは察していた。この戦いが聖杯戦争のような殺し合いにならないかと。

 

突飛な発想ではあるが、去年に起きたこととやらを知ってしまっただけに舌鋒は鋭くなる。

 

多くの才ある学生たち、彼ら一人一人が我のことだけでなく、自分以外の全てを守ることが出来れば、危難ある所にそれを防げるだけの力と意思を以てことに臨めば、自ずと世界は良くなるはずだ。

 

などと考えていたロード・エルメロイII世たちGTSの面子を驚愕させる内容がそこにはあったのだ。

 

そして、それは他の『九校』も驚愕させる内容であった。

 

 

SIDE 四高

 

「これをどう思う?」

 

「逆転の芽が出たと思うべきか、それとも混乱を助長するだけになるか」

 

「いずれにせよ。備えましょう―――私達、四高には秘密兵器もあるのですから」

 

角隈の質問に答えた黒羽の姉弟は、魔法練習場で鍛え上げられていく四高生徒たちを見る。四葉方式のトレーニングで着実に力を着けていく様子が、そこにはあった……。

 

 

 

SIDE 七高

 

「ふむ。かの三銃士からは隠形などで逃れることが出来ましたが、これは……覚悟を決める時ですかね」

 

波の音を聞きながら、海辺で魔法実践を行う生徒たちを見ていた女教師は考えていたのだが。

 

「羽瀬先生―――!! 海のゲットライド! ウェイヴ(・・・・)を教えて下さい!!」

 

「真奈先生!! その魅惑のバディをこの卑しい豚たちに見せてください!!」

 

男女の生徒の囃し立てるような言葉を聞いてから―――。

 

「では―――そろそろやらせてもらいましょうか!! 準備はいいですね!?」

 

そう言って男女の言葉に応じて羽瀬真奈というどう見てもアジア人には見えない女教師はケルトの戦士衣装を白日の下に晒して海辺の女神へとなるのであった。

 

 

SIDE 三高

 

三高に激震走る!! 三高校舎激しく揺れる!!!

ぶっちゃけおっかない限りである。

 

だが、それでも退避というか避難する人間がいないのは、尚武の三高の精神ゆえか……。

 

ゆえに、今も掴みかからんとして挑んだ一年 伊倉がサーベルの連撃を喰らい傷一つもなく、戦維喪失された上でふっ飛ばされた。

 

「なんじゃとてーーー!!!」

 

「愛梨の怒りは(金沢の)大地の怒りじゃ……」

 

あの女は腐海からやってくる巨大甲虫なのかと言いたくなる言動。だが、一報を生徒会役員として来た!見た!怒った!の流れで、恐るべき事態が進行したのだ。

 

なんでこんなことを大会委員はやったのだ。こんなことをすれば、絶対にこういう事態を招くと分かっていただろうに……。

 

「くそっ!! 一色!! 俺だって気持ちは分かる!! だが、お前は三高の一員なんだ!! 水尾先輩の言葉を!!」

 

「一条先輩、下がって」

 

無機質な言葉。説得の言葉を吐く一条将輝に容赦ない炎雷の魔力波。もはや、一色愛梨を止めることは出来ない。

 

ラウンドシールドで将輝に向けられた光波を受け止めた光主タチエ。その手に聖槍を持ちながら―――。

 

(こんなくだらないことに使いたくないな)

 

アホすぎて何も言えないこの状況に人知れず嘆息しながらも……。

 

「光主さん、合わせて!!」

『イヌヌワン』

 

色々と世話になっている『先輩』が、犬を引き連れてやってきたのでタチエは、一色愛梨制圧作戦(?)に従事するのであった。

 

 

戻って 一高では……。

 

 

「まさかここまで一高にデバフを掛けてくるだなんて……変更された競技種目が、他校に有利程度だと思っていたんだけどね」

 

「けど、これが大会側からの正式な通知なんですよ。五十里会計……」

 

もはや『あきらめた』のか、眼を座らせて九校戦運営委員会からの通達条項に『ぎろり』という擬音が似合いそうな睨みつけをする中条会長に『変わっちゃったなぁ』などと、五十里は『ほろり』と涙を流すのであった。

 

「お疲れ様でーす。呼び出されたから来ましたが……」

 

「どうも刹那くん。急な呼び出しで悪いね」

 

五十里がやって来た二年の後輩に言いながらも、今のこのひっきりなしのメール要請の限りだとオンラインで全魔法科高校と話し合わなければいけないだろう。

 

そんな刹那に続いて、ひょこり、ひょこりと多くの……とは言うが4人から5人ほどの生徒が、後ろからやって来た。

 

彼女たちは当事者であった。

 

「内容は分かっているんだよね?」

 

「まぁ聞かされましたからね」

 

言いながらも刹那にしては達者に端末を操り、問題の一文を提示した。

 

本年度の九校戦運営委員会から送られた内容の中で、一番の問題がそこであった。

 

『本年度の九校戦は『特別ルール』を採用した上で、十校による戦いを演じてもらう』

 

『なおこれは特定の学校に対する『恣意的な策動』ではなく、あくまで全魔法大学付属高校の生徒たちの競技平準化のためのものである』

 

『国立魔法大学付属第一高校所属の以下の生徒に対する通達』

 

『遠坂刹那、アンジェリーナ・クドウ・シールズ、モードレッド・ブラックモア、レティシア・ダンベルクール、シオン・エルトナム』

 

『以下の五名は、外国籍であることや『その特異性』を鑑み、『日本の魔法師』ではないことから一高選抜チームからの出場を不許可とする』

 

『しかし、五名が魔法科高校で修練をして、一高及び多くの魔法科高校でメジャーパーソンと化しているのは明らか―――』

 

『よって特別チーム『学生選抜連合』を編成した上で、そこからの出場を許すこととする』

 

『なお、詳細及び選抜に関する事項に関しては、下記にも記載してあるが不明な点に関する受付は電話など運営委員会は随時受け付けている』

 

 

概ね、この文言が全てを受け付けている。

 

 

すなわち―――。

 

 

「ウチの主力が『ごっそり』いなくなったあああああ!!!!!!」

 

中条会長の嘆きの言葉が生徒会室どころか全校に響き渡り―――今年の九校戦を波乱に導くのであった。

 

 

 

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