魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~   作:無淵玄白

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赤坂アカ先生が引退なさるとは……。

そして前回の前書きで妙なことを言ったから急遽三輪先生のイラストが公開された――――――なんてことはないとは思うが、ちょっと罪悪感。

そしてコミケ頃に発売か。

冒険もあるだろうから、だから……。

「待つさ いくらでもな」

という心地でいつつ新話お送りします。


第337話『台風の目にしかならない男』

 

 今年の九校戦は八月三日が前夜祭パーティ、五日に開会、十七日閉会のスケジュールになっている。競技日程だけで去年より三日多い十三日間だ。

 これは、新競技及び未だに不明な競技種目に対する準備も兼ねた日程だと思える。

 また今回はアイスピラーズブレイクでは、『男女ソロ』『男男ペア』『女女ペア』『男女ペア』と花形競技ゆえに例年にない試合数になることは確実。

 長期日程でハードだろうと予測されている。

 さらに言えば、刹那とリーナが『男女ペア』に出ると宣言した以上、こここそが『天下分け目の関が原』よろしくエースを送り込んでくることが予想される。

 もしくは、九島光宣と桜井水波というペアとも戦うとして、捨て勝負と消極に走る学校もあるはず。

 事実、一高では本戦つららの男女ペアの選定には難儀した。当初は、深雪に誰か男子のパートナー……という話は、不機嫌になる深雪を前に無理になった。

 

「だから、司波先輩がパートナーでなければ出ないとまでなったんですよね」

「今回の俺は完全に裏方だよ。俺の出自がバレていなければ、それでも良かったんだがな」

「別に、十師族だからと出場制限あるわけではないのでは?」

「世間体ってものがあるんだ。ったく自由な刹那が羨ましすぎるぞ」

 

 苦笑いを浮かべる隣の後輩。考えることは多いが……結局、深雪はつららに関しては『女子ソロ』だけの出場になった。

 そして、残りの出場種目に関しては──―名人Xとやらが画策している大ポイントの競技。

 未だに不透明なものではあるが、これは男女問わずの混成競技だと知ったときから、ここに女子エースを投入すべきとして温存となったのだ。

 

 この判断が吉と出るか、凶と出るか……それは、分からないが──―正直達也的には悪手な気がする。

 直観としか言えないのだが……。

 

 ただでさえ『干渉力がブッチギレ』している連中がチーム・エルメロイに集中しているのだ。

 何はなくとも、ここに注力してくるだろう。場合によっては、一高選抜の連中は全滅することもあるかもしれない。

 

「まぁ男女ペアは、幹比古と美月にゲタを預けることにした」

 

 あとは野となれ山となれというわけではないが、美月があそこまで必死に立候補をしてまで見せた秘術。

 そしてペアを組んだ幹比古とのコンビネーション術。それが実を結ぶようにはしたが果たして……。

『つらら』に関してはありったけエントリーしたが、どれだけの結果になるかは不透明。

 新人戦もどういう様相を呈するかは分からないが、やはり本戦が混沌としているのは間違いなかった。

 

「北山先輩も少し機嫌が悪いですよね」

「それも仕方ないだろう……」

 

 全体を見ているケントの言葉に、達也はどうしようもなくなる。雫も千代田との『女女ペア』で出場することに表面上は納得したが、どうしても刹那に一発蹴りを入れる気持ちで『男女ペア』に出たかったのだから。

 

「対策を取ろうとしてもどうしても取り切れない。アイツの打ち手は深淵すぎる」

 

 いざ敵に回ると恐ろしい刹那の存在感。ケントはそれを理解しているのかいないのか、「ご愁傷様です」などと言うが、コイツも技術スタッフであると同時に選手としても登録されてるので、「お互い様」と皮肉交じりに返すのであった。

 そんな風にチームエルメロイに対して達也がやきもきしている中、当のチームエルメロイは……。

 

 

