魔法科高校の魔宝使い ~the kaleidoscope~   作:無淵玄白

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第50話『九校戦――前半戦終了、そして新星へ』

 真っ赤な着物を纏って灼熱の戦場に再び降り立った戦乙女の攻撃は同輩たちを相手にした時よりも凄烈に、そして鮮烈に飛ぶ斬撃を飛ばしていく。

 

 離れた位置にある氷柱を崩そうと魔力の風を叩きつけていく。微動だにしないわけではない。しかし千代田を相手にした時と同じく、中々に倒れない。

 

 その間にも、相手は合金で精緻に作り上げられた光り輝く鳥を飛ばしてレーザービームで攻撃してくる。光り輝く鳥は相手の使い魔。その姿は千差万別。

 

 こちらのちゃちな強化など諸ともしないだろうが……同じく『鳥』による強化をされた氷柱は、持ちこたえてくれている。

 

 

『我慢比べしながらの速攻です。壬生先輩の魔法力では、やはり氷柱を維持し続けるのは難しい―――しかし、限られた時間だけ―――『絶対の盾』で持ちこたえている間に、相手の『一穴』に突け込む―――』

 

『その時間が過ぎれば―――『魔法は解けるのね?』……』

 

 シンデレラの時間の如く―――用立てた千鳥という生ける防具による強化は終わる。そう告げて、『ウールヴヘジン』作りの錬金術をマスターしていないことを申し訳なく思う後輩をおかしく思うのだった。

 ここまでやれて『十分』などと思う所が無い。才能の有無ではなく、やれることをとことんまでやろうと思う。その気概―――狂気にも似た一端は見習うべきだ。

 

(劣っているならかき集めろ……至らないなら振り絞れ…魂を研ぎ澄ませ―――駆け抜けろ。極限の一瞬を……)

 

 創作上のキャラとは言え非才の剣客、凡夫の剣士の言を思い出して、魔力のイメージを一段階上に上げる――――穏やかなる湖面、天上より一粒の雨粒―――真っ直ぐに落ちたそれが湖面に波紋を残して、波紋のイメージが、紗耶香の魔法である『共鳴の震動破壊』に重なり、振るった剣の不可視の衝撃が、イリヤ・リズの氷柱の一つを粉々に砕いた。

 

(まだよ!!)

 

 思うと同時の連撃。振り下ろしの後の振り上げ、連続で後ろにあった氷柱を砕く。ばきゃっ!! 轟音を響かせながら、砕け散る氷柱、ここまでパーフェクトを続けていたイリヤ・リズの表情に陰りが奔った。

 響く歓声と悲鳴のような声のファンファーレの中、イリヤ・リズ……リズリーリエは―――『笑った』。

 

『空気打ちのフォルテの技をここまで―――面白いわ。ならば―――』

 

 

 リズの言葉を聞いたわけではないが、縛っていた髪を解き、衣装の『エレメント』(属性)が変わったことに気付いた何人か―――炎と風の力を顕現させたリズの本気―――半ば、防御をかなぐり捨てて、圧倒的な干渉力で相手の魔法をねじ伏せながらのラッシュの中でも……壬生は勝負を諦めず『雷』も含んだ気圧撃ち―――。

 

 大気を圧縮して作った『プラズマボール』を叩き付けて―――一本を倒した時点でブザーが鳴り響き、壬生紗耶香の敗北が決まるのであった。

 

 

 

 † † † †

 

 

 少しだけ気鬱を残した会議室。ここに九校戦の一高スタッフが集まるのは何度目だか―――、その都度色々と陰鬱な話題になってしまうのを変えたくて、刹那は一計を案じた。

 

 

「本戦三日目までの日程は殆ど消化された。みんなの慰労をしたいと思いつつも、話し合うことも多い。食いながらでいいから――――各々、言うべきことを言え。まずは市原からだ」

 

「はい―――今日の結果、男子ピラーズの一位と三位取得、女子ピラーズの二位獲得で、現状の上では我々はトップを走っています。おめでとうございます。会頭、辰巳君、壬生さん」

 

「あ、ありがとうございます市原先輩……」

 

 

 クールだがドライではない鈴音先輩の言葉に恐縮する壬生先輩。

 今回は千代田先輩の星のめぐりが悪かった分。新星である壬生先輩に運があったようである。

 

 決勝においては、やはり圧倒的な勝利で一位をとったイリヤ・リズであったが、不倒不沈不燃を貫いていた自陣の氷柱を、壬生紗耶香の強化された『空気打ち』『気圧撃ち』で、三本は倒されたことは敢闘どころか善戦といってもいいほどだ。

 

 とはいえ、そんな決勝に上がれた壬生の準決勝の相手に千代田花音という『魔法師』で勝てたかどうかは微妙ではあるが、ともあれ、気恥ずかしさを隠す為か食事を再開する壬生先輩。