 

 

「神を生け贄に捧げ、おれはブリュンヒルデマイラブを召喚する!!!」

「そんなんありか!?」

「我が愛に優るものなし! 喰らうがいい滅びと愛のロマンシアを!!!!」

 などと、闇のゲーム(偽)で楽しく遊戯に興じるのだった。

 車酔いをする面子が出ることも考えられたが、それぞれでやりたいことをやらせることに。

 

「九校戦行きのバスって、こんな調子なの紅葉?」

「まぁそれぞれかな。去年はリーナがメドレーで歌っていたしね。リラックスする方法は色々だしね──―フラッシュタイミング!!! 絶光豹盾!! 

 強制的な道場行き!! ありがたいようでありがたくない、ジャガ村先生のアドバイスを聞くがよい!!」

「鬼か!? お前は──!!」

 

 B組女子のカード愛あふれる戦いを見ながらも、このまま無事に会場までたどり着いたとして……。

 

「俺たちだけホテルではなく、隣の潰れそうな旅館とかに泊まりなんてこともありえるか?」

「フランス大統領の娘がいるのに、ソンナことあるわけナイ──とも言い切れないのヨネ……」

 

 旅館の名前は『つ○れ屋』、なんやかんやと、21世紀には様々な惑星の宇宙人のみなさんを癒やす、銀河を旅するお宿に進化するのではないかと期待するものだが──。

 

「○づれ屋? ユニヴァースでは閻魔亭とは別枠でかなり有名な旅館だよ」

 ジェーンの発言で少しだけ興味を覚えるが、端末を読み込む限りでは、どうやらそういう風なことは無さそうである。

 

「そこまでアウェイだと思いますか?」

「可能性は無きにしもあらずだろ。ただベストパフォーマンスを求めるならば、そういうのは排除してもらいたいな」

 

 刹晶院の言葉にそう返しながらも、もはや賽は投げられた。ルビコンを引き返すことなど出来ないのだから……。

 そうして大型のバス数台──―横浜から出発したチームエルメロイの集団は、一高に少しだけ遅れるも、何事もなく会場入りするのであった。

 会場入りした後には、搬出作業及び宿泊の部屋割りの確認。そしてどういうスケジュールであるかの再確認──―懇親会が何時からであるかなどを全員に通知してから、「てんでんこ」で行動開始となる。

 去年は色々と四人ほどで歩いた道。今年は──。

 

「まぁホテルなんて、どこもこんな感じだよなぁ。フォーマルな国際様式は洋風って分かってるけど、ただアタシとしては、風情ある旅館──畳の匂いと裏にある川のせせらぎとかも、味わってみたかったな」

「モワオスィ! モードレッドに同感です──―が、そういうのは刹那と旅行に行った際に楽しむとしましょう」

 

 その機会が訪れるかどうかはわからないけど、などと野暮なことは言わないが……英仏の美少女2人と共に刹那は部屋に入っているのだった。

 

「ふむ。そういうのもいいのだろうな。だが、我が夫を誑かす所業は許せん。フランクの聖処女よ。その想いは胸に秘めておけ」

()ですー♪ とはいえ、モルガン陛下にはお世話になっちゃうわけですから、ここはお口にチャックノリスしておきましょう」

 そんなわけで……2人が泊まる部屋に入り、戸を閉めてから走査に走る。

 

「──」

 人間では発声出来ない圧縮された呪文(スペル)を放つモルガン。魔術的な『仕掛け』を探すべく、解き放たれたそれは──。

 

「……大丈夫だ。現代魔法及び古式、はたまた魔術的な『盗賊術』(シーフマギ)の類は見受けられない」

「遠くの方からも見られないように、Anfang──―」

 

 遠隔視に対する対策を窓際に仕掛けて、機械的なピーピングに対することは、先程からレティとモードレッドが機器を使って徹底的に行い、全ては滞りなく行われた。

 

「やれやれ。セレブと一緒だと、色々とやらざるを得ないな」

「申し訳ないですねレッド」

「まぁナーバスになりすぎかもしれないがな」

 

 実際、その手のピーピンググッズなどの類は発見されなかった。そもそも、ここが軍関係者の宿泊施設だけに、そういった風な対策はいつでも取っているのかもしれない。

 そんな風に考えてから、今回の九校戦は混沌しすぎている。その一因となっている自分が、アレコレ言うなど本末転倒だが……。

 

「他の連中も見てくる。懇親会までは時間があるが、あまり羽目をはずすなよ」

「誰にモノ言ってんだよ♪ とはいえ、各校の剣自慢な連中と戦う機会でもあるんだよな……」

 

 こちらの言葉に反論しておきながら、ウォーモンガーな面を見せるモードレッドに対して、少しだけ不安ながらも、もう一方の委員長型ウォーモンガーに抑えを頼んでから部屋を出る。

 

「──何かの長というのは大変なものですね」

「俺には合わない。王様なんてなるもんじゃないな」

 他の連中はどうだか分からないが、モルちゃんに返してから、歩みを進めようとした所に──―。

 

「「──────」」

 

 どこから現れたか分からないほどに唐突な登場を果たす三高の生徒。女子だ。それが──―明らかにこちらを見ていた。

 短髪の髪、されど前髪のボリュームはあるようで、半分メカクレ状態だ。

 左側の眼だけを見せている彼女は、真一文字に結んだ唇のままにこちらを見ている。少しだけ俯きがちの伏せた顔。

 その灰色の眼は……何だか遠くを見ているようで、実は近くを見ている。矛盾した表現だが、そうとしか言えない彼女は、こちらとすれ違う形で廊下を進むようだ。

 

 緊張の一瞬……すれ違った際に。

 

贋作者(faker)の息子……気にくわないな、あなた──―」

 

 そんな悪罵を投げつけられて──―。

 振り返ると、既に名も知れぬ彼女はいなかった。

 

「なんとも複雑な娘ばかりが我が夫に絡む。これではアンジェリーナの心が休まるときが無かろう」

「……モルちゃんは、リーナには優しいよね」

 

 妙な話ではあるが、モルガンはリーナには若干優しい。本人曰く「窮屈な生き方をしている娘には、少々言ってやりたい」とのこと。

 その心の根源は分からないが……。

 

「ただ先程の娘、どうやらモードレッドや私に似て非なるものとでも言うべき存在だ」

「英霊の魂が憑依しているのか?」

「流石に察したかマスター」

「これでもそういうのに縁が深い人間なので、ただソレ以上に……何だろうな」

 

 妙な気持ちではあるが、オヤジ=衛宮士郎に似たものも感じた。

 そんなことは無いはずなのに……。

 

「まぁどっかで何か関わりがあるんだろうさ」

 面倒な話ではあるが、その女子が美少女であることは、間違いなく刹那をトラブルに巻き込むことは間違いなかった。

 だが、彼女に一番に反応したのは──―我が校の教師2人であり……彼女──―「光主タチエ」を混乱させてしまう。

 そうして開幕前夜の懇親会という名のパーティーは始まる。

 ・

 ・

 ・

 一年生はともかくとして、上級生であり経験者の大半は緊張しないものだが……少々、事情が違うのが我がチームの事情であった。

 経験者が殆どいないので、どうしても緊張する面子は多い。

 紅白の制服。そして、腕にあるレインボーダイヤという架空の宝石をオクタゴンカットした紋章は、目立ちに目立っていたが──―。

 

「やっぱりこれいいですね! 白地に赤の縁取りは、正しくカブキにおける「熱血漢」(二枚目)の隈取りですから!!」

「正しく我々こそが悪漢調伏。御霊会を生業とする……ヒーローになる時ですね」

 

 存外、好評のようで良かったとは思っておく。

 