 そして鈴音先輩も早く食事を再開したい思いだが、報告事項があるので、それを読みあげなければならない。何だか書記役を今は、外したい気分なのかもしれない。

 

 

「ですが、女子バトル・ボードでの渡辺委員長の三位は響きました―――一位を取った三高、二位を取った七高とで、若干迫られた形です」

 

「摩利がいない時になんだけど、ここは――――計算が狂っちゃったわね。刹那君、あとで『これ』摩利にも食べさせられる?」

 

「大目に切っておいたので、茹でて後はタレはご自由に―――と言った感じなので、渡辺先輩が、どれがいいのかですね」

 

「渡辺は『かけ』でも『もり』でも、『ざる』でもイケる口だ。あとは病院に持っていく七草の女子力次第だな」

 

「さ、流石にゆで時間の厳守と湯きりぐらいは私にだって出来るわよ!」

 

 

 そうからかうように言いながらも、会頭は山盛りのざるそばをタレにつけてすすっていく。

 

 結構、大目に作った方だが、みんなの胃袋に簡単に収まりそうで何よりです。

 と無言で思いながら、現状確認と選手慰労のためだけではあるまいと察しておく。察しておきながらも、沢木先輩と辰巳先輩が、おかわり『かき揚天ぷら』の所有権を懸けて目線をぶつけていた。

 

 仕方なしに、追加を作ろうかと思った刹那を手でとどめてから、一人の女子が辰巳先輩に声を掛けた。

 

「鋼太郎、私のあげるからそれは沢木君にあげなよ」

 

「亜実はいいのかよ?」

 

「今日は、五位で終わっちゃったからね。ピラーズで三位取ったご褒美と思っていいよ」

 

「半分だ。五位だって立派な記録だろ。卑下すんなよ」

 

 

 弟の方とは色々と因縁ある五十嵐亜実先輩と辰巳鋼太郎先輩の幼なじみ同士の若干甘い会話に『久々の砂糖臭』を感じる。誰か咳払いでもすればいいのだが、そいつは『野暮天』すぎた。

 

 ともあれ、バトル・ボードの女子と男子は若干―――低調に終わった。とはいえ入賞がないわけではないので、そこまでではないのだが……、やはり思う所はあるのだろう。

 

 

「しかし、美味しいわね。この『おそば』―――刹那君って和食は苦手だったんじゃないの?」

 

「流石に蕎麦は、四苦八苦しましたが―――まぁ麺類の基本を生かして、それでも不足した技術を補うために、『富士山』を生かして作らせてもらいましたよ」

 

 

 富士山を活かすと言う言葉に誰もが疑問符を持つも、中条あずさの近くに居た服部先輩が、つゆを啜ったことで気付いた。

 なかなかに舌が鋭敏な人間である。

 

「察するに、富士の湧水を使ったのか……」

 

「水道水も美味しいんですけどね。もう少し上の源泉を使わせてもらいました―――『素材』でなんとかかんとか、美味しく作れたってところですね」

 

 

 ボード二位の服部先輩は、かけに山芋を乗せた『とろろそば』を食べていた。盛大に啜りこんで、食べてくれるのはいいが、詰まらせないか少し心配である。

 そんな服部先輩の言に返しながら、その心は―――。と言わんばかりに―――全員の視線が集まる。

 

 

「食事も「水物」ならば、勝負も「水物」どう『流れる』かなんて、本当に分かりませんよ」

 

「洒落が利いた男だ。そう―――だからこそ、我々は不測の事態に備える。例え予測が立てられなかったもの(みずもの)だとしても、やるべきことをやるべきなのだ」

 

 

 会頭の微笑。そして少しばかり真剣な声音で語り始めて―――それでも箸は止まらず、蕎麦を食うのであった。親分が気に入ったようで何よりである。

 

 そして本題に入る。三日目までの本戦競技が終わり、前半のヤマと言われているものを超えた所で、様々な想定外の中で、マイナスの想定外に関して話が飛ぶ。

 

 

「まずはロマン先生に聞いてみましょう。現場のロマン先生、そちらは、どうですか―――?」

 

『はい。裾野病院のロマンでーす♪ などと一応、アホみたいに返しておいたが―――聞きたい事は理解しているよ。渡辺の大怪我の原因は一種の『パラライズ』弾を撃ち込まれていたからで、首から摘出された異物は、ニードル弾で間違いないね』

 

 

 電子端末を操って電子スクリーンに責任教師であり、医療スタッフとしてのチーフであるいつもの栗毛教師が映って最初は少しおどけていたが、一転して真面目に語り始める……届けておいた天ざるを啜りながらであるが……。

 

 片手間に渡辺先輩から摘出されたという金色の針―――三十本以上もある……痛まし過ぎるぐらいに『長い』凶悪な針が刺さっていたのだと分かるものを表示してみせた。

 