「そんな深い思惑があったわけじゃない。というか、そっちはダ・ヴィンチちゃんにお任せしていたんだが」

 しかし、オーダーの段階で、「とにかく他校と被らず、されど浮きすぎず──―そう。2人目のレッドレンジャーのように!!」などとは言っておいた。

 

「おおっ! つまりアタシ達はタイムファイヤー!」

「カブトライジャーもいるわよ!」

 

 モードレッドの言葉はともかくリーナの方は、あれは厳密には臙脂色だと野暮なことを言わずに会場入りを──―。

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ! いざとなると緊張する!!」

 

 ──しようとしたところで、相津が制止をしてきた。九校戦初参加、そして一高(自校)ではなく、はぐれものの中のはぐれものな集団からの参加なのだ。

 色々と考えたり想う所があるのだろうが……。

 

「ここで、まごついてご飯が食えないのもアレだ。斎藤。相津の腕に抱きつけ!」

 

「サーイエッサー!」

 

「ぎょわ──!! ハニートラップで緊張感が無くなる──!?」

 あっさりと斎藤弥生が相津の腕に組み付いた。そうすると悲鳴をあげるようにしながらも、プレッシャーは別のことに置き換えられているのを見てから──―。

 

「いざ行かん! 決戦の地に!!」

「「「「オープン・ザ・ドア!!!」」」」

 後ろにいたチームメイトの言葉に応じて、チーム・エルメロイのキャプテンである刹那は、扉を開けて懇親会の会場に入り込むのであった。

 

 現れた面子の姿を見た瞬間に、先に入っていた全員が緊張を果たす。

 何故ならば、その集団の先頭にいる遠坂刹那。

 はぐれもの、あぶれもの達とあだ名されたものたちを率いるその姿だけで、気圧されたのだ。

 魔道元帥。その呼び名を襲名するに値するものを感じてしまう。

 

(他の連中とて、横浜に集まる前には自校で授業なり、色々とあって見ていたのだが……)

 

 流石に敵に塩を送るように練習風景を見せることはしなかっただけに、積極的な対面はお互いに避けていたが──―。

 はっきり言おう。選抜された連中全員がとんでもないジャンプアップをしている。

 見ただけでそんなこと分かるわけがない。別に誰かが「妖力計測機」でも持っているわけではないのだが……。

 だが分かるのだ。こいつらは……あぶれものに非ざるもの達だ。

 入ってきて、懇親会のメインたる会話なり食事に入るのだが……。

 

「僕と戦うため、いや──―九校全てを下すために仕上げてきましたね。マスター・刹那」

「まぁな。折角戦うならば、全員を万全以上に仕上げるのが礼儀ってもんだろ?」

 

 早速も話しかけるのは九島光宣。先程までは達也と話していたが、ここに来て刹那への会話を優先したようだ。

 だが、それは達也も同様ではある。少しだけ遅れるも刹那を探る。

 

「ついに始まるわけか。魔宝使いであるお前との戦いが……」

「ただの魔法競技大会だろ。名家は色々と重圧があるんだろうが、あんまり堅苦しく考えると動きが鈍くなるぜ」

「肝に銘じておこう」

 

 そうは言うが、刹那と戦うことに緊張をしない人間がいないわけがない。

 同世代としては、抜きん出ている。何より勝ちたいと願うだけのものがあるのだ。

 

「だが「世界なんて自分のものだ」と傲岸に言うお前に、土を着けてみたいのさ」

「楽しみにしておくよ。達也」

 

 今回、自分が完全に裏方なだけに、達也としては悔しい想いがある。

 だが、それでもその言葉を吐かなければ、どうしても負けても「悔しい」とも思えそうになかったのだ。

 

「アルビオン以来だな。刹那」

 話相手は再び代わる。あちこちから黄色い声が噴水のように沸き起こる、王子様の登場であった。

 

「そうだな。まぁ変わりないならばお互いいいんじゃない将輝」

 一条将輝という魔法師界のプリンスを前にしても、この胆力。

 刹那も魔術師以前から九州の大友氏に仕えていた武士の人間なだけに、新興の貴族という見方なのかもしれない。(達也見立て)

 

「気負いなど全く無い。その余裕たっぷりのツラを俺とジョージの秘術でゆがまs『セルナァアア!!!』い、いかん!! 対エクレア封印術式が解かれた!!!!」

 

 カッコいい決め台詞を言おうとした瞬間に入る、とんでもない割り込み。この懇親会会場における、最大級のアンチジュエルが解き放たれたのだ。

 先乗りして、その様子を見ていた達也だけに『何やってんだこいつら』と呆れ半分、面白さ半分で見ていたのだが。

 いざ解き放たれると──。

 

(どうする刹那!?)

 対処は刹那任せになるのだった。

 

「──久しぶりだな。愛梨」

「はい。お久しぶりです。以前に見たときより男前度が上がって、私の胸がドキドキしちゃいます」

 

 お世辞抜きで一色愛梨(真っ赤っか)は言っているのだろうが、刹那が笑みを浮かべながらそんな挨拶をしただけでその進撃が急停止する。

 その事実に皆が色々と思ったりもする。 

 

「そうかね? 正直実感が沸かないな。君の上がった魅力に比べれば何も変わんないと想うけど」

 ナチュラルなタラシワードなのか、はたまた繕った言動なのか──―どちらかは分からないが。

「もう! セルナってば口が上手いんですから!!」

 どっちであっても一色愛梨にとっては嬉しいわけで、どうでも良かったわけだ。

 

 そうしていると──。

「はいはい! 敵方のチームの大将とあんまり馴れ馴れしくしないように!! 遠坂君もあんまりウチの女子エースを絆さないでよ」

 

 一色家の分家筋である女子が、無理やり引っ剥がすように愛梨と刹那の距離を離してくる。

 何となく様々な筋から伝えられる情報から、この2人が上手くいっていないことを悟っていた刹那は──。

 

「悪かったよ。ただ、俺だって知り合いの女子で話しかけてきた子に、あんまり素気ないことも出来ないんだが」

 

 ──それでも三高のチームの和に亀裂を産まないように、されど愛梨の心を安堵させるべく言葉を尽くしたのだが……。

 

「それでも、節度を保って」

 一色翠子の簡潔な言葉だが、女ったらしが、と無言で刹那を蛇蝎のごとく示す態度に噛み付くのは、同じく女子であった。

 

「ソモソモ、ソッチのハーフフラ女が悪いと想うんダケド、金沢女子はナンダ!? ヒトの(ダーリン)色目を使う(ヒットオン)する趣味でもあるノ!?」

 流石にリーナもその発言の裏を読んで噛みついたりするのだが。

 

「いじっかしいじ!! あんたが、あてがいなことばっかやっとるから、こーなるんよ! 自分の男ならしっかりしばってしまっし!」

 金沢弁丸出しの勢いある言葉で反論されるとは思っていなかったようだ。

 

「翠子!!! ちょっと抑えろ!!!」

 それは金沢弁の方か、それとも態度の方なのかは分からないが、それでも一条将輝の言葉で少しだけ収まる一色翠子……。

 三高陣営、特に三年生が集まるところに一度だけ戻る2人を見送ってから眼を閉じ、手を立てて謝罪するのだった。

 

 今年の九校戦も懇親会から波乱を起こしてしまったことに感謝していると──―。

 

『マシュ!? マシュじゃないのか!!!???』

 パーティー会場の一角では三高の女子──―あの失礼なことを言っていた子が、感性のダ・ヴィンチ、理屈のロマンという一高の名物教師2人に絡まれている(?)のであった。

 波乱はまだまだ収まりそうにない……。

 

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