 食い終わったらしく蕎麦湯を飲みながらも、そのニードル弾は、どういうものかをロマン先生は説明してくれた。

 

 

『使われたのは新ソ連製の『バラライカ32』―――この銃は短銃身で射程も短い。いわゆる『ゾルゲ』なんかが使う暗殺道具だといってもいい、人ごみの中で接近した相手(ターゲット)に、遅行性の毒物を撃ちこむタイプだ……解毒しておいたのは正解だね。アンジェリーナ、刹那』

 

 言いながら、様々な物品を見せて凶器を示すロマン先生もあまり良い表情ではない。言いながら、最後の言葉で―――それが無ければ『どうなった』かは分からないとしてきた。

 

『渡辺に撃ちこまれた毒物は、『バトラコトキシン』を希釈したもの。本来ならば即効性の毒のはずだが、希釈した上で―――揮発作用ももたせれば、『後々』には何が使われたのかは分からない―――そういうものだ』

 

 

 全員に沈黙が降りる。予想外の渡辺先輩に撃ちこまれたもの―――下手人は何者なんだ。とか。何で新ソ連の武器が、とか。様々な議論にすらならない無責任な会話がされる。

 

 バトラコトキシンと言えば南米の原住民たちが即効性の矢毒として用いる『毒ガエル』から取れるものだが、魔術世界ではもう少し違う意味を持つ。

 

 矢毒と言えば、ドルイドにして反逆者。名も無き英雄『ロビンフッド』の『イー・バウ』が有名であり、矢毒を用いた攻撃というのは、即ち圧倒的大軍に対する『宣戦布告』なのだ。

 

 

 同じく南米の入植者たちも、原住民たちのこの矢毒に悉くやられた。確かに火薬兵器は大変にとんでもないが、それでも銃器を機敏に扱うには重い防具など着けられないのだから……。

 

(騎兵隊の到着だ! と同時に矢毒を射掛ける……そんなこともありえるか)

 

 ただ渡辺先輩に撃ちこまれた金の針は、それ以上であった。ともあれ、手術は成功して解毒も完璧、後遺症も無いだろうが……。

 

 

『起き上がった渡辺だが、蕎麦喰いたいと言っているのは容認するが、医者として九日目のミラージ・バット出場は容認できない。どんな症状が出たかは、みんな見ているね?』

 

 

 画面の向こうのロマン先生の言葉に全員がバトル・ボード女子決勝の様子を思い出す。

 

 

 決勝戦―――有体に言えば激しいデッドヒートが繰り広げられた戦いであった。

 

 戦いの前に何故か三高の三年生 水尾佐保というデコを広げたカチューシャの女子がやってきて『いやー、まさか決勝に来れるとはね。一色が色々と迷惑掛けたみたいだけど、手加減はしないからね。遠坂君』

 

 俺じゃなくて渡辺先輩に言ってほしいと思うも、水尾先輩はエレメンツの一人であるが、力が弱まってしまったらしくて『数字落ち』も同然であったところに……俺のレッスンということであった。

 

 会う気は無いし、あっちも自分なんて覚えていない。と言う水尾先輩の用件は本当に俺に対してだけであり、それだけ言うと一色たちのもとに帰っていったのを思い出してから再びデッドヒートを思い出す。

 

 

 一高、三高、七高―――有力選手それぞれが前に出ようと有利なコース取りを行うたびにぶつかり合い弾きあい、そこからのコントロールを崩し、安定させたり……戦闘機の飛行技術、レーシングカーテクニックの極み『テクニカルキル』(技術的強制退場)を思わせる劇が繰り広げられる。

 

 本来ならばポールポジションの七高をチェックすべき五十嵐先輩も、予選落ちした小早川先輩がいないことを恨むように、そのクラッシュの応酬に巻き込まれないようにするだけで精一杯だった。

 

 いつか『爆発』するんじゃないかと忍耐とかを強制させられた部活の先輩を見る雫と光井。姉の晴れ舞台を見ていた五十嵐鷹輔とが見守る中でアクシデントが起こった。

 

 

 明確な兆候があったわけではない。本当に―――最終ラップである三週目の水路残り400mといったところで、先んじてトップを走っていた渡辺摩利が、『痙攣』を起こして―――ボードが不安定になっていった。

 

 何があったかは分からないが、それでもそのアクシデントに合わせてスパートを掛けた三高と七高が飛び出して、渡辺先輩が、後続に揉みくちゃにされるように巻き込まれる前に気合い一喝。

 

 吼えて―――『獅子吼』というほどに吼えたことで―――ボードを加速させた。

 刹那にも達也にも分からなかったが、千葉道場に伝わる奥義なのだろうと思わせるものを発動させた摩利先輩は、首、腕から血を流して水路に紅を刻みながらも、トップ争いをする二者に追いつかんと迫る。

 

『渡辺……! ここで終わらないでよ!! アンタ!! アタシの義姉になろうってんならば!! ここで終わるんじゃないわよ!!!』

 

 上から目線の何だか、変な感じもするが、意地っ張りなエリカなりの激励なのだと気付きながらも、もはや技術ではなく体力と気力の戦い。

 

 それぞれの高校―――五者が横一列で『チェッカーフラッグ』を目指して、息せききってボードで水上を走り出す様子は、穏やかなる海の神『ネレウス』『ポセイドン』も仰天の様子であろう。

 

 マーメイドたちの『チェッカーは譲れない』という表情が、どこまでも輝き、水飛沫を切りながらも、決着の時は訪れて―――。ゴールした瞬間にフラッグが振られた後のビデオ判定の結果―――。

 

 誰もが電子掲示の大盤の表示に眼をやる。誰が―――マーメイドクイーンであるかの……裁定は―――。

 

 三高が一位、七高が二位、一高は三位……四位に七高、五位に一高といった塩梅―――だが、その時には刹那たちは、渡辺先輩の救助の準備に入っており―――後ろから蛇行で来たのを受け止めた三高の水尾先輩が叫んで呼び掛ける様子、流れ出る血液の量に意識が無い事を悟った時には、『救命』の為に係員たちの制止も振り切ってレース場に飛び込んでいた……。

 

 

「本当に助かったわよ……水尾さんも叫んで意識を取り戻そうとしてくれたから、今があるわ―――けれどミラージは棄権なんですね?」

 

『医者の判断を疑うのは患者の権利だが、医者の言を全て間違いだと思われるのは、職業差別だね。僕の見立てで心配ならば、他の医者の判断も聞いてくれよ』

 

「いいえ、そこは信頼しています。あとで摩利に蕎麦を届けにいきますので、待っているよう言ってください」

 

『助かる。怪我人で病人なんだから、もう少し大人しくしてればいいのに……まぁそんな渡辺も不気味かな』

 

 

 ロマン先生に男子一同頷き、女子陣からは渡辺摩利を何だと思っているんだ。という目をされる。画面からロマン先生が消え去ったことで、下手人の探索はともあれ、渡辺先輩の病状と今後の競技種目参加は絶望された。

 

 

「アシュラマンの顔一つが欠けると危険ですね」

 

「ああ、アシュラバスターを掛けられない―――まぁそういうことだ。急遽渡辺に代わって『本戦』のミラージに出場する選手を我々は選出しなければならない……自薦・他薦あるだろうが―――その前に俺たちの考えをお前たちに伝えたい」

 

 

 三巨頭という阿修羅像の如き内の二つが出した結論。それは、幾らか新人戦でのポイントゲットを犠牲にしてでも本戦でのポイントゲットを優先させるということ。

 

「ミラージは、魔法競技種目の中でも相応の練習をしていなければ、中々に難儀する競技だ。そして我々―――二、三年には渡辺の補欠というべき人材が存在していない」

 

 前置きした上で会頭が語った言葉で、一年生は察する。成程と思うと同時に、それを二、三年は納得するのだろうか……。それは、名指しされるだろう人間も持っていた。

 

 

「司波深雪さん。貴女には、摩利の代役として本戦のミラージに出てもらいます。本当ならば、リーナさんも出てほしいのだけど……」

 

「いいですよ。ワタシに気を遣わなくても、『飛ぶ』のに『twenty』は、あまりにも大仰ですから―――それと『そっちに出る』と分かっていても、ワタシは、クラウドで叩きのめしたい相手がいるので♪」

 

「お、おう……なんと闘志に溢れたルーキーズ! 頼もし過ぎて、何だか怖すぎるわ!!」

 

 

 何を今さら。前半で手を振って苦笑したリーナだが、後半では掌で拳を叩いて言うリーナの背後に蒼い炎が吹きあがる。

 

 やる気あり過ぎて一色を相手に血の雨が振るのではないかと思ってしまう。

 

 ともあれ、異論は殆ど出ず深雪も了承したことで、種目変更があったのは、彼女だけということで落ち着いた……。

 

 

 しかし、一高陣営はまだ気付いていなかった。自分達がそうやって奸智に長けて行う一方で大会関係者によるレギュレーション変更もありえるのだと……。

 

 

 本来ならば、日本の各地方で、それぞれの『陣地』を守護すべき十の師族の何人かがやってきて、進言と言う名の『強制力』を発揮する……。

 

 

「あら、刹那さんは、モノリスに出られないのね?」

 

 

 どこからか選手登録されたスケジュール表とオーダー表を手に入れた『女』の、稚気溢れる言葉で、自分の師匠と自分の息子、娘を見に来た同輩を動かして前例の無いモノリスが行われることになるのであった……。

 

 


